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:上記のアドルフ・ヒトラーの影武者。 | :上記のアドルフ・ヒトラーの影武者。 | ||
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+ | :『[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]』におけるトップと思わしき人物。 | ||
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− | : | + | :上記の「偽総統」と「大佐」の部下として『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』および『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』に登場。 |
+ | :[[岡田以蔵|アサシン]]のマスター。 | ||
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]] | ;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]] | ||
:外部協力者。彼とともに冬木の第三次聖杯戦争に参戦する。 | :外部協力者。彼とともに冬木の第三次聖杯戦争に参戦する。 | ||
:『Fate/Apocrypha』では聖杯戦争には勝利するものの、彼に出し抜かれて聖杯を強奪されてしまう。 | :『Fate/Apocrypha』では聖杯戦争には勝利するものの、彼に出し抜かれて聖杯を強奪されてしまう。 | ||
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+ | :『帝都聖杯奇譚』でも一応は協力関係にあって甲型英霊拘束具の技術供与もしているが、互いに相手の手駒を巻き添えで殺して形だけの詫びをしたりと水面下では牽制しあっている。 | ||
== 言及作品 == | == 言及作品 == | ||
*[[Fate/Apocrypha]] | *[[Fate/Apocrypha]] | ||
*[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]] | *[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]] | ||
+ | *[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]] | ||
== メモ == | == メモ == | ||
*上記のように史実でもオカルトに傾倒していたが、ゲルマン民族を至上とするナチズムと融合した結果かなりとんでもない理論になってしまっており、一例を挙げると'''「[[聖杯]]伝説は本来ゲルマン民族のものであったが悪辣なユダヤ人とアングロサクソン人に奪い取られた。従って聖杯は当然の権利として我らが取り返さねばならない」'''等という[[アルトリア・ペンドラゴン]]が聞いたら卒倒しそうなトンデモの域に至ってしまっている。 | *上記のように史実でもオカルトに傾倒していたが、ゲルマン民族を至上とするナチズムと融合した結果かなりとんでもない理論になってしまっており、一例を挙げると'''「[[聖杯]]伝説は本来ゲルマン民族のものであったが悪辣なユダヤ人とアングロサクソン人に奪い取られた。従って聖杯は当然の権利として我らが取り返さねばならない」'''等という[[アルトリア・ペンドラゴン]]が聞いたら卒倒しそうなトンデモの域に至ってしまっている。 | ||
− | **ハインリヒ・ヒムラー率いる武装親衛隊はヴェヴェルスブルク城を中心として'''「ブラック・キャメロット(黒円卓)」''' | + | **ハインリヒ・ヒムラー率いる武装親衛隊はヴェヴェルスブルク城を中心として'''「ブラック・キャメロット(黒円卓)」'''等と本気で名乗っていたほどである。またヒムラーの構想では一般親衛隊はナチズムの司祭であり、武装親衛隊はナチズムの騎士団であるとされた。 |
− | ** | + | **また、一説にはアドルフ・ヒトラーは「[[ルキウス・ロンギヌス|ロンギヌスの槍]]」を手に入れていた、とされている。 |
− | * | + | **ただし、ヒトラー自身は魔術的神秘や神話についてプロパガンダ以上の価値を見出しておらず、ヒムラーが幾ら招請してもヴェヴェルスブルク城を訪れることはなく、却って彼の魔術への耽溺に警告を与えていたとされる。またリヒャルト・ダレやアルフレート・ローゼンベルク、カール・ハウスホーファーと言ったオカルティズムに傾倒する他の側近たちは実権のある立場から遠ざけられる傾向にあった。 |
+ | **なお、ユング心理学においてはドイツ第三帝国は共通無意識下の男性原理のドイツにおける表象として、'''オーディンの復活'''という言い回しで表現されている。 | ||
+ | *魔術協会や聖堂教会との確執については詳細は書かれていないが、彼らからしてみれば一つの国家が総力を挙げて霊地や魔術遺産を軍事的に強奪していく、というのは大変な脅威であったと思われる。実際、高名な魔術師であっても[[衛宮切嗣|近代兵器の前]]では[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|なす術も無く倒される事がある]]ので、ドイツ軍が誇る機甲軍団に攻め込められたら一方的に蹂躙されたであろう。史実ではイギリス以外の欧州の大半が占領されてしまっていたことを考えると、当時の神秘を巡る事情については非常に興味深いところではある。 | ||
**余談だが、ドイツ第三帝国の中枢であったナチスが戦後に密かに南米に逃れており、バチカンがその手引きをしたという説がまことしやかに囁かれている。バチカンがモデルと思われる聖堂教会とは実際にどうだったのであろうか? | **余談だが、ドイツ第三帝国の中枢であったナチスが戦後に密かに南米に逃れており、バチカンがその手引きをしたという説がまことしやかに囁かれている。バチカンがモデルと思われる聖堂教会とは実際にどうだったのであろうか? | ||
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2024年7月1日 (月) 21:29時点における最新版
概要[編集 | ソースを編集]
1933年から1945年にドイツに存在していた国家。通称「ナチスドイツ」。
アドルフ・ヒトラーを総統とする全体主義国家であり、1939年にポーランドに侵攻し、第二次世界大戦を引き起こした。
第三帝国という名称は、「神聖ローマ帝国」「ドイツ帝国」に続く、三番目のドイツ統一国家という名称であり、実際には帝政は敷かれていない。
魔術的側面[編集 | ソースを編集]
史実でもオカルトに傾倒し、ゲルマン民族の遺産を研究・回収する遺産管理局「アーネンエルベ」を設立していたが、TYPE-MOON世界でも同様だった模様。
その一環としてダーニック・プレストーン・ユグドミレニアと手を組み、冬木市で行われた第三次聖杯戦争に参戦している。
『Fate/Apocrypha』ではダーニックと共に勝利した後、冬木の大聖杯を基盤ごと引っこ抜いて奪い取るというとんでもない事をやってのけた。
聖杯戦争関連でもいくつもの英霊に関連した魔術関連の技術を開発・運用している。
人造英霊兵団ヘルト・クリーガー[編集 | ソースを編集]
「大聖杯を介さずにサーヴァントを召喚・使役した軍勢」というとんでもない代物。
生体部品を使用してサーヴァントの霊核を仮想再現し、「疑似英霊」とでも言うべき存在を生み出す。
本来は到底実現不可能な代物だが、とある事故のせいで「実現せずして実現してしまった」とか。
1人のマスターが複数体を使役することも可能だが、令呪は緊急処分用の1画しかない。
まともな召喚ではないため通常なら召喚不可能な神霊まで召喚可能で、さらには元の英霊とは完全に別の存在となる為純粋な駒として運用できるといいことずくめ。
その反面元の英霊なら絶対に犯さないようなミスもする可能性はあるし、もれなく神性スキルがついてくるため同スキルに特攻を持つサーヴァント相手ではカモにされてしまうという欠点も持つ。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- アドルフ・ヒトラー
- ドイツ第三帝国総統。
- 史実では1945年4月に自決したとされているが、『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』ではそれより少し早く命を落としている。
- 「偽総統」
- 上記のアドルフ・ヒトラーの影武者。
- 『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』ではヒトラーの死後に日本に訪れ、マスターとして参戦した。
- 「大佐」
- 『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』におけるトップと思わしき人物。
- 現時点では明言されていないが、初登場時から令呪らしきものが確認できるため、彼がキャスターのマスターと思われる。
- ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
- 外部協力者。彼とともに冬木の第三次聖杯戦争に参戦する。
- 『Fate/Apocrypha』では聖杯戦争には勝利するものの、彼に出し抜かれて聖杯を強奪されてしまう。
- ありす
- 大戦時にロンドンに在住していたが、ナチスの空襲で瀕死の重傷を負った被害者。
関連組織[編集 | ソースを編集]
- 魔術協会
- 神秘を巡る敵対組織。
- 聖堂教会
- 同上。『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』では「栄光の右手」という封印されていた聖遺物を彼らから強奪している。
- 大日本帝国
- 第二次世界大戦における同盟国。
- 『帝都聖杯奇譚』でも一応は協力関係にあって甲型英霊拘束具の技術供与もしているが、互いに相手の手駒を巻き添えで殺して形だけの詫びをしたりと水面下では牽制しあっている。
言及作品[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 上記のように史実でもオカルトに傾倒していたが、ゲルマン民族を至上とするナチズムと融合した結果かなりとんでもない理論になってしまっており、一例を挙げると「聖杯伝説は本来ゲルマン民族のものであったが悪辣なユダヤ人とアングロサクソン人に奪い取られた。従って聖杯は当然の権利として我らが取り返さねばならない」等というアルトリア・ペンドラゴンが聞いたら卒倒しそうなトンデモの域に至ってしまっている。
- ハインリヒ・ヒムラー率いる武装親衛隊はヴェヴェルスブルク城を中心として「ブラック・キャメロット(黒円卓)」等と本気で名乗っていたほどである。またヒムラーの構想では一般親衛隊はナチズムの司祭であり、武装親衛隊はナチズムの騎士団であるとされた。
- また、一説にはアドルフ・ヒトラーは「ロンギヌスの槍」を手に入れていた、とされている。
- ただし、ヒトラー自身は魔術的神秘や神話についてプロパガンダ以上の価値を見出しておらず、ヒムラーが幾ら招請してもヴェヴェルスブルク城を訪れることはなく、却って彼の魔術への耽溺に警告を与えていたとされる。またリヒャルト・ダレやアルフレート・ローゼンベルク、カール・ハウスホーファーと言ったオカルティズムに傾倒する他の側近たちは実権のある立場から遠ざけられる傾向にあった。
- なお、ユング心理学においてはドイツ第三帝国は共通無意識下の男性原理のドイツにおける表象として、オーディンの復活という言い回しで表現されている。
- 魔術協会や聖堂教会との確執については詳細は書かれていないが、彼らからしてみれば一つの国家が総力を挙げて霊地や魔術遺産を軍事的に強奪していく、というのは大変な脅威であったと思われる。実際、高名な魔術師であっても近代兵器の前ではなす術も無く倒される事があるので、ドイツ軍が誇る機甲軍団に攻め込められたら一方的に蹂躙されたであろう。史実ではイギリス以外の欧州の大半が占領されてしまっていたことを考えると、当時の神秘を巡る事情については非常に興味深いところではある。
- 余談だが、ドイツ第三帝国の中枢であったナチスが戦後に密かに南米に逃れており、バチカンがその手引きをしたという説がまことしやかに囁かれている。バチカンがモデルと思われる聖堂教会とは実際にどうだったのであろうか?
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