巌窟王 モンテ・クリスト
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アヴェンジャー | |
---|---|
真名 | 巌窟王 モンテ・クリスト |
読み | がんくつおう - |
異名 | 決意の巌窟王 |
性別 | 男性 |
身長 | 185cm |
体重 | 75kg |
好きな物 | この霊基にあってはいよいよ無意味 |
苦手な物 | 怨念、憎悪 |
出典 | デュマ著『モンテ・クリスト伯』? |
地域 | フランス |
属性 | 混沌・悪 |
副属性 | 地 |
一人称 | 俺・オレ[注 1]/私 |
二人称 | お前 |
声優 | 島﨑信長 |
デザイン |
兔ろうと つつむだつつむ(第一再臨の武器) |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』に登場。
- 巌窟王 エドモン・ダンテスが自ら作成した特異点『不可逆廃棄孔 イド』へ主人公 (Grand Order)を誘った際、カルデアの巌窟王と廃棄孔の巌窟王が二者合一してこの「決意の巌窟王」と主人公の道のりを案じる「未練の巌窟王」に分裂。
- 「決意の巌窟王」である巌窟王 モンテ・クリストは主人公に責務を果たさせるため、先の特異点で七つの試練を用意し、また主人公に復讐心を芽生えさせるために母と妹、真白キリエを自らの魂から生み出して主人公と共に過ごさせ、やがて殺害した。
- 物語内では主人公らがマリー・アントワネット〔オルタ〕を倒した際、最終三試練の幕開けを言祝ぐつもりで彼/彼女らの前に姿を現す。
- しかし「自らが主人公を疑似東京に呼び寄せて試練を課し、また母と妹とキリエを殺した存在である」と明かしたために平景清に襲われ、更に主人公に対し曖昧な態度であったためにジャンヌ・ダルク〔オルタ〕に攻撃されるも軽くいなし、最終三試練の幕開けを告げて霊体化し立ち去る。
- そして物語終盤、耀星のハサンに自身の宝具「待て、しかして希望せよ」を託し、自身は七つ目の試練として疑似東京における主人公宅の書斎、その奥にある廃棄孔で待ち構える。
- 主人公が廃棄孔の奥にたった一人で赴いた際は対話を行って最後には「南極へと至った際に何を成すか」と問い、「いま生きている者として戦う」と返されたために彼/彼女はやはり進むべきと判断し、改めて最後の試練として立ちはだかる。
- そして自身に勝利した主人公が現実世界へ帰る様子を見送り、廃棄孔にて待ち合わせをしていた他のアヴェンジャーたちと合流した際には「未練の巌窟王」と合体し元の巌窟王 エドモン・ダンテスに戻る。
- 「最終使徒・カリオストロ絶望伯」との交戦時にはダンテスにその影から引きずり出されて登場。
- ダンテス共々仕上げと称して他のアヴェンジャーたちと共にカリオストロを攻撃し、消滅させた。
- 人物
- カルデアに召喚された巌窟王と主人公の廃棄孔に流れ着いた監獄塔の巌窟王が「主人公に責務を果たさせるにあたり、黒幕が見知った顔では彼/彼女もやりにくかろう」という配慮で作成していた霊基。
- 基本的にエドモン・ダンテスとは同一存在であるため根柢は一緒だが、生前パリにて復讐を行っていたモンテ・クリスト伯に近しく、冷酷にして慈悲なき殺人者としての側面が強い。
- そのためか奏章Ⅱではあくまで冷酷に主人公へ試練を仕掛けて家族と隣人を殺害し、また彼/彼女に対し真っ向から問いを投げかけていた。
- 第一再臨では仮面を着けた赤い目の黒い紳士といった姿であるが、顔の左上は黒い虚のようになっており、左目は存在しない。奏章Ⅱでは仮面は両目を覆っているが、カルデアに召喚された後では左目のみの仮面を着けている。また左手は義手。[出 1]
- 第二再臨では生前復讐を行っていた際である『英霊伝承異聞 ~巌窟王 エドモン・ダンテス~』の姿に近しくなり、左目が健在となる。第三再臨では瞳の色に青が混じり、周囲に十四の石と思われる光を浮かばせ、怪人とも言うべき威容を備えた姿と化す。
- 能力
- 第一・第二再臨では巌窟王 エドモン・ダンテスと同じく青黒い怨念の炎を操るが、武器として剣も使用。主に怨念の炎を纏わせた抜剣を放つ。
- この剣については生前のいずこかで使用していたものだが、アレクサンドル・デュマ・ペールの書いた『モンテ・クリスト伯』には記載されていない。
- またコートや影を爪や棘に変化させて攻撃するといった方法でも戦闘を行う。
- 第三再臨ではビットのように周囲の光を飛ばす他、影を爪に変化させた上でエネルギーを纏わせて切り裂いたり、背後に生えた爪を自在に操ったり、黒或いは青い炎の渦を手から放つといった攻撃を行う。
- 全体的に白兵戦の能力が向上しており、また高い隠密性を有している。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アヴェンジャー | 主人公 (Grand Order) | B | B | A+ | B | ? | A | 復讐者:B+ 忘却補正:EX 自己回復(魔力):D |
鋼鉄の決意(炎):EX 巌窟王:C 十四の石:A |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 君よ、輝きの道を征け(パラディ・シャトー・ディフ)
- ランク:B++
種別:結界/試練宝具
レンジ:特殊
最大捕捉:1人 - 対象の魂と精神に対して七つの試練を与える。
- かつて、魔神王ゲーティア麾下の英霊としてカルデアのマスターを七日間捕らえた、監獄塔の巌窟王エドモン・ダンテスの第四宝具(真名は現在と異なる)。
- 巌窟王の精神は金城鉄壁にして難攻不落の城塞であり、同時に、命ある者の脱獄を許さない牢獄でもある。
- 範囲内の対象1名の精神内部に入り込み、掌握・侵食・同化することで、対象の魂と精神に試練を課すための亜種固有結界を構築する。
- カルデアに霊基登録された巌窟王は本宝具の所有を申告しておらず、真名解放することもなかったが……奏章Ⅱにあたっては、巌窟王モンテ・クリストの第一宝具として霊基に登録された。
- これによって再びマスターを捕らえ、彼は疑似東京を形作ることとなった。
- 真名解放のためには聖杯或いはそれに準じる強力な魔力リソースが必要となる。
- 『Grand Order』では基本的に真名解放は行われない。
- 星よ、輝きの道を征け(パラディ・シャトー・ディフ)
- ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:0~70
最大捕捉:1人 - 厳密には先述の第一宝具と同様の宝具だが、攻撃に使用した場合は性能が激変するため、例外的に別宝具として登録されている。
- 対象を瞬間的に自らの牢獄へと取り込んだ後、超高速移動により最接近。
- 黒炎を凝固させた複数の巨大爪で連続攻撃した後、すべての爪で強制拘束。魔力を暴走させることによって自らごと対象を爆裂させる。
- 最後の爆裂は威力甚大ではあるものの、本宝具の真価ではない。攻撃宝具としての本宝具の真価は命中性能にある。
- 精神の牢獄へ取り込まれ、逃げ場のなくなった相手への超高速接近(別霊基の宝具『虎よ、煌々と燃え盛れ』同様の超高速接近)。
- つまり―――因果レベルでの命中攻撃に肉薄する程の、無判定での命中確定自爆攻撃。
- これこそ、本宝具の真価である。
- 『Grand Order』では「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)+敵単体にスタン状態を付与(1ターン)&超強力な〔やけど〕特攻攻撃[Lv]<対象の〔やけど〕状態が多いほど対象に対して特攻威力アップ(最大10個)>&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+自身にやけど状態を付与(3ターン)【デメリット】」という効果のQuick宝具。
- 演出では第三再臨の姿に変化し、先に述べたように敵を爪で拘束(爪による攻撃は行わない)した後、左目に紫炎を纏ってそこから黒十字の光を放ちつつ爆裂攻撃を行う。その際の爆炎は大きな十字の光となって現れ、対象を灼き尽くす。
真名:巌窟王 モンテ・クリスト[編集 | ソースを編集]
- 世界最高の知名度を有する復讐者、巌窟王ことエドモン・ダンテス。その、有り得ざる別霊基。
- ある目的のために巌窟王が新たな霊基となった姿。
- 復讐者の概念とでも言うべき霊基で現界していた巌窟王 エドモン・ダンテスに比べると───本霊基は、かつてパリを舞台に復讐劇を繰り広げたモンテ・クリスト伯その人の在り方にやや近いという。
- 特に、武器を用いた戦闘スタイルは元霊基のそれと顕著に異なる。
- 巌窟王 モンテ・クリスト本人としては、あくまで“決別”のための霊基であったのだが―――
- 霊基を変えたことで、別途、カルデアの霊基グラフに情報が登録されてしまい、カルデア式召喚および現界が可能となってしまった。
- 誤算である。
- だが、いずれ遠からずこの霊基も消えゆく。
- 他のアヴェンジャーたちと同じように。
関連[編集 | ソースを編集]
- 未練の巌窟王
- カルデアと廃棄孔の巌窟王が合一した後、分裂し「決意の巌窟王」と共に誕生したもう一人の巌窟王。
- 形はエドモン・ダンテスそのままだが黒い影の姿をとっており、左目のみが赤く光っている。
- マスターの旅路の過酷さを案じており、マスターにやや甘い。そのため奏章Ⅱでは「決意の巌窟王」によるアヴェンジャーの簡易召喚の制限を取り払っていた。
- 疑似東京では主人公の影に潜み、令呪やジャンヌ・ダルク〔オルタ〕の魔力を用いて疑似東京にカルデアのアヴェンジャーたちを移動させていた。
- しかし巌窟王の縁と魔力だけでは彼らを呼び寄せるのに足りなかったため、『漆黒の存在』に助力を請いなんとか成立させていた状態だった。
- 彼が一貫して影の姿をとっていたのは漆黒の存在の加護があったためで、もう半分は魔力不足によるものである。
- 夜間の行動判定、および潜伏判定にプラス補正が入る。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて敵及びサポートNPCとして登場。
- 後に期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 主人公 (Grand Order)
- カルデアのマスター。
- 彼/彼女に試練を与えるにあたり、この霊基に変化した。
- 奏章Ⅱでは最後の試練として立ちはだかることとなる。
- アレッサンドロ・ディ・カリオストロ
- 生前の巌窟王と度々対決した男。
- 奏章Ⅱでは第四の試練として彼を配置していたが、その危険性も見抜いており対策を講じていた。
- 『不可逆廃棄孔 イド』を作成したのは、主人公の精神世界に悪性情報として巣食う彼を撃退するためでもあった。
- カルデアでは彼に対し「お互いに何も言うことは無い」としている。
- 耀星のハサン
- 奏章Ⅱでは彼にカリオストロの対策として宝具「待て、しかして希望せよ」を預けた。
- しかし預けたとはいえハサンはあくまで対象を指定するだけで、発動は自動で行われた。
- マリー・アントワネット〔オルタ〕
- 奏章Ⅱにおける第三の試練として選定したサーヴァント。
- 彼女がカリオストロにより裏切られた際は「未練の巌窟王」が救出し、後に主人公の手により再度現界させた。
- ブリトマート〔オルタ〕、冥獄天秤 ニトクリス〔オルタ〕、テオドリック〔オルタ〕、ラ・ベート・デュ・ジェヴォーダン
- 奏章Ⅱにおける試練として選定したサーヴァントたち。
- この内ブリトマートとニトクリスは生前に従者からその話を聞いており、テオドリックとジェヴォーダンは生前に討伐した相手である。
- ブーディカ
- 奏章Ⅱにおける試練としてアヴェンジャークラスの彼女を選定したものの、彼女の現界は完全に行われる前に主人公らによって阻止された。
- なお、彼女の話についても生前に従者から聞いていた。
- ナイチンゲール
- 彼女をメルセデスと呼ぶも、直後に本名であるフローレンス・ナイチンゲールと言い直したため驚かれていた。
- アビゲイル・ウィリアムズ
- 彼女に主人公の精神世界を任せたためか、それについての気持ちを再度確認するような言葉を掛けている。
- ファントム・オブ・ジ・オペラ
- 「お前とは……」と声を掛けようとしたものの、それを取りやめて構わないとした。
- ナポレオン
- 生前に縁があったフランス皇帝。
- カルデアに召喚された彼に対し、随分面白い在り方だと評している。
- 漆黒の存在
- 「未練の巌窟王」は彼に対して助力を請い、加護を与えられた。
- 彼曰く「先輩としちゃ、後輩に頼られると弱いよな」とのこと。
- 真白キリエ
- 自身の魂を用いて生み出した存在。
- 上記の母と妹の殺害現場に偶然遭遇したためか、警察に通報を行おうとしたところを殺害した。
名台詞[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 奏章Ⅱでは「ひび割れた男」と「揺らめく影」が会話をするシーンが登場するが、これは「決意の巌窟王」と「未練の巌窟王」の会話である。
- デザインを担当した兔ろうと氏によると、元の霊基である巌窟王 エドモン・ダンテスに寄せているとのこと。[出 1]
- 誤算によりカルデアにこの霊基が登録されてしまったが、彼はこれ以前にも疑似東京では主人公に試練を与える際「公共の交通機関を止めてしまい、主人公をお台場から自宅まで3時間も歩かせることとなった」という失敗をしている。
- 奏章Ⅱクリア後は一部のアヴェンジャーがマテリアルにおいて「LINK LOST」という表記になるのだが、モンテ・クリストのみは「LINK BAD」という表記に変わる。
- モンテ・クリストの実装当初はこの仕様は無かったものの、運営からは「フェイス画像が意図しない表示となっている不具合」が発生しているとして4月2日に修正が行われ、4月3日のアップデート後から「LINK BAD」表記が反映された。[出 2]
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- プレイヤーからの愛称は「イド」で登場したことから「イドモン」とか、奏章Ⅱにて主人公の父親という設定であったことから「パパモン」など。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 意図的に使い分けている節がある。