ハサン・サッバーハ〔幽弋のハサン〕
(ハサン・サッバーハ (Fake)から転送)
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真アサシン | |
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真名 | ハサン・サッバーハ |
性別 | 男性 |
身長 | 影に身長は存在しない |
体重 | 影に体重は存在しない |
属性 | 秩序・悪 |
概要[編集 | ソースを編集]
偽りの聖杯戦争において召喚された、真なる「暗殺者」のサーヴァント。
闇に浮かぶ白い髑髏面。
- 略歴
- ファルデウス・ディオランドによって召喚されたサーヴァント。真名はハサン・サッバーハ。
- 「本当の聖杯戦争」の準備が整ったことを確認したファルデウスは、自身の地下工房で「本物」側のサーヴァント召喚を試みる。しかし、儀式を終えても何も起こらず、サーヴァントの姿も気配もない。召喚を失敗と判断し次善の策を指示するファルデウスだったが、そんな彼に接触してきたのは暗闇の中に溶け込むかのような得体の知れないアサシンであった。
- 人物
- マスターであるファルデウスにも詳しい情報が把握できない不気味なサーヴァント。性別は男性。
- ファルデウスに対して信念と覚悟の有無を問いかけ、姿を見せぬままに契約を交わした。
- 通常、マスターと念話で会話することすら避けており、何か言いたいことがある場合は、紙片にファルデウス本人が殴り書きしたかのような筆跡で文章を書いてファルデウスの手の中にそっと握りこませる、という徹底ぶり。
- 人間味を感じさせないほどに「影」である事に徹しているが、根底にはまっとうな人々を思いやれる誠実さがある。
- 能力
- 世界と同化するEXランクの気配遮断を所持。また、影と同化することで暗闇から魔力を得る能力を持ち、実体化しなければマスターからの魔力供給を必要としない。さらにステータス隠蔽の効果もあり、これらのスキルによりマスターでさえも存在を完全には把握できないほどに隠密性が高い。
- 攻撃する際には影の中から厚みを持たない影の刃を何十何百と繰り出し、回避や防御は至難である。
- ただし影の中でしか行動できず、全方位から光で照らされるなどで影をなくされると無力化する。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 アサシン ファルデウス・ディオランド D D C[注 1] E C EX 気配遮断:EX 影灯籠:A
幽弋:A
宝具[編集 | ソースを編集]
- 瞑想神経(ザバーニーヤ)
- ランク:EX
種別:???
レンジ:1~???
最大捕捉:1~??? - 自分の霊基が失われることをトリガーに放たれる道連れ宝具。自分が殺された場合のみならず、マスターの死亡による消滅も含まれる。
- 世界の影と繋がることで疑似的に「死の概念」そのものと化し、ターゲットを影で捕らえることで冥府へと強制的に引きずり込む。
- 影を振り切って飛んだり光を浴びせたりで一時的に逃れることはできるが、一度ターゲットとなった場合解除は原則的に不可能。
- 後世にはこの御業について正確な記録は残されておらず、暗殺教団でも「影を介して周囲の環境情報を知覚する能力」だと記されているのみである。
真名:ハサン・サッバーハ[編集 | ソースを編集]
中世のイスラム世界で暗殺教団の主として「アサシン」の由来となった暗殺者の一人。
他の十八人の「ハサン・サッバーハ」と異なり、元は暗殺教団とは何の縁もゆかりもなかった人物。
暗殺教団とは程遠い現世利益を求めた暗殺組織の手によって、科学・呪術・錬金術などで徹底的な改造を施された人間兵器とも呼べる存在である。
最終的には組織は崩壊し、誰かに助けられたようだが、何かがあったようで結局は放浪していたようである。
放浪の果てに「アズラーイールの霊廟」へとたどり着き、そこで「山の翁」と出会ったことで「彼の影となることが自分の運命であった」と悟り、彼の刃を受けて「死の先払い」を果たして「初代の影」にして後天的に「ハサン・サッバーハ」となった。
このような経緯のため、彼の御業「瞑想神経」についても不確かな情報と「そのような御業を使うハサンが居た」くらいの記録しか暗殺教団には残っていない。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- Fate/strange Fake
- 真アサシンのサーヴァントとして登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/strange Fake[編集 | ソースを編集]
- ファルデウス・ディオランド
- マスター。
- ガルヴァロッソ・スクラディオ
- マスターに依頼されて暗殺に向かった相手。
- だが、死に瀕した彼に安らぎを与え、彼の今際の願いで「ガルヴァロッソ」を皆殺しにすることになった。
- アサシン (Fake)
- 同じ聖杯戦争に召喚されたサーヴァント。
- 彼にとっては敬虔で真面目な彼女については「守りたかった相手」であり、自分たちのようになってはいけないと諭した。
- フィリア
- 聖杯戦争におけるイレギュラー。
- 主の願いを叶えるために、自分の霊基と引き換えに決定的な一撃を与えた。
生前[編集 | ソースを編集]
- “山の翁”
- 放浪の果てに出会った存在。
- 「彼の影となること」が自分の運命であり、自分が生まれた理由であったと悟るほどであった。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「汝が信念を失わぬ限り、我は汝の影となろう」
- ファルデウスと契約を交わし、『影』は最後まで姿を見せぬまま闇へと消える。その会話はファルデウスに聖杯戦争が何たるかを実感させた。
- 「怖れる事はない」
「裁く理は我に非ず、汝に非ず。ただ全てを夜に委ねよ」
「微睡みの向こう側で、安らかに目覚めるがいい」 - 暗殺に向かったガルヴァロッソが既に死に瀕しており、今際の際に死への恐怖に飲まれそうになっているところへの言葉。
- 彼にとっての「死」というものへの見方がわかる言葉である。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 気配遮断に秀でたハサンの中でも破格の「EX」であり、攻撃時にランクが低下しても他のハサンの潜伏時とそう変わらないA+を維持する。これにより「さんざん不遇だと言われてきたハサンのイメージを覆す存在になり得るかも知れない」と言われてきた。
- 2巻に記載されたステータス表の大部分は黒塗りになっていて読めないが、後書きによると「ステータス自体は歴代のアサシンより低め」とのこと。
- アサシン (Fake)が使用する「瞑想神経」は周囲のエネルギーを知覚し、自分の体の一部であるかのように感じ取るもの。この使い手についての伝承が極度に乏しく、謎が多いという。「世界と同化」「使い手が正体不明」という点でこのハサンとの共通点が見られる。
- しかし、歴代ハサンだけが存在を知る“山の翁”という人物が登場したことで、「瞑想神経」の使い手は“山の翁”ではないかという推測も浮上してきた。おそらくは“山の翁”もザバーニーヤを保有している可能性がある。
- あるいは、“山の翁”の気配遮断スキルに「かつて修得していたものの残滓」という記述があることから、“山の翁”が暗殺教団の首領だった頃の姿がハサン・サッバーハ (Fake)である可能性も浮上した。FGOでガウェインの力を減衰させるために砂嵐を起こした能力は「瞑想神経」の応用と言う考察である。
- 別の候補としては、状況証拠的に「生前のリチャードと共闘した山の翁」に相当するラシード・ウッディーン・スィナーンの名も挙がっていた。鉄壁の警護体制が敷かれていたサラディンの寝所に潜入しながら、暗殺を実行せず毒入りケーキと短剣を置いて帰る(≒暗殺はいつでもできる、との意思表示)…というエピソードが「気配遮断EX」に通ずる、という考察である。
- 最終的には先述の通り、いずれとも異なるいわば番外扱いの存在であった。
- しかし、歴代ハサンだけが存在を知る“山の翁”という人物が登場したことで、「瞑想神経」の使い手は“山の翁”ではないかという推測も浮上してきた。おそらくは“山の翁”もザバーニーヤを保有している可能性がある。
- 結果としての自爆効果を持つ宝具・スキル持ちのサーヴァントも存在する中、自身の死が発動条件となる宝具を持つ前例のない存在。
- もし『FGO』に実装された場合、陳宮の「掎角一陣」とのチェインで大火力を…とも考えられるが、「五百年の妄執」の事例を考慮すると最悪の場合、自陣が全滅するという事態に陥る可能性も…。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 影での移動時はA+相当。
出典[編集 | ソースを編集]