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| 二人称 = おまえ/○○(呼び捨て)<br>貴方(サーヴァント時のみ)<br>貴様(生前のみ)<br>(マスターに対し)我が臣下、我が夫/我が妻、○○<ref group ="注">極めて個人的、かつ二人きりの時に名前呼び。「マスター」とは呼ばない。</ref>
 
| 二人称 = おまえ/○○(呼び捨て)<br>貴方(サーヴァント時のみ)<br>貴様(生前のみ)<br>(マスターに対し)我が臣下、我が夫/我が妻、○○<ref group ="注">極めて個人的、かつ二人きりの時に名前呼び。「マスター」とは呼ばない。</ref>
 
| 三人称 = そやつ<br>あちら(サーヴァント時のみ)<br>あやつ(生前のみ)
 
| 三人称 = そやつ<br>あちら(サーヴァント時のみ)<br>あやつ(生前のみ)
| 異名 = 冬の女王、<br><ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>
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| 異名 = 冬の女王<br><ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>
 
| 本名 = ヴィヴィアン<ref group = "注">楽園の妖精としての名前。</ref>
 
| 本名 = ヴィヴィアン<ref group = "注">楽園の妖精としての名前。</ref>
 
| イメージカラー =  
 
| イメージカラー =  
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:;[[モルガン|妖精妃モルガン]]
 
:;[[モルガン|妖精妃モルガン]]
 
:: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚された、汎人類史側のサーヴァントたるルーラークラスのモルガン。
 
:: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚された、汎人類史側のサーヴァントたるルーラークラスのモルガン。
::召喚後は平原が広がるブリテンの様子に困惑していたが、ベリルからこの惨状の理由と過程を聞かされると'''「<ruby><rb>邪魔者</rb><rt>アルトリア</rt></ruby>がいないこの世界なら、今度こそ自分の国が手に入る」'''という考えに至り、早速その計画を実行に移す。
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::召喚後は平原が広がるブリテンの様子に困惑していたが、ベリルからこの惨状の理由と過程を聞かされると'''「<ruby><rb>邪魔者</rb><rt>アルトリア</rt></ruby>がいないこの世界なら、今度こそ自分の国が手に入る」'''という考えに至り、自分の力でレイシフトを解析し魔術で再現、自らを過去の異聞帯へと飛ばす。本来レイシフトは歴史の修正力から身を守る必要がある行為だが、モルガンの場合はレイシフト先に『異聞帯の自分』が存在することでこれを成し遂げ、自らが持つ記録と知識を異聞帯側の自身へ譲渡<ref group = "注">ベリルはこれをアカウント(モルガン)にネットワーク(レイシフト)を使ってメール(情報)を送信したようなものだと解析している。ちなみに[[主人公 (EXTRA)|ムーンセル上には同じことを行った前例が存在する]]。</ref>する事に成功。
::まず自分の力のみでレイシフトを解析し魔術で再現、自らを過去の異聞帯へと飛ばす。本来レイシフトは歴史の修正力から身を守る必要がある行為だが、モルガンの場合はレイシフト先に『異聞帯の自分』が存在することでこれを成し遂げ、自らが持つ記録と知識を異聞帯側の自身へ譲渡<ref group = "注">ベリルはこれをアカウント(モルガン)にネットワーク(レイシフト)を使ってメール(情報)を送信したようなものだと解析している。ちなみに[[主人公 (EXTRA)|ムーンセル上には同じことを行った前例が存在する]]。</ref>する事に成功。
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::歴史の修正力によってルーラーのモルガンは消滅する結果となってしまったが、その代わり「過去の異聞帯のモルガン」は元の人格の上に、ブリテン異聞帯の末路を含めた知識が上書きされた存在となった。そして彼女の介入によりブリテン異聞帯は「妖精たちの暮らす異聞世界」となるが、これはベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に起こった出来事となる。
::歴史の修正力によってルーラーのモルガンは消滅する結果となってしまったが、その代わり「過去の異聞帯のモルガン」は元の人格の上に、ブリテン異聞帯の末路を含めた知識が上書きされた存在となった。
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::そして彼女の介入によりブリテン異聞帯は「妖精たちの暮らす異聞世界」となるが、これはベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に起こった出来事となる。
   
::容姿はカルデアのサーヴァントとなった異聞帯モルガンの第三再臨時と同じ立ち絵が使われているが、時系列的にはこちらがオリジナルだと思われる。
 
::容姿はカルデアのサーヴァントとなった異聞帯モルガンの第三再臨時と同じ立ち絵が使われているが、時系列的にはこちらがオリジナルだと思われる。
 
:;[[救世主トネリコ]]
 
:;[[救世主トネリコ]]
 
:: 最初にベリルが辿り着いた本来の歴史=「1回目の過去のブリテン」にいた、先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』たるモルガン。
 
:: 最初にベリルが辿り着いた本来の歴史=「1回目の過去のブリテン」にいた、先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』たるモルガン。
::当初は妖精暦4000年に「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は崩壊編にて、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に養育されていた。
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::当初は妖精暦4000年に「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は崩壊編にて、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に養育されていた。しかし「楽園の妖精」による断罪を恐れて結託した他の氏族たちの手により、一族諸共滅ぶこととなる。その結果として厄災への対抗手段が失われ、後の「大厄災」により妖精たちは滅亡。ブリテン異聞帯は無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た本来のブリテン異聞帯である。
::しかし「楽園の妖精」による断罪を恐れた他の氏族たちによる同盟の手により、一族諸共滅ぶこととなる。結果として厄災への対抗手段が失われ、後の「大厄災」により妖精たちは滅亡。ブリテン異聞帯は無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た本来のブリテン異聞帯である。
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::しかしルーラーのモルガンのレイシフトによって知識の讓渡がなされたことにより、『この先のブリテン』と『ブリテンへの執着』を知った彼女は「ヴィヴィアン」の名前を捨てて代わりに「モルガン」を自らの『真名』と定め、雨の氏族への襲撃を逃れて生き永らえる。そこからは雨の氏族たちの「ブリテンを争いのない平和な国にする」という願いと妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に、ブリテン本土へ渡り救世主としての道を歩み出し、事実上『楽園の妖精』から変質してしまう。また、その際に義母である雨の氏族の王妃から与えられた「トネリコ」の名を仮名として名乗り始める。
::しかしルーラーのモルガンのレイシフトによって知識の讓渡がなされたことにより、『この先のブリテン』と『ブリテンへの執着』を知った彼女は「ヴィヴィアン」の名前を捨てて代わりに「モルガン」を自らの『真名』と定め、雨の氏族への襲撃を逃れて生き永らえる。
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::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に仲間を増やして厄災の排除を行っていく。その他にも氏族や人間との間の争いなど、災いの火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けつつ、100年ごとに発生する「厄災」と1000年ごとに発生する「大厄災」を祓っては『棺』と呼ばれる[[魔術礼装]]<ref group="注">カルデアのコフィンを模倣したもの。</ref>を使って眠りに入り、次の厄災に備える…というサイクルを繰り返していた。また同時期には『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』が彼女の召喚に応じ、[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして現界。彼から魔術の手ほどきを受けつつ、各地を放していた。
::そこからは雨の氏族たちの「ブリテンを争いのない平和な国にする」という願いと妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に、ブリテン本土へ渡り救世主としての道を歩み出し、事実上『楽園の妖精』から変質してしまう。また、その際に義母である雨の氏族の王妃から与えられた「トネリコ」の名を仮名として名乗り始める。
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::だがせっかく平穏をもたらしても、最後の最後で'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わないからいらない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という妖精たちの本能的な『単純で些細な気まぐれと思いつき』によって全てをひっくり返され、それによって発生した数多くの不幸の責任を一方的に押し付けられ、迫害を受けた末に自身も殺害されかけるという仕打ちに幾度となく遭い続け、その度に裏切った妖精を魔術で姿を変え記憶も消して身代わりにさせる事により、傍から見れば死んで『次代』として蘇っている様に見せかけて生き延びていた。最後の活躍の年である妖精暦400年では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、戴冠式にまで漕ぎ着けるが、やはり不満を持つ一部の妖精の企みでウーサーと円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に仲間を増やして厄災の排除を行っていく。
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::これにより溜まりに溜まっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、救世主として救うのではなく支配者として君臨することを決意。偽装工作を行った後に以降の厄災を見過ごすことを決め、仲間たちもそれぞれの理由で全員が離脱。そうして妖精暦1年に発生した「大厄災」によって、妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。
::その他にも氏族や人間との間の争いなど、災いの火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けつつ、100年ごとに発生する「厄災」と1000年ごとに発生する「大厄災」を祓っては『棺』と呼ばれる[[魔術礼装]](カルデアのコフィンを模倣したもの)を使って眠りに入り、次の厄災に備える…というサイクルを繰り返していた。
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::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされることとなる。なお『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の物語内では、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」となる。しかし、マシュの協力で大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外は特に変化はなく、マシュを「棺」に入れてその事を忘却し「新しい2回目」は「2回目」と同様の結末を迎えた。
::同時期には『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』が彼女の召喚に応じ、[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして現界。彼から魔術の手ほどきを受けつつ、各地を放していた。
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::だがせっかく平穏をもたらしても、最後の最後で'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わないからいらない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という妖精たちの本能的な『単純で些細な気まぐれと思いつき』によって全てをひっくり返され、それによって発生した数多くの不幸の責任を押し付けられていた。
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::そうした迫害を受けた末に自身も殺害されかけるという仕打ちに幾度となく遭い続け、その度に裏切った妖精を魔術で姿を変え記憶も消して身代わりにさせる事により、傍から見れば死んだことにして生き延びていた。
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::妖精暦400年では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功。
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::ウーサーの戴冠式にまで漕ぎ着けるが、やはり不満を持つ一部の妖精の企みでウーサーと円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
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::これにより溜まりに溜まっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、救世主として救うのではなく支配者として君臨することを決意。偽装工作を行った後に以降の厄災を見過ごすことを決め、仲間たちもそれぞれの理由で全員が離脱。
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::そうして妖精暦1年に発生した「大厄災」によって、妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。
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::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされることとなる。
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::『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の物語内では妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、「新しい2回目」となる。
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::しかし、マシュの協力で大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外は特に変化はなく、マシュを「棺」に入れてその事を忘却し「新しい2回目」は「2回目」と同様の結末を迎えた。
   
:;妖精國の女王モルガン
 
:;妖精國の女王モルガン
 
::妖精國ブリテンに君臨する『[[異聞帯の王]]』たるモルガン。バーサーカーのサーヴァントとしてカルデアに召喚出来るのもこちらである。
 
::妖精國ブリテンに君臨する『[[異聞帯の王]]』たるモルガン。バーサーカーのサーヴァントとしてカルデアに召喚出来るのもこちらである。
::上記の妖精暦1年に起こった「大厄災」で妖精が全滅したのを見計らい、トネリコは活動を再開。
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::上記の妖精暦1年に起こった「大厄災」で妖精が全滅したのを見計らい、トネリコは活動を再開。まず[[空想樹]]の魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を召喚する形で復活。名前を「モルガン」と再度改めて冬の戦争を起こし、妖精國の「冬の女王」として君臨する。その折にモルガンは年号を「女王暦」に改め、妖精たちに冷酷な圧制を敷いた。なお、この時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせている。
::まず[[空想樹]]の魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を召喚する形で復活。名前を「モルガン」と再度改めて冬の戦争を起こし、妖精國の「冬の女王」として君臨する。
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::それから約2000年後、女王暦2017年に鏡の氏族の予言による「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威と見ていなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group="注">シナリオ上だけでなく、ゲーム内アイテムとして'''実際に入手できる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」として扱っていた。だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。
::その折にモルガンは年号を「女王暦」に改め、妖精たちに冷酷な圧制を敷いた。なお、この時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせている。
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::最終的に戦はモルガンが自分の分身を生み出して反乱軍を殲滅し、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めた。しかし本体のモルガンの元に乱心状態のウッドワスが現れ、重傷を負わされてしまう。そうして満身創痍となっても、その場で反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]を人質にされた事で動揺。さらに[[オーロラ]]が「真実の告白」という名目で救世主トネリコ時代に関する虚言混じりの吹聴を拡散し、事前に自身が『楽園の妖精』であると無意識に漏らしていた事もあって、自身に持っていた懐疑心が確固たるものとなった周囲の上級妖精らによって無惨に殺害されてしまった。
::それから約2000年後、女王暦2017年に鏡の氏族の予言による「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威と見ていなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group="注">シナリオ上だけでなく、ゲーム内アイテムとして'''実際に入手できる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」として扱っていた。
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::だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。
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::最終的に戦はモルガンが自分の分身を生み出して反乱軍を殲滅し、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めた。しかし本体のモルガンの元に乱心状態のウッドワスが現れ、重傷を負わされてしまう。
  −
::そうして満身創痍となってもその場で反旗を翻した[[スプリガン]]を制するも、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]を人質にされた事で動揺。さらに[[オーロラ]]が「真実の告白」という名目で救世主トネリコ時代に関する虚言混じりの吹聴を拡散し、事前に自身が『楽園の妖精』であると無意識に漏らしていた事もあって、自身に持っていた懐疑心が確固たるものとなった周囲の上級妖精らによって殺害される。
   
::かくしてモルガンと、彼女のシステムを本来引き継ぐはずだった[[ノクナレア]]を立て続けに喪った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出し、瞬く間に地獄の様相を呈することとなる。
 
::かくしてモルガンと、彼女のシステムを本来引き継ぐはずだった[[ノクナレア]]を立て続けに喪った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出し、瞬く間に地獄の様相を呈することとなる。
 
:期間限定イベント『水怪クライシス』では、カルデアに召喚後も度々人知れず無断で各地へのレイシフトを行っていたことが判明。今回も[[ハベトロット]]と一緒に微小特異点へ勝手にやって来た所[[コン]]と遭遇し、[[徴姉妹|徴弐]]とも交流する。
 
:期間限定イベント『水怪クライシス』では、カルデアに召喚後も度々人知れず無断で各地へのレイシフトを行っていたことが判明。今回も[[ハベトロット]]と一緒に微小特異点へ勝手にやって来た所[[コン]]と遭遇し、[[徴姉妹|徴弐]]とも交流する。
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;[[ベリル・ガット]]
 
;[[ベリル・ガット]]
 
:「汎人類史のモルガン」を召喚した人物。
 
:「汎人類史のモルガン」を召喚した人物。
:「異聞帯のモルガン」にとっては不要な存在で一度はその存在を消したが、ブリテン異聞帯が汎人類史と同等の強度を持った際には'''記憶も容姿も生き写しなコピー人間'''として復元させ、建前上は「自分の婚約者(夫)」として傍に置いている。
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:「異聞帯のモルガン」にとっては不要な存在で一度はその存在を消したが、ブリテン異聞帯が汎人類史と同等の強度を持った際には'''記憶も容姿も生き写しなコピー人間'''として復元させ、建前上は「自分の婚約者(夫)」として傍に置いている。その後ある程度は好きにさせているが、賓客であるカルデア一行に危害を加えようとした際にはそれを抑えるなど、王として毅然と接している。
:ある程度は好きにさせているが、賓客であるカルデア一行に危害を加えようとした際にはそれを抑えるなど、王として毅然と接している。
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:一方では愛娘のバーヴァン・シーの身を彼に預けていたが、彼女がベリルを気に入ってしまい、なおかつ彼がバーヴァン・シーに何か危害を加えようとしても対処できたので好きにさせていたのではないかと思われる。また当初ベリルは、「終わった存在」であるバーヴァン・シーには興味が湧かない事を匂わせる発言をしていたので、そこも理由に含まれるかもしれない。
:一方では愛娘のバーヴァン・シーの身を彼に預けていたが、彼女がベリルを気に入ってしまい、なおかつ彼がバーヴァン・シーに何か危害を加えようとしても対処できたので好きにさせていたのではないかと思われる。当初ベリルは「終わった存在」であるバーヴァン・シーには興味が湧かない事を匂わせる発言をしていたので、そこも理由に含まれるかもしれない。
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:だが、当の彼からすれば妖精國など「既に終わった世界」であった事と、色々と『遊び尽くして』飽きてしまいとっくに興味が無くなっていた上に、「マシュを手に入れる」という別の目的があった為、カルデア一行がやって来ると自身のあずかり知らぬ裏々で手を回され、間接的に追い詰められた末に国ごと滅ぼされてしまった。
:だが、当の彼からすれば妖精國など「既に終わった世界」であった事と色々と『遊び尽くして』飽きてしまい、とっくに興味が無くなっていた上に「マシュを手に入れる」という別の目的があった為、カルデア一行がやって来ると自身のあずかり知らぬ裏々で手を回され、間接的に追い詰められた末に国ごと滅ぼされてしまった。
      
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
:外の世界から来た汎人類史の人間。予言における『異邦の魔術師』。
 
:外の世界から来た汎人類史の人間。予言における『異邦の魔術師』。
:当初は彼/彼女からロンゴミニアドの譲渡を懇願されたが、汎人類史のモルガンの知識で敵とみなし協力を拒否するも、ブリテン異聞帯にいる内は「我が国を訪れた賓客」として扱っていた。
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:当初は彼/彼女からロンゴミニアドの譲渡を懇願されたが、汎人類史のモルガンの知識で敵とみなし協力を拒否するも、ブリテン異聞帯にいる内は「我が国を訪れた賓客」として扱い、特に何か仕掛ける事はしなかった。マシュが「水鏡」に呑まれたのも、元は本来の発動対象だった『ノリッジの厄災』を主人公達が先に倒した結果によるもので'''本当にただの偶発的な事故'''。事実モルガンは謁見の場で主人公から指摘を受けるまで、彼女が巻き込まれていた事に気づいてもいなかった。
::なおマシュが「水鏡」に呑まれたのは、元は本来の発動対象だった『ノリッジの厄災』を主人公達が先に倒した結果によるもので'''本当にただの偶発的な事故'''。事実モルガンは謁見の場で主人公から指摘を受けるまで、彼女が巻き込まれていた事に気づいてもいなかった。
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:後に彼らが本格的に行動を開始したアルトリア・キャスターと行動を共にしていたことで、敵として立ちはだかる。しかし、汎人類史側のモルガンによる知識の譲渡で『何か』を察知したのか、異聞帯でも発揮されるカルデア召喚式の異質な力を危険視し、最終的に相対した際に「次があれば立ち返って調べた方が良い」と忠告を送っている。
:後に彼らが本格的に行動を開始したアルトリア・キャスターと行動を共にしていたことで、敵として立ちはだかる。
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:しかし汎人類史側のモルガンによる知識の譲渡で『何か』を察知したのか、異聞帯でも発揮されるカルデア召喚式の異質な力を危険視し、最終的に相対した際に「次があれば立ち返って調べた方が良い」と忠告を送っている。
   
:カルデアで召喚された際には、当初は女王の例に漏れず「汎人類史の魔術師への軽蔑と反感」を以て臣下として見ていたが、「譲歩しても対等な関係」という姿勢を皮肉を込めて示す際、当てつけとして''彼/彼女を夫/妻として呼んだ''ことで、以後気に入ってからは「言葉から始まる関係も悪くない」と本気で乗り気になっている様子で、「我々の城はいつ建てましょうか?」「私以外のバーサーカーはすべて解雇しなさい」と豪胆でもあり極端でもある、ある意味で彼女らしい振る舞いを見せる。
 
:カルデアで召喚された際には、当初は女王の例に漏れず「汎人類史の魔術師への軽蔑と反感」を以て臣下として見ていたが、「譲歩しても対等な関係」という姿勢を皮肉を込めて示す際、当てつけとして''彼/彼女を夫/妻として呼んだ''ことで、以後気に入ってからは「言葉から始まる関係も悪くない」と本気で乗り気になっている様子で、「我々の城はいつ建てましょうか?」「私以外のバーサーカーはすべて解雇しなさい」と豪胆でもあり極端でもある、ある意味で彼女らしい振る舞いを見せる。
 
:『Grand Order Arcade』での主人公は妖精國を訪れることがないためか、伴侶とすることはなく一貫して臣下として扱っている。
 
:『Grand Order Arcade』での主人公は妖精國を訪れることがないためか、伴侶とすることはなく一貫して臣下として扱っている。
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;[[アルトリア・キャスター]]
 
;[[アルトリア・キャスター]]
 
:『予言の子』かつ、同じ星の内海から遣わされた次代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』。
 
:『予言の子』かつ、同じ星の内海から遣わされた次代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』。
:彼女が異聞帯で予言の子として旅をしていた間は、妖精國を滅ぼす者として「自らに敵対しなければ放置、敵対すれば抹殺する」という態度を一貫しており、基本的に味方はしなかった。
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:彼女が異聞帯で予言の子として旅をしていた間は、妖精國を滅ぼす者として「自らに敵対しなければ放置、敵対すれば抹殺する」という態度を一貫しており、基本的に味方はしなかった。しかし、後に妖精達の純粋無垢故の悪意に何度心が折れても、仲間と共に最後まで立ち向かい、更には自らが放棄した『楽園の妖精』の本当の使命を成し遂げ、ケルヌンノスのみならず『奈落の虫』をも打ち倒した事をカルデアに召喚されてから知り、幾らか態度を和らげている。
:しかし、後に妖精達の純粋無垢故の悪意に何度心が折れても、仲間と共に最後まで立ち向かい、更には自らが放棄した『楽園の妖精』の本当の使命を成し遂げ、ケルヌンノスのみならず『奈落の虫』をも打ち倒した事をカルデアに召喚されてから知り、幾らか態度を和らげている。
   
:モルガン本人曰く、あれほど愚かで、あれほど頑なで、あれほど幸福な楽園の妖精はいないだろうとのこと。
 
:モルガン本人曰く、あれほど愚かで、あれほど頑なで、あれほど幸福な楽園の妖精はいないだろうとのこと。
    
;[[ハベトロット]]
 
;[[ハベトロット]]
 
:かつてトネリコと名乗って旅をしていた頃に、何度も助けられたかけがえのない友人。最後の別れにおいては「女王暦の世界でマシュの力になって恩返しがしたい」という意見を汲み取り、注意事項と共にそのやり方を伝授した。
 
:かつてトネリコと名乗って旅をしていた頃に、何度も助けられたかけがえのない友人。最後の別れにおいては「女王暦の世界でマシュの力になって恩返しがしたい」という意見を汲み取り、注意事項と共にそのやり方を伝授した。
:カルデアに召喚されたハベトロットは汎人類史の存在でありモルガンに関する記憶を持っていないが、それでも魂の色は何ら変わらない為に、モルガンは此方の彼女の事もかけがえのない友人として見ている。カルデアではティータイムを共にする仲で、モルガンは彼女のことを「汎人類史で数少ない素晴らしきものの一つ」として数えているとか。
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:カルデアに召喚されたハベトロットは汎人類史の存在であり、モルガンに関する記憶を持っていないが、それでも魂の色は何ら変わらない為に、モルガンは此方の彼女の事もかけがえのない友人として見ている。カルデアではティータイムを共にする仲で、モルガンは彼女のことを「汎人類史で数少ない素晴らしきものの一つ」として数えているとか。
 
:なお、上記の過程でハベトロットが花嫁を助ける糸紡ぎの妖精として[[概念武装|明らかに必要ない兵器]]を持ち込むようになったのだが、モルガンはそれをカルデアのせいと勘違いしている。
 
:なお、上記の過程でハベトロットが花嫁を助ける糸紡ぎの妖精として[[概念武装|明らかに必要ない兵器]]を持ち込むようになったのだが、モルガンはそれをカルデアのせいと勘違いしている。
   225行目: 205行目:  
:女王暦2017年当時の牙の氏族の族長。
 
:女王暦2017年当時の牙の氏族の族長。
 
:彼からは狂信に近い忠誠を受けており、自身も数少ない「信頼」を内心で向けていた。付き合いが長いからか、彼への評価は「幼き勇者将軍」となっている。
 
:彼からは狂信に近い忠誠を受けており、自身も数少ない「信頼」を内心で向けていた。付き合いが長いからか、彼への評価は「幼き勇者将軍」となっている。
:モルガンが信頼を置いているのは仲間だった先代の排熱大公ライネックの事もあるが、彼が牙の氏族達による『過去の過ち』を知って以降、反省と戒めのため菜食主義に努めているから。この行為は本来存在しないはずの『過去から学ぶこと』に該当するため、異聞帯の妖精が持つ『無垢さゆえの悪性』に失望しきっている彼女からすれば、例外扱いする理由足り得る。
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:モルガンが信頼を置いているのは仲間だった先代の排熱大公ライネックの事もあるが、彼が牙の氏族達による『過去の過ち』を知って以降、反省と戒めのため菜食主義に努めているから。この行為は本来存在しないはずの『過去から学ぶこと』に該当するため、異聞帯の妖精が持つ『無垢さゆえの悪性』に失望しきっている彼女からすれば、例外扱いする理由足り得る。それ故にモルガンの方も、その積年の努力を無駄にしてしまいかねない『本来の凶暴性を全開にしなければならないほどの戦い』が起こらない様に陰ながら配慮していたが、それが間接的に周囲の人物からのウッドワスの実力に対する過小評価に繋がっていた面もある。
:それ故にモルガンの方も、その積年の努力を無駄にしてしまいかねない『本来の凶暴性を全開にしなければならないほどの戦い』が起こらない様に陰ながら配慮していたが、それが間接的に周囲の人物からのウッドワスの実力に対する過小評価に繋がっていた面もある。
   
:終盤では[[オーロラ|最愛の人]]の言葉に惑わされ思い余って反乱するものの、最後はモルガンからの優しい言葉で信頼を再認識し、モースにはなったが暴れることなく消滅していった。
 
:終盤では[[オーロラ|最愛の人]]の言葉に惑わされ思い余って反乱するものの、最後はモルガンからの優しい言葉で信頼を再認識し、モースにはなったが暴れることなく消滅していった。
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;ウーサー
 
;ウーサー
 
:汎人類史ではモルガンとアルトリアの実父で先代王にあたる。
 
:汎人類史ではモルガンとアルトリアの実父で先代王にあたる。
:元々彼は、マーリンと結託してブリテンに根付く「竜の因子」を持ったアルトリアを真の後継者と定めており、モルガンは彼女を生み出すための前駆かつ<ruby><rb>試作品</rb><rt>プロトタイプ</rt></ruby>として誕生させた存在に過ぎなかった。だが当然それに当の本人であるモルガンが納得出来る訳もなく、そこから後継者争いに発展したのが事の発端である。その為この件から妹共々憎悪の対象で険悪な関係にあった。
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:元々彼は、マーリンと結託してブリテンに根付く「竜の因子」を持ったアルトリアを真の後継者と定めており、モルガンは彼女を生み出すための前駆かつ<ruby><rb>試作品</rb><rt>プロトタイプ</rt></ruby>として誕生させた存在に過ぎなかった。だが当然それにモルガン自身が納得出来る訳もなく、そこから後継者争いに発展したのが事の発端である。その為この件から妹共々憎悪の対象で険悪な関係にあった。
 
: 異聞帯ではトネリコ時代の円卓軍を率いていた騎士の少年かつ弟子で、彼女が「ブリテンを統一するためには氏族の妖精達ではなく人間が王となるべき」と考え見出した人物でもある。あちら程の剣呑さは全くなく、「よく分からない」と言いつつ仲間としても個人としても大切な人だった様で、特に二人きりでの仲睦まじさは周囲から見たら恋人同士にしか見えなかったほどらしい。
 
: 異聞帯ではトネリコ時代の円卓軍を率いていた騎士の少年かつ弟子で、彼女が「ブリテンを統一するためには氏族の妖精達ではなく人間が王となるべき」と考え見出した人物でもある。あちら程の剣呑さは全くなく、「よく分からない」と言いつつ仲間としても個人としても大切な人だった様で、特に二人きりでの仲睦まじさは周囲から見たら恋人同士にしか見えなかったほどらしい。
:最終的に氏族長たち南の妖精と、女王マヴ率いる北の妖精両者に彼の存在を認めさせた事で戴冠式までこぎ着け、さらに皆からの要望により当初の予定だった『マヴとウーサーの婚姻』を変更し、ブリテンを手にするだけでなく'''『自身が王妃になる=花嫁となって愛するウーサーと結ばれる』'''という密かな夢まで叶いかけた。だがその日に彼と円卓軍の全員が毒殺されまたもや全てを台無しにされたことが引き金となり、トネリコは心身が崩壊して妖精達に完全に失望し「妖精は救わずに支配するもの」という信念を持つに至った。
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:最終的に氏族長たち南の妖精と、女王マヴ率いる北の妖精両者に彼の存在を認めさせた事で戴冠式までこぎ着け、さらに皆からの要望により当初の予定だった『マヴとウーサーの婚姻』を変更し、ブリテンを手にするだけでなく'''『自身が王妃になる=花嫁となって愛するウーサーと結ばれる』'''という密かな夢まで叶いかけていたが、当日に彼と円卓軍の全員が毒殺されまたもや全てを台無しにされたことが引き金となり、トネリコは心身が崩壊して妖精達に完全に失望し「妖精は救わずに支配するもの」という信念を持つに至った。
:ゲーム内では姿も台詞も出てこないが、オークニーで[[アーサー・ペンドラゴン]]のシャドウサーヴァントが「 "ロンディニウムの騎士" の亡霊」として登場している。しかしカルデアでアーサーを見た[[救世主トネリコ|トネリコ]]の反応から、実際のところ彼とはあまり似ていなかった様子。
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:ゲーム内では姿も台詞も出てこないが、オークニーで[[アーサー・ペンドラゴン]]のシャドウサーヴァントが「 "ロンディニウムの騎士" の亡霊」として登場している。しかしカルデアでアーサーを見た[[救世主トネリコ|トネリコ]]の反応から、実際のところは性格等の違いから彼とはあまり似ていなかった様子。
    
;[[妖精騎士トリスタン]]/バーヴァン・シー
 
;[[妖精騎士トリスタン]]/バーヴァン・シー
 
:「娘」として魔術を教える他、妖精國の次の女王として据えていた妖精。恩を仇で返してくるばかりの妖精の中で唯一、心からの感謝の言葉をくれ続けた相手であり、彼女のためにブリテンを捧げてもいいと言うほど大切な存在。
 
:「娘」として魔術を教える他、妖精國の次の女王として据えていた妖精。恩を仇で返してくるばかりの妖精の中で唯一、心からの感謝の言葉をくれ続けた相手であり、彼女のためにブリテンを捧げてもいいと言うほど大切な存在。
:トネリコ時代に出会い、その善性から利用されてボロボロになった彼女を救おうとし続けていた。しかしいくら『次代』の誕生を察知し急いで駆けつけても既に手遅れで発見される状態が続いたため、最終的にはきちんと自分の人生を生きていける様にと、正反対の悪逆な性格に「教育」を施し周りに何と言われようと彼女を擁護し続けた。
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:トネリコ時代に出会い、その善性から利用されてボロボロになった彼女を救おうとし続けていた。しかしいくら『次代』の誕生を察知し急いで駆けつけても既に手遅れで発見される状態が続いたため、最終的にはきちんと自分の人生を生きていける様にと、正反対の悪逆な性格に「教育」を施し周りに何と言われようと彼女を擁護し続けた。バーヴァン・シーも理由は分からないが、自分を唯一肯定してくれるモルガンに依存し、親子というよりは一種の共依存のような関係を築くに至った。だが、言葉足らずという自身の不器用さ<ref group ="注">実際『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]』では、好奇心旺盛な妖精に目を付けられない為滅多な事をするなという意図から、バーヴァン・シーに大好きな踊りや歌を止める様に忠告するも、当人からすれば「見苦しいから止めろ」と言われている様に聞こえていた。</ref>と、彼女の妖精としての『慈悲深く優しい本質』そのものは変わっていなかった事が相乗した結果、今度は承認欲求によって逆に精神的に追い詰めてしまっていた。
:バーヴァン・シーも理由は分からないが、自分を唯一肯定してくれるモルガンに依存し、親子というよりは一種の共依存のような関係を築くに至った。だが、言葉足らずという自身の不器用さ<ref group ="注">実際『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]』では、好奇心旺盛な妖精に目を付けられない為滅多な事をするなという意図から、バーヴァン・シーに大好きな踊りや歌を止める様に忠告するも、当人からすれば「見苦しいから止めろ」と言われている様に聞こえていた。</ref>と、彼女の妖精としての『慈悲深く優しい本質』そのものは変わっていなかった事が相乗した結果、今度は承認欲求によって逆に精神的に追い詰めてしまっていた。
   
:モルガン当人によると、彼女を悪辣な性格に仕立て上げたのは、女王となってから妖精たちを従わせられるように…との考えがあったらしい。また、後継者としては能力不足とも考えている<ref group ="注">能力があり過ぎると自分の言葉を聞かなくなってしまう可能性を考慮した為、意識して力を付けさせなかった様子。</ref>様だが、今後妖精國を手中に収めるのに必要になれば礼装をいくらでも用意すれば良いと考えているので、さほど問題には思っていない。
 
:モルガン当人によると、彼女を悪辣な性格に仕立て上げたのは、女王となってから妖精たちを従わせられるように…との考えがあったらしい。また、後継者としては能力不足とも考えている<ref group ="注">能力があり過ぎると自分の言葉を聞かなくなってしまう可能性を考慮した為、意識して力を付けさせなかった様子。</ref>様だが、今後妖精國を手中に収めるのに必要になれば礼装をいくらでも用意すれば良いと考えているので、さほど問題には思っていない。
    
;[[妖精騎士ガウェイン]]/バーゲスト
 
;[[妖精騎士ガウェイン]]/バーゲスト
 
:<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を授けて妖精騎士の任を与えた妖精。
 
:<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を授けて妖精騎士の任を与えた妖精。
:妖精騎士として取り立てたのは、彼女が一際強い力を持った妖精であるだけでなく、着名によって「獣の厄災」を封印するためであった。
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:妖精騎士として取り立てたのは、彼女が一際強い力を持った妖精であるだけでなく、着名によって「獣の厄災」を封印するためであった。なので妖精騎士の中ではもっとも信頼していた様で、誰もが嫌がる仕事を率先して行う気質を高く評価している。とある災厄時<ref group ="注">明言されてはいないが、恐らく「キャタピラー戦争」のことだと思われる。</ref>における行動は過去の自身───救世主トネリコでさえ拍手を贈っただろう、ともしている。
:妖精騎士の中ではもっとも信頼していたようで、誰もが嫌がる仕事を率先して行う気質を高く評価している。とある災厄時<ref group ="注">明言されてはいないが、恐らく「キャタピラー戦争」のことだと思われる。</ref>における行動は過去の自身───救世主トネリコでさえ拍手を贈っただろう、ともしている。
   
:しかし、『本質』を知らず「妖精を守る」事を信念にしていた彼女と、逆にそれを嫌という程知っている故に「妖精を救わず國を守る」事を信念としていたモルガンでは、最終的に決裂は時間の問題だった。
 
:しかし、『本質』を知らず「妖精を守る」事を信念にしていた彼女と、逆にそれを嫌という程知っている故に「妖精を救わず國を守る」事を信念としていたモルガンでは、最終的に決裂は時間の問題だった。
    
;[[妖精騎士ランスロット]]/メリュジーヌ
 
;[[妖精騎士ランスロット]]/メリュジーヌ
:着名を授けて妖精騎士の任を与えた妖精。元の主君であるオーロラが危険な存在であり、彼女自身も「炎の厄災」になり得る存在だったことから、着名で力の抑制を試みて配下に加えていた。
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:着名を授けて妖精騎士の任を与えた妖精。元の主君であるオーロラが危険な存在であり、彼女自身も「炎の厄災」になり得る存在だったことから、着名で力の抑制を試みて配下に加えていた。本来は対等の関係であったが、彼女自身も災厄という宿命から逃れるため配下に加わったらしい。なおランスロットの名を着名させたのは、こと戦闘においては妖精國最強であったためである。
:本来は対等の関係であったが、彼女自身も災厄という宿命から逃れるため配下に加わったらしい。なおランスロットの名を着名させたのは、こと戦闘においては妖精國最強であったためである。
   
:しかし、メリュジーヌのオーロラへの愛情と依存度の深さは予想の範囲を超えるもので、此方も最終的に決裂は時間の問題だった。メリュジーヌもメリュジーヌなりにモルガンを尊敬しているため命令には従うが、当の本人は彼女は最終的に愛に殉ずると見解している。
 
:しかし、メリュジーヌのオーロラへの愛情と依存度の深さは予想の範囲を超えるもので、此方も最終的に決裂は時間の問題だった。メリュジーヌもメリュジーヌなりにモルガンを尊敬しているため命令には従うが、当の本人は彼女は最終的に愛に殉ずると見解している。
 
:ちなみにモルガンとは『本来は異聞帯のブリテン島(亜鈴の子)に由来しない、汎人類史の存在である』と言う共通点もある。
 
:ちなみにモルガンとは『本来は異聞帯のブリテン島(亜鈴の子)に由来しない、汎人類史の存在である』と言う共通点もある。
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:『モース戦役』を生き延びた古参の女王兵で鏡の氏族。
 
:『モース戦役』を生き延びた古参の女王兵で鏡の氏族。
 
:予知能力を持つ故に、悲観的な思考と価値観に染まった同胞と氏族長のエインセルを見捨ててモルガン側に就き、最期まで主君に忠誠を捧げていた騎士だったが、当人からは「妖精騎士の質も落ちたものだ」の一言のみであり、その心境は事実上不明。
 
:予知能力を持つ故に、悲観的な思考と価値観に染まった同胞と氏族長のエインセルを見捨ててモルガン側に就き、最期まで主君に忠誠を捧げていた騎士だったが、当人からは「妖精騎士の質も落ちたものだ」の一言のみであり、その心境は事実上不明。
:彼の忠誠は鏡の氏族に共通する『妖精としての目的』に準じたものでもある為、所詮はただの聞こえが良い上辺だけのものだと冷ややかに見ていたのかもしれない。
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:彼の忠誠は、鏡の氏族に共通する『妖精としての目的』に準じたものでもある為、所詮はただの聞こえが良い上辺だけのものだと冷ややかに見ていたのかもしれない。
    
;北の女王マヴ
 
;北の女王マヴ
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;「アルトリアのコピーを造るだと!?汎人類史の私はそこまで思い込んでいたのか!<br> ───いや、忘れよう。私ともあろうものが取り乱した。モードレッド……なかなかの出来ではないか。<br> あれだけの駒を造っておいて失敗するとは、私め……。いや、成功したのか?」
 
;「アルトリアのコピーを造るだと!?汎人類史の私はそこまで思い込んでいたのか!<br> ───いや、忘れよう。私ともあろうものが取り乱した。モードレッド……なかなかの出来ではないか。<br> あれだけの駒を造っておいて失敗するとは、私め……。いや、成功したのか?」
:マイルーム会話6『[[モードレッド]]』。
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:マイルーム会話『[[モードレッド]]』。
 
:彼女側からすれば「道具」「駒」「アルトリアのコピー」と散々な呼び方をされているとはいえ「大嫌いな母親のソックリさんに密かに褒められている」という状況にあるため、面と向かって聞いたら死ぬほど複雑な顔をしそうである……
 
:彼女側からすれば「道具」「駒」「アルトリアのコピー」と散々な呼び方をされているとはいえ「大嫌いな母親のソックリさんに密かに褒められている」という状況にあるため、面と向かって聞いたら死ぬほど複雑な顔をしそうである……
 
;「元気そうで何よりだが……はぁ、なぜお前はそうなのだ、バーヴァン・シー。<br> 壊してから泣く癖だけは改めるように」
 
;「元気そうで何よりだが……はぁ、なぜお前はそうなのだ、バーヴァン・シー。<br> 壊してから泣く癖だけは改めるように」
:マイルーム会話11『[[妖精騎士トリスタン]]』。
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:マイルーム会話『[[妖精騎士トリスタン]]』。
 
:サーヴァントになりカルデアに来ても尚、生前の悪癖が抜けない彼女を<del>言葉足らずではあるが</del>「母親」としてやんわりと窘めつつ優しく慰める。
 
:サーヴァントになりカルデアに来ても尚、生前の悪癖が抜けない彼女を<del>言葉足らずではあるが</del>「母親」としてやんわりと窘めつつ優しく慰める。
 
:妖精國ブリテンでは、お互いを心から思いやりながらも上手く伝え合うことが出来ず、更には周囲の悪意ある<ruby><rb>連中</rb><rt>妖精</rt></ruby>の所為で身も心も壊されずっと苦しみ続けてきた二人。
 
:妖精國ブリテンでは、お互いを心から思いやりながらも上手く伝え合うことが出来ず、更には周囲の悪意ある<ruby><rb>連中</rb><rt>妖精</rt></ruby>の所為で身も心も壊されずっと苦しみ続けてきた二人。
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;「糞虫。寄るな。……お前など、すぐに見つけてすり潰してしまえばよかった」
 
;「糞虫。寄るな。……お前など、すぐに見つけてすり潰してしまえばよかった」
:マイルーム会話14『[[オベロン]]』(2部6章クリア後開放)。
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:マイルーム会話『[[オベロン]]』(2部6章クリア後開放)。
 
:自身が築いた妖精國を滅ぼした元凶に対して。
 
:自身が築いた妖精國を滅ぼした元凶に対して。
 
:まるで最初から正体を知っていたような口ぶりだが、本編において二人が直接言葉を交わすことはなく、モルガンに至っては仇敵と認識していたかすら定かではない。おそらくはカルデアに召喚された後に何らかの機会を得て妖精國の顛末を知ったのだろう。
 
:まるで最初から正体を知っていたような口ぶりだが、本編において二人が直接言葉を交わすことはなく、モルガンに至っては仇敵と認識していたかすら定かではない。おそらくはカルデアに召喚された後に何らかの機会を得て妖精國の顛末を知ったのだろう。
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:本編には出てこずカットされたエピソードとして、女王暦1800年ごろの厄災で「キャタピラー戦争」と呼ばれる戦いが語り草になっているという裏設定<ref group="出">竹箒日記 2021/08、現状では文面削除済み</ref>がある。
 
:本編には出てこずカットされたエピソードとして、女王暦1800年ごろの厄災で「キャタピラー戦争」と呼ばれる戦いが語り草になっているという裏設定<ref group="出">竹箒日記 2021/08、現状では文面削除済み</ref>がある。
 
:その年の厄災はイモ虫型のモースが大量発生したが、知られている限りモルガンが女性らしい悲鳴を上げたのが唯一この時だけらしい。
 
:その年の厄災はイモ虫型のモースが大量発生したが、知られている限りモルガンが女性らしい悲鳴を上げたのが唯一この時だけらしい。
:ちなみにこの厄災があった年は、妖精騎士ガウェインがファウル・ウェーザーを捕食して力を会得し、厄災を退ける功績を立ててマンチェスターの領主に任命されると共に妖精騎士の着名を受けた時期と同じであるが、モルガンがイモ虫に宝具をぶち込んだ後に帰ってしまった事と関係があるのかは定かではない。
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:ちなみにこの厄災があった年は、妖精騎士ガウェインがファウル・ウェーザーを捕食して力を会得し、厄災を退ける功績を立ててマンチェスターの領主に任命されると共に妖精騎士の着名を受けた時期と同じであるが、モルガンがイモ虫に宝具をぶち込んだ後に帰ってしまった事と関係があるのかは定かではない。なおモルガン自身は、とある災厄時におけるバーゲストの行動を高く評価している。
:なおモルガン自身は、とある災厄時におけるバーゲストの行動を高く評価している。
   
; モルガンの為政と末路
 
; モルガンの為政と末路
 
*圧倒的な力と恐怖による支配で妖精たちを押さえつけ妖精國ブリテンを統治していたモルガンであったが、その実は国民たる妖精の殆どが人間の模倣によってどうしようも無く我儘で悪辣な感性を持つ<ruby><rb>生物</rb><rt>イキモノ</rt></ruby>と化しており、皆が好き勝手しないように見張りつつ国を運営するには、それを上回る力で抑圧するしか後がない状態だったことが明らかになると、ブリテンに対する思いをずっと何度も妖精たちに踏み躙られてきた彼女の処遇に、プレイヤーからは多くの同情と憐れみの声が上がった。<br>だが、一方で『娘』のバーヴァン・シーを慮ったためとはいえども、彼女の暴虐を半ば黙認していたことや、存在税として妖精から大量の魔力を吸い上げるという一種の淘汰行為を頭に、妖精たちを露骨に蔑ろにしているような言動が多かったのもまた事実なので'''「今までのツケがいっぺんに回ってきただけの因果応報」「所詮はモルガンの野心から来る独りよがりに過ぎなかった」'''と言った声も少なからず存在する。
 
*圧倒的な力と恐怖による支配で妖精たちを押さえつけ妖精國ブリテンを統治していたモルガンであったが、その実は国民たる妖精の殆どが人間の模倣によってどうしようも無く我儘で悪辣な感性を持つ<ruby><rb>生物</rb><rt>イキモノ</rt></ruby>と化しており、皆が好き勝手しないように見張りつつ国を運営するには、それを上回る力で抑圧するしか後がない状態だったことが明らかになると、ブリテンに対する思いをずっと何度も妖精たちに踏み躙られてきた彼女の処遇に、プレイヤーからは多くの同情と憐れみの声が上がった。<br>だが、一方で『娘』のバーヴァン・シーを慮ったためとはいえども、彼女の暴虐を半ば黙認していたことや、存在税として妖精から大量の魔力を吸い上げるという一種の淘汰行為を頭に、妖精たちを露骨に蔑ろにしているような言動が多かったのもまた事実なので'''「今までのツケがいっぺんに回ってきただけの因果応報」「所詮はモルガンの野心から来る独りよがりに過ぎなかった」'''と言った声も少なからず存在する。
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***「妖精國は救うが妖精たちは救わない」という宣告も、裏を返せば妖精は死ぬと次代が発生するシステムそのものをモルガンが掌握しているため、『国民たる妖精は国の土台と、それ相応の魔力を持つ人物がいれば何度でも替えがきく』状態でもあった為、この世界の妖精は死ぬと枯れ木となり島の一部になる事も踏まえると、生死自体はそれ程重要ではなかったと解釈出来る。
 
***「妖精國は救うが妖精たちは救わない」という宣告も、裏を返せば妖精は死ぬと次代が発生するシステムそのものをモルガンが掌握しているため、『国民たる妖精は国の土台と、それ相応の魔力を持つ人物がいれば何度でも替えがきく』状態でもあった為、この世界の妖精は死ぬと枯れ木となり島の一部になる事も踏まえると、生死自体はそれ程重要ではなかったと解釈出来る。
 
*モルガンの愛情表現が不器用だったのは、一部では「ブリテンの救世主」という仮初めの像を長い間被り続けている内に感情が無くなった、或いは何度も妖精に裏切られた事で本音を隠す様になったのではないか…という考察がされている。
 
*モルガンの愛情表現が不器用だったのは、一部では「ブリテンの救世主」という仮初めの像を長い間被り続けている内に感情が無くなった、或いは何度も妖精に裏切られた事で本音を隠す様になったのではないか…という考察がされている。
**特に大厄災への対応に関しては、奇しくも汎人類史側のアルトリアの思想と通じる所がある。しかし彼女はどちらかというと「自分の力だけで何とかしなくては'''いけない'''」という責任感によるものが強く、それが結果として他の仲間…強いては円卓の騎士達の意思がついて行けなくなり、次々と離脱していく要因になったのだろう。
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**特に大厄災への対応に関しては、奇しくも汎人類史側のアルトリアの思想と通じる所がある。しかし彼女はどちらかというと「自分の力だけで何とかしなくては'''いけない'''」という責任感によるものが強く、それが結果として他の仲間…強いては円卓の騎士達の意思がついて行けなくなり、次々と離脱していく要因になっていた。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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