黒姫
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セイバー | |
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真名 | 黒姫 |
読み | くろひめ |
性別 | 女性 |
身長 | 157cm |
体重 | 45kg |
好きな物 | 美しい御髪、猿、蛇[注 1] |
苦手な物 | 髪が傷むようなこと |
出典 | 黒姫物語 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 地[注 2] |
一人称 |
|
二人称 | ○○様 |
声優 | 黒木ほの香 |
デザイン | マシマサキ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』にて、特異点に召喚されたサーヴァントとして登場。
- 召喚された直後にザッハークの目に留まり、契約の蛇毒によって配下にされた。
- そして彼の"契約"によって彼に対する愛情を芽生えさせられ、彼の口である捕食竜を従えて蛇竜人をザッハークに捧げる生贄にするための襲撃を繰り返していた。
- 物語中盤に蛇もろとも打倒され、全身に回りきっている「契約に違反したら死に至る」蛇毒の影響もあり虫の息になってしまうが、彼女が引き連れていた捕食竜の死体からアスクレピオスが血清を作成し解毒。
- 主人公一行と話をし、それ以前に蛇女房や蛇竜人と交流していたこともあり、「自身は目を逸らしていた」と反省し、主人公一行に同行することになる。
- ザッハークとの決戦ではメドゥーサともにビショーネの蘇生の時間稼ぎをして、覚醒してウロボロスの力を手に入れたビショーネと協力してザッハークを打倒する。
- 戦いが終わった後に、噂に聞くカルデアには行ってみたい、蛇の方たちともお会いしてみたいと主人公らに伝えて退去していった。
- 人物
- お忍び用の市女笠と、華やかな着物を纏った旅装の姿の女性。第二再臨では、一昔前の伝奇ものに登場するヒロインを思わせる、四角い黒縁の伊達メガネとモノクロのセーラー服の姿になる。
- また、第三再臨では白蛇の鱗を模した模様の白無垢姿に変化する。この状態では、第一再臨では包帯で、第二再臨では伊達メガネで隠している、右眼周りの傷はそのまま晒している。
- 上品な雰囲気をまとっている。礼儀正しく、令嬢としての品格が伺える。芯が通った性格ではあるが、どこかほわほわとしたところがある。
- 彼女の元となる黒姫伝説には様々なパターンがあり、それを統合した結果「好きなものは蛇、嫌いなものは蛇」という複雑な感情を持つ霊基として成立した。
- とは言っても、基本的には善良な性格であるため、悪い蛇を殺し、良い蛇を愛する、ということになるのだが……「愛」という感情の複雑さを考えると、「必ずそうなる」とは言えない。
- 自身の攻撃や宝具でも多用しているためか、
御髪 に対して一家言ある。カルデアでは散髪をやってみたい、とのこと。 - 黒姫伝説が伝わる信濃地方では「信州蕎麦」と呼ばれるお蕎麦が有名で、黒姫本人もお蕎麦を好んでいる。
- 能力
- 「蛇を打倒した」パターンの黒姫伝説に由来しているであろう、国守の刀を携えている。
- 正統派な剣技で攻撃する。その他にも、自分の髪を刀で斬り、上空から針山のように降り注がせたり、地面から斬った髪を変化させた刀剣を生やすなどの、自身の髪を多用した攻撃を行う。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | 主人公 (Grand Order) | C | C | B | A | C | B | 対魔力:B 騎乗:C |
山神の加護:B 霊妙なる御髪:B 黄金律(蛇&体):B |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 黒姫物語・髪流(くろひめものがたり・かみながし)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:1人 - 霊的な力を具えた髪を一気に切断し、その力を以て高梨家に伝わる宝剣の力をブーストする宝具。
- 原典における「蛇を倒す旅に出た際に『進む道をお教えください』と神仏に祈りながら髪を切って川に流したところ、不思議なことに髪が川を遡り、行く先を教えた」、「池に髪と剣を投げ込むと蛇がそれを飲み込んで死んだ」という伝承に由来する性質を持つ。
- つまり髪と共に流された宝剣は、その刃の切れ味を強化されたうえで「在るべき場所に必ず向かう」という因果に根ざしたホーミング的機能を発揮するようになる。
- 伝承強度的に比べるべくもないが、牛若丸の『遮那王流離譚』と似たタイプのエピソード宝具。『黒姫物語・六地獄焦熱』や『黒姫物語・岩倉池の蛇』なども存在する。
- 『Grand Order』では、「自身に必中状態を付与(1ターン)&防御無視状態を付与(1ターン)+敵単体に超強力な〔蛇・竜〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&Arts攻撃耐性をダウン(3ターン)」という効果のArts宝具。
真名:黒姫[編集 | ソースを編集]
- 信濃地方に伝わる民話、「黒姫物語」の登場人物。
- 容姿端麗が音に聞こえた黒姫という武家の娘と、それを見初めた蛇、という要素が中心の物語であるが、お話の展開には多くのバリエーションが存在する。
- 追い払われた蛇の怒りによって天変地異が引き起こされることが多いが、その後の流れを例にしても「黒姫が蛇を倒すために宝剣を携えて旅に出た」「神仏が蛇を懲らしめてくれた」「蛇の愛を受け入れて嫁いだ」……など、バリエーションに富んでいる。
- サーヴァントとして召喚された黒姫が、どのようなパターンの物語を背景に生まれた黒姫であるかははっきりとは判明していない。
- サーヴァントとしての黒姫は、複数の物語の可能性が全て重なり合った存在である。
- すなわち彼女は「蛇を殺す黒姫」であると同時に、「蛇を愛する黒姫」でもある。
関連[編集 | ソースを編集]
- 大沼池の大蛇
- 生前、黒姫に恋をした大沼池の主で、一説では討伐した相手とされる。
- また、彼は場合によっては大蛇ではなく、黒龍になっていることもある。
- 本作の黒姫は、彼に恋をして本意から結婚した逸話と、彼に無理矢理嫁がされて討伐した逸話が重なり合った状態となっている。そのために、記憶の矛盾と彼への愛憎に苦しんでいる描写もある。
- 高梨政盛
- 実の父親。室町時代の後期に活躍した武将であり、上杉謙信の曽祖父にあたる。
- 伝承の一つでは、大蛇に自身の馬の後から城の周囲を二十一回り出来れば黒姫をやると言ったが、大蛇が達成したにも拘らず約束を破り、彼を怒らせて災害を引き起こされた。最終的に黒姫は彼の元へと嫁いだ。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『育て! マイ・リトル・ドラゴン ~鱗ある者たちの見る幻想~』の開催に伴い、恒常サーヴァントとして実装。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 主人公 (Grand Order)
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』にて一度は敵対し、カルデアでは自らのマスターとなる人物。
- マスターとの主従関係を『この命に代えても主命は果たす』と語っているが、直後にマスターに『堅すぎる』と指摘されている。
- メドゥーサ
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』でカルデアから特異点にやって来ていたサーヴァント。
- 「メドゥーサ様」と呼んでいる。ザッハークとの決戦では、ビショーネの蘇生の時間稼ぎのために共闘していた。
- エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』でカルデアから特異点にやって来ていたサーヴァント。
- 「エリザベート様」と呼んでいる。
- アスクレピオス
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』でカルデアから特異点にやって来ていたサーヴァント。
- 「アスクレピオス様」と呼んでいる。物語中盤では、彼が作成した血清によって生き返った。
- ビショーネ
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』で特異点に召喚されていたサーヴァント。
- 「ビショーネ様」と呼んでいる。
- ザッハークとの決戦では、ウロボロスの力を手に入れた彼女と協力して勝利を収めた。
- 余談だが、黒姫は「黒姫伝説の集合体」、ビショーネは「ヨーロッパに登場する名もなきドラゴンの集合体」という「お話の集合体から成立している霊基」という共通点がある。
- ザッハーク
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』にて、特異点に王として君臨していたサーヴァント。
- 召喚された直後に契約の呪毒によって従属を強いられたが、同時に彼への愛情も芽生えさせられ、自分の気持ちに蓋をして粛々と従っていた。
- 結果的には裏切って直接対峙することになったが、退去直前には「もっと違う出会いをしていれば、もっと知れていれば、本当の意味で愛せたのかもしれない」と考えるも、そう考えてしまう時点で彼を愛することは叶わないのだろうと思いを馳せていた。
- 蛇女房
- 『育て!マイ・リトル・ドラゴン』で特異点に召喚されていたサーヴァント。彼女からは「黒子ちゃん」と呼ばれている。
- ザッハークに従っていた際に彼女から歩み寄られ櫛を贈られるも、ザッハークとの"契約"に背くには至らなかった。
- 後に贈り物の櫛を落とし、それを捜しに来たところで再会。そしてそこへ現れた長毛の蛇竜人たちとの交流によって、後に彼らに対する自分の愛情を強く自覚するに至る。
- 牛若丸
- 彼女から「源氏の匂い」がすると指摘されている。
- というのも、自身が持っているのは彼女の兄である源頼朝から祖先が拝領した刀であり、そのためだと黒姫は推測していた。
- また、まさか彼女と会話できるとは、と喜んでもいる。
- 長尾景虎
- 父の政盛は景虎の曾祖父に当たり、黒姫は大叔母(祖父母の姉妹)に当たる。
- 黒姫の方は記憶が朧気だが、もしかすると親類かも知れないと思っており、親近感を抱いている。
- ラーマ、アルジュナ
- 自身は猿が好きなため、それぞれ猿(ハマヌーン)に縁深いラーマと、霊衣「授かりし旅装」で猿を引き連れているアルジュナの二人に声をかけている。
- そして、彼らが連れている猿に柿を食べさせてもいいか、と頼み込んでいる。
- 清少納言
- 会うたびに髪の色が違うので、彼女が髪に薬品を使い髪を傷めているのでは、と心配していたが、違うと分かり安心していた。
- 蛇、竜系サーヴァント
- 彼らにどのような態度で接するべきか量りかねる部分もあるようだが、恐らくは相手と自分次第だろうと踏んでいる。
メモ[編集 | ソースを編集]
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- プレイヤーからの愛称は清姫や駒姫に倣って「くろひー」になるかと思われたが、なんとエドワード・ティーチが既に同じ愛称で呼ばれていたために、そのように呼ばれる事はあまりない。
- 人によっては黒姫の方を「女性のくろひー」「綺麗なくろひー」と呼び、ティーチの方を「男のくろひー」「でかい方のくろひー」
「汚い方のくろひー」と呼んで区別されている。
- 人によっては黒姫の方を「女性のくろひー」「綺麗なくろひー」と呼び、ティーチの方を「男のくろひー」「でかい方のくろひー」
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]