「バゼット・フラガ・マクレミッツ」の版間の差分

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:戦闘特化の武闘派魔術師。ルーン魔術を修めており、細かい魔術は苦手だが、魔術師としての腕前はA+と評される。素手での戦闘を好み、硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)。ミニゲーム『[[トラぶる花札道中記]]EX』では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。<br>現存する[[宝具]]「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を切り札とする。<br>本来[[サーヴァント]]として戦う役であるはずのアヴェンジャーは能力が低いため、「マスターが戦い、サーヴァントがサポートする」という戦闘スタイルをとっている。ちなみにこのコンビ、hollow内のモノローグ通りであるのなら、夜の聖杯戦争で出現した(らしき)サーヴァントの内ランサー・バーサーカーのクラスを除いた5クラスを最終的には四日間の内に破ったとされている。
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:戦闘特化の武闘派魔術師。ルーン魔術を修めており、細かい魔術は苦手だが、魔術師としての腕前はA+と評される。素手での戦闘を好み、硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)。ミニゲーム『[[トラぶる花札道中記]]EX』では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。<br>現存する[[宝具]]「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を切り札とする。<br>本来[[サーヴァント]]として戦う役であるはずのアヴェンジャーは能力が低いため、「マスターが戦い、サーヴァントがサポートする」という戦闘スタイルをとっている。ちなみにこのコンビ、hollow内のモノローグ通りであるのなら、夜の聖杯戦争で出現した(らしき)サーヴァントの内ランサー・バーサーカーのクラスを除いた5クラスを最終的には四日間の内に破ったとされている。<br>『プリズマ☆イリヤ』ではルーンで結界を構築するなど戦闘以外でも活躍している他、「蘇生のルーン」による擬似的な復活も行使している。
  
 
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:美遊の『騎英の手綱』に対抗し、バゼットは己の宝具を披露する。それは宝具(エース)を殺す宝具(ジョーカー)、逆光剣フラガラック。
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;「そんなもの…死なない程度に殴ればいい」<br>「その気になれば自分の痛覚など無視できる」
 
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:上記の呪いの内容を説明されての返答。<br>封印指定の執行者である以上、この程度のことは想定内のようだ。ただ、そのせいで凛に脳筋呼ばわりされた。
 
:上記の呪いの内容を説明されての返答。<br>封印指定の執行者である以上、この程度のことは想定内のようだ。ただ、そのせいで凛に脳筋呼ばわりされた。

2014年7月1日 (火) 02:34時点における版

バゼット・フラガ・マクレミッツ

  • スペル:Bazett Fraga Mcremitz
  • 誕生日:月日/血液型:型
  • 身長:172cm/体重:58kg
  • スリーサイズ:B87/W55/H83
  • CV:生天目仁美

第五次聖杯戦争のために魔術協会から派遣された武闘派魔術師。男物のスーツに身を包んだ男装の麗人。

略歴
アイルランドの寒村出身。「伝承保菌者(ゴッズホルダー)」という、神代からの魔術特性を現代まで伝えきったルーンの大家。神々に仕え神代の秘技や宝を多く受け継いできた。
ただし、家は歴史ある名門ではあっても、長らく他との接触を断ってきたため、権威はあっても権力はない。15歳で家門を継いだ彼女の代で、親族の反対を押し切って初めて魔術協会の門を叩く。しかし、権威があるにも関わらず生真面目でどの派閥にも属さない彼女は貴族達には非常に扱い難い存在であり、待っていたのは封印指定の執行者という、態のいい便利屋として利用される道だった。
第五次聖杯戦争における、ランサーの本来のマスター。堅物のバゼットと奔放なランサーと好対照であったが、いいコンビではあった模様。現地入りした彼女は監督者の言峰綺礼に協力を持ちかけられるも、騙し討ちにあって左腕ごと令呪を奪われた。
瀕死であった彼女はアヴェンジャーに拾われる形で彼と契約、繰り返される四日間・夜の聖杯戦争に参加することになる。
当初は記憶を喪失していたが、戦いの中でそれは回復していく。結果、自身は死んだものと認識(実際はアヴェンジャーとの契約直後にカレンに発見されたため、一命を取り留めている)、繰り返しの終焉を拒む。終盤、アヴェンジャーに説き伏せられて自分の生を再認識、契約を解いて五日目以後の世界へ戻っていった。
人物
生真面目だが、融通の利かない堅物。クールを決めているものの、実は短気でちょっとした我慢ができない。行動はアグレッシブで過激だが、内面はもの凄く後ろ向き。人生経験があまりに偏っていることから出会った男性に片っ端から惚れ込むほれっぽい一面も。
これまでの「仕事」で稼いだ金額はかなりのものになっているが、彼女自身は生活できれば(生命活動が送れるのならば)どんな状況でも構わないと、半ばホームレス状態。食事を楽しむという意識にも欠けており、味や栄養は二の次で食べ終わるまでの時間のみを気にしているため、行きつけの店はチェーン展開された牛丼屋。その理由は「出てくるまでの時間も、食べ終わるまでの時間も短いから」。当然食事を気にしていないため、料理をしている描写もない。
魔術師としては優秀だが、人間として、女としては「ダメ」の一言につきる。派生作品では可愛い服装に憧れを抱いていたり、士郎に食材を差し入れて好みの料理をリクエストしたりと女性らしさ、というより人間味が増しているような描写もある。
能力
戦闘特化の武闘派魔術師。ルーン魔術を修めており、細かい魔術は苦手だが、魔術師としての腕前はA+と評される。素手での戦闘を好み、硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)。ミニゲーム『トラぶる花札道中記EX』では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。
現存する宝具「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を切り札とする。
本来サーヴァントとして戦う役であるはずのアヴェンジャーは能力が低いため、「マスターが戦い、サーヴァントがサポートする」という戦闘スタイルをとっている。ちなみにこのコンビ、hollow内のモノローグ通りであるのなら、夜の聖杯戦争で出現した(らしき)サーヴァントの内ランサー・バーサーカーのクラスを除いた5クラスを最終的には四日間の内に破ったとされている。
『プリズマ☆イリヤ』ではルーンで結界を構築するなど戦闘以外でも活躍している他、「蘇生のルーン」による擬似的な復活も行使している。

宝具

斬り抉る戦神の剣(フラガラック)
 ランク:D-C(通常時)、迎撃時は「十二の試練」を突破したことからA以上
 由来:ケルトの光神ルーの短剣・フラガラッハ
フラガの家が現在まで伝えた神代の魔剣であり、数少ない「宝具の現物」。
「後より出て先に断つ者(アンサラー)」「逆光剣」という二つ名を持つ、カウンターに特化した宝具。
攻撃自体は小石程度の大きさの傷しか作らないが、急所を貫通させれば致命傷となる。(宝具に限らず)相手の切り札が発動することが発動条件。
相手の発動より明らかに遅れて発動しながらも、絶対に相手の攻撃よりも先にヒットする。そして、因果を歪め「相手よりも後から攻撃、先に命中させた」を「相手より先に攻撃した」という事実に改竄してしまう。「時間を逆行する一撃」だが、実際に過去に跳んでいるのではなく、「後から発動したが相手よりも先に攻撃を当てた」という事実を誇張して、因果を歪ませているため、相打ちにはならない。
ただし、この宝具は『相手を倒すことで相手の切り札を途中で終わらせる』特性故に、相手の攻撃が発動しきった後に「斬り抉る戦神の剣」を発動した場合や、相手の攻撃が「発動した時点で命中が確定する」タイプ(例:「刺し穿つ死棘の槍」)だった場合、相手の攻撃をキャンセルすることはできない。
また、たとえ命中しても致命傷にならない相手(例:「十二の試練」)とは相性が悪い。他に、使用者ではなくその従者等を強化させるタイプの宝具(例:「騎英の手綱」)は、従者を倒すことは出来るが使用者には致命傷を与えられない。
宝具の打ち合いにおいては基本的に無敵だが、相手より先に放つと特性が発揮されず、普通の攻撃になる。このため、この宝具の使用者には相手が切り札を使わざるを得ない状況にまで独力で追い込むだけの技量が必要となる。また、この宝具の特性を知られた場合、そもそも相手が切り札を使わないという戦術を取る可能性もある。フラガラックの改竄能力を阻止する事でも防げるようだが、ランサー曰わくそんな事が出来そうなのはあの野郎ぐらいらしい。
「プリズマ☆イリヤ」では、命を共有する「死痛の隷属」をかけることにより、「フラガラックを発動するとフラガラックが発動する前にバゼットが死ぬ」という因果の葛藤(コンフリクト)を生み出し、無力化した。なお、「死痛の隷属」そのものがハッタリだったため、この方法で攻略できるかどうかは明言されていない。
ちなみに、ひと月かけて作り上げるこの宝具「一発限りの使い捨て」である。
真名解放は一応出来ているものの、本来の5つ能力のうち2つしか引き出せておらず、バゼットがこの宝具を極めるのは聖杯戦争の後である。

登場作品と役柄

Fate/hollow ataraxia
ヒロインであり、「夜の聖杯戦争」を戦う主人公。
フェイト/タイガーころしあむフェイト/タイガーころしあむ アッパー
また仕事をクビになったバゼット。そこへ聖杯戦争のアナウンスが流れてきて……。
アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
Fate/unlimited codes
「繰り返す逆月の主」。PS2版追加キャラクター。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編とは異なる並行世界の存在。
クラスカード出現事件の、凛やルヴィアの前任の担当者。イリヤ・美遊・クロ、更に凛とルヴィア総掛りでやっと痛み分けに持ち込める程の戦闘能力を有すが、ルヴィアの陰謀によって一文無しにされ、とんでもなくダメな人になってしまう。

人間関係

冬木

ランサー
召喚したサーヴァント。ケルトの英雄である彼には憧れに近いものを抱いていた。
言峰綺礼
協定を結んだ監督者にして元戦友。
しかし、惚れっぽい性格が災いして隙を見せ、そこを騙し討ちにあって左腕を奪われる。
アヴェンジャー
繰り返される4日間で契約しているサーヴァント。
カレン・オルテンシア
本編中は接点がないが、後日談で敵対し出す。
衛宮士郎
家主。四日間の一件が落着した後は、彼の家に居候する。

プリズマ☆イリヤ

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
当初の敵。だが呪いによって手を出せなくなり、ギルガメッシュとの戦いでは彼女たちに助けられる。
平行世界に迷い込んでからは奪ったクラスカードを返却し、イリヤの味方になる。
クロエ・フォン・アインツベルン
当初の敵。出会った当初、散々痛めつけたため「バサカ女」という不名誉な名で呼ばれていた。
平行世界に迷い込んでからは、相棒のような関係に。
子ギル
彼が自分たちに協力するのは「宝物庫の財宝を取り返す」ためだけではないと見抜き、不信感を募らせている。
嶽間沢龍子
「プリズマ☆イリヤ」でのアルバイト先の娘。

名台詞

「取った―――!じゃんけん、死ねぇ……!」
「……ふう。私の勝ちですね、士郎君。内容はともかく、貴方の後出しでしたから」
掛け声とともに振り下ろされた拳で、本編中のイメージを木端微塵に打ち砕いた。彼女がダメットさんと呼ばれる所以である。

プリズマ☆イリヤ

「この 瞬間を 待っていた」
「強化のルーンを刻んだ手袋も 限界まで練り上げた格闘術も あらゆる攻撃に耐え抜く肉体も―」
「それは敵を屠るためでなく ただ この一撃に繋げるための―――…!!」
「後より出でて先に断つもの――(アンサラー) 斬り抉る戦神の剣(フラガラック)!!!」
美遊の『騎英の手綱』に対抗し、バゼットは己の宝具を披露する。それは宝具(エース)を殺す宝具(ジョーカー)、逆光剣フラガラック。
「そんなもの…死なない程度に殴ればいい」
「その気になれば自分の痛覚など無視できる」
上記の呪いの内容を説明されての返答。
封印指定の執行者である以上、この程度のことは想定内のようだ。ただ、そのせいで凛に脳筋呼ばわりされた。
「金など日雇いの仕事(バイト)で繋げばいい」
「その気になれば道端の草も食べられる」
戦闘被害のためにカード利用を停止されての一言。ポーズまで揃えて、まさかの自己名言レイプである。
任務でもっと過酷な環境も経験してるのであろうが、本編とは別ベクトルで人間としてダメである。
「バゼット・フラガ・マクレミッツです! 特技は人を殴ることです!!」
嶽間沢家が経営する浜茶屋の面接を受けた時の第一声。普通なら完全にNGだが、1発で採用された。武道家同士、通じるものがあったのかもしれない。

フェイト/タイガーころしあむ

「言うまでもありません。
 気を失ったもの、酔っぱらったもの、前後不覚のもの、負け犬根性のついたもの。
 それら全て、一発殴れば解決です!」
何でもかんでも力技で解決させるダメットさん。
「お世辞は結構です!
 約束だ、私にもその服を!
 今までのイメージを払拭する、愛らしくて女の子らしい服をください!」
「可愛らしい服が欲しい」なんて微笑ましい願い。だが金は持ってんだから普通に買えばいい話である。

メモ

  • 劇中の彼女の自己申告によれば、当年23歳。ただし、彼女にstay nightからhollowまでの期間眠っていたという自覚のない状態での発言なので、その分のズレがあると思われる。
  • 「女としてダメ」と評される生活を送っているが、仕事上男性経験はあるという。
  • 強制的に買わせる『約束された観光地価格』(ボッタクリ)を持つ。(『プリズマ☆イリヤ 2wei』)
  • バゼット役の生天目仁美氏は、TYPE-MOON作品では他に『アニメ真月譚 月姫』でアルクェイド・ブリュンスタッドを演じている。

話題まとめ

「斬り抉る戦神の剣」vs「刺し穿つ死棘の槍」
ともに因果をいじって攻撃を行う両者の宝具。かたや迎撃することで相手の攻撃を打ち消し、もう一方は結果を為してから放つが故に外れることなく相手を仕留める。この両者が打ち合いとなった場合、結果はどうなるのか。hollowで示されたとおりの相打ちである。
仕組みとしては
1.真名解放によって、「刺し穿つ死棘の槍」でバゼットが貫かれるという結果(呪い)が確定する。
2.ランサーが「刺し穿つ死棘の槍」を実際に放つ。
3.バゼットが迎撃で「斬り抉る戦神の剣」を発動させる。
4.「斬り抉る戦神の剣」の効果でランサーの刺突技がキャンセルされる。しかし槍の呪いは残っている。
5.ランサーが「斬り抉る戦神の剣」の攻撃で倒れる。
6.呪いによって動いた槍がバゼットの心臓を貫く。
ちなみに、このシーンは格闘ゲームFate/unlimited codesでも再現されており、両者がこれらの技を発動すると相打ちになる。(バゼットは他の宝具なら発動を潰して一方的に打ち勝つことが出来る)
ダメットさんのじゃんけん
先述の通り、彼女のじゃんけんは「死ねぇ」という物騒なかけ声でスタートする。まあ、いたって普通(?)のじゃんけんの掛け声だが、相手の出した手をしっかり確認してから出す、つまり後出しを平然と行う。だが、その際に「斬り抉る戦神の剣」を使用、後出しであることを無効にする、あるいは自分以外全員後出しと言う状況にし、自分の勝ちにしてしまうという。……まさにダメな人である。

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