「ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」の版間の差分

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== 登場作品と役柄 ==
 
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: ルーラーのサーヴァントとして登場。イラストレーターは武内崇氏。
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: ルーラーのサーヴァントとして登場したが、プレイヤーが使うことはできず敵キャラクターとしてのみの登場。
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: アヴェンジャーのサーヴァントとして正式に実装。イラストレーターは武内崇氏。
 
: メインシナリオでは第一章の敵勢力のボスとして登場。
 
: メインシナリオでは第一章の敵勢力のボスとして登場。
  

2016年4月18日 (月) 12:01時点における版

ルーラー

  • 真名:ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕‎
  • 性別:女性
  • CV:坂本真綾 / イラスト:武内崇

Fate/Grand Order』に登場する黒いジャンヌ・ダルク。竜の魔女。

略歴
“竜の魔女”として蘇った救国の聖女。第一章のAD1431、百年戦争後期のフランスに出現した『ジャンヌ・ダルク』を名乗る女性。
ワイバーンの群れと邪竜ファヴニール、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世とピエール・コーション司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらした。歴史を修正すべくこの時代を訪れた主人公マシュ・キリエライト、もう一人の『ジャンヌ・ダルク』、そして多くの正しき英霊たちの奮闘により討たれ、自身の真実を知らぬままに消滅した。
人物
自分を裏切ったフランスに憎悪を抱き、己の救済全てが過ちだったとしてフランスを滅ぼさんとする黒いジャンヌ。作中ではジャンヌ・オルタと呼称される。
もう一人のジャンヌ・ダルクを自分の暗黒面を認めようとしない愚か者と断じ、強く敵視している。しかし実際は彼女は聖女ジャンヌ・ダルクの別側面、というわけではない。
その正体はジル・ド・レェが聖杯によって創り出した存在。聖杯を以ってしてもジャンヌの復活は叶わないと知ったジルは、その力で自分が正しいと信じるジャンヌを新たに創造した。その在り方はジルの怒りと憎しみ、願望が強く投影されたものとなっている。彼女自身は自分が創造された者だという事実を知らず、自分こそが本当のジャンヌ・ダルクであると認識していた。
本当のジャンヌではないということもあってか、その言動は元の聖女とは似ても似つかず、苛烈、冷酷、残忍。普段は丁寧で慇懃無礼なのだが、感情が昂るとグレた女子高生のような伝法な口調になる。
とはいえ無秩序な破壊者というわけではなく、「神が存在自体を間違いとしたフランスを滅ぼす」という確固たる信念の下行動している。
能力
『竜の魔女』の名に違わず竜を使役する能力を持ち、ワイバーンの群れや強大な邪竜ファヴニールを自分の手足として操る。また、複数のサーヴァントに狂化を施して召喚し、自分の配下としていた。
炎を呪詛として操る能力もあるようで、下記のコーション司教を焼き殺したり、睨むだけで時空を隔てたカルデアの端末を燃え上がらせたりもしていた。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ルーラー -
アヴェンジャー 主人公 (Grand Order) A C A A+ E A+ 復讐者:B
忘却補正:A
自己回復(魔力):A+
自己改造:EX
竜の魔女:EX
うたかたの夢:A

宝具

吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)
ジャンヌ・オルタが持つ旗。形状はジャンヌの『我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』とほぼ同一だが、黒い竜の紋章が刻まれている。
ルーラーとアヴェンジャーで演出および効果が変わっており、ルーラーのときは敵全体にダメージを与え、防御力を低下させる効果、
アヴェンジャーのときは敵単体にダメージを与え、強化無効状態と呪い状態を付与させる。

真名:ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕‎

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
ルーラーのサーヴァントとして登場したが、プレイヤーが使うことはできず敵キャラクターとしてのみの登場。
アヴェンジャーのサーヴァントとして正式に実装。イラストレーターは武内崇氏。
メインシナリオでは第一章の敵勢力のボスとして登場。

人間関係

ジャンヌ・ダルク
もう一人の自分。決して相容れない相手。
ジル・ド・レェ
腹心。時に辛辣な態度を取るが、強く依存している。
シュヴァリエ・デオンアタランテヴラド三世マルタカーミラシャルル=アンリ・サンソンファントム・オブ・ジ・オペラランスロット
配下として召喚したサーヴァントたち。竜、ないしフランスに関連する英霊が多い。
マリー・アントワネット
聖杯を巡って敵対する相手。出自・境遇・性格などが何もかも異なる彼女をジャンヌに次いで鬱陶しがり、憎悪を向けている。
セイバーオルタ
あちらのキャラクエストにて再登場。マスター達を鍛えあげるべくセイバーオルタによって一時的に召喚された。さらに二度目の再登場も『ほぼ週間サンタオルタさん』であり、妙に縁深くなっている。
同じ「悪に落ちた者」とする存在であるが、相性は最悪そのもの。
もう一人の「オルタ」であり、それぞれ序章・一章の大ボス繋がりでもある。
ピエール・コーション
ジャンヌを火刑に処したフランスの異端尋問官。
史実における火刑の三日後に彼の前に現れ、恐怖の余り神に祈る事も忘れ命乞いをした所を彼女に呆れられながら火炙りにされ灰も残さず焼き尽くされた。
シャルル七世
ジャンヌを見捨てた当時のフランス国王。
主人公らがこの時代を訪れた時点で既にジャンヌ・オルタに殺害されている。
本来の歴史ではAD1431には彼と英国の休戦条約によって戦争は行われていないはずだった。

名台詞

「―――は、バッカじゃないの。いつまでも愚かだと殺すわよ、ジル」
ジルが自分に気を遣ってくれたと思っての返答。基本的には丁寧な物腰だが、テンションが上がるとこんな感じである。
「残念、救いは品切れです。この時代にはまだ免罪符はありませんしね。」
聖職者のプライドも投げ捨てて情けない命乞いをするピエール・コーションへの返答。
歪められているが一応ルーラーである為、後世の知識もある様子。
「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……『吼え立てよ、我が憤怒ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン』!」
宝具発動。呪いの旗を掲げ、敵に災いをもたらす。
「やだ…どうして、私が…ジル、助けて…!」
撃破時。時にジルに辛辣であったが、最後に縋ったのは他でもない彼だった。
神にもフランスにも絶望している彼女だからこそだろうか。
「はあ?なにあんた。イギリス人ってみんな阿呆なの?」
「なにそれ。友情とかキモいんですけど。悪に落ちた者同士、感じ入るものがあったってオチ?」
自身を召喚したセイバーオルタへの台詞。相性最悪・ある意味同族嫌悪なオルタが相手でもあるためか、とにかく口が悪い。
「勉強したのよ。悪い? だってみっともないでしょ、あんなミミズがのたくったような字。吐き気がするわ」
「私は完璧主義です。ほら、契約する時に汚い字だったら――……この話はここまでよ」
『ほぼ週間サンタオルタさん』にてサンタオルタから「物書きはできないのではなかったか?」と聞かれて。
誰に見せるわけでもないのにという疑問に対してつい口を滑らせ、次なる目標を垣間見せた。
サンタオルタが「たいへん読みやすかった」と素直に褒めるほど字が上達しており、プライドの高さが窺える。
「はん。サーヴァント化なんてこっちから願い下げよ」
「マスターなんかいらないわ。っていうか、今さらどの面さげてそっちに付くのよ」
「誰かの手など――ましてや私をうち倒した忌々しい○○の手なんて、誰が借りるものですか」
同上。サンタオルタから「サーヴァント化も夢のまた夢」と言われて。
光たる存在のジャンヌ同様に、心の綺麗なマスターちゃんが気に入らないのは事実だろうが、現状で彼女のマスターになれそうな人物は一人だけであり、契約のために物書きの練習をしているということは……?
なおセイバーオルタのキャラクエ『オルタの系譜』で登場した際には、一度は主人公に襲い掛かるものの「本当はマスターちゃんに恨みなんてないし」と語っているシーンがある。
「だって、高尚な言葉だと貴女が困るでしょう?」
「わからない? 可哀想だから合わせてあげているのよ。無骨で粗暴な貴女にちゃーんと通じるようにね!」
同上。サンタオルタから聖女としての言葉使いを忘れていると指摘されて。
間違いなく素の言葉使いであるが、サンタオルタの方も相手に合わせていると言い一触即発ムードに。
そんな二人に主人公は「つまり二人は仲良し」「二人はオルタちゃん」と口を挟み、二人から一喝された。やはりある意味仲が良い。
「今のはジャンヌルールその3、ジャンヌは三回まで色々やっていい、の権利を行使しただけよ!」
同上。量産ピエール(亡霊)相手にモノポリーで逆転された際にとった横暴な行為について。
悪に落ちた調停者ルーラーによる「私がルールブック」状態。これでも自分を公正なプレイヤーと思っているらしい。
「でもゲームはちゃんとやらないと……」(主人公)
「サーヴァント、アヴェンジャー。召喚に応じ参上しました。……どうしました。その顔は。さ、契約書です」
召喚時。ルーラーだった彼女が、まさかのアヴェンジャーで召喚されたことに、マスターも意表を突かれたことだろう。
彼女の性格とクリスマスでの経緯から察するに、契約書の字は完璧に整えられていると思われる。
「あなたをマスターだと思えと? 無茶を言いますね」
「私に構ってないで、別のサーヴァントに心を砕きなさい」
マイルーム会話。主人公はあくまでサーヴァントになるための手段・媒体であり、主従関係や馴れ合いは全く求めていないことがわかる発言。
「汚らわしい、寄らないで下さい」
「しつこいですよ。縊り殺されたいのですか? 全く……何で召喚に応じちゃったのかしら」
「いい加減になさい! もう、それ以上踏み込むと焼き殺すわよ!」
絆会話Lv1~Lv3。彼女の誤算は選んだマスターが、ただの主従関係で満足するような人でもなければ、脅しに臆するような人でもなかったことだろう。
「無視をしろと言ったのに……呪わしい魔女に、あまりちょっかいをかけるものではありません。共に炎で焼かれますよ」
「そう、つまりアンタ、炎に焼かれたいのね。いいわ、いいわよ。そのうちそうしてあげるから。まぁ、その時になって後悔するわよ絶対。それでもしないなら、地獄の底まで付き合ってもらうから」
絆会話Lv4~Lv5。あまりの熱意に遂に根負けした様子。しかし彼女の本質やこれまでのクエストの騒動を考えれば、これこそ彼女が得たかったものではないかと思われる。
「素晴らしいわ――ッンン……良い事だと思います、ええ」
霊気再臨3回目。充実感に感動の声を上げるもすぐに我に返り、咳払いをして冷静を装う。
「私の憎悪に匹敵する……いえ、補填するものがこの世にあるなんて。今更だけど、これも奇跡というのかしら。……ありがとう。フン、何も言ってません」
霊気再臨4回目。とても小さな声でマスターへの感謝を口にする。
真に迫るという情熱・憎悪だけで英霊に昇華できたこと。そしてそんなアヴェンジャーに尽くしてくれる人と出会えたこと。
それは信じることを嫌う彼女がようやく手に入れた奇跡かもしれない。

メモ

  • オリジナル及び主人公勢の方からはややこしくめんどくさいからと「黒ジャンヌ」と仮称されていた。いいのかそんな安直で。特にオリジナルさん。
  • 「オルタ」という呼称が公式で黒化したサーヴァントに使われたのはセイバーオルタ以来の地味に久々過ぎるレアケースである。プリヤ側でわんさか登場する黒化英霊でも「オルタ」という呼称は未だ使われていない。
  • 元々この手のジャンヌは『Fate/Zero』の二次創作界隈でたびたび見受けられていた。冬木の汚染した聖杯でジルの暴走を止める為にルーラーを召喚したら彼女まで黒化していたというオチや、狂ったジルと楽しげにしている姿には普通のジャンヌでは精神的におかしい為といった理由の為。
  • そのキャラクター性から召喚して使用することを望むプレイヤーも多いが、上記の経緯が経緯なので特別な理由が無い限りガチャからは出てこないと思われる(歪んだ人類史の中でジルが創造した架空の存在なため、英霊の座に本体がいない)。
    • しかし「ほぼ週間 サンタオルタさん」で再登場を果たしており、煉獄に戻る際に「霊基を上げてサーヴァント化する」と実装をほのめかしている。
    • スカサハなども英霊の座に存在しておらず、サーヴァントして召喚されることがあり得ない存在でありながら契約できていることや、サンタオルタが「カルデアのシステムは未熟。その隙間の多さ、曖昧さのおかげで多くの出会いがある」と語っていたことから、例外はいくらでも存在できそうではある。
  • Fate同様に偉人が召喚されて異世界で戦争している某ドリフターな漫画でもジャンヌ・ダルクが悪役として以前から登場しており、そちらでも破壊と殺戮を望んでいるジャンヌにひっかけて「バレー部主将」とジャンヌ・オルタの事を呼ぶユーザーも少なからずいる。
  • 「オルタの系譜」で登場した時は自分が偽物であることに気づいており、自分がいることを不快と評し、こんなことをするセイバーオルタを悪趣味だと言っていた。

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