呪術

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

概要[編集 | ソースを編集]

魔術の一ジャンル。
広義には「相手を呪う魔術」であり、時計塔呪詛科黒魔術でも普通に存在して世界各地に類似の魔術が見受けられるが、狭義には主にインド・中東で用いられる独自の魔術体系を指す。

西洋魔術では神代には神と直接コンタクトして神秘を行使し、後に魔術王が魔術回路に魔力を通して現象を発生させる方法を編み出した他、東洋の思想魔術では「思想盤」という根源に接続した巨大な魔術礼装にアクセスして神秘を行使していたのに対し、呪術では「自分の肉体を変性させて組み換え、一種のプログラムとして現象を発生させる」というアプローチをとっている。
このため、西洋魔術や思想魔術と異なり発生する現象自体は神秘の絡まない純粋な物理現象であり、一部のサーヴァントが持つスキル「対魔力」によって減衰消滅されず、それでいて行使者がサーヴァントである場合はサーヴァントに影響を及ぼしうるという聖杯戦争におけるキャスタークラスの不利を打ち消す利点を持ち合わせている。
また、固有結界を自分の体内に展開することで世界からの干渉を抑えられるように、自分の肉体を変性させる呪術は世界からの干渉を受けにくく、持続力という点で西洋魔術に勝っている。

西洋魔術をメインに扱う魔術協会や思想魔術をメインに扱う螺旋館山嶺法廷に対し、呪術をメインで扱う魔術集団は言及されていないが中東では広く研究されている模様。
その一方で魔術協会では「呪術は学問ではない」と蔑視していて研究面で中東に大きく後れを取っている。実際、西洋魔術と比較すると呪術は肉体に依存する関係上個人ごとの個体差が極めて大きく、学問として成立させるのが難しいとのこと。

使い手[編集 | ソースを編集]

呪腕のハサン
右腕に繋いだ魔神シャイタンの腕を呪術によって制御している。
また、彼の宝具「妄想心音」についても類感呪術とされる。
玉藻の前
ダキニ天法という呪術の一ジャンルを習得している。
タマモキャット
玉藻の切り離された一尾。
このカタチになった事で玉藻がマスターしていたダキニ天法を軒並み忘れており、スキルとしても玉藻のEXランクからEランクになってしまっている。
殺生院キアラ
玉藻の前同様、ダキニ天法を習得している。
アトラム・ガリアスタ
西洋魔術師であるが、アラブに由来する呪術も身に着けている。
バズディロット・コーデリオン
東洋の呪術に精通しており、真アーチャーをアヴェンジャーに変質する際に用いていた。
メフィストフェレス
古典的西洋呪術を得意としており、用途は多岐に渡る上に並の魔術師では抵抗も困難。
特にサーヴァントとしては、「無辜の怪物」スキルにより強化されている。
グンヒルド
呪術によって夫であるエイリーク・ブラッドアクスを支援する。
望月千代女
信濃巫として、ある種の呪術を修得している。
ただしアサシンとして召喚された場合、呪術行使能力の多くが失われCランク程度の力しか残らない。
紫式部
陰陽道の心得が多少あったためか、サーヴァントとして召喚された彼女は「呪術(詞)」というスキルを有している。
クコチヒコ
狗奴国の呪術師。人々の怨念をコントロールして力に変える「狗神」という術を使う。
壱与
狗奴の呪術を用いる邪馬台国二代女王。
渡辺綱
水霊の鎮魂や水難防止などに携わっていた呪術師であったという説がある。
ヤシャクラマ
シャの国の軍団長。
シャの国では肉体の一部が動物化しており呪術に似た異能を発現することがあり、それに加えて体毛から分身を生み出す呪術を使用している。
ビシュラガ
シャの国の王護隊の元隊長で、ヤシャクラマの師匠。
上記のシャの国の異能の他、自身の血から無数の骸骨兵を召喚する呪術を使用している。

関連[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • ハサン・サッバーハが代々習得する『ザバーニーヤ』という御業が呪術であることは明言されていないが、「由来が中東」、「自分の肉体を変化する術」、「他人が習得すれば微差が生じる」など共通点が多い。
  • ルーン魔術の一つであるガンドも、一種の呪術であるとされる。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]