納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク

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納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク
場所 日本

概要[編集 | ソースを編集]

『サーヴァント・サマーキャンプ!』にて発生した特異点。
日本のどこかの山奥にある湖を中心に、廃墟となったキャンプリゾート施設群で構成されている。
バス停の看板から読み取れる情報では「蓬莱」という地名であった模様。

来歴[編集 | ソースを編集]

元々は徐福始皇帝に不老不死の探求を命じられて日本を訪れた際に連れてきた三千人の弟子たちと共に住み着いた集落。[注 1]
虞美人と出会って感化された徐福はそこで「不老不死」ではなく「不老不死を殺す」をテーマに研究を続け、弟子たちに後の事を託して寿命を迎えた。
以降の弟子たちとその子孫は研究を重ねていくが、研究の過程で「死」を大量に蓄積したことで研究用のアバターとして使っていた徐福の遺した人形たちや土地そのものが重篤に汚染されて継続が困難になり、昭和年代に入って最後の1人も挫折し、研究は頓挫した。

特異点に召喚された徐福は弟子の子孫が遺した痕跡から研究が「あと少し」のところにまで至っていた事を知り、彼らの思いを無駄にしないためにも研究を引き継ぎ「不老不死を殺す研究」を継続。
完成の目途が立ったために虞美人をはじめとしたカルデア一行が特異点に訪れた際に彼らを分断し「マシュがいる側」に主人公に変装して潜入[注 2]。「互いに相手を別動隊だと思う」状況を構築してサーヴァント達を利用して目的のための「死の蒐集」を続けていた。
最後には真相が明らかになったところで虞美人から諭されて「不老不死を殺す」探求を諦め、徐福が消滅したことで特異点としても終焉を迎えた。徐福の研究成果を元にスカム続編が作られたりもしたが。

地形[編集 | ソースを編集]

上記のように湖を中心としたリゾート施設群を構成している。
土地全体が重篤な呪いに浸食されており、中央の湖で泳ぐのも難しく、付近の森林も森林浴どころか身体に悪影響があるほど。

実は特異点全体が「陰陽」を構成するようになっており、分断された主人公一行が長期間気が付かなかったように、湖を挟んだ対岸に点対象になるように施設群がセットになっている。
唯一「スマイリングホテル」のみがこの特異点で単独の施設として存在している。

主要地名[編集 | ソースを編集]

コテージ
特異点を訪れた主人公一行が拠点にしているコテージ。
キャンプのための設備も一通り揃っており、数人が宿泊可能。
実は「徐福の側」のコテージは地下でこの特異点の本拠地である徐福の工房に繋がっている。
また、「主人公の側」のコテージも地下に聖杯が敷設されており、後半のスカム続編クエストの原因となった。
マンション
おそらくリゾート開発を目論んで建築されたと思われるマンション。
現在は廃墟になっており、悪霊が徘徊している。
「徐福の側」のマンションにはとある作家サーヴァントが勝手に滞在して執筆をつづけている。
民家
昭和時代の日本を思わせる民家。
既に廃墟となっているが生活の痕跡も残っており、かつての住民の研究日誌なども隠されている。
スーパーマーケット
アメリカンサイズの生活物資が大量に販売されている広大なスーパーマーケット。
こちらは廃墟になっておらず食料品も残っている。
地下部分は洞窟になっており、外部と繋がっている。
洋館
西洋風の館。大量の人形が保存されている。
スマイリングホテル
この特異点で唯一「セットになっていない」リゾートホテル。
廃墟となっておらず営業中であり、サーヴァントの一部が支配人や滞在客として振る舞っている。

登場人物[編集 | ソースを編集]

徐福
特異点の主であり、この特異点の母体となった集落を構築した渡来人たちの長。
自分の弟子たちの子孫が「あと少し」というところまで至ったのをなおざりにできず、彼らの(そして自分の)意思を引き継いで研究を進めていた。
アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕
徐福によって召喚されたサーヴァント。
とはいえ彼女に積極的に協力するわけでもなく、主人公一行の動向を気にしつつちょっかいをかけている。
殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕
何故か特異点を訪れていたサーヴァント。
危機感を覚えた徐福によって殺害されるもマリアナ海溝の底からリポップして新しい霊基を得て再び現れ、勝手にスマイリングホテルを根城にして幻の世界を展開している。
殺生院リリィ
特異点を訪れた主人公一行の前に現れた謎の少女。
自らを「八百比丘尼の疑似サーヴァント」と称しているが……?
リースXP
ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕が連れていた鮫のような何か。
特異点の湖で出会った鮫と伴侶になり、ジャンヌと別れて生活することにしたようである。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 特異点全体で「陰陽」のモチーフが多く見られ、そこで死を蒐集するという構造から小川マンションを連想したプレイヤーも多かった模様。
  • 「湖を中心とした呪われたキャンプリゾート」という『13日の金曜日』シリーズを露骨に連想させるような舞台に始まり、イベント全体では「ホラー」がテーマとなっており、様々なホラージャンルが展開されていてファンをニヤリとされる演出にあふれている。
    • 何らかのルールによって動く怪物じみた殺人鬼による惨劇を描いた『13日の金曜日』のような「スプラッターホラー」。
    • 理屈を超越した霊によって周囲に災厄を撒き散らされる『リング』のような「和風心霊ホラー」。
    • まともだった人間が何らかの影響で精神を失調し凶行を繰り広げる『シャイニング』『サイコ』のような「サイホラー」。
    • 生者を貪る腐肉の塊として死者が復活し、そこからの脱出を試みる『ゾンビ』『バタリアン』のような「ゾンビパニック」。
    • まるで生きているかのような精巧な人形が動き出して生者を怯えされる「人形ホラー」。
    • メインプロット以外にも「サメ映画」「ちびっこ除霊アクション」など多岐に渡っている。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 邪馬台国が成立するよりはるかに以前であり、当時の日本であれば立派に国を構成できる人数である。
  2. このため、マシュがいる側のパートでは主人公の性別が本来(=プレイヤー指定のもの)と逆転している。

出典[編集 | ソースを編集]


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