「地獄界曼荼羅 平安京」の版間の差分

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この特異点では当時陰陽寮に所属していた[[安倍晴明]]が失踪し「天覧聖杯戦争」なる平安京の千年の安堵を約束する魔術儀式のプランを送ってきたことにより、平安京を舞台に聖杯戦争が開催されている。
 
この特異点では当時陰陽寮に所属していた[[安倍晴明]]が失踪し「天覧聖杯戦争」なる平安京の千年の安堵を約束する魔術儀式のプランを送ってきたことにより、平安京を舞台に聖杯戦争が開催されている。
  
基本的には汎人類史の平安京と変わりはないのだが、その有様は一般的な現代日本の観点で言うなら'''魔境'''。十一世紀とは思えないほどに神秘が一般生活と隣り合わせに存在している。<br/>
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基本的には汎人類史の平安京と変わりはないのだが、その有様は一般的な現代日本の観点で言うなら'''魔境'''。十一世紀とは思えないほどに神秘が一般生活と隣り合わせに存在している<ref group="注">ただし汎人類史においても大江山の鬼退治などが当時行われているため、汎人類史においても当時の平安京は似たり寄ったりの魔境であった可能性はすこぶる高い。これは世界規模で見ると神秘の衰退に地域差があったことによると思われる。</ref>。<br/>
 
日中こそ道には人が行き交い、子供が遊び、市が立つものの、夜が更ければ路地には土蜘蛛が蠢き、道には百鬼夜行が通り、時には鬼の群れが都を脅かす。<br/>
 
日中こそ道には人が行き交い、子供が遊び、市が立つものの、夜が更ければ路地には土蜘蛛が蠢き、道には百鬼夜行が通り、時には鬼の群れが都を脅かす。<br/>
 
一般の人々はそれらの怪異を当然のものとして受け入れており、夜は用がなければ出歩かず、平安武者や検非違使が怪異への対処を行っている。<br/>
 
一般の人々はそれらの怪異を当然のものとして受け入れており、夜は用がなければ出歩かず、平安武者や検非違使が怪異への対処を行っている。<br/>
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:この特異点で開催されている[[聖杯戦争]]。
 
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:京で「力ある者」が一般の聖杯戦争のマスターである天覧武者の資格を得て、サーヴァントとして「術者」を従える。
 
:京で「力ある者」が一般の聖杯戦争のマスターである天覧武者の資格を得て、サーヴァントとして「術者」を従える。
:術者とあるように召喚されるクラスはキャスターに限定されており、「力ある者」は後に歴史に名を残して英霊となる者も多いため、'''マスターの方がサーヴァントより強い'''ケースが頻発している。
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:術者とあるように召喚されるクラスは[[キャスター]]に限定されており、「力ある者」は後に歴史に名を残して英霊となる者も多いため、'''マスターの方がサーヴァントより強い'''ケースが頻発している。
  
 
;平安武者
 
;平安武者
:京を守護する武士たち。主に源氏が務めているため源氏武者とも呼ばれている。
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:[[源頼光]]を首領とし、[[坂田金時]]を始めとする四天王が強者として名前を知られている。
 
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:大鬼や大土蜘蛛などの強大な怪異が出現した場合に召集され、対処に当たる。
 
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:天覧武者に選ばれていたが渡辺綱にサーヴァントを討ち取られ、自身らも重傷を負って湯治に行っている。
 
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;[[エレナ・ブラヴァツキー]]、カリオストロ伯爵
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;[[エレナ・ブラヴァツキー]]、[[アレッサンドロ・ディ・カリオストロ|カリオストロ伯爵]]
 
:碓井貞光と卜部季武が従えていた術者達。
 
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:奈須氏曰く「ライターの判断で(登場シーンが)カットされた」とのこと。
 
:奈須氏曰く「ライターの判断で(登場シーンが)カットされた」とのこと。
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==メモ==
 
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*後に開催された期間限定イベント『盈月剣風帖』では、ここで行われた天覧聖杯戦争が「伯爵」によって模倣されている。
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*後に開催された期間限定イベント『盈月剣風帖』では、ここで行われた天覧聖杯戦争が「[[アレッサンドロ・ディ・カリオストロ|伯爵]]」によって模倣されている。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年7月29日 (月) 23:24時点における最新版

地獄界曼荼羅 平安京
副題 轟雷一閃
人理定礎値 A⇔E-
場所 日本・平安京
年代 A.D.1008

概要[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』第2部の5.5章にあたる特異点

舞台は日本の平安京。藤原氏が摂関政治を行い、藤原道長が栄華を極めつつある時代である。

この特異点では当時陰陽寮に所属していた安倍晴明が失踪し「天覧聖杯戦争」なる平安京の千年の安堵を約束する魔術儀式のプランを送ってきたことにより、平安京を舞台に聖杯戦争が開催されている。

基本的には汎人類史の平安京と変わりはないのだが、その有様は一般的な現代日本の観点で言うなら魔境。十一世紀とは思えないほどに神秘が一般生活と隣り合わせに存在している[注 1]
日中こそ道には人が行き交い、子供が遊び、市が立つものの、夜が更ければ路地には土蜘蛛が蠢き、道には百鬼夜行が通り、時には鬼の群れが都を脅かす。
一般の人々はそれらの怪異を当然のものとして受け入れており、夜は用がなければ出歩かず、平安武者や検非違使が怪異への対処を行っている。
天覧聖杯戦争が開催されて特異点となってからは多少は治安が悪くなったようだが、それも「夜に路地裏にしか出なかった土蜘蛛が最近は大路にも出るようになった」程度でしかない。
天覧聖杯戦争が都を破滅させようとする悪しき企みであるという進言に対する道長の返答も「儀式がまともならそれだけで都の安寧が約束されるのなら安いものだし、陰謀だとしてもそんな企てが動くなど平時と何も変わらない」とある意味どうしようもない代物である。

真相[編集 | ソースを編集]

当然ながら「天覧聖杯戦争」には裏があり、アルターエゴ・リンボの暗躍でこの世界の蘆屋道満は乗っ取られていて彼の意図で動かされていた。
本来京の平安を願われるはずの聖杯は彼の手によって亜種空想樹「地獄界曼荼羅」の糧となり、京そのものを人々が苦しんで死んでいくだけの文字通り地獄のような異聞帯へと作り変えることが目的であった。
亜種空想樹が現れてからは空は異様な輝きに包まれ、一般人は亜種空想樹を見ただけで発狂しかねない正真正銘の魔界と化した。

関連用語[編集 | ソースを編集]

天覧聖杯戦争
この特異点で開催されている聖杯戦争
京で「力ある者」が一般の聖杯戦争のマスターである天覧武者の資格を得て、サーヴァントとして「術者」を従える。
術者とあるように召喚されるクラスはキャスターに限定されており、「力ある者」は後に歴史に名を残して英霊となる者も多いため、マスターの方がサーヴァントより強いケースが頻発している。
平安武者
京を守護する武士たち。主に源氏が務めているため源氏武者とも呼ばれている。
源頼光を首領とし、坂田金時を始めとする四天王が強者として名前を知られている。
大鬼や大土蜘蛛などの強大な怪異が出現した場合に召集され、対処に当たる。
検非違使
警察にあたる組織。
通常の業務は犯罪者への対処だが、ただの土蜘蛛や小鬼くらいの怪異に対しては平安武者ではなく彼らが戦闘を行う。

登場人物[編集 | ソースを編集]

藤原道長
当時の藤原氏のトップにあたる人物。
天覧聖杯戦争の一切を取り仕切っている。
安倍晴明
当時の陰陽寮に所属していた陰陽師。
特異点ではいずこかへと失踪しており、天覧聖杯戦争の術式を送ってきていた。
都全体には彼の手による結界が張られており、弱い鬼がどうにか潜り込める程度であり、大江山四天王のような大物は月に一回程度結界が弱まるタイミングで単騎で入り込むのがせいぜいとなっている。
蘆屋道満
失踪した安倍晴明に変わり、陰陽寮のトップにいる法師陰陽師。
天覧聖杯戦争の魔術的側面を取り仕切っているトップでもある。
尊子女御
宮中に務めている高位の女官。
実は特異点の発生により「本来の歴史」よりも前の段階で潜入していた玉藻の前本人。
源頼光
源氏の首領であり、平安武者のトップ。
天覧武者の一人にも選ばれている。
ナーサリー・ライム
源頼光が従える術者。
普段の西洋人形のような姿ではなく、黒髪和装の少女の姿をしている[注 2]
渡辺綱
頼光四天王の一人。検非違使庁にも勤めている。
天覧武者にも選ばれている。
メディア〔リリィ〕
渡辺綱が従える術者。
坂田金時
頼光四天王の一人。
当初は天覧武者に選ばれておらず、頼光のところからも出奔していた。
碓井貞光、卜部季武
頼光四天王のメンバー。
天覧武者に選ばれていたが渡辺綱にサーヴァントを討ち取られ、自身らも重傷を負って湯治に行っている。
エレナ・ブラヴァツキーカリオストロ伯爵
碓井貞光と卜部季武が従えていた術者達。
奈須氏曰く「ライターの判断で(登場シーンが)カットされた」とのこと。
清子
京の町に住まう、かつて宮中に務めていた女性。
藤原香子
宮中に務めている女官。
「源氏物語」を執筆しており、その名を知られている。
実は天覧武者に選ばれている。
チャールズ・バベッジ
藤原香子が従える術者。
酒呑童子
大江山に巣くう鬼の一人。
実は天覧武者に選ばれている。
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス
酒呑童子が従える術者。
茨木童子
大江山に巣くう鬼の一人。

用語[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 後に開催された期間限定イベント『盈月剣風帖』では、ここで行われた天覧聖杯戦争が「伯爵」によって模倣されている。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. ただし汎人類史においても大江山の鬼退治などが当時行われているため、汎人類史においても当時の平安京は似たり寄ったりの魔境であった可能性はすこぶる高い。これは世界規模で見ると神秘の衰退に地域差があったことによると思われる。
  2. 本人の性質と言動を考えると、おそらく頼光の幼少期の姿。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]