「椀々様」の版間の差分

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:姿は劇中未登場で、花心曰く「形が無い霊魂」とのこと。シャイニースターとなった後は黄色い星の姿をとっている。
 
:姿は劇中未登場で、花心曰く「形が無い霊魂」とのこと。シャイニースターとなった後は黄色い星の姿をとっている。
:人間の願いを叶えるのが好きだが、「未来を見せた人間を殺す」という性質も持つ。
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:牛の姿で未来を予言して死ぬとされる「件」と呼ばれる怪異の亜種であり、その性質通りに人間の願いを叶えるのが好きだが、未来を予言して願いを叶えると自分は死んでしまうため、「自分ではなく相手を件にして予言させる」具体的には「未来を見せた人間を殺す」という性質も持つ<ref group="注">この性質について草十郎には「快楽殺人鬼の理屈」とバッサリ切り捨てられた。</ref>。
 
:古くから山に住み人間を長く見ていたようだが、願いをこの世で一番のものにするため「この世から他の願いを全て消す」という最悪の手段をとってしまうほど、善悪の区別が全くついていない。
 
:古くから山に住み人間を長く見ていたようだが、願いをこの世で一番のものにするため「この世から他の願いを全て消す」という最悪の手段をとってしまうほど、善悪の区別が全くついていない。
  
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:願い星箱に同化した後はその「願いを叶えるために力が増す」という特性を発揮させるため、五つの秘湯を沸かせた。
 
:願い星箱に同化した後はその「願いを叶えるために力が増す」という特性を発揮させるため、五つの秘湯を沸かせた。
 
:また芳助の願いをこの世で一番のものにするために「世界中の人々の願いを否定して消す」という能力も見せている。
 
:また芳助の願いをこの世で一番のものにするために「世界中の人々の願いを否定して消す」という能力も見せている。
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:これによってシャイニースターと化して起動した後は周囲の全てが記録宇宙化し、全ての結果が確定しているため一切の行動がとれず、出力も恒星級に跳ね上がるという無茶苦茶な強さとなっていた。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;『一度でいいから、[[水嶋まさご]]の歌が、世界で一番になってほしい』<br/>『利己的ではなく』『打算的ではなく』『情欲によるものではなく』<br/>『滑稽で』『面白い』<br/>『この願いは、美しい』『この願いを叶えるワタシは、公正です』
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:『魔法使いの夜アフターナイト』にて、集まった無数の願いを却下して砕きながら、願われた芳助の「唯一の願い」に対する感想。
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:願われた「唯一の願い」以外を否定して世界で最上の願いにしようとしながら「滑稽」と嘲笑し、あまつさえ自分の価値の証明にしようとする有様に、草十郎は覚悟していた自身の犠牲での解決を却下するほどに激怒した。
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
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*[[アンリマユ|黒聖杯]]を始めとして、ろくでもない物も多かった願望機に新たに追加されたろくでもない逸品。
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**上記のようにかけられた願いにかこつけて他の全ての願いを否定して結果的に世界を滅ぼす欠陥品ぶりに加え、「世界で唯一の願い」を叶える自分は素晴らしいと誇る虚栄心と願いそのものを滑稽と嘲笑する下劣さは他にも類がないレベルである。
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==

2024年5月16日 (木) 19:51時点における最新版

椀々様
読み わんわんさま
別名 オンリーワン/ナンバーワン・シャイニースター(願い箱星に同化後)
好きな物 人間の願いを叶えること
種族 牛神
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

『Fate/Grand Order』に登場する幻獣。

略歴
期間限定イベント『魔法使いの夜アフターナイト』に登場。
元は隈乃山の名も無き牛神だったが、木乃美芳助が隈乃温泉の客から聞いた聖杯の話を元にして「椀々様」と名付けられた。
1997年に温泉へやってきた久遠寺有珠のプロイキッシャー「願い星箱」を盗み出して自分の一部を入れ同化し、木乃美芳助の部屋へ置いてハンドルを回させる。
奇しくも芳助の願いが願い星箱の起動条件『この世で唯一のもの』に当てはまったため、その後は願いを叶えようと五つの秘湯で願いを叶えさせた人物の命を奪って力を蓄えていた。
1999年5月には芳助の願いを、願い星箱のもう一つの起動条件である『この世で一番のもの』にしようとするも、蒼崎青子の手によって不発とされた。
2001年では花心に取り憑き、「隈乃温泉殺人事件」の裏で暗躍。再び五つの秘湯で願いを叶えさせた人物の命を奪おうとするも、結果としては二人の願いしか叶えられなかった。
そして士郎を何らかの暗示にかけてカネサダを買い取り、開かずの間にあった「万能の秘湯」の封を解くも、主人公らによって花心に取り憑いていた本体は倒される。
しかし願い星箱内に遺していた自身の分体を倒すと静希草十郎の死が確定するために、1999年へと飛んだ主人公らによって星二つにデチューンされた状態で戦闘。
その途中で槻司鳶丸から芳助の願いの唯一性を否定されて弱体化し、敗北して願い星箱共々消滅した。
人物
姿は劇中未登場で、花心曰く「形が無い霊魂」とのこと。シャイニースターとなった後は黄色い星の姿をとっている。
牛の姿で未来を予言して死ぬとされる「件」と呼ばれる怪異の亜種であり、その性質通りに人間の願いを叶えるのが好きだが、未来を予言して願いを叶えると自分は死んでしまうため、「自分ではなく相手を件にして予言させる」具体的には「未来を見せた人間を殺す」という性質も持つ[注 1]
古くから山に住み人間を長く見ていたようだが、願いをこの世で一番のものにするため「この世から他の願いを全て消す」という最悪の手段をとってしまうほど、善悪の区別が全くついていない。
能力
上述の通り「未来を見せた人間を殺す」という力を持っており、青子が『魔法使いの夜アフターナイト』にて秘湯で死亡していたのもこの力のため。
牛神の巫女であった花心に取り憑き、下半身を蜘蛛のような姿へ変貌させるといった能力も見せた。また、霊障を活性化させて五大怪談や怪異を出現させることもしていた。
人の認識を歪めることが可能で、作中では久遠寺有珠の記憶を曖昧にしたり、士郎の認識を改竄するなどしている。
人間を長く見ていたため多少の知恵はある。
願い星箱に同化した後はその「願いを叶えるために力が増す」という特性を発揮させるため、五つの秘湯を沸かせた。
また芳助の願いをこの世で一番のものにするために「世界中の人々の願いを否定して消す」という能力も見せている。
これによってシャイニースターと化して起動した後は周囲の全てが記録宇宙化し、全ての結果が確定しているため一切の行動がとれず、出力も恒星級に跳ね上がるという無茶苦茶な強さとなっていた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
期間限定イベント『魔法使いの夜アフターナイト』にて登場。
牛神としての姿は登場せず、シャイニースターとなった後の姿のみ登場している。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

木乃美芳助
隈乃温泉の主人。「椀々様」という名前は、オンリーワン/ナンバーワン・シャイニースターという願い星箱の名乗りからインスピレーションを受けたことと、願いを叶える聖杯がお椀の形をしていることから彼が名付けたものである。
願い星箱を起動させるために彼を用いて、その願いを叶えようとした。
花心
牛神の巫女。
2001年では隈乃温泉で暮らしていた彼女を乗っ取り、芳助の願いを叶えるため暗躍した。
イシュタリン・トーサカ
隈乃温泉へやってきた客の一人。
2001年では彼女が秘湯に潜っていたため、願いを叶えて若返らせた。
バゼット・フラガ・マクレミッツ杉谷霊印坊両儀式
隈乃温泉へやってきた客たち。
2001年では彼女らは秘湯に浸かっていなかったため、願いを叶えることができなかった。
士郎
隈乃温泉へやってきた客の一人。
彼が持ってきていた商品のカネサダを、彼の認識を歪める形で花心を通して入手し、開かずの間の封を解いた。
蒼崎青子
1999年には五つ星の状態で彼女と交戦し追い詰めるも、シャイニースターを不発にされてしまう。
2001年では五つの秘湯で客の願いを叶えることを阻止されるが、イシュタリンと彼女自身の願いを叶えることには成功した。
久遠寺有珠
彼女のプロイキッシャー「願い星箱」を盗み出し、利用していた。
その際には彼女の認識を何らかの力で歪めたことが示唆されている。
槻司鳶丸
自身が芳助の願いを利用したことについて怒りを抱かれ、芳助の願いの唯一性を崩された。

名台詞[編集 | ソースを編集]

『一度でいいから、水嶋まさごの歌が、世界で一番になってほしい』
『利己的ではなく』『打算的ではなく』『情欲によるものではなく』
『滑稽で』『面白い』
『この願いは、美しい』『この願いを叶えるワタシは、公正です』
『魔法使いの夜アフターナイト』にて、集まった無数の願いを却下して砕きながら、願われた芳助の「唯一の願い」に対する感想。
願われた「唯一の願い」以外を否定して世界で最上の願いにしようとしながら「滑稽」と嘲笑し、あまつさえ自分の価値の証明にしようとする有様に、草十郎は覚悟していた自身の犠牲での解決を却下するほどに激怒した。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 黒聖杯を始めとして、ろくでもない物も多かった願望機に新たに追加されたろくでもない逸品。
    • 上記のようにかけられた願いにかこつけて他の全ての願いを否定して結果的に世界を滅ぼす欠陥品ぶりに加え、「世界で唯一の願い」を叶える自分は素晴らしいと誇る虚栄心と願いそのものを滑稽と嘲笑する下劣さは他にも類がないレベルである。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. この性質について草十郎には「快楽殺人鬼の理屈」とバッサリ切り捨てられた。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]