アショカ王

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ルーラー[注 1]/ランサー
異名 転輪聖王(てんりんじょうおう)
性別 男性
身長 192cm
体重 98kg
好きな物 仏法
苦手な物 暴力
出典 史実、北方伝承、南方伝承
地域 南アジア
属性 秩序・善
副属性
一人称
二人称 貴方
三人称 彼/彼女
声優 小西克幸
デザイン 古海鐘一
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

槍兵」のサーヴァント。イベント『盈月剣風帖』では「裁定者」のクラスで登場していた。

略歴
期間限定イベント『盈月剣風帖』で「逸れのルーラー」として登場。
本来の店主も客も誰もいなくなった巴比倫弐屋で留守番をしていた。そこに来た主人公らに、その過去について知っているかのように語りかけ、忠告だけして姿を消した。
最終決戦で贋作空想樹に囚われた由井正雪を助けようとする主人公らの前に現れ、彼女がどうしても救えない事を告げるも、それでも彼女を救おうとする一行の意志に喜び、自身の真名を明かすとともに宝具を解放し、贋作空想樹を光輪で抑え込んで助けとした。
また、本人が語るところによると「盈月じごくに囚われし魂を見届けるために現界した」とのこと。
奏章Ⅳ『人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス』では、ランサークラスで登場。
特異点の主メタトロン・ジャンヌの部下である「七人の淑女」の一人であり、大法廷の門番でもあるが、カルデア一行と共に「グラナート」で共に生活を送る事となる。
人物
インド風の衣装を着た、色黒で細目の青年。
穏やかな物腰でありつつもどこか人を突き放したような態度をとるが、実際には人を護りたいと願い、救われることを望む高潔な人物。
その一方でそれらの執着から覚者のようには悟れなかったと自嘲もしている。
能力
ルーラーとして登場した際は、直接の戦闘は行わなかったが、上記のように真名を解放した状態では規格外の力を見せつけた。
ランサーとしては宝具である『転輪仏塔』を振るって戦う。
高いルーラー適性を有しているため、ルーラー以外のクラスで現界した場合でも真名看破スキルを所有する。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ルーラー - ?  ?  ?  ?  ?  ? 
ランサー 主人公 (Grand Order) B A+ C B B+ A 対魔力:A
真名看破:C
神性:B
地獄の軍略:A
転輪仏塔:B+
転輪聖王:EX

宝具[編集 | ソースを編集]

転輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)(仮)
覚者が持つ宝具と同じ読みの宝具。「ナマ・サマンタ・ブッダーナーン・バハ」という詠唱で発動した。
元同様に空に巨大な光輪が現れ、贋作空想樹を抑え込んだ。
元の方には存在した攻撃能力があるかどうかは不明。
転輪仏塔(アショカ・ピラー)
ランク:B+
種別:建立宝具
レンジ:-
最大捕捉:-人
アショカ王は各地に仏塔や柱を建立したと伝えられる。
世界遺産として知られる「デリーの鉄柱」もまた、そのひとつと語られる。
一見すると腐食の様子がないこの鉄柱は、実際には、アショカ王の時代の数百年後に建立された。
けれど、人々はこの柱を「アショカ王の柱(英語ではアショカ・ピラー)」と呼ぶ。
この堂々たる混同こそ、インドの仏塔であればすべてアショカ王の柱である───という神秘と幻想、その実在の証と言えるのかもしれない。
「これは仏塔であって、決して武器ではない」
英霊アショカ王は、この巨大な鉄柱を携えて出現する。
ランサーの霊基で召喚された理由はこの鉄柱の存在こそであろうし、実際の戦闘では鉄柱を振るう姿が見られるが……
本人は「かつての暴虐の徒として自身の性質が英霊としての霊基に残ってしまっているのではないか」と考え、口惜しく感じているようだ。
法阿育・転輪聖王(ダルマ=アショーカ・チャクラ・ヴァルティン)
ランク:A+
種別:対人/対国宝具
レンジ:1~60
最大捕捉:1人/800人
仏法の守護者としてのアショカ王の在り方が昇華された宝具。
転輪聖王現れし時、天に車輪が浮かび、世界には正しき秩序がもたらされる。
仏法守護。仏敵退散。
真名解放と共に七つの光輪が空に出現。光輪は一か所に集まり、最終的にはひとつの巨大光輪と化す。
巨大光輪は空にぽっかりと空いた「砲門」となって、地上へ光の一撃を叩きつける。遠方からは、巨大な光の柱が立ったように見えるだろう。
対象が個人であれば個人への集中攻撃となるが、対象が集団や地域であれば広範な面攻撃となる。
仏敵を退散させるための聖なる一撃であり、悪属性および魔性への特攻となるが、本来は都市・国レベルの広範囲に亘る絶対安全圏を発生させるための宝具である。
「ダルマ=アショーカ(法阿育)」とは、仏法(ダルマ)に帰依し、善王となったアショカ王に対する民からの尊称。
『Grand Order』では「自身に〔悪〕特攻状態を付与(1ターン)&〔魔性〕特攻状態を付与(1ターン)+フィールドにいる敵が1体の時、自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。

真名:アショカ王[編集 | ソースを編集]

古代インドのマウリヤ朝の三代目の王。アショーカ王とも。
インド亜大陸をほぼ統一し、インドの歴史上最大の版図を広げた偉大なる王。
その一方で仏教の守護者としても知られており、各地に覚者の伝説を彫り込んだ柱を残し、覚者が神話の人物ではなく確かに実在したという歴史を遺した功績を持つ。

関連[編集 | ソースを編集]

転輪聖王
古代インドの伝説に存在する理想の王。「てんりんじょうおう」と読む。
王に必要なすべての条件を備え、地上を仏教の法(ダルマ)によって統治するとされている。
覚者の宝具「天輪聖王」とは字が違うが同じ読みである。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
期間限定イベント『盈月剣風帖』において「逸れのルーラー」扱いでNPCとして登場。
奏章Ⅳ『人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス』の開幕に伴い、ストーリー召喚限定サーヴァントとして実装。同章クリア後にストーリー召喚へ追加される。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

由井正雪 (Grand Order)
期間限定イベント『盈月剣風帖』において、その顛末を見届けるために現界した相手。
シナリオ終盤では彼女自身に対しては突き放したような言い方をしていたが、ヤマトタケルの彼女を救いたいという意志については喜んでいた。
宮本伊織 (Grand Order)
期間限定イベント『盈月剣風帖』において、主人公らと同行していたサーヴァント。
自身が転輪聖王であることや、仏尊に近い存在もサーヴァントとなることに驚いていた。
カルデアにおいては彼を「月下を行く者」と称し、その導きに光があるようにと祈っている。
主人公 (Grand Order)
期間限定イベント『盈月剣風帖』において、出会い頭に彼/彼女が巡ってきた「地獄」について次々と言い当ててきた。
最終決戦では由井正雪を救うために困難な道を選ぶ彼/彼女の意志を尊重し、自身の宝具で手助けをした。
奏章Ⅳにおいては「グラナート」で彼らカルデア一行と共に過ごす他、依頼を申し込んだり、大法廷の門番として立ちはだかるなどしている。
カドック・ゼムルプス
奏章Ⅳにおいて、共に一時を過ごした人物。
一か月と少しの間ではあったが、交流の中で彼を「友」と呼ぶまでになっており、その最期を見届けた。
少年
時折自身が連れている存在。
宝具『法阿育・転輪聖王』における天の車輪の分身・分霊であるらしく、外観は伝説上で「アショカ王の前世」とされる少年がモチーフになっている模様。
疑似的な人格を有しているが、カルデアの某職員はその人格を「アショカ王の前世」とされる少年ではなく、アショカ王が仏法に帰依するきっかけとして語られる「若い沙門」ないし「若い沙弥」のものではないか?と考察している[注 2]
なお、彼が連れている獅子は宝具『転輪仏塔』の分身・分霊であり、造形の基はピラーの上に乗る形で彫り込まれている獅子だと思われる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 『盈月剣風帖』ではルーラーのクラスとなっているが、ランサーの適性もあるとのこと。その場合は上記の柱を持ってくるのではないかと噂されている。
    • 後の奏章Ⅳでは、ランサークラスで柱を抱えながらの登場となった。
  • 『盈月剣風帖』では実質的に顔出ししただけであり、クラスと相まってこれ以降のルーラー関連の奏章で本格的に登場するのではないか?とプレイヤーからは推測されている。
    • 後にルーラーへ焦点が当てられた奏章Ⅳにおいて登場こそしたが、クラスはルーラーからランサーへと変わっていた。
  • Fate/Samurai Remnant』には一切登場しない新規サーヴァントだが、『盈月剣風帖』の昨年に行われたコラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット』でもロクスタというコラボ先に一切登場していない新規サーヴァントが登場している。
    • 奇しくも、この二つのコラボレーションイベントのシナリオを担当したのはどちらも鋼屋ジン氏である。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

真名予想
ビジュアルに関しては『盈月剣風帖』のCMで先んじて登場しており、髪色や装飾といった外見的な特徴から、マスター間ではアルジュナの親友である「クリシュナ」ではないか?という予想が特に多かった。
またイラスト担当が古海鐘一氏であると見抜いたファンからは、同氏がイラストレーターを務めた蘆屋道満に関連する安倍晴明ではないか?という予想も見受けられた。
他に五王子の長兄ユディシュティラや、閻魔大王、インドラ、達磨など、インド系の候補がいくつも予想されており、真名予想は難航した部類に入る。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 『盈月剣風帖』での登場時。
  2. 参考として、魔術世界において転生の概念は否定されることが多い傾向にある。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]