「アヴェンジャー」の版間の差分
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− | 『[[Fate/Grand Order]] | + | バーサーカーとルーラー以外に対して弱点を突けないが、クラス補正で1.1倍のATKを得られる上、このクラスのサーヴァントは素のステータスもATK高めに調整されている事が多いため、クラス相性補正を受けずとも高ダメージを出せることが多い。 |
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− | * | + | *アヴェンジャーはクラスそのものが異質といっていいほど極めて特殊なクラスである。 |
+ | *そもそも、このクラスに選ばれる基準が明確ではない。クラス名の訳である「復讐者」に倣えば復讐を行った、行おうとした存在に宛がわれると見るのが自然だが、元祖アヴェンジャーたるアンリマユは生前は悪として祭り上げられ虐待はされど、自分からは何もしていない。さらに形無き島にやってくる英雄候補生を返り討ちにし続けたゴルゴーンや、群れの為に人間そのものよりも家畜を襲い続けたロボ、実際には誰も殺していないサリエリも同様である。 | ||
+ | **ただそれぞれの理由や動機などはいずれも明らかに復讐としての合理を逸したものであり、'''行き場をなくした憎悪や復讐心'''という精神的要因から選ばれるものではないかと思われる。故に決してそれが[[巌窟王 エドモン・ダンテス|人の性]]や[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|フランス]]など正しく憎むべき当事者に向けられることがなかった場合、それは非当事者すら巻き込んだ終わりなきもの(言うならば'''やられたけども憎いから倍で返す''')となってしまう。 | ||
+ | **ジャンヌ・オルタが自身の霊基をアヴェンジャーとして確立するまでの経緯を考えると、「実際に復讐を行ったかどうか」よりも「後世において、'''復讐する権利がある・復讐を望んでいるに違いないと思われているか'''」が選ばれる理由になっている節がある。 | ||
+ | *ゴルゴーンの見立てによれば、[[ケツァル・コアトル]]も復讐者の素質があると言われている。 | ||
+ | *[[ウォッチャー]]の影法師である船長を名乗る老人は、サーヴァントとして召喚された場合このクラスとなる模様。 | ||
*「avenge」という言葉は「他人の仇を討つ」場合や「正当性のある報復」などに用いられる。個人的な動機による復讐を指す「revenge」とは微妙にニュアンスを異にする。 | *「avenge」という言葉は「他人の仇を討つ」場合や「正当性のある報復」などに用いられる。個人的な動機による復讐を指す「revenge」とは微妙にニュアンスを異にする。 | ||
− | *[[ | + | **どちらかというと私怨や個人的な復讐を行った者は「バーサーカー」や「アサシン」で召喚されている者が多い。 |
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+ | *『Fate/Grand Order』では、イベントや特定のシナリオ限定の登場であれば他にもアヴェンジャークラスで登場したサーヴァントはいる。 | ||
+ | **プリズマ☆イリヤコラボイベント中限定敵としてアヴェンジャークラスの[[女王メイヴ]]が登場している。メタ的に考えると、彼女がライダーのままで登場すると特効キャラにキャスターが多い、特に同イベントで実装されたイリヤにとってせっかくのメインイベントで障害になりかねないという理由が考えられる。 | ||
+ | **『デッドヒート・サマーレース』では、アヴェンジャークラスの[[ブーディカ]]が登場している。生前の逸話から兼ねてよりアヴェンジャーの適性も持っていると言われていたが、その性質が前面に出た形になる。…ネロおよびローマへの憎悪が再燃しているようだが、それ以上に「自分が去年水着は礼装になっただけで今年は水着になれなかった」というなんともしょっぱい理由でアヴェンジャーになった様子。ここらへんは彼女のファンから「せっかくのアヴェンジャーブーディカネタなのにギャグで片付けるな」と不満も噴出した。 | ||
+ | **亜種並行世界Ⅲで登場した[[天草四郎時貞(剪定事象)]]は本家がルーラークラスであるのに対してアヴェンジャークラスが割り振られている。彼の境遇を考えれば至極妥当と言わざるを得なかった。 | ||
+ | **『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では[[茶々]]が「アヴェンジャー・淀」としてアヴェンジャークラスが割り振られている。発端は「自分がいない間にイベントが終わった」という帝都への不満だったが、もともと抱えていた徳川への怨恨が爆発する形にもなった。 | ||
+ | *『Fate/Requiem』では過去にアヴェンジャーのルイ十七世がいたことについて僅かに言及されている。 | ||
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2019年2月6日 (水) 04:46時点における版
概要
アヴェンジャー(Avenger)とは「復讐者」の英霊。エクストラクラスの一つ。
クラススキルとして、「復讐者」と「忘却補正」と「自己回復(魔力)」を有する。
巌窟王 エドモン・ダンテスによれば、「ルーラー」クラスと対極に位置するエクストラクラスであるらしい。
これまで登場したのは以下8人。
『Fate/Grand Order』では、バーサーカーには弱点を突き突かれ、他の基本クラス六種に対しては互角、ルーラーに対しては弱点を突き耐性を持つ、ムーンキャンサーについては逆に弱点をつかれるという相性になっている。
バーサーカーとルーラー以外に対して弱点を突けないが、クラス補正で1.1倍のATKを得られる上、このクラスのサーヴァントは素のステータスもATK高めに調整されている事が多いため、クラス相性補正を受けずとも高ダメージを出せることが多い。
メモ
- アヴェンジャーはクラスそのものが異質といっていいほど極めて特殊なクラスである。
- そもそも、このクラスに選ばれる基準が明確ではない。クラス名の訳である「復讐者」に倣えば復讐を行った、行おうとした存在に宛がわれると見るのが自然だが、元祖アヴェンジャーたるアンリマユは生前は悪として祭り上げられ虐待はされど、自分からは何もしていない。さらに形無き島にやってくる英雄候補生を返り討ちにし続けたゴルゴーンや、群れの為に人間そのものよりも家畜を襲い続けたロボ、実際には誰も殺していないサリエリも同様である。
- ゴルゴーンの見立てによれば、ケツァル・コアトルも復讐者の素質があると言われている。
- ウォッチャーの影法師である船長を名乗る老人は、サーヴァントとして召喚された場合このクラスとなる模様。
- 「avenge」という言葉は「他人の仇を討つ」場合や「正当性のある報復」などに用いられる。個人的な動機による復讐を指す「revenge」とは微妙にニュアンスを異にする。
- どちらかというと私怨や個人的な復讐を行った者は「バーサーカー」や「アサシン」で召喚されている者が多い。
- 両儀式によると「人間が人間に復讐する理由は、好きな相手に裏切られたがゆえの恨みであり、どうでもいい相手になら何をされても無視する」とのこと。
- 『Fate/Grand Order』では、イベントや特定のシナリオ限定の登場であれば他にもアヴェンジャークラスで登場したサーヴァントはいる。
- プリズマ☆イリヤコラボイベント中限定敵としてアヴェンジャークラスの女王メイヴが登場している。メタ的に考えると、彼女がライダーのままで登場すると特効キャラにキャスターが多い、特に同イベントで実装されたイリヤにとってせっかくのメインイベントで障害になりかねないという理由が考えられる。
- 『デッドヒート・サマーレース』では、アヴェンジャークラスのブーディカが登場している。生前の逸話から兼ねてよりアヴェンジャーの適性も持っていると言われていたが、その性質が前面に出た形になる。…ネロおよびローマへの憎悪が再燃しているようだが、それ以上に「自分が去年水着は礼装になっただけで今年は水着になれなかった」というなんともしょっぱい理由でアヴェンジャーになった様子。ここらへんは彼女のファンから「せっかくのアヴェンジャーブーディカネタなのにギャグで片付けるな」と不満も噴出した。
- 亜種並行世界Ⅲで登場した天草四郎時貞(剪定事象)は本家がルーラークラスであるのに対してアヴェンジャークラスが割り振られている。彼の境遇を考えれば至極妥当と言わざるを得なかった。
- 『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では茶々が「アヴェンジャー・淀」としてアヴェンジャークラスが割り振られている。発端は「自分がいない間にイベントが終わった」という帝都への不満だったが、もともと抱えていた徳川への怨恨が爆発する形にもなった。
- 『Fate/Requiem』では過去にアヴェンジャーのルイ十七世がいたことについて僅かに言及されている。
脚注
注釈
出典