「死徒」の版間の差分

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詳細は「[[死徒二十七祖]]」を参照。
 
詳細は「[[死徒二十七祖]]」を参照。
  
=== 死徒一覧 ===
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== リメイク版での設定 ==
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死徒の血を送られ、吸血鬼として新生した人間はその血に支配され、呪いを宿し始める。その呪いの深度によって、いくつの階梯に分けられている。
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階梯ごとの命名はたいてい[[聖堂教会]]によるものだが、使われるにつれ、魔術世界の常識になっている。
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'''死者'''
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;Ⅰ階梯:死者
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:親の死徒の命令通りに動く人形。命令がなければ死体のまま放置され、死に至る。親にただ血を吸われて、血を送られただけの下級兵士。
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:死徒が犠牲者を殺した後に血を送れば死者にしてしまえる。
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;Ⅱ階梯:屍鬼
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:グール。意思はあるものの、明確な思考はできない、生前の姿を擬態している死者。親の魔力で腐敗こそしないものの、中身は完全に崩壊している。
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:脳が腐り出しているから本能で血肉を求める分、Ⅰ階梯の死者より凶暴。
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:Ⅱ階梯以上になるには適性(吸血種の血に抗える免疫力)が必要。適性を持つ人間は100人中1人ぐらい。ただし、なまじ適性を持っていても生存力次第で絶命することもある。その中で、送り込まれた親の血に適応できて、耐えきれたものだけがⅣ階梯以上になれる。
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;Ⅲ階梯:不死
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:ようやく吸血鬼と呼べる程度の生き物になる。生きる屍。アンデッド。
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:生前ほどの思考能力はないものの、自分だけで人間生活を偽装できる。自分がどういう生き物になったのかを理解した上で親に従っている。
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:一度死んでから脳を再構成した上級兵士。日光も平気だが、正体を秘すためには定期的な防腐処理が必要となる。
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:親が消滅しても死体には戻らない。
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'''夜属'''
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;Ⅳ階梯:夜属
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:生前のパーソナリティを維持したまま、吸血鬼見習いとして活動する不死者。人間離れした身体能力を持つかわりに極度の冷えと渇きを覚える。いわば下級騎士、半人前の吸血鬼。
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:Ⅵ階梯以上のモノが獲物を丁寧に、少しずつ吸血していくと、犠牲者はこの階梯の吸血鬼からスタートする。日光を浴びると貧血になる程度で、まだ焼かれはしない。
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:魔術世界においては“ヒト”と呼べるのはこの階梯まで。
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:Ⅳ階梯に達した吸血鬼は、もう親基から離れても生きていける。親基から見れば、モノからイキモノに成った、ぐらいの感覚。この階梯になれるのは1000人中1人の割合である。
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;Ⅴ階梯:夜魔
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:Ⅳ階梯の深度に加え、その血液に宿った呪いによって親基、あるいは個人に起因する異能を発揮できるようになる。上級騎士、一人前の吸血鬼。
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'''死徒'''
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;Ⅵ階梯:死徒(下級)
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:完全に“吸血種”として自立。成り上がりものの限界。あえて言うなら城塞。
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:吸血・侵食によって子(下僕)を作って、自分が作ったグループの頂点「親基」になれる。だが、Ⅵ階梯以上の子は作れない。
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:生殖機能がすでに失われている、という生き物として致命的な欠点を持つため、死徒は霊長類にカウントされない。
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;Ⅶ階梯:死徒(上級)
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:上級死徒。祖に認められ、更なる異能を与えられたもの。同じ呼び名でもその規模はⅥ階梯とは別物。この階梯になると居るだけで地域を汚染する毒になる。
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:並の代行者では太刀打ちできない異端であり、貴族として自らの意志を許された吸血鬼。親基である祖に絶対服従という訳ではなく、機会さえあれば祖を倒して、その呪いを受け継ぐ事ができる。
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:ただし、同じ“自由”を得たとしても祖が生きた年月との差は膨大であり、祖の存在規模を上回ることは難しいとされる。
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;Ⅷ階梯:後継者
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:祖が自分の後継に認めた、才能ある吸血鬼。言うなれば王子、王女。祖の中には吸血鬼ではないものを見初めて、いきなりこの階梯まで引き上げてしまうモノもいる。
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:ひとりの祖に最低ふたりいるらしく、単純計算で50匹以上いる。中には真祖を模して作られた死徒がいるとも言われている。
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;Ⅸ階梯:祖
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:“真祖の非常食”という立場から抜け出し、まったく違うモノとして独立を勝ち取った古い死徒。月から地上に落ちた真紅の染み。決して他と相容れない世界を持った猛毒。
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:Ⅵ階梯の死徒を生み出し、人間を“寿命”として摂取する長命者。現在に至る吸血鬼社会の構造を創ったとされる。
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:二十七つ在るため、二十七祖と言われている。存在規模は個体差があり、西暦以前から活動しているのが「古参」、西暦以後から活動を始めたのが「新参」と分類される。
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:;'''原理血戒(イデアブラッド)'''
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::「原理」とも。祖を祖たらしめている血液の質。その血を巡らせるだけで惑星の物理法則を塗り替える特異点。
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::この血を継承した死徒は、どんな階梯であろうと祖に成り上がる事となり、アルクェイドはこれを“王冠”と例えていた。
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::反面、原理を動かすには千年クラスの土台が必要となり、数百年程度の死徒が継承してもその呪いで潰されてしまう。
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::その祖の魂に刻まれた大本の戒め、生きる目的でもあり、各々の原理はそれぞれ違うものとなっている。加えて、死徒の呪いはそれを保有する個体が消えれば消失してしまい、複写しても唯一性を失って弱体化するため、原理による異能はそのまま他者に引き継がれない模様。
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== 死徒一覧 ==
 
;[[the dark six]]
 
;[[the dark six]]
 
:「最初の死徒」「闇色の六王権」。最古にして最高のシステムであるが未完成であるもの。現在蘇生中。蘇生した暁には死徒二十七祖を束ねるといわれるが、コレの正体を知る死徒はいない。
 
:「最初の死徒」「闇色の六王権」。最古にして最高のシステムであるが未完成であるもの。現在蘇生中。蘇生した暁には死徒二十七祖を束ねるといわれるが、コレの正体を知る死徒はいない。
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;[[ズェピア・エルトナム・アトラシア]]
 
;[[ズェピア・エルトナム・アトラシア]]
 
:死徒にはなっているものの、「タタリ/ワラキアの夜」へと成り果てる道は選択しなかった。
 
:死徒にはなっているものの、「タタリ/ワラキアの夜」へと成り果てる道は選択しなかった。
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;[[ヴローヴ・アルハンゲリ]]
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:凍結の死徒。親である祖を殺して、新しい祖になった。
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==

2021年9月22日 (水) 14:35時点における版

概要

吸血種の中で、吸血鬼と呼ばれるモノたちの大部分をしめる種[出 1]。人間から後天的になった吸血種。吸血種は非常に多岐に渡って様々なものが存在するが、一般に言われる「吸血鬼」のイメージに適う存在。

元々人であった者が、真祖もしくは他の死徒に噛まれ吸血されたことで変異した吸血鬼[出 2]。厳密に言えば、「血を吸われた」結果に死徒となるわけではなく、吸った相手が「血を送り込んだ」後に死徒化する[出 2]。ただし、全ての人間がそうなるのではなく、肉体的ポテンシャルが高く、魂のキャパシティに優れるものに限られ、常人の場合はやがて死に至ってしまう[出 2]。また魔術を極め自己を吸血種に改造してなった者もいるが、成り立ちこそ違えど死徒の社会に参加することで同胞として認識し合う。

死後すぐさま活動を開始するわけではなく、遺体として埋葬された後、脳髄が溶けて魂が肉体から解放されるまでに数年をかける。これでようやく食屍鬼(グール)と呼ばれる動く死体(リビングデッド)になる[出 2]。グールは欠けた肉体を取り戻すために周囲の死体を喰らい、その過程で、さらに数年をかけて失った脳の代わりに幽体の脳を形成、知能を取り戻す。通常、ここでようやく吸血鬼と呼ばれる段階に至る[出 2]

自意識を得た吸血鬼は自らの為の行動を開始するが、親の血が身体に入っているため、親の支配には逆らえない[出 2]。せっかく集めた血も、大半は親に持っていかれてしまう。これゆえに、力を貯えるために、自らも親となって手下の吸血鬼を増やしていくのである[出 2]。元来の発生は、真祖が自らの吸血衝動の苦しみから逃れるために用意した血袋のような役割を課せられた人間たち。やがて力を付けた彼らは、真祖の支配から人間界に逃れ、吸血行動を繰り返すようになる。この当時の死徒が二十七祖と定義されるモノたちである[出 1]

人間を超越した能力を持つが、それは長大な寿命を活かして能力を磨き上げた結果である。彼らの力は「人間の延長線上」にあり、人間の寿命が数千年単位以上であったならば誰でも同等の能力が得られることになる。不老不死である吸血鬼の肉体は、人間という器にとって過ぎたモノである故、彼らの肉体は急速に劣化していく。それを補うために、他人の血液を吸って遺伝情報を取り込み、肉体を固定させている。言い方を変えるならば「エネルギーを補給し続ける必要がある不老不死」。長い年月を生きたものほど損傷が大きく、それを補うには通常の生命では間に合わなくなるため、人間よりも種として優れる野獣や魔獣を取り込むこともある。取り込んだ動物は使い魔のように使役することが可能。感覚の受け取り方は人間とは異なってるらしく、普通の魔術師やサーヴァントでは探知不可能だったペイルライダーを探知したりしている[出 3]

英霊と死徒の関係

英霊が「人類史を肯定するモノ。人間世界の秩序を護るモノ」[出 4]「人類史の影法師」であるのに対して、死徒は「人類史を■■するモノ。人間世界のルールを汚すために存在してきたモノ」[出 4]「地球そのものの影法師」である。故に、死徒は「人が作りし宝具」「神が人のために用意した宝具」による加護を否定することが出来る[注 1][出 4]

原作者である奈須きのこが手がけたTYPE-MOON作品の伝奇は「すべて同じ世界」と思われがちだが、あくまで基本であり大きく二つの系統に分かれている[出 5]。英霊がサーヴァントとして使役できる『Fate』世界と、英霊という強大な概念を“自律した使い魔”という術式に落とし込めなかった『月姫』世界に分別されている[出 5]

『Fate』世界の下地は『人類史を肯定するモノ』なので英霊も主役として考えられるが、『月姫』世界の下地は『人類史を■■するモノ』なので、その敵対者である死徒たちが主題となる[出 5]。例外として、どっちもアリな『Fake』と、どっちとも言えない『Grand Order』が挙げられている[出 5]

『Fake』にて死徒ジェスターがオーランド配下の宝具を持った警官たちと接触した際には宝具の能力を無効化し一方的に蹂躙する力を見せている[出 6]。逆に英霊がサーヴァントとして召喚され得るような人理が命として脈動する『Fate』世界では死徒は弱体化し、『月姫』世界ほどの力を持てないとされている。

歴史

西暦20年頃から魔術世界に頻繁に現れるようになり、魔術師を敵とみなして襲っていたそうだが、西暦300年頃夜の森の都、千年城の戦いにて朱い月と魔導元帥ゼルレッチの衝突があった,,,とされ、これにより朱い月は、滅んだと言われる。
死徒二十七祖の項目の説明にもあるように、この衝突に前後して「英霊召喚が可能な世界」と「英霊召喚ができない世界」のどちらかに分岐したと思われる。

死徒二十七祖

死徒たちの大元である二十七の祖のこと。

詳細は「死徒二十七祖」を参照。

リメイク版での設定

死徒の血を送られ、吸血鬼として新生した人間はその血に支配され、呪いを宿し始める。その呪いの深度によって、いくつの階梯に分けられている。

階梯ごとの命名はたいてい聖堂教会によるものだが、使われるにつれ、魔術世界の常識になっている。

死者

Ⅰ階梯:死者
親の死徒の命令通りに動く人形。命令がなければ死体のまま放置され、死に至る。親にただ血を吸われて、血を送られただけの下級兵士。
死徒が犠牲者を殺した後に血を送れば死者にしてしまえる。
Ⅱ階梯:屍鬼
グール。意思はあるものの、明確な思考はできない、生前の姿を擬態している死者。親の魔力で腐敗こそしないものの、中身は完全に崩壊している。
脳が腐り出しているから本能で血肉を求める分、Ⅰ階梯の死者より凶暴。
Ⅱ階梯以上になるには適性(吸血種の血に抗える免疫力)が必要。適性を持つ人間は100人中1人ぐらい。ただし、なまじ適性を持っていても生存力次第で絶命することもある。その中で、送り込まれた親の血に適応できて、耐えきれたものだけがⅣ階梯以上になれる。
Ⅲ階梯:不死
ようやく吸血鬼と呼べる程度の生き物になる。生きる屍。アンデッド。
生前ほどの思考能力はないものの、自分だけで人間生活を偽装できる。自分がどういう生き物になったのかを理解した上で親に従っている。
一度死んでから脳を再構成した上級兵士。日光も平気だが、正体を秘すためには定期的な防腐処理が必要となる。
親が消滅しても死体には戻らない。

夜属

Ⅳ階梯:夜属
生前のパーソナリティを維持したまま、吸血鬼見習いとして活動する不死者。人間離れした身体能力を持つかわりに極度の冷えと渇きを覚える。いわば下級騎士、半人前の吸血鬼。
Ⅵ階梯以上のモノが獲物を丁寧に、少しずつ吸血していくと、犠牲者はこの階梯の吸血鬼からスタートする。日光を浴びると貧血になる程度で、まだ焼かれはしない。
魔術世界においては“ヒト”と呼べるのはこの階梯まで。
Ⅳ階梯に達した吸血鬼は、もう親基から離れても生きていける。親基から見れば、モノからイキモノに成った、ぐらいの感覚。この階梯になれるのは1000人中1人の割合である。
Ⅴ階梯:夜魔
Ⅳ階梯の深度に加え、その血液に宿った呪いによって親基、あるいは個人に起因する異能を発揮できるようになる。上級騎士、一人前の吸血鬼。

死徒

Ⅵ階梯:死徒(下級)
完全に“吸血種”として自立。成り上がりものの限界。あえて言うなら城塞。
吸血・侵食によって子(下僕)を作って、自分が作ったグループの頂点「親基」になれる。だが、Ⅵ階梯以上の子は作れない。
生殖機能がすでに失われている、という生き物として致命的な欠点を持つため、死徒は霊長類にカウントされない。
Ⅶ階梯:死徒(上級)
上級死徒。祖に認められ、更なる異能を与えられたもの。同じ呼び名でもその規模はⅥ階梯とは別物。この階梯になると居るだけで地域を汚染する毒になる。
並の代行者では太刀打ちできない異端であり、貴族として自らの意志を許された吸血鬼。親基である祖に絶対服従という訳ではなく、機会さえあれば祖を倒して、その呪いを受け継ぐ事ができる。
ただし、同じ“自由”を得たとしても祖が生きた年月との差は膨大であり、祖の存在規模を上回ることは難しいとされる。
Ⅷ階梯:後継者
祖が自分の後継に認めた、才能ある吸血鬼。言うなれば王子、王女。祖の中には吸血鬼ではないものを見初めて、いきなりこの階梯まで引き上げてしまうモノもいる。
ひとりの祖に最低ふたりいるらしく、単純計算で50匹以上いる。中には真祖を模して作られた死徒がいるとも言われている。
Ⅸ階梯:祖
“真祖の非常食”という立場から抜け出し、まったく違うモノとして独立を勝ち取った古い死徒。月から地上に落ちた真紅の染み。決して他と相容れない世界を持った猛毒。
Ⅵ階梯の死徒を生み出し、人間を“寿命”として摂取する長命者。現在に至る吸血鬼社会の構造を創ったとされる。
二十七つ在るため、二十七祖と言われている。存在規模は個体差があり、西暦以前から活動しているのが「古参」、西暦以後から活動を始めたのが「新参」と分類される。
原理血戒(イデアブラッド)
「原理」とも。祖を祖たらしめている血液の質。その血を巡らせるだけで惑星の物理法則を塗り替える特異点。
この血を継承した死徒は、どんな階梯であろうと祖に成り上がる事となり、アルクェイドはこれを“王冠”と例えていた。
反面、原理を動かすには千年クラスの土台が必要となり、数百年程度の死徒が継承してもその呪いで潰されてしまう。
その祖の魂に刻まれた大本の戒め、生きる目的でもあり、各々の原理はそれぞれ違うものとなっている。加えて、死徒の呪いはそれを保有する個体が消えれば消失してしまい、複写しても唯一性を失って弱体化するため、原理による異能はそのまま他者に引き継がれない模様。

死徒一覧

the dark six
「最初の死徒」「闇色の六王権」。最古にして最高のシステムであるが未完成であるもの。現在蘇生中。蘇生した暁には死徒二十七祖を束ねるといわれるが、コレの正体を知る死徒はいない。
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
「魔道元帥ゼルレッチ」「宝石翁」「万華鏡(カレイドスコープ)」「宝石のゼルレッチ」。現存する魔法使いのうち、第二魔法の使い手。かつて朱い月のブリュンスタッドに喧嘩を売って倒してしまった猛者。この相打ちで血を吸われ死徒となってしまった。死徒でありながら真祖の協力者。アルクェイドのじいや。
リィゾ=バール・シュトラウト
「黒騎士シュトラウト」。最古参の死徒。アルトルージュの護衛その1。殺人貴のライバル。時の呪いを病んでいるため、不死。真性悪魔ニアダーク。
アインナッシュ
「思考林」「腑海林」。全長50kmに及ぶ森林。二代目であり、初代アインナッシュの流れ出た血液を吸血植物が吸ったことで死徒化した。
フィナ=ヴラド・スヴェルテン
「白騎士ヴラド」「吸血伯爵」「ストラトバリスの悪魔」。アルトルージュの護衛その2。幽霊船団の船団長。美少年趣味で同性からしか血を吸わない。リタとは犬猿の仲。固有結界「パレード」を有する。
アルトルージュ・ブリュンスタッド
「血と契約の支配者」「黒血の吸血姫」。朱い月の後継者候補。アルクェイドにとっては姉にあたる存在。真祖と死徒の混血。死徒における吸血姫。プライミッツ・マーダーを従わせ、黒騎士・白騎士を含む数々の死徒を支配下におく、実質上の死徒の王。見た目は14歳の少女。
ネロ・カオス
「混沌」。魔術師上がりの死徒。元々の名をフォアブロ・ロワインという。「永遠」を探求した結果、それを為すために自らを混沌の海とした。固有結界「獣王の巣」を有する。現在のネロとフォアブロは別の存在に等しい(もう混沌の群体に飲まれてフォアブロの意識は欠片ほども残ってはいない)
スタンローブ・カルハイン
「捕食公爵」「街食うモノ」。第一の亡霊(スタンティア)。既に滅んでいるが、存在濃度がゼロになるまであと二百年ほどかかるとか。
タタリ/ワラキアの夜
「タタリ」「ワラキアの夜」「正体不在(アンノウン)」。魔術師上がりの死徒。存在する、とされるが誰も見たことがない死徒。ズェピア・エルトナム・オベローンというアトラス院の錬金術師の成れの果て。「人類滅亡」を回避しようとして様々な策を練るも、全て失敗し発狂。死徒となって第六法に挑むが、肉体が消滅した。しかし、自身を「現象」とし、駆動式に応じて具現化することでこの世界に存在し続けている。
ヴァン=フェム
「魔城のヴァン=フェム」「財界の魔王」。本名ヴァレリー・フェルナンド・ヴァンデルシュターム。最古参の一角で、魔術師上がりの死徒。巨大なものを作ることにかけては最高の人形師。七大ゴーレム「城」を創像する。以前、白騎士ヴラドと戦争になったおり、第五城マトリを攻め落とされたため、アルトルージュ派を嫌っている。死徒二十七祖であるとともに、人間社会においては世界的な財閥のトップ。
リタ・ロズィーアン
自称、芸術家のお嬢様。退廃的な死徒の中でも、さらに特出した趣味を持つ。貴族的な吸血鬼の典型で、酒池肉林の地獄で甘美な堕落にふける毎日を送っている。親から正式に位を受け継いだ二代目。スミレとは殺し合うほど仲がいいという噂。
グランスルグ・ブラックモア
「黒翼公」「鵬」「月飲み」。魔術師上がりの死徒。巨大なカラスとの半人半鳥の姿。対死徒に絶大な威力を発揮する固有結界「ネバーモア」の術者。
トラフィム・オーテンロッゼ
「白翼公」「最初にして高貴なる白い翼の君」。最古参の一角で、魔術師上がりの死徒。朱い月の最初の従者。
死徒の中で最大の領地と発言権を持つ現段階での死徒の王で、二十七祖を代表する死徒。実質上のトップであるアルトルージュとは反目しあっている。「真祖狩り」を提案した張本人。
エンハウンス
「復讐騎」「エンハンス・ソード(片刃)」「死徒殺しの吸血鬼」。先代十八位を殺してその座についた。祖になってまだあまり時が経っていない。半人半死徒と蔑まれる。他の祖を狩ろうとする裏切者で、先代から奪った魔剣アヴェンジャーと教会で作った銃で戦うも、教会製の銃は使うたびに死徒である左手を腐らせていき、魔剣は人間である右手の神経を破壊する。
メレム・ソロモン
「フォーデーモン・ザ・グレイトビースト」。二十七祖の一角ながら、それと反目する埋葬機関の第五位でもある異端中の異端。そちらの通り名は「王冠」。古今東西の秘宝のコレクター。埋葬機関に所属しているのも、教会が封印している秘宝の近くにいたいが為とかいう。
スミレ
「水魔スミレ」「ウォーター・ボトル」。流水を克服した死徒(伝承にいわく、吸血鬼は流水を超えられないという)。その代わりに地上での活動が難しくなった。いつも酔っている。酔ってさえいなければ更に順位は上がる。地上に上がって水気を抜くと酔いが消えて実力を発揮できるとかできないとか。外見上はとっつきやすい酔っ払いのお姉さん。死徒の中で唯一、空想具現化を可能とする。リタとは殺し合うほど仲がいいという噂。
エル・ナハト
「屈折」「胃界教典」。一対一なら確実に相手を消去し、自身も死亡する心中のスペシャリスト。ただし蘇生に数十年を必要とする。現在は鏡面結界に封印され、埋葬機関の聖典として対死徒の切り札として利用されている。
コーバック・アルカトラス
「千年錠の死徒」。魔術師上がりの死徒。聖典トライテンを守る迷宮をつくってみたが、自分もその中から出られなくなった。歌月十夜に曰く「二十七祖のお笑い担当」。
ミハイル・ロア・バルダムヨォン
「転生無限者」「アカシャの蛇」。元教会の司祭で魔術師。アルクェイドを利用し死徒になった「真祖の死徒」であるが、他の死徒からは祖として認められていない。
『月姫』世界は『ある出会い』を経て強力な死徒となる。しかし『Fate』世界ではそもそも『ある出会い』がないため、死徒になりこそすれど『祖の一人』に数えられるほどの力は持たず、その秘術も劣化したものとなる[注 2][出 5]
弓塚さつき
遠野志貴のクラスメイト。作中吸血鬼の襲撃を受けて死徒となる。通常、死者から死徒へ変化するには数ヶ月から数年かかるところを、僅か三日足らずで死徒になった。魔術師及び精霊に致命的な効果をもたらす固有結界「枯渇庭園」を使用する。
MBACではネロを倒し、MBAAでは親元であるロアを打倒して代替えに成功しているので、二十七祖候補の筆頭と言えなくもない。
シオン・エルトナム・アトラシア
MELTY BLOOD本編の3年前、タタリ討伐に失敗したときに吸血される。タタリの特性から吸血衝動は薄く、変異してはいないが、その可能性は否定しきれない。
白レン
タタリの残滓がレンの使われていなかった部分を元に形を為したもの。慇懃無礼で饒舌、おまけにツンデレ。
カリー・ド・マルシェ
かつてシエルの身体を使っていた頃のロアの配下。ロアが滅んだ後、シエルによって討伐されかかったが、諸々の事情で見逃される。シエルがカレー好きとなった原因。
ルヴァレ
湖の死徒。ノルウェイの霧に潜む、齢五百を超える吸血鬼。祖に準じる歴史を持つ古い死徒。親と娘と息子の三人。
シャーレイ
衛宮切嗣の初恋の少女。死徒化の薬物を使用した結果、死徒になった。
ジェスター・カルトゥーレ
偽りの聖杯戦争に参加したマスターの一人。
ズェピア・エルトナム・アトラシア
死徒にはなっているものの、「タタリ/ワラキアの夜」へと成り果てる道は選択しなかった。
ヴローヴ・アルハンゲリ
凍結の死徒。親である祖を殺して、新しい祖になった。

メモ

  • 魔術的な手段による死徒化の具体的な方法は出てきてなかったが、ネロは死徒となる際に決めた盟約に逆らえないと何らかの制限をほのめかしている。シャーレイは薬による不完全とはいえ死徒化を果たしたが、そのような制限などは見受けられていない。
  • 上述通りジェスターはオーランド配下の宝具を破壊しているが[出 7]、ジェスター本人が「同じ宝具でも『座』の使者たる英霊が使うなら話は別」「英霊ならば私に勝てたかも」と語っており[出 4]、あくまで上のような一方的な格差は人間が宝具を振るった時の場合の模様(実際アサシンの『妄想心音』は通用した)。
    また、ハンザ・セルバンテス曰く「このレベルの死徒には、聖別された専用の武器を使うか……魔眼や獣化の『特異点』持ち、あるいは純粋に高レベルの魔術師でも無い限り対処できない」とのことで[出 8]、同じ宝具でもジェスターのレベル未満の死徒に対して使った場合はまた別の結果になる可能性もあると思われる。
    他に、キャスターも「今の装備じゃ、勝ち目ねえぞ?」「今のカスタマイズは『人の力』を押し上げるのに特化してるからな」[出 9]と宝具の能力の相性によってはまた別であることを仄めかしている。
  • 吸血鬼モノにはよくある設定である、「人間とのハーフ」いわゆるダンピールは存在しないとのこと。上記のように、人類史を否定するモノとして、外見は人間とだいたい同じでも根本的に人間とは異なる「何か」であるということだろうか。
    • ただし、混血が存在しないように本来デミ・サーヴァントも存在しない、という言い回しであり実際にはデミ・サーヴァントが存在することから逆に言えば例外の存在は考えられる。

脚注

注釈

  1. なお「神が神のために用意した宝具」の場合は話は別との事である。
  2. とはいえ『英霊伝承異聞 ~巌窟王 エドモン・ダンテス~』にて死徒ロアは14の秘宝によって超常の存在となったエドモンに対して優位に立つ程の強さを持ってるのも留意。

出典

  1. 1.0 1.1 「月姫用語辞典-死徒」『月姫読本 PlusPeriod』p.180。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 「月姫用語辞典-吸血鬼」『月姫読本 PlusPeriod』p.178。
  3. 『Fate/strange Fake』第3巻 p.245。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 『Fate/strange Fake』第2巻 p.169。
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 竹箒日記2017/4/15
  6. 『Fate/strange Fake』第2巻 p.166-172。
  7. 『Fate/strange Fake』第2巻 p.168。
  8. 『Fate/strange Fake』第2巻 p.174。
  9. 『Fate/strange Fake』第2巻 p.164。

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