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**ちなみに作中では「奴隷王」とも呼ばれた彼だが、この大虐殺がスペイン本国にバレたために奴隷の買取を拒否され、実は奴隷商としては失敗している。そればかりか、あまりに行き当たりばったりの侵略を行った結果、原住民との対立は招くわ本国でも大顰蹙を買うわという藪蛇な状況に陥り、更には彼のスポンサーであるはずのスペイン王室でも、イザベル1世以外の殆どの人物から完全に見捨てられる有様。最終的には全ての地位の剥奪処分、周囲や王室からも冷遇など、どんどん落ちぶれ、最期にはひっそりと病死。(自業自得とは言え)航路発見の偉業を成し遂げた人物としてはあまりに寂しい最期を迎えている。
 
**ちなみに作中では「奴隷王」とも呼ばれた彼だが、この大虐殺がスペイン本国にバレたために奴隷の買取を拒否され、実は奴隷商としては失敗している。そればかりか、あまりに行き当たりばったりの侵略を行った結果、原住民との対立は招くわ本国でも大顰蹙を買うわという藪蛇な状況に陥り、更には彼のスポンサーであるはずのスペイン王室でも、イザベル1世以外の殆どの人物から完全に見捨てられる有様。最終的には全ての地位の剥奪処分、周囲や王室からも冷遇など、どんどん落ちぶれ、最期にはひっそりと病死。(自業自得とは言え)航路発見の偉業を成し遂げた人物としてはあまりに寂しい最期を迎えている。
 
**アガルタでの奴隷捕獲計画も、成功していた所で売るアテがあったかどうかは怪しく、史実と同じく「行き当たりばったりの末の大失敗」という結末を迎える可能性は十分あったと言える。皮肉と言うか、らしいと言うか。
 
**アガルタでの奴隷捕獲計画も、成功していた所で売るアテがあったかどうかは怪しく、史実と同じく「行き当たりばったりの末の大失敗」という結末を迎える可能性は十分あったと言える。皮肉と言うか、らしいと言うか。
*反面、大西洋航路の発見や彼の持ち帰った作物などで閉塞感のあった当時の欧州の状況を打破し、多くの人々を救っているのも紛れもない事実である。
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*反面、大西洋航路の発見や彼の持ち帰った作物などで閉塞感のあった当時の欧州の状況を打破し、多くの欧州の人々を救っているのも紛れもない事実である。
*また、史実でのコロンブスが結果的に悪行をなした一方で、「悪党」であったかについては評価が分かれるところ。文化人類学者の大貫良夫が監修を務めた「コロンブス:聖者か破壊者か」でも「追えば追うほどに正体が分からなくなる」「コロンブスは、500年間の歴史全体の象徴にされてしまった」などとと述べられている。
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*また、史実でのコロンブスが結果的に悪行をなした一方で、「悪党」であったかについては評価が分かれるところ。文化人類学者の大貫良夫が監修を務めた「コロンブス:聖者か破壊者か」でも'''「追えば追うほどに正体が分からなくなる」「コロンブスは、500年間の歴史全体の象徴にされてしまった」'''などとと述べられている。
 
**コロンブス自身は信心深い性格だったようで、息子からは「修道士になるつもりなのかというくらい厳格」と評され、逮捕の際はおとなしく鎖につながって連行されることを選び、フワン王子の乳母あての手紙には己の信仰心について記している。新大陸到達についてもキリスト教への貢献と考えいてたり、崇高で敬虔な面を持った人物だったようである。
 
**コロンブス自身は信心深い性格だったようで、息子からは「修道士になるつもりなのかというくらい厳格」と評され、逮捕の際はおとなしく鎖につながって連行されることを選び、フワン王子の乳母あての手紙には己の信仰心について記している。新大陸到達についてもキリスト教への貢献と考えいてたり、崇高で敬虔な面を持った人物だったようである。
**新大陸へ行くために様々な実学を学び、更に許可を得るためにポルトガル王やスペイン王らに支援してもらうべく9年ほど忍耐の時を過ごすなど、非常に忍耐強く努力家だったのもFGOで描かれている通り。しかし、そこに住む人々を同じ「人間」と見なすような教養がなかったこと・当時としては一般的だった人種差別的な異民族理解が原住民への虐待へ繋がったようだ。本国で顰蹙を買った奴隷販売も、当時のヨーロッパ的価値観では奴隷が当たり前だったためでもある。あとアメリカでは財宝が手に入らなかったため。
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**新大陸へ行くために様々な実学を学び、更に許可を得るためにポルトガル王やスペイン王らに支援してもらうべく9年ほど忍耐の時を過ごすなど、非常に忍耐強く努力家だったのもFGOで描かれている通り。しかし、そこに住む人々を同じ「人間」と見なすような教養がなかったこと・当時としては一般的だった人種差別的な異民族理解が原住民への虐待へ繋がったようだ。本国で顰蹙を買った奴隷販売も、''当時のヨーロッパ的価値観では奴隷が当たり前だった''ためでもある。あとアメリカでは財宝が手に入らなかったため。
 
**また、コロンブス最初の航海は怖がって誰も行きたがらなかったため、死んでも構わないような執行猶予中の囚人たちを船員にあてがわれている。そのため彼1人では粗野な囚人たちの歯止めが効かず、それどころか反発を買ってコロンブス不在時に余計殺戮が起きる等、コロンブスの手に余る状況も発生していたようである。コロンブスの航海成功後は一獲千金を夢見る者たちがさらに新大陸に押し寄せたため、もはや厳格なコロンブスでは統制が取れない事態と化しており、どこからどこまでコロンブスの意図した悪行なのかは不明な部分も大きい。
 
**また、コロンブス最初の航海は怖がって誰も行きたがらなかったため、死んでも構わないような執行猶予中の囚人たちを船員にあてがわれている。そのため彼1人では粗野な囚人たちの歯止めが効かず、それどころか反発を買ってコロンブス不在時に余計殺戮が起きる等、コロンブスの手に余る状況も発生していたようである。コロンブスの航海成功後は一獲千金を夢見る者たちがさらに新大陸に押し寄せたため、もはや厳格なコロンブスでは統制が取れない事態と化しており、どこからどこまでコロンブスの意図した悪行なのかは不明な部分も大きい。
 
*コロンブスの名前自体は『カルデアサマーメモリー』「開拓6 C案『トウモロコシ畑』を作ろう」において[[アン・ボニー&メアリー・リード|アンとメアリー]]から言及している。アンとメアリーが『カルデアサマーメモリー』にて開拓計画として穀物畑を作ろうとしたのも、長い航海の果てに『大陸の常識』を奪った、'''海賊の大先輩'''ともいえる彼に対しての敬意を表している。まあ、生前での所業を踏まえれば海賊と大差ないが。
 
*コロンブスの名前自体は『カルデアサマーメモリー』「開拓6 C案『トウモロコシ畑』を作ろう」において[[アン・ボニー&メアリー・リード|アンとメアリー]]から言及している。アンとメアリーが『カルデアサマーメモリー』にて開拓計画として穀物畑を作ろうとしたのも、長い航海の果てに『大陸の常識』を奪った、'''海賊の大先輩'''ともいえる彼に対しての敬意を表している。まあ、生前での所業を踏まえれば海賊と大差ないが。
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**ちなみに、スキル使用時には卵を取り出し一口で食べるという動作をし「うめえじゃねえか!」と舌鼓を打つモーションを取る。スキルで飲み食いするのは[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|弓王]]に続いて2人目。
 
**ちなみに、スキル使用時には卵を取り出し一口で食べるという動作をし「うめえじゃねえか!」と舌鼓を打つモーションを取る。スキルで飲み食いするのは[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|弓王]]に続いて2人目。
 
*亜種特異点シナリオの特徴として、シナリオ終盤まで真名が隠されていた。が、サポートとして登場した時点で「嵐の航海者」スキルが見えており、またモーションをよく見ると上述のように卵を食べるモーションがあったため、勘の良い人にはバレバレであった。
 
*亜種特異点シナリオの特徴として、シナリオ終盤まで真名が隠されていた。が、サポートとして登場した時点で「嵐の航海者」スキルが見えており、またモーションをよく見ると上述のように卵を食べるモーションがあったため、勘の良い人にはバレバレであった。
*アメリカを始めとする様々な国で10月12日(正確には10月第2月曜日)を「[https://ja.wikipedia.org/wiki/コロンブス・デー コロンブス・デー]」と定めて祝日としている。しかし、これはアメリカ先住民族を祖先とする人々からすれば「自国を散々に荒らした極悪人が侵略に来た日」であるため、この祝日そのものの撤廃を求める運動やデモは今も続いている。これらの事情に配慮し「文化の違いを尊重する日」「民族の日」「コンキスタドール・デー」「アメリカ先住民がコロンブスを発見した日」などの名称変更を行っている国も存在する。
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*アメリカを始めとする様々な国で10月12日(正確には10月第2月曜日)を「[https://ja.wikipedia.org/wiki/コロンブス・デー コロンブス・デー]」と定めて祝日としている。しかし、これはアメリカ先住民族を祖先とする人々からすれば「''自国を散々に荒らした極悪人が侵略に来た日''」であるため、この祝日そのものの撤廃を求める運動やデモは今も続いている。これらの事情に配慮し「文化の違いを尊重する日」「民族の日」「コンキスタドール・デー」「アメリカ先住民がコロンブスを発見した日」などの名称変更を行っている国も存在する。
**北米版FGOリリースから間もなくの彼のこのようなキャラクターとしての実装は'''「最高にロック」'''と一部日本ユーザーからは呆れ混じりながらも称賛された。もっとも「なまじ善人で恨むべき人物ではない」なんて描き方をしたらそのような団体に抗議されるかもしれないので、このような外道的な描き方はある意味英断なのかもしれない。
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**北米版FGOリリースから間もなくの彼のこのようなキャラクターとしての実装は'''「最高にロック」'''と一部日本ユーザーからは呆れ混じりながらも称賛された。もっとも「なまじ善人で恨むべき人物ではない」なんて描き方をしたらそのような団体に抗議される可能性が非常に高いので、このような外道的な描き方はある意味英断なのかもしれない。
 
**コミック版では生前の所業が語られるシーンの一部に肖像画に近いイメージのものがあったが、各方面への配慮で顔がはっきりと見えないようになっていた。
 
**コミック版では生前の所業が語られるシーンの一部に肖像画に近いイメージのものがあったが、各方面への配慮で顔がはっきりと見えないようになっていた。
*作中で従えたヘラクレス・メガロスを前に'''「お前にふさわしい役目だぜ! 神すら捻り殺せる、力自慢の<ruby><rb>大英雄</rb><rt>どれい</RT></RUBY>くんよォ!」'''と発言しており、あまり神に敬意を払っていない。とはいえ、十字架を帆にあしらったサンタマリア号やロザリオを立ち絵で身に着けており、西に行った理由も利益だけではなく「神様のお導き」と語っているため、信心は持ち合わせているように見える。
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*作中で従えたヘラクレス・メガロスを前に'''「お前にふさわしい役目だぜ! 神すら捻り殺せる、力自慢の<ruby><rb>大英雄</rb><rt>どれい</RT></RUBY>くんよォ!」'''と発言しており、あまり異邦の神霊や英霊に敬意を払っていない。とはいえ、十字架を帆にあしらったサンタマリア号やロザリオを立ち絵で身に着けており、西に行った理由も利益だけではなく「神様のお導き」と語っているため、信心は持ち合わせているように見える。
**そもそも彼の宗派が考えれば、'''キリスト教の神は信仰していてもギリシャ神話の神は信仰していない'''だけかもしれない。そもそもキリスト教は'''一神教'''であり、教義的には他の神を認めていない。カルデアに来た宗教関係者は、キリスト教関係者も含めて「自身の神を崇めるが、他宗派の神にも敬意を払う」と言う者が多いが、コロンブスは奴隷関連と同じく「現代の倫理に阿らず、生前の時代の倫理を正しいと考えている」のだろう。
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**このことから彼は'''良くも悪くも筋金入りのキリスト教信者であり、それ以外の信仰は持ち合わせていない'''という可能性が高い。というのもキリスト教はそもそも'''一神教'''であり、教義的には他の神を認めておらず、あまつさえ[[魔神柱|悪魔]][[ダゴン|に]]貶めることまでしている。カルデアに来た宗教関係者は、キリスト教関係者も含めて「自身の神を崇めるが、他宗派の神にも敬意を払う」と言う者が多いが、コロンブスは奴隷関連と同じく「現代の倫理に阿らず、あくまで生前の時代の倫理に沿っている」のだろう。
    
==話題まとめ==
 
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