「両儀未那」の版間の差分

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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 読み = りょうぎ まな
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| 読み = りょうぎ マナ
 
| 外国語表記 =  
 
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;略歴
 
;略歴
:両儀家の一人娘。
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:両儀家の一人娘。「未来福音・序」の2年前、[[瓶倉光溜]]を借金取り達から救い出し、彼が両儀家専属の興信所の所長になるきっかけを作った。
  
 
;人物
 
;人物
:歳は10歳ほど。水に濡れたような長い黒髪。幼さ特有の愛らしさを持ちながら、大人びた理性(ひかり)を持った青い瞳。今時はまったく流行らない高級指向のブラウスを見事に着こなし、流行に左右されない普遍的な気高さを帯びている。
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:好奇心旺盛。織の事も知っており、式を「お母様」、幹也を「パパ」、織を「お父様」と呼ぶ。
 
:好奇心旺盛。織の事も知っており、式を「お母様」、幹也を「パパ」、織を「お父様」と呼ぶ。
:[[瓶倉光溜]]の絵本の処女作のファンであり、その縁で彼を救う。その後も何かと光溜の下を厚意で訪れているが、塾を抜け出して廃ビルにやってくる未那に、瓶倉は顔を青くしているとか。
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:瓶倉光溜の絵本の処女作のファンであり、その縁で彼を救う。その後も何かと光溜の下を厚意で訪れているが、塾を抜け出して廃ビルにやってくる未那に、光溜は顔を青くしているとか。
 
:性格は式と[[黒桐鮮花]]を足して2で割ったような性格をしているが、小悪魔的なところもあり織に似たのかもしれない。
 
:性格は式と[[黒桐鮮花]]を足して2で割ったような性格をしているが、小悪魔的なところもあり織に似たのかもしれない。
 
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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===Fateシリーズ===
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;[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]
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:2巻で父親の幹也ともども登場。
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===空の境界===
 
;[[未来福音]]
 
;[[未来福音]]
:未来視を持つという観布子の母に興味を示し、光溜の後を付いて行ってしまう。
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:未来視を持つという観布子の母に興味を示し、光溜の後を付いて行く。
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===その他===
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:初等部所属。高校生の幹也をパパ、式をお母さまと呼び、事態を引っ掻き回す。
 
:初等部所属。高校生の幹也をパパ、式をお母さまと呼び、事態を引っ掻き回す。
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;[[瓶倉光溜]]
 
;[[瓶倉光溜]]
 
:処女作のファン。それが縁で命を助け、時折彼の元を訪ね、仕事を提供する間柄。
 
:処女作のファン。それが縁で命を助け、時折彼の元を訪ね、仕事を提供する間柄。
;[[黒桐幹也]]
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:現状、未那と光溜は互いを求愛対象とは認識していないが、もし光溜がその気に目覚めて頭を抱えたら、「そういう事なら結婚ですよね」と言うかもしれないとのこと。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」BD版『劇場版「空の境界」未来福音』オリジナル特製小冊子">「きのことたかしの一問一答」BD版『劇場版「空の境界」未来福音』オリジナル特製小冊子</ref>
:パパ。描写がないので確定ではないが、多分今は「両儀幹也」
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;[[黒桐幹也|両儀幹也]]
:幹也からは、これ以上になると倫理的にやばくなっちゃうくらいには、娘として溺愛されている。いつか式を倒して幹也を取り戻すのが目標。
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:パパ。『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』にて両儀姓に改めたことが確定した。
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:いつか式を倒して幹也を取り戻すのが目標。幹也からは、これ以上は倫理的に難しいくらいに、娘として溺愛されている。
 
;[[両儀式]]
 
;[[両儀式]]
 
:お母様。幹也を巡ってライバル視している。
 
:お母様。幹也を巡ってライバル視している。
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:秋隆にとっても娘のようなものなので溺愛っぷりがすごいらしく、未那はさらに大人の扱い方が上手くなっているとか。
 
:秋隆にとっても娘のようなものなので溺愛っぷりがすごいらしく、未那はさらに大人の扱い方が上手くなっているとか。
 
;[[黒桐鮮花]]
 
;[[黒桐鮮花]]
:叔母。何をどう間違ってしまったのか、明らかに彼女に似てしまっている。作品中で二人が絡むシーンはない。
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:叔母。何をどう間違ってしまったのか、明らかに彼女に似てしまっている。作中で二人が絡むシーンはない。
:奈須曰く、とても仲が良いとのことで、鮮花は未那の「式を倒す」目標を後ろから応援しているそうだ。
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:とても仲が良く、鮮花は未那の「式を倒す」目標を後ろから応援しているそうだ。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」BD版『劇場版「空の境界」未来福音』オリジナル特製小冊子" />
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;[[観布子の母]]
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:未来を当てると聞き、会いに行く。見付けて早々、恋占いをしてもらおうとしたが、彼女からは占うまでもなく(親子として)相思相愛だと告げられる。
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:未来が視えなくなっているにも関わらず、まだ占いを続ける彼女を見て、人柄を気に入り、彼女の立ち退きを撤回させようとする。
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===ロード・エルメロイⅡ世の冒険===
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;水原真鮎
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:伽藍の堂の現在のオーナー。彼の童話コレクションを愛読している。これがきっかけで、[[瓶倉光溜|生きた作家]]に会いたくなった。
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;[[エルゴ]]
 +
:父親の客の一人。記憶飽和について悩んだ彼に「伽藍の堂」という名前の意味を教えてあげた。
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;[[夜劫アキラ]]
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:知り合いの夜劫メイの妹にして一つの事件の中心人物。同い年の新しい友達として扱っている。
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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:向日葵のような笑顔で宣戦布告。
 
:向日葵のような笑顔で宣戦布告。
  
;「お母様――いえ、お父様がお世話になりました」
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;「<ruby><rb>未那</rb><rt>マナ</rt></ruby>。<ruby><rb>両儀</rb><rt>りょうぎ</rt></ruby>未那です、素敵な占い師さん。<br> お母様―――いえ、お父様がお世話になりました」
:織のことを知っているのが伺える台詞。
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:観布子の母と別れる際になっての挨拶。織のことを知っていると窺える。
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
*名前の由来は仏教用語の「末那識」と推察される。名付け親は幹也で、意味を知っている式は渋い顔をしつつも「まあ、そういうのもアリよね」と承諾したのだという<ref group="出">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>
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*名前の由来は仏教用語の「末那識」と推察される。名付け親は幹也で、意味を知っている式は渋い顔をしつつも「まあ、そういうのもアリよね」と承諾した。<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>
*末那の目は青と表現されているが、両親の目はどちらも「殺人考察(前)」で黒と書かれている。直死の魔眼の色が遺伝したのだろうか?
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*末那の目は「青」と表現されているが、両親の目はどちらも「殺人考察(前)」で「黒」と描写されている。直死の魔眼の色が遺伝したのだろうか?
*小説版の挿絵と劇場版において服装は黒のトップスと黒のスカート、オーバーニーソックスと幹也同様黒尽くめ。作中で「白い少女」と形容されているので、実際には黒尽くめではないらしい。
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*小説版の挿絵と劇場版において服装は黒のトップスと黒のスカート、黒のオーバーニーソックスと幹也同様黒尽くめ。作中で「白い少女」と形容されているので、実際には黒尽くめではないらしい。
 
*武内曰く、モデルは劇場版第四章にて入院期間中に長髪となった式。かなり気に入っていたらしく、散髪シーンではMOTTAINAIと絶叫したそうな。
 
*武内曰く、モデルは劇場版第四章にて入院期間中に長髪となった式。かなり気に入っていたらしく、散髪シーンではMOTTAINAIと絶叫したそうな。
*能力こそ持たない人間だが、何故か全能たりえる力を持つ。人間力が高いということであろう。[[観布子の母]]と会った際、初対面にも関わらず、織が世話になったといった意味の事を話しているが、観察や推理で二人の関係性を導き出したのだろうか?
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*能力こそ持たない人間だが、何故か全能たりえる力を持つ。文字にできるような能力は結局限界があるものだとか。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」BD版『劇場版「空の境界」未来福音』オリジナル特製小冊子" />観布子の母と会った際、初対面にも関わらず、織が世話になったと語っているが、どうやって2人の関係を知ったのかは不明。
 
*彼女がたずさえる「仕事」は、面倒事ではあるものの、必ず人のためになるようなものであるとのこと。
 
*彼女がたずさえる「仕事」は、面倒事ではあるものの、必ず人のためになるようなものであるとのこと。
*地味に年齢が確定していない(「10歳ほど」なので、10歳と断言されていない)。つまり11歳という可能性もなくはないのだが、そうなると小説の情報では'''本編中で式が妊娠している事になる'''。<br>劇場版では「未来福音・序」は2010年8月の出来事なので、本編中で式が妊娠していることは無い。
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*「未来福音・序」は1998年から「正確には十二年」後であり、未那は10歳。そして本編は1999年で幕を閉じる。妊娠期間を鑑みて、幹也の忍耐心を疑う読者もいるとかいないとか。
*現状、未那と光溜は互いを求愛対象とは認識していないが、もし光溜がその気に目覚めて頭を抱えたら、「そういう事なら結婚ですよね」と言ってしまう……かも、と奈須せんせーは語る。未那さん、恐るべし。
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*『劇場版「空の境界」未来福音』で未那を担当した声優、金元寿子は、『[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]』で[[藤村大河|弟子ゼロ号]]の声も演じている。
*『劇場版「空の境界」未来福音』で未那を担当した声優、金元寿子は、「お願い! アインツベルン相談室」で[[藤村大河|弟子ゼロ号]]の声も演じている。
 
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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[[Category:空の境界]]
 
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[[Category:未来福音]]
 
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[[Category:ちびちゅき!]]
 
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2024年1月21日 (日) 11:08時点における最新版

両儀未那
読み りょうぎ マナ
性別 女性
声優 金元寿子
デザイン 武内崇
初登場作品 空の境界 未来福音
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概要[編集 | ソースを編集]

両儀式幹也の娘。

略歴
両儀家の一人娘。「未来福音・序」の2年前、瓶倉光溜を借金取り達から救い出し、彼が両儀家専属の興信所の所長になるきっかけを作った。
人物
歳は10歳。[注 1]水に濡れたような長い黒髪。幼さ特有の愛らしさを持ちながら、大人びた理性ひかりを持った青い瞳。今時はまったく流行らない高級指向のブラウスを見事に着こなし、流行に左右されない普遍的な気高さを帯びている。
好奇心旺盛。織の事も知っており、式を「お母様」、幹也を「パパ」、織を「お父様」と呼ぶ。
瓶倉光溜の絵本の処女作のファンであり、その縁で彼を救う。その後も何かと光溜の下を厚意で訪れているが、塾を抜け出して廃ビルにやってくる未那に、光溜は顔を青くしているとか。
性格は式と黒桐鮮花を足して2で割ったような性格をしているが、小悪魔的なところもあり織に似たのかもしれない。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

ロード・エルメロイⅡ世の冒険
2巻で父親の幹也ともども登場。

空の境界[編集 | ソースを編集]

未来福音
未来視を持つという観布子の母に興味を示し、光溜の後を付いて行く。

その他[編集 | ソースを編集]

ちびちゅき!
初等部所属。高校生の幹也をパパ、式をお母さまと呼び、事態を引っ掻き回す。
後に悪の魔の手から学園を守る、正義の美少女探偵として「マナ探偵事務所」を設立する。

人間関係[編集 | ソースを編集]

未来福音[編集 | ソースを編集]

瓶倉光溜
処女作のファン。それが縁で命を助け、時折彼の元を訪ね、仕事を提供する間柄。
現状、未那と光溜は互いを求愛対象とは認識していないが、もし光溜がその気に目覚めて頭を抱えたら、「そういう事なら結婚ですよね」と言うかもしれないとのこと。[出 1]
両儀幹也
パパ。『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』にて両儀姓に改めたことが確定した。
いつか式を倒して幹也を取り戻すのが目標。幹也からは、これ以上は倫理的に難しいくらいに、娘として溺愛されている。
両儀式
お母様。幹也を巡ってライバル視している。
もっとも、光溜を探偵にする際に連れてきてもらったりしており、特に仲が悪いとかでは無いと思われる。
硯木秋隆
両儀家の使用人であり、未那の教育係。
秋隆にとっても娘のようなものなので溺愛っぷりがすごいらしく、未那はさらに大人の扱い方が上手くなっているとか。
黒桐鮮花
叔母。何をどう間違ってしまったのか、明らかに彼女に似てしまっている。作中で二人が絡むシーンはない。
とても仲が良く、鮮花は未那の「式を倒す」目標を後ろから応援しているそうだ。[出 1]
観布子の母
未来を当てると聞き、会いに行く。見付けて早々、恋占いをしてもらおうとしたが、彼女からは占うまでもなく(親子として)相思相愛だと告げられる。
未来が視えなくなっているにも関わらず、まだ占いを続ける彼女を見て、人柄を気に入り、彼女の立ち退きを撤回させようとする。

ロード・エルメロイⅡ世の冒険[編集 | ソースを編集]

水原真鮎
伽藍の堂の現在のオーナー。彼の童話コレクションを愛読している。これがきっかけで、生きた作家に会いたくなった。
エルゴ
父親の客の一人。記憶飽和について悩んだ彼に「伽藍の堂」という名前の意味を教えてあげた。
夜劫アキラ
知り合いの夜劫メイの妹にして一つの事件の中心人物。同い年の新しい友達として扱っている。

その他[編集 | ソースを編集]

翡翠
『ちびちゅき!』でのライバル。同じ探偵として、推理勝負を繰り広げる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

空の境界 未来福音[編集 | ソースを編集]

「はい。いつかお母様を倒して、パパを取り戻すのがわたしの目標ですから」
向日葵のような笑顔で宣戦布告。
未那マナ両儀りょうぎ未那です、素敵な占い師さん。
 お母様―――いえ、お父様がお世話になりました」
観布子の母と別れる際になっての挨拶。織のことを知っていると窺える。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 名前の由来は仏教用語の「末那識」と推察される。名付け親は幹也で、意味を知っている式は渋い顔をしつつも「まあ、そういうのもアリよね」と承諾した。[出 2]
  • 末那の目は「青」と表現されているが、両親の目はどちらも「殺人考察(前)」で「黒」と描写されている。直死の魔眼の色が遺伝したのだろうか?
  • 小説版の挿絵と劇場版において服装は黒のトップスと黒のスカート、黒のオーバーニーソックスと幹也同様黒尽くめ。作中で「白い少女」と形容されているので、実際には黒尽くめではないらしい。
  • 武内曰く、モデルは劇場版第四章にて入院期間中に長髪となった式。かなり気に入っていたらしく、散髪シーンではMOTTAINAIと絶叫したそうな。
  • 能力こそ持たない人間だが、何故か全能たりえる力を持つ。文字にできるような能力は結局限界があるものだとか。[出 1]観布子の母と会った際、初対面にも関わらず、織が世話になったと語っているが、どうやって2人の関係を知ったのかは不明。
  • 彼女がたずさえる「仕事」は、面倒事ではあるものの、必ず人のためになるようなものであるとのこと。
  • 「未来福音・序」は1998年から「正確には十二年」後であり、未那は10歳。そして本編は1999年で幕を閉じる。妊娠期間を鑑みて、幹也の忍耐心を疑う読者もいるとかいないとか。
  • 『劇場版「空の境界」未来福音』で未那を担当した声優、金元寿子は、『お願い!アインツベルン相談室』で弟子ゼロ号の声も演じている。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 『未来福音』の2010年時点。『ロード・エルメロイ二世の冒険』の2007年時点では、アキラと同じく7歳と思われる。

出典[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 「きのことたかしの一問一答」BD版『劇場版「空の境界」未来福音』オリジナル特製小冊子
  2. 「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』

リンク[編集 | ソースを編集]