アルテラ (EXTELLA)

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セイバー
真名 アルテラ
外国語表記 Altera
本名 アッティラ・ザ・フン
性別 女性
身長 160cm
体重 48kg
特技 文明破壊
好きな物 潔癖なもの、誇り高いもの
苦手な物 汚いもの、話の長い男
天敵 ネロ、ヴェルバー01
属性 混沌・善
声優 能登麻美子
設定作成 奈須きのこ
イメージカラー ダークプラチナ
初登場作品 Fate/EXTELLA
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概要[編集 | ソースを編集]

Fate/EXTELLA』におけるアルテラ

略歴
ネロと玉藻の前の争いが終結した時に現れた第三勢力の主将であるセイバーのサーヴァント。
その実態は後述の巨神アルテラがムーンセルの中を破壊しつくさないように保有してるスキル「使い魔作成:EX」によって調整して作り出していたアバターであり、地上のアルテラを参考にしたものである。
このアバターを作り出すのに相当容量を割いたらしく、作成前には身長32mだった巨神アルテラのサイズは16mへと縮んでいる。
人物
パーソナリティとしては後述する巨神アルテラの『赤』の人格が強く出ている。しかし、根本としては同一人物である。
巨神アルテラが受け取った地上のアルテラの人生によると戦利品の財宝や金貨の山の中で寝るのが好きだったらしく、その影響を受けた巨神アルテラは自らの篭る石室をそのように仕立てるほど。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

巨神アルテラ[編集 | ソースを編集]

Fate/EXTELLA』に登場するアルテラの本体。

詳細は「巨神アルテラ」を参照。

セファール[編集 | ソースを編集]

ヴェルバーの尖兵としてのスキル「遊星の紋章」が発動してしまったアルテラの最終形態である巨人。

詳細は「セファール」を参照。

アルテラ・ラーヴァ[編集 | ソースを編集]

『EXTELLA』金詩篇最終章において、少女の姿として生まれ変わったアルテラ。セファールの幼生。

詳細は「アルテラ・ラーヴァ」を参照。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー 主人公 (EXTRA) B A A B A A+ 対魔力:B
騎乗:A
神性:B
軍略:B
天性の肉体:D
星の紋章:EX

宝具[編集 | ソースを編集]

軍神の剣(フォトン・レイ)
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~30
最大捕捉:200人
由来:献上され、愛剣としたマルスの剣。
「神の懲罰」、「神の鞭」と畏怖された武勇と恐怖が、軍神マルスの剣を得たとの逸話と合わさって生まれたと思われる世界を焼く大宝具。
長剣の剣状をしていながらどこか未来的な意匠を思わせる三色の光で構成された「刀身」は、地上に於ける「あらゆる存在」を破壊し得るという。
「刀身」を鞭のようにしならせる他、風、氷、炎を放つ。真名解放を行うことで「刀身」は虹の如き魔力光を放ち、流星の如き突進を持って敵陣を広範囲に渡って殲滅する。
真の力を解放した時、ランクと種別が上昇する。第二章で聖杯を取り込んだ際には対城宝具級の一撃を放っている。
また彼女の持つ剣は、かつてセファールが地球を蹂躙した際に、当時一番強い神であった戦神を破り、その戦利品として得た本物の「神の剣」。謂わば神造兵器のプロトタイプとも言える武具、或いは概念がこの軍神の剣である。戦利品としたことの影響は強く、現在のアルテラは鉄の棒であっても持てば軍神の剣に変わるほど深く結びついている。
取り込まれた神剣は因子としてバックアップにも受け継がれ、彼女の自我を構成する柱の一つとなった。これが英霊としての彼女の軍神好きの嗜好の正体であり、手にした物が何でも軍神の剣になってしまうという性質の原因でもある。
涙の星、軍神の剣(ティアードロップ・フォトン・レイ)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:900人
軍神の剣の真の力。
空中に魔法陣を展開、マルスと接続し、その力の一端である旭光を魔法陣より敵に照射する。
真名解放と同時にアルテラの指定した地点に対して、遥か上空から突き立てられる光の柱──衛星軌道上に仮想顕現した軍神マルスが振るう光の巨剣。太古の、戦闘の概念がカタチとなったモノ。真なる軍神の剣で広範囲を殲滅する衛星兵器と言うべき代物で、軍神の剣は攻撃座標を指定するためのポインターに過ぎない。直上から攻撃を行うという性質から拠点攻撃に適している。ロムルスによると、魔力そのものはアルテラのものを使用しているが、威力そのものはある意味で複合されており、軍神マルスが単身で振るうよりも細やか。
権能クラスの攻撃だが、その実態はかつてセファールによって蹂躙されたマルスの源流となった戦神などの神々が今もなおアルテラという存在に怒りを抱き続け、その怒りを放っているというもの。その攻撃は、ティアードロップ(落涙)の如く降り注ぐ。神の権能であるだけに破壊力・規模共に破格だが、神の光を制御する為の消耗と負荷は相応に大きく無闇に何度も使える宝具ではない。

使用技[編集 | ソースを編集]

Fate/EXTELLA LINK[編集 | ソースを編集]

凍てつく神の指
放射状に3本の氷のレーザーを発射する。
軍神の光
放射状に5つのエネルギー弾を発射する。
波濤の剣
前方へ素早く3連撃。
火神現象
軍神の力を解放、一定時間、剣に光を纏わせ、刀身を伸ばす。通常攻撃の攻撃範囲が広がる。
軍神の剣
光を纏い高速で突進。最後に薙ぎ払う。
風神の鞭
剣を前方へ突き出し刀身を高速回転させることで竜巻を発生させる。ヒットした敵をスタン状態にする。
虹の極光
超高速で連撃を放ち、空間を切り裂き爆発を起こす。

真名:アルテラ[編集 | ソースを編集]

五世紀に、匈奴の裔たるフンヌの一族によって発見―――サハラ砂漠にある数千年前の文明の遺跡から発掘された存在。フンヌにしてフンヌならざる暴風の王。
匈奴(フンヌ)の末裔、フン族の戦士にして大帝国を成した大王。純然たる「戦闘王」。
サーヴァントしての真名はアルテラだが、英雄としての本名はアッティラ・ザ・フン。東西ローマ帝国を滅ぼし、西アジアからロシア・東欧・ガリアにまで及ぶ広大な版図を制した大帝国を成した。
制御不能なまでに拡大していくフンヌの領土の実情など気にも止めずにただ破壊や蹂躙、侵略することにのみ徹し、戦場の武勲とは対照的に統治には成功せず、自身の死の後に帝国は急速に瓦解し消え果てた。
しかし、畏怖と恐怖を示す「アッティラ」の名は、近代、現代に至るまで人々に記憶されている。
彼女の正体はかつて地球を蹂躙した巨人、セファールが討たれ砂漠で力尽きた遺体が遺跡と化すほどに朽ちた後、遺体の中から発見されたセファールの頭脳体のバックアップ。
外見上は人間と同じ姿をしていた彼女はフン族達によって育てられ、セファールとしての記憶を失って「アッティラ」として己を人間と誤認したまま地上を駆け抜け生きた結果、人理に記録され英霊と化した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/EXTELLA
メインサーヴァントの一人。アルテラ陣営の将。
Fate/EXTELLA LINK
プレイアブルキャラクターの一人。プロローグにおいて、カール大帝に捕らわれるが……。
フェイト/育ステラ
第四話から登場。幼児化した女主人公の世話をしている。戦場へ向かう時レガリアに収まってもらおうとしたが嫌がられたので、抱っこ紐で妥協した。
Fate/Grand Order
明言されてはいないが、期間限定イベント『マンガで分かる合衆国開拓史』において、ポール・バニヤンの内的世界を見守っており、最後には彼女の願いに応えて顕現した事が示唆されている。

その他[編集 | ソースを編集]

さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~
『Fate/EXTELLA』とのコラボイベントで出張出演。陣営としては「蜀」に属する。
さすがに彼女のファッションは常識的な歴史モノ世界ではいろいろ問題だったようで、最初に遭遇した董卓兵と劉備双方から「盗賊に身ぐるみ剥がされた」と誤解された(後に異民族ということで納得してもらえたが)。
乖離性ミリオンアーサー
スクウェアエニックス開発のスマホゲーム。『Fate/EXTELLA』とのコラボイベントで出張した。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/EXTELLA[編集 | ソースを編集]

主人公 (EXTRA)
一万四千年も続いた孤独の中で初めて巨神アルテラ本人を偏見無しで見てくれた人間。周りにはアンチセルの使命として破壊をすると嘯いてるが、分裂してしまったためにいつ消滅してもおかしくない「肉体」の主人公を元に戻すという目的を秘めるようになった。
ネロ・クラウディウス玉藻の前
主人公と本来契約しているサーヴァント達。彼本来の契約であるために表には出さないが、嫉妬している。
アルキメデス
同じヴェルバーの尖兵として接触してきたが、不快で嫌っている。
エリザベート・バートリー
ヴェルバーの尖兵となった後に様々な方面から接触して問いかけを出してくる相手。結果的には彼女の干渉が大きく作用してヴェルバーからの解放のきっかけとなった。
ギルガメッシュ
勝手に現界して襲い掛かってきたトップ・サーヴァント。陣営の副官として居座るが、それとは別に神々との約定として一度だけ助力すると宣言している。
イスカンダル
アルテラを排除するためにムーンセルによって召喚されたトップ・サーヴァントの一人。打ち負かした後、陣営の一員として取り込む。後、彼の鮮烈な生き様と戦いぶりはアルテラの心を揺さぶる一助となった。
ジャンヌ・ダルク
アルテラを排除するためにムーンセルによって召喚されたトップ・サーヴァントの一人。打ち負かした後陣営の一員として取り込むが、アルテラの本質が悪ではないと知ったジャンヌは彼女を善き方向へ導こうとする。
軍神マルス
かつて「セファール」として先史文明を蹂躙した際に迎撃に現れた神の一人で、一騎討ちの末に討ち取った。当時戦った中では最も手強かったという。『軍神の剣』もこの戦いの戦利品として得たもの。
ナイチンゲール
白衣の衣装を作成する際、参考にした英霊。

Fate/EXTELLA LINK[編集 | ソースを編集]

シャルルマーニュ
「姉さん」と呼ばれる。血の繋がりはないが、生前の彼が古代遺跡に触れたことでアルテラの孤独を感じ取ったことから、あちらからは「姉」として認識されている。すなわちアルテラにとっては「弟」。
アルテラは、シャルルとカールの行く末を見届けることが「姉」としての使命であると捉えている。
また彼の方にも「会うことができた姉さんに顔向けできる騎士でありたい」という思いがあった。
カール大帝
「姉上」と呼ばれる。アルテラにとってのもうひとりの「弟」。アルテラは彼の呼び声を聞いて機動聖都へと赴いた。
月の世界で独りぼっちで戦い続ける彼に対しては、せめて「姉」として自分だけでも寄り添い守ってあげたいと考えており、第三ルートでは彼を守ろうとして主人公たちに戦いを挑んだ。
カルナ
大帝側のサーヴァント。機動聖都に滞在している時にジル・ド・レェに襲われかけたところを助けてもらう。
その際主人公たちへの言伝をお願いしたいと彼に頼み、彼はその後アルテラのメッセージをアルキメデスに託した。
大帝を守るために戦うと覚悟を決めた際には彼に護衛してもらったほか、彼はアルテラがシャルルたちの決着を見届ける際にも護衛を受け持った。
アルジュナ
主人公側のサーヴァント。大帝を守ると決意を固めた際、何らかの経緯で“天声同化”された彼からも護衛を受け、その後アルテラ、カルナと共に主人公陣営に戻った。機動聖都強襲作戦においてアルテラは彼と手分けして防衛砲台を破壊する任務をこなしており、また最終決戦時には再び彼の護衛を受けている。
ちなみにアルテラとアルジュナは宝具発動時のフィールド画面で多くのサーヴァントに共通使用の背景(金色に輝く立方体のようなものがある空間)は使用されておらず、代わりに遠くまで開けた荒野の背景が使用されている。また宝具の発動規模も衛星レベルと極めて広大であるという特徴もあるが、両者で性質は全く異なり、アルテラの方は「対城」カテゴリーであるのに対し彼の方は「対人」カテゴリーである。

生前[編集 | ソースを編集]

ヴェルバー01、ヴェルバー03
アンチセルとしての兄妹たち。アルテラはシンプルに力による蹂躙だが、他の2名は蹂躙の手段が異なるらしい。現在判明している二人目は魂の汚染が主要手段だと判明している。

その他[編集 | ソースを編集]

ポール・バニヤン
『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『マンガで分かる合衆国開拓史』にて、シナリオ終盤に彼女の呼びかけに答えて顕現した事が示唆されている。
劉備
『さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~』とのコラボイベントにて共演。同じ陣営に属する。
彼女曰く、「勝手についてきて、自分を導こうとする者」。
何かと文明を破壊しようと剣を振り回す彼女に若干引きつつも、手のかかる妹のように接し、危機に対しては率先して守ろうとする。
最後の方では彼女の側からも離れ難く感じている模様。
董卓
『さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~』とのコラボイベントにて共演。玉璽(レガリア)を巡って敵対する相手。
「異民族は知らない言葉で断末魔を上げるから面白い」という言葉に対して珍しく激昂。「この外道」と言いかけた。
傭兵アーサー
『乖離性ミリオンアーサー』とのコラボイベントにて共演。百万人のアーサー王候補の一人。
同じアーサー王候補の中にも「破壊しかできないから、仲間以外のすべてを破壊する事で守る」という理念の人物が居るのを知っていたために物騒な彼女に対しても嫌悪する事無くついてきたためか、そこそこ好印象を抱いている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/EXTELLA[編集 | ソースを編集]

軍神マルスと接続する。発射まで、二秒。『涙の星、軍神の剣ティアードロップ・フォトン・レイ』!」
火神現象フレアエフェクト。マルスとの接続開始。発射まで、二秒。軍神よ我を呪え。ソラ穿つは涙の星。『涙の星、軍神の剣ティアードロップ・フォトン・レイ』!」
宝具開放、軍神の放つ権能の光が全てを消し飛ばす。
「……逃げられた、とでも思ったか?」
「残念だったな。お前は虜だ。石室の中でも、外でも」
未明篇にてアバターとしてのアルテラとの初めての対峙の際の台詞。巨神あちらと違って硬質な印象を受ける。
「英雄王。確かに、私は破壊の化身だ。多くを残してみせた英霊とは違う。剣を振るう目的はただひとつ、破壊のみ。だが――それでも、私には。かつて、この姿で地上を駆けた記憶がある。一万四千年前の巨人ではなく、小さき人間ひととして。ただ壊すための戦いではなく、確かに意義を残した筈の戦いだ。……その過程を汚すことは、できない」
「お前の言うとおり、この私はただの英霊もどきに過ぎないのだろう。けれど……。今の私は英霊アルテラだ。そう呼んだものが居る以上、私はこの姿のまま、破壊の大王として剣を執る」
未明篇にて英雄王から白き巨人にはならぬのか?と問われて。
彼女にはその選択肢はなかった、遊星の尖兵としての在り方は変わらない。破壊の機械としての在り方も変わらないだろう。けれどそこには悩みを持つひとりの英霊ひととしての在り方がたしかに存在するから。
その事に気付かされた「肉体」の主人公はここに来て初めて彼女の虜ではなく、マスターとして寄り添うことを決める。
「……違う、ぞ。違う、違うんだ。あの女の言葉は、正しいが正しくない。私は、レガリアのオマケだなんて思ったことはない。むしろレガリアがオマケだ。……だって」
「……おまえは、私のマスターなのだから」
未明篇にて石室においてエリザベートから「肉体」の主人公はレガリアのおまけと言われた直後の台詞。
余程気にしていたのか、巨神あちらはともかく『赤』の性格がメインである英霊こちらでは珍しい態度で否定をする。
「この夢は……いつ覚めるのか」
未明篇にてステージ開始時に必ず口にする言葉。
けだるい時間。早くこんな退屈な夢から覚めたい。そんな言葉に思えるが本当の意味は最期に語られる。
「眠れ!夢、見るままに!」
未明篇にてセファールと化してしまった本体じぶんを打ち倒す際の台詞。
セファールを打ち倒す、それは自身の終わりを意味する。それでも構わなかった、最も壊したくない岸波白野ゆめを守ることが出来るのだから。
それは確かに、1万4千年前に自身を打ち倒した聖剣の一撃に匹敵する世界を救う一撃だった。
「恐ろしくて仕方がなかった……いつ、この夢が覚めてしまうのか」
未明篇にて戦場で常に発していた言葉の真意。
彼女は夢から醒めることを望んでいるのではなく恐れていた。肉体の主人公と過ごす一時が、『幸せな夢』が、いつ覚めてしまうのだろうと。
「旅はここで終わり。いままで暗い夜を待ち続けたけど、それに足るぐらい、輝かしいものを見ました」
「私を私のまま受け止めてくれて、ありがとう。……さようなら、私のマスター。夜が続いても、あなたに道が続きますように」
未明篇にて最期の言葉。
この言葉を最期にアルテラは消滅した、しかし世界を救った少女のそんな末路を彼は/彼女は、認める筈がなかった。

メモ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]