「BB (水着)」の版間の差分

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;略歴
 
;略歴
:『Fate/Grand Order』の期間限定イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」にて、年一度のイベント「サバフェス」の主催を引き受け、その進行に奔走する。
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:『Fate/Grand Order』の期間限定イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」にて、年一度のイベント「サバフェス」の主催を引き受け、会場の下見にハワイに訪れた際に弱った女神ペレと遭遇し、彼女を復活させる為に一計を案じる。
:会場の下見にハワイに訪れた際、弱った女神ペレと遭遇し、彼女を復活させる為に一計を案じる。ハワイの大地を自由にするペレの権能を使用して特異点ルルハワを形成し、サバフェスの賞品に聖杯を提供する事で聖杯戦争を開催。その熱気と欲望によってペレを活性化させようとしたのである。
+
:ハワイの大地を自由にするペレの権能を利用して特異点ルルハワを形成し、サバフェスの賞品に聖杯を提供する事で聖杯戦争を開催。その熱気と欲望によってペレを活性化させようとしてた。
:しかしペレとの遭遇後にカルデアハワイ支部で天体望遠鏡を覗いた際に、己の機能と相乗して宇宙の先の先を垣間見てしまい、結果としてこの宇宙ならざる領域外に座す『'''深淵の邪神'''』と目が合ってしまう。幸か不幸かその邪神と意気投合、同調により「時間を操る」権能を授かり、霊基もムーンキャンサーとしての原型を保ちつつ[[フォーリナー]]のそれへと変質する。その後、異常を察知したカルデアハワイ支部を証拠隠滅のために虚数空間へと隔離し、ついでとばかりに他の天文台も影の世界に沈めてしまった。
+
:……だが、その実はペレとの遭遇後にカルデアハワイ支部で天体望遠鏡を覗いた際に邪神と目が合ってしまい、意気投合して「時間を戻す」権能を譲り受けており、上記の聖杯も「願った事が逆に叶う」という最悪の代物であり、主人公らが優勝するまでサバフェスをループして世界の為に聖杯を使わせ、結果的に世界を滅ぼすつもりであった。
:[[主人公 (Grand Order)|マスター]]であるカルデアのマスターがルルハワを訪れた後は、主人公らに聖杯と偽って「願った事が逆に叶う」という”黄金の豚の杯”を使わせ、「'''主人公が聖杯を世界のために使い、結果として世界を滅ぼす形で自滅する'''」という最悪の結果を引き起こすべく暗躍。優勝するまでサバフェスの時間を巻き戻し続けるという荒業で主人公たちを特異点に縛りつけた上、突如として地球外から現れた[[謎のヒロインXX|フォーリナー]]を隠れ蓑として利用することで自らのフォーリナー反応を隠蔽していた。
+
:真相が全てバレた後も圧倒的な力にモノを言わせて今度は記憶ごとループさせようとするものの、主人公の味方になった[[謎のヒロインXX]]によって邪神の権能を根こそぎ奪われ、洗浄の為に逮捕・連行されていった。
:しかしループの中で調査を続けた主人公たちに『深淵の邪神』と同調していたという事実を見抜かれ、最後の最後にして聖杯を巡る計画が破綻。真相を暴露すると「BBホテップ」としての正体を露わにし、圧倒的な力にモノを言わせて今度は記憶ごとタイムループに巻き込もうとするものの、主人公の味方になっていた謎のヒロインXXの宝具により邪神の権能を根こそぎ奪われ敗北。洗浄の為に逮捕・連行されていった。
+
:後にルルハワから帰る際も小麦色の肌から戻す(ペレの権能を自分からはがす)ために主人公らを戦わせる等して、最終的には全て元通りになった。
:なおその際、夏の思い出として主人公たちがループの中で作成したすべての同人誌をプレゼントしている。
+
:……なお、上記の経緯には本人の自己申告も多分に含まれる為、どこまで信じてよいのかは不明である。
:主人公たちがルルハワから帰る際、小麦色の肌から戻るため、フライトの時間を永久に止めた上で主人公らに「御使いの魔柱」の討伐を依頼する。魔柱たちが討伐され正気を取り戻したことで、晴れていつものBBの姿へと戻った。
 
 
;人物
 
;人物
 
:装いも新たに、パンク・コケティッシュ・ワイルドになった[[BB (Grand Order)|BB]]。
 
:装いも新たに、パンク・コケティッシュ・ワイルドになった[[BB (Grand Order)|BB]]。
:本人は「元と変わっていない」と自己申告しているが、本来の状態と比べると属性が「悪」に変わっている。
+
:本人は「元と変わっていない」と自己申告しているが、本来の状態と比べると属性も「悪」に変わっており、普段と比較しても邪悪で人を見下した面が強く現れるようになる。
:第二再臨以前は女神ペレとしての性質が影響するのか、攻撃的だが快活な振る舞いを見せる。[[BB|保険医]]だった頃よりも身体を動かすことにも積極的になっており、無邪気にビーチスポーツを楽しむ姿も見られる。
+
:第三再臨以降は「やっと自由になれた」等不穏な言動が多々見られるようになり、元と変わっているどころか本当にBBなのかすら疑わしくなってくる。
:第三再臨以降は冷酷な面が強調され、普段と比較しても他者を見下すような言葉が多くなる。戦闘時には、名状し難き呪文を口ずさむことも。
 
:この状態では自ら「BBホテップ」と名乗る、「やっと自由になれた」と発言する、[[主人公 (Grand Order)|カルデアのマスター]]のことを「センパイ」と呼ばなくなる、最終再臨時には「マスター以外の人間は消してしまった」と発言するなど、かなり不穏な言動が見られるようになる。
 
 
;能力
 
;能力
:女神ペレをインストールしたことで、普段よりも身体能力が上がっている。ペレの権能なのか、戦闘では炎をまとった格闘術を駆使して戦う。
+
:ルルハワビームで[[ロビンフッド]]に主人公の新刊が落ちると豚になる魔術の術式を仕込み、水着姿へと変えた。サークルの新刊が完成さえすれば術式は発動しない。
:ためにため込んだリソースを吐き出すことで、ハワイ諸島を[[特異点]]ルルハワへと変化させるというデタラメな魔改造を施している。また、ルルハワビームで[[ロビンフッド]]を水着姿へと変えた上、主人公の新刊が落ちると豚やルルハワの王の像になる魔術の術式を仕込んだ。ただしサークルの新刊が完成さえすれば術式は発動しない。
+
:加えて主人公たちがフェス売上優勝という最良の結果で聖杯を勝ち取ることを望み、タイムループを仕込んでいた。
:『深淵の邪神』から「'''時間を操る権能'''」を授かっており、時間の凍結や巻き戻しを引き起こすことが可能。タイムループは指定した時点まで何度でも強制的に時間を巻き戻すという破格のもので、対象に時間を巻き戻す前の記憶を引き継がせるかは自らの一存で決定できる。
+
:戦闘では第二再臨まではペレの権能なのか炎をまとった格闘で戦い、第三再臨以降は謎の触手や大鎌を用いた悪魔めいた戦い方に変貌する。
:[[マシュ・キリエライト]]が掲げる盾の加護すら<ruby><rb>意味が通じない</rb><rt>効果がない</rt></ruby>、この宇宙のそれとは異なる法則を操る。曰く、この法則に抗うためには最低でも次元の段階を3つ上げる必要があるという。
 
  
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: 「暴力的で、自分勝手で、関わるものはたいてい殺してしまう」女神ペレの神性をインストールしたBBは「愛するものを死ぬまで追い込むドS女神」と化してしまったが、「でも、普段とあまり変わらないよ?」とは散々BBに振り回されたマスターの弁。
 
: 「暴力的で、自分勝手で、関わるものはたいてい殺してしまう」女神ペレの神性をインストールしたBBは「愛するものを死ぬまで追い込むドS女神」と化してしまったが、「でも、普段とあまり変わらないよ?」とは散々BBに振り回されたマスターの弁。
  
: 二つ目は「[[フォーリナー|降臨者]]」にまつわる深宇宙の存在。地球には存在しない、本来この宇宙のものではない、あらゆる知性体を誘惑し、弄び、自滅させるトリックスターとも言える「'''深淵の邪神'''」。
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: 二つ目は「[[フォーリナー|降臨者]]」にまつわる深宇宙の邪神「'''ナイアルラトホテップ'''」。
: BBはハワイ諸島を邪神の力で「時間の檻」に閉じ込め、永遠に終わらないリゾートを実現する事で「未来に待っている絶望」からマスターを救おうとフェスティバルを企画するが――その真相と結末がどういうものだったかは、語るまでもないだろう。
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: BBはこの神性と意気投合した際に譲り受けた時間操作の権能でハワイ諸島を「時間の檻」に閉じ込め、永遠に終わらないリゾートを実現する事で「未来に待っている絶望」からマスターを救おうとフェスティバルを企画するが――その真相と結末がどういうものだったかは、語るまでもないだろう。
  
: しかし、BBは本当に邪神と同調したのだろうか?
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: しかし、BBは本当にナイアルラトホテップと同調したのだろうか?
: 全てはBBの思い込み、プラシーボ効果かもしれない。
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: 全てはBBの思い込み、プラシーボ効果かもしれない……。
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;関連
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;ナイアルラトホテップ
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:クトゥルフ神話に名高い邪神で、「千の名前と姿」を持つと言われている。
  
 
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
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==人間関係==
 
==人間関係==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
;[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]
+
;[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて、サバフェスのループに巻き込む為に彼女が未来に描く同人誌の別バージョンを読ませ、同人誌を描くように仕向ける。
+
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて、サバフェスのループに巻き込む為に彼女が未来に描く同人誌の別バージョンを読ませ、同人誌を描くように仕向けた。
:すべてが終わり、特異点が消えても、彼女たちの成し遂げたものはしっかり保管するBBちゃんであった。
 
 
;[[ロビンフッド]]
 
;[[ロビンフッド]]
:もはや腐れ縁。ムーンセルからセラフィックスに連れてきた個体と同様、『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でも相変わらずパシリとして使っている。
+
:屈折した親愛と信頼表現……という名の嫌がらせを行う。
:最初は同人誌製作に乗り気でなかったカルデア一行を焚きつけるための一環として、彼に「同人誌を完成させないと豚になる呪い」をかけた。
+
:ムーンセルからセラフィックスに連れてきた個体と同様、『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でも相変わらずパシリとして使っている。
:最終戦でもやっぱり彼に「豚になる呪い」を直接かけて攻撃したが、こちらはキルケー謹製の対策が施された『顔のない王』によって弾かれてしまった。
 
 
;[[ギルガメッシュ〔キャスター〕]]
 
;[[ギルガメッシュ〔キャスター〕]]
:お互いに嫌い合う間柄ではあるが、「人類史の裁定者」、「人類圏の守護者」として己に科す役割が似通うためか、何かと縁がある。
+
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』において自身の邪魔をされる事を危惧したのか、ルルハワに訪れたところを後頭部をどついて記憶を飛ばした。
:自身の邪魔をされる事を危惧したのか、ルルハワに訪れたところを後頭部をどついて記憶を飛ばした。
 
:証言によるとどう見てもピコピコハンマーの効果音なのだが、どうやってそんなもので記憶を飛ばすほどどついたのか……。
 
 
;[[茨木童子〔ランサー〕]]
 
;[[茨木童子〔ランサー〕]]
:邪魔者になりうる巌窟王への対抗策として利用するため、水着の霊器を与えた。
+
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では巌窟王への対抗策にさせるために、水着の霊器を与えた。
:その関係で茨木童子には黒幕がBBである事を感づかれていたが、茨木童子が変に気を使う性格であったために最後までバレなかった。
 
 
;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]
 
;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]
:忘却補正によってループへの耐性があるアヴェンジャーの筆頭ということで警戒しており、茨木童子をけしかけて排除しようとした。
+
:ループへの耐性があるアヴェンジャーの筆頭ということで警戒しており、茨木童子をけしかけて排除しようとしていた。
 
;[[謎のヒロインXX]]
 
;[[謎のヒロインXX]]
:目的の要であるサバフェスの即売会自体を潰そうとしていたこともあって最大限に警戒しており、主人公たちに「女神ペレを倒し瀕死に追いやった犯人」と嘘を吹き込み、排除させようとしていた節がある。
+
:自身への対抗として派遣されてきた存在。『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』の即売会自体を潰そうとしていたこともあり、最大限に警戒していた。
:ただし自身が権能を全開にした状態では所詮敵ではないものと高を括っており、土壇場でXXが対邪神兵装持ち出した際は驚愕していた(そして対処が間に合わずそのまま討伐された)。
 
;[[キルケー]]
 
:「相手を豚にする」事に一家言持つもの同士。と言ってもイベント中では本人同士の絡みはなかった。BBがロビンフッドに仕掛けた「豚になる呪い」はキルケーに施してもらった対策で見事弾く事ができた。豚を知る者同士でお互いの魔術に干渉できるという事なのだろうか。
 
  
 
=== 神格 ===
 
=== 神格 ===
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;ポリアフ
 
;ポリアフ
 
:ハワイ島のマウナケア山を象徴とする雪の女神。女神ペレにとってはライバルであり、一度も勝利できなかった天敵。
 
:ハワイ島のマウナケア山を象徴とする雪の女神。女神ペレにとってはライバルであり、一度も勝利できなかった天敵。
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、ペレの象徴であるキラウェア火山には一切寄り付かず、彼女の象徴であるマウナケア山を本拠地にしていた事から疑念を抱かれた。また、事後には「御遣いの魔柱」として配置された[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|とあるサーヴァント]]を象ったポリアフが登場している。
+
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、ペレの象徴であるキラウェア火山には一切寄り付かず、彼女の象徴であるマウナケア山を本拠地にしていた事から疑念を抱かれた。
 +
;クトゥグア
 +
:フォーマルハウトに住むとされる「生ける炎」の邪神。ナイアルラトホテップにとっては最悪の天敵で、地球における拠点「ンガイの森」を焼き尽くされた事もある。
 +
 
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
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====イベント====
 
====イベント====
 
====その他====
 
====その他====
; まるで時間が止まったかのような夜だった。<br />カレンダーは12月31日の23:59で停止したまま、もうしばらく、一向に動かない。<br />傍らで愛しい彼女が微笑む。名前が思い出せない。<br /><br />天文台の明かりは落ちているが今夜はソラが明るい。<br />まるで深宇宙が目の前に墜ちてきたような。<br />淑やかに囁く甘い声。弛緩する指先。閉塞する思い出。常駐する時間。名前が思い出せない。<br /><br />見上げるソラはもう何もかもが手遅れだった。<br />巨大な深淵。三つの赤い星。発狂する冬の星座。<br />全ての生命が消えた惑星。であれば、ここは月面に開いたクレーターか。<br />傍らで■■が微笑む。名前を思い出せない。彼女のではなく、自分の名前が。
 
: 絆礼装「深淵のラストリゾート」のフレーバーテキストに記載された「何者か」による謎の独白。
 
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
*このサーヴァントにおける宝具『C.C.C.』の演出は、『Fate/Extra material』で掲載された(水着コスチューム採用にあたって没となった)原案を再現している。
 
 
*ストーリーに従ってインストールしている神性が明らかにされていくBBだが、再臨の姿および習得していくスキルもその段階に倣ったものになっている。
 
**初期状態は素のBBちゃんが着替えた程度の姿。この状態で持つスキル「自己改造」は、元の状態でも持っていたBB自身のスキル。
 
**第一再臨を済ませると小麦色の肌になり、パンクな姿になる。小麦色の肌は女神ペレをインストールした事によるものであり、ここで習得するスキル「黄金の豚の杯」は女神ペレの影響を受けて「黄金の杯」スキルが変化した物。効果も、敵に対する干渉から自身への山盛りバフ効果と大幅に変わっている。
 
**第三再臨を経ると白水着に黒マントの姿になる。これは深淵の邪神の影響が表出した状態であり、ここで習得する「無貌の月」は時間を操作する深淵の邪神の権能を表しており、スキルの効果もそれを体現したものとなっている。
 
**なお、イベント中に霊衣解放権を獲得しておけば、「小悪魔たまご肌」(元の白い肌)の状態でのそれぞれの衣装の組み合わせにできる。ただし、「小麦色肌の初期状態のパーカー水着」だけはできない。
 
 
*虚空に座す『'''深淵の邪神'''』、すなわち[[フォーリナー|「クトゥルフ神話」の邪神]]と関わりを持ってしまったと思われる3人目の[[サーヴァント]]。<br />「BBホテップ」という名称、「あらゆる知性体を誘惑し、弄び、自滅させるトリックスター」というマテリアルの記載から、この深淵の邪神は「無貌の神」こと『'''ナイアルラトホテップ'''』であることがほぼ明確である。
 
**ナイアルラトホテップとは、クトゥルフ神話において特異な地位を占める邪神の一柱。[[アビゲイル・ウィリアムズ|外なる神]]に使役されるメッセンジャーにして、狂気と混乱をもたらすために行動するトリックスターとされる。<br />時空を超越した宇宙規模の存在でありながら様々な惑星の知的生命体と関わりを持つ特殊な神格であり、関わった相手に様々な魔術や秘法、智慧を与え、好き放題させた挙句に自滅させるという悪辣極まりない性質を持つ。<br />また、無数の化身を持つ存在としても知られており、その中には「三つの真っ赤に燃える瞳と黒い翼を持った怪物」「深紅に染まった大鎌を振るう女王」「黒いローブを纏った暗黒の男」などが含まれるという。第3再臨時の宝具演出では三つの赤い目をした影がBBに変化する演出が加わっているが、これはナイアルラトホテップの化身の一つである「燃え上がる三つ目の影」をモチーフにしたものであろう。
 
**深淵の邪神と関わりを持ちながらクラスがムーンキャンサーのままだが、本人の言によれば邪神と意気投合した後に「じゃ、そっちは任せるね」とそのまま別れたためとのこと。ただしカルデアにおいてはフォーリナーとして観測されているほか、謎のヒロインXXにも「フォーリナー」と呼称されており、霊基について正確なところは不明。
 
 
*本人は「普段と変わらない」と発言しており、マテリアルでも「プラシーボ効果かもしれない」と暈されてはいるが、実際にはかなりの部分に『深淵の邪神』の影響が見え隠れする<ref group = "注">マテリアルではスキル「無貌の月」について、「人間を試すように滅びに追い込む、ある神の残り香」であると明言されてもいる。</ref>。
 
**アライメントが「善」から「悪」へと変質している。女神ペレと同類とされる[[イシュタル]]のそれは「善」であるため、ペレの影響ではないと思しい。
 
**元のBBとは異なり、何故か身長・体重が可変である。これを裏付けるように、全サーヴァント中で唯一'''[[ナイチンゲール|人型]][[岡田以蔵|特攻]]が適用されず、代わりに[[アーサー・ペンドラゴン|超巨大特攻]]が入る'''。
 
***ラミアやケンタウロス、[[ヘシアン・ロボ]]に[[メカエリチャン]]や[[スルト]]すら対象という、基準ユルユルの「人型特攻」であるにも関わらず、パッと見は明らかにただの女の子の彼女に限っては適用されない。つまり人型なのはそう見えるだけであり……。
 
**作中において、カルデア一行に対して「謎のヒロインXXが女神ペレを倒した」という虚言を弄している。この発言は「'''AI(であるBB)は嘘をつかない'''」という設定と明確に矛盾する。
 
**極めつけに、シナリオ終盤で主人公たちに邪神との接触を見抜かれた際に周囲の空間を変容させる一幕があるが、その空間において積み重なったBBスロットの手前に'''破壊されたBBスロットの残骸が散乱している'''という意味深な描写がある。
 
**身も蓋もないが、所持している場合は謎のヒロインXXからきっぱりと「邪神反応アリ」と告げられる。
 
 
*上述の通り「深淵の邪神」の影響を受けていることはほぼ確実視されるところであるが、作中テキストから、少なくともルルハワのBBが「深淵の邪神」に完全に乗っ取られた、ないし「深淵の邪神」そのものと化したという訳ではないことも恐らくは確かである(BBとナイアルラトホテップの性癖、もとい性質は同じだったという言もあるので、どこまでが彼女の意思でどこまでが邪神の影響なのかは測り兼ねるが)。<br />ともかく最終的にはXXとカルデア一行の助力で邪神成分はほぼ浄化されたようなので、シナリオ上では元のまっさらなBBに戻ったと思しい。
 
**一方、ルルハワのBBとは別口でカルデアに召喚されたらしい「BB (水着)」についてはカルデア一行とXXによる邪神成分の浄化が一切為されておらず、どのような状態にあるのか全く不明である。台詞や絆礼装のテキストを見る限りでは、かなり危うい雰囲気を漂わせていると言わざるを得ないが。
 
 
*彼女がフェスティバルを企画したのは、『時間の檻』によって永遠に終わらないリゾートを実現する事で「[[異聞帯|未来に待っている絶望]]」からマスターを救うためでもあったという。これに関しては主人公から直々に「ズレた善意」と評されており、相変わらずのBBちゃんっぷりを見せつけることとなった。
 
**彼女がやろうとしていたこと、「後に待つ悲劇を回避させるため、停滞した状況に追い込む」というのは『[[Fate/EXTRA CCC]]』で大元の[[BB]]がやっていたことそのものである。
 
 
*スキルやステータスにEXランクが5つも有る規格外のサーヴァント。EXランク複数持ちは珍しくなくなっているが、さすがに4つ以上有するのは[[ビースト]]クラスぐらいである。
 
*スキルやステータスにEXランクが5つも有る規格外のサーヴァント。EXランク複数持ちは珍しくなくなっているが、さすがに4つ以上有するのは[[ビースト]]クラスぐらいである。
 
**裏を返せばビーストクラスに匹敵する危険な存在であることは神性について言及するまでもなく明白であり、通常ならまともに契約出来るサーヴァントではない。
 
**裏を返せばビーストクラスに匹敵する危険な存在であることは神性について言及するまでもなく明白であり、通常ならまともに契約出来るサーヴァントではない。
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*このサーヴァントにおける宝具『C.C.C.』の演出は、『Fate/Extra material』で掲載された、(水着コスチューム採用にあたって没となった)原案を再現している。
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*何故か全サーヴァント中唯一、水着BBだけ[[ナイチンゲール|人型]][[岡田以蔵|特攻]]が適用されない。そればかりか[[アーサー・ペンドラゴン|超巨大特攻]]が入る。これは触手という人外的要素の無い第1・第2再臨でも同様。
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**ラミアやケンタウロス、[[ヘシアン・ロボ]]に[[メカエリチャン]]や[[スルト]]すら対象という、基準ユルユルの「人型特攻」であるにも関わらず、パッと見は明らかにただの女の子の彼女に適用されない。つまり人型なのはそう見えるだけであり…
  
 
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==

2018年9月14日 (金) 15:59時点における版

ムーンキャンサー
真名 BB
性別 女性
身長 156cm~??
体重 46kg~??
出典 Fate/EXTRA CCC
地域 SE.RA.PH
属性 混沌・悪
声優 下屋則子
デザイン ワダアルコ
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
テンプレートを表示

概要

ムーンキャンサー」のサーヴァント

略歴
『Fate/Grand Order』の期間限定イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」にて、年一度のイベント「サバフェス」の主催を引き受け、会場の下見にハワイに訪れた際に弱った女神ペレと遭遇し、彼女を復活させる為に一計を案じる。
ハワイの大地を自由にするペレの権能を利用して特異点ルルハワを形成し、サバフェスの賞品に聖杯を提供する事で聖杯戦争を開催。その熱気と欲望によってペレを活性化させようとしてた。
……だが、その実はペレとの遭遇後にカルデアハワイ支部で天体望遠鏡を覗いた際に邪神と目が合ってしまい、意気投合して「時間を戻す」権能を譲り受けており、上記の聖杯も「願った事が逆に叶う」という最悪の代物であり、主人公らが優勝するまでサバフェスをループして世界の為に聖杯を使わせ、結果的に世界を滅ぼすつもりであった。
真相が全てバレた後も圧倒的な力にモノを言わせて今度は記憶ごとループさせようとするものの、主人公の味方になった謎のヒロインXXによって邪神の権能を根こそぎ奪われ、洗浄の為に逮捕・連行されていった。
後にルルハワから帰る際も小麦色の肌から戻す(ペレの権能を自分からはがす)ために主人公らを戦わせる等して、最終的には全て元通りになった。
……なお、上記の経緯には本人の自己申告も多分に含まれる為、どこまで信じてよいのかは不明である。
人物
装いも新たに、パンク・コケティッシュ・ワイルドになったBB
本人は「元と変わっていない」と自己申告しているが、本来の状態と比べると属性も「悪」に変わっており、普段と比較しても邪悪で人を見下した面が強く現れるようになる。
第三再臨以降は「やっと自由になれた」等不穏な言動が多々見られるようになり、元と変わっているどころか本当にBBなのかすら疑わしくなってくる。
能力
ルルハワビームでロビンフッドに主人公の新刊が落ちると豚になる魔術の術式を仕込み、水着姿へと変えた。サークルの新刊が完成さえすれば術式は発動しない。
加えて主人公たちがフェス売上優勝という最良の結果で聖杯を勝ち取ることを望み、タイムループを仕込んでいた。
戦闘では第二再臨まではペレの権能なのか炎をまとった格闘で戦い、第三再臨以降は謎の触手や大鎌を用いた悪魔めいた戦い方に変貌する。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ムーンキャンサー 主人公 (Grand Order) C C C A++ EX EX 陣地作成:A
大地を飲むもの:EX
領域外の生命:B
女神の神核:A
自己改造:EX
黄金の豚の杯:A
無貌の月:EX

宝具

C.C.C.(カースド・カッティング・クレーター)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:9~999
Fate/EXTRA CCC』においてムーンセル同期BBが用いた、世界を抉る呪いの孔。
自らの影を拡大させる事で周囲を虚数空間に変換し、世界とそこに存在する生命体を低次元の存在にランクダウンさせ、支配者として弄ぶ狂気空間。
通常のBBの宝具は「ナース服で可愛く、楽しく、残酷に敵を貶める手術オペ」だったが、こちらはBBの能力を全開にした本気のオペレーションとなっている。
元祖ホラー系ヒロインとして「スケールがでかい、怖い、マジでやばい」をモットーにしたラスボスの一撃。
巨大な高次元の存在になったBBはさながら「スプーンでプリンを掬うかのように」たやすく大地を抉り取り、世界を侵す。
霊基第三状態でのみ、インストールされた二つ目の神性がその正体を見せる。

真名:BB

月の裏側に颯爽と現れた後輩系デビルヒロイン「BB」。 明るくおしゃまな後輩としてセンパイマスターを振り回す。
自らを小悪魔ならぬグレートデビルと称しながら元々はよい子だったので、悪魔に徹しきれない甘さがあったが、今回のBBはひと味違う。
未再臨時のBBはマスターを応援するチアガール風だが、霊基再臨が進むごとに隠された本性が露わになっていくからだ。
かつて自分の分身として製作したアルターエゴ達(サクラファイブ)は女神のエッセンスを合成されたハイ・サーヴァントだったが、今回のBBも彼女らと同様に幾つかの“神性”と融合し、普段より攻撃的な霊基に生まれ変わっている。
BBがインストールした神性は二つ。一つ目はハワイの女神「ペレ」。
ハワイ島の火山の化身にして不死身の女神ペレと同化したBBはその肌を南国に似合う小麦色に変化させ、性格もより攻撃的になった。
「暴力的で、自分勝手で、関わるものはたいてい殺してしまう」女神ペレの神性をインストールしたBBは「愛するものを死ぬまで追い込むドS女神」と化してしまったが、「でも、普段とあまり変わらないよ?」とは散々BBに振り回されたマスターの弁。
二つ目は「降臨者」にまつわる深宇宙の邪神「ナイアルラトホテップ」。
BBはこの神性と意気投合した際に譲り受けた時間操作の権能でハワイ諸島を「時間の檻」に閉じ込め、永遠に終わらないリゾートを実現する事で「未来に待っている絶望」からマスターを救おうとフェスティバルを企画するが――その真相と結末がどういうものだったかは、語るまでもないだろう。
しかし、BBは本当にナイアルラトホテップと同調したのだろうか?
全てはBBの思い込み、プラシーボ効果かもしれない……。
関連
ナイアルラトホテップ
クトゥルフ神話に名高い邪神で、「千の名前と姿」を持つと言われている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』開催後、期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。

人間関係

Fate/Grand Order

ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)‎
『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて、サバフェスのループに巻き込む為に彼女が未来に描く同人誌の別バージョンを読ませ、同人誌を描くように仕向けた。
ロビンフッド
屈折した親愛と信頼表現……という名の嫌がらせを行う。
ムーンセルからセラフィックスに連れてきた個体と同様、『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でも相変わらずパシリとして使っている。
ギルガメッシュ〔キャスター〕
『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』において自身の邪魔をされる事を危惧したのか、ルルハワに訪れたところを後頭部をどついて記憶を飛ばした。
茨木童子〔ランサー〕
『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では巌窟王への対抗策にさせるために、水着の霊器を与えた。
巌窟王 エドモン・ダンテス
ループへの耐性があるアヴェンジャーの筆頭ということで警戒しており、茨木童子をけしかけて排除しようとしていた。
謎のヒロインXX
自身への対抗として派遣されてきた存在。『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』の即売会自体を潰そうとしていたこともあり、最大限に警戒していた。

神格

カマプアア
女神ペレが出会った半神半人。半人半豚でもあり、結婚絡みで戦いになる。
彼女曰く、元のBBと「ブタさん」に対する態度が変わっているのは彼の影響が多いとのこと。
ポリアフ
ハワイ島のマウナケア山を象徴とする雪の女神。女神ペレにとってはライバルであり、一度も勝利できなかった天敵。
『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、ペレの象徴であるキラウェア火山には一切寄り付かず、彼女の象徴であるマウナケア山を本拠地にしていた事から疑念を抱かれた。
クトゥグア
フォーマルハウトに住むとされる「生ける炎」の邪神。ナイアルラトホテップにとっては最悪の天敵で、地球における拠点「ンガイの森」を焼き尽くされた事もある。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

マイルーム

イベント

その他

メモ

  • スキルやステータスにEXランクが5つも有る規格外のサーヴァント。EXランク複数持ちは珍しくなくなっているが、さすがに4つ以上有するのはビーストクラスぐらいである。
    • 裏を返せばビーストクラスに匹敵する危険な存在であることは神性について言及するまでもなく明白であり、通常ならまともに契約出来るサーヴァントではない。
  • このサーヴァントにおける宝具『C.C.C.』の演出は、『Fate/Extra material』で掲載された、(水着コスチューム採用にあたって没となった)原案を再現している。
  • 何故か全サーヴァント中唯一、水着BBだけ人型特攻が適用されない。そればかりか超巨大特攻が入る。これは触手という人外的要素の無い第1・第2再臨でも同様。
    • ラミアやケンタウロス、ヘシアン・ロボメカエリチャンスルトすら対象という、基準ユルユルの「人型特攻」であるにも関わらず、パッと見は明らかにただの女の子の彼女に適用されない。つまり人型なのはそう見えるだけであり…

話題まとめ

脚注

注釈


出典


リンク