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外見は黒猫。あるいは十歳くらいの、大きなリボンと黒いコートの愛らしい少女。 | 外見は黒猫。あるいは十歳くらいの、大きなリボンと黒いコートの愛らしい少女。 | ||
;略歴 | ;略歴 | ||
− | :もともとはアルクェイドに協力したことがあるとある[[魔術|魔術師]]の使い魔。彼が死去したことで、アルクェイドの預かりとなった。 | + | :もともとはアルクェイドに協力したことがあるとある[[魔術|魔術師]]の使い魔。彼が死去したことで、アルクェイドの預かりとなった。 |
+ | :アルクの使い魔、と言われるが、アルクはレンの身柄を預かっているだけであり、レンと契約はしていない。[[真祖]]――もとが精霊種であるアルクは、使い魔との魔術回路を通しての肉体的な接続ができないからである。非常に強力な使い魔で、並みの魔術師が契約したら逆にレンに魔力を食い尽くされかねないため、相応しい主が現れるまで悪用されぬよう保護している状態。 | ||
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+ | :歌月十夜一連の事件の原因。すべては志貴の見た夢である。事故に遭った彼を存命させるため、アルクェイドは夢魔であるレンの力を借りる。そうして出来上がったのが歌月十夜世界。しかし、レンはアルクェイドと契約を交わしておらず、その状態で長期にわたって魔力供給を受けずに能力行使を行ってきたため、消滅の危機に瀕してしまう。事態解決に動いた志貴と契約を交わすことで、志貴は目覚め、レンは消滅を免れることとなる。 | ||
;人物 | ;人物 | ||
− | :創造主である魔術師から与えられた「使い魔は自ら行動してはならない」という言葉に忠実。 | + | :創造主である魔術師から与えられた「使い魔は自ら行動してはならない」という言葉に忠実。 |
+ | :非常に寡黙。意思そのものは(使い魔として十分なレベルを)しっかりと持っており、違うと感じたことにはしっかり首を振る。寡黙であるのは言語機能を持たないわけではなく、「喋れるけれど使わない」という決まりで活動しているため。極稀に喋ることもある。 | ||
+ | :性格はネコらしく、移り気で気分屋な所があり、唐突に甘えてくる突拍子のなさを持つ。基本的には一人で静かに過ごすタイプ。大のケーキ好きで、好みの味は甘さ控えめ。 | ||
;能力 | ;能力 | ||
− | :レンという使い魔は、使い魔としては破格の性能を有している。 | + | :レンという使い魔は、使い魔としては破格の性能を有している。 |
+ | :創造主が非常に古い時代の魔術師であり、レン自身が、生まれの古い、既に長い歳を経た存在なのである(アルクに付き合って、アルクが活動している時以外は千年城で眠っていたため、実働時間として見れば短い時間しか稼動していないが)。そして、創造主である魔術師の腕も卓絶したものであり([[アインナッシュ|初代アインナッシュ]]の討伐に関わる)、その製造にも現代では失われた古い魔術が関わっている。 | ||
+ | :人間霊と猫の掛け合わせであるレンは、動物霊としての側面も持っており、そのレベルは精霊――むしろ悪魔に近い。 | ||
+ | :夢魔としての能力を持ち合わせ、他人の夢に介入してさまざまな夢に書き換える力・人の夢の中に入り込む力を持つ。また夢や血液、精を介して他人の魔力を奪うことができ、自力で魔力を補う事が可能である。既に主である魔術師が死亡しており、本来ただの使い魔であれば消滅を待つだけであるレンは、自立して存続し続けることが可能なのである。 | ||
+ | :使い魔を辞めることすらできるのだが、レン自身にそのつもりはない。 | ||
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イロモノ方面のキャラ。黒レンと白レンに加え、縞レン、三毛レン、ぶちレンの五名。TAKE MOONのキャラで『Carnival Phantasm』に出演した。 | イロモノ方面のキャラ。黒レンと白レンに加え、縞レン、三毛レン、ぶちレンの五名。TAKE MOONのキャラで『Carnival Phantasm』に出演した。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
+ | ===月姫=== | ||
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:アルクェイドの使い魔。直接登場はしていないが、彼女の近くにいた黒猫がそうである。 | :アルクェイドの使い魔。直接登場はしていないが、彼女の近くにいた黒猫がそうである。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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− | :初代マスター。レンの知る限り、二百年を生きた大魔術師。 | + | :初代マスター。レンの知る限り、二百年を生きた大魔術師。 |
− | + | :『[[Talk]]』で語られたところによれば、今から八百年ほど前、アルクェイドが先代のアインナッシュを滅ぼす際に協力した。アインナッシュが「意識」して対象の記憶を改竄し忘却させる暗示を用いていたのと対称に、この魔術師は「無意識」を用いて忘却させる魔術を知っていたらしい。 | |
+ | :この時の縁で、彼の死亡後にアルクェイドがレンを引き取る。 | ||
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:二代目マスター(仮)。実は契約を結んでおらず、預かっているだけ。形式上のマスターという認識だが、別段嫌っている描写はなく、関係は良くも悪くもない様子。 | :二代目マスター(仮)。実は契約を結んでおらず、預かっているだけ。形式上のマスターという認識だが、別段嫌っている描写はなく、関係は良くも悪くもない様子。 | ||
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− | : | + | :『月姫』では直接登場せず、「ネロを倒したお礼という名目で夢魔を送られた」ということだけ示唆されている。 |
+ | :『歌月十夜』では二代目マスター(真)となる。意識不明の彼を助けるべく、アルクェイドの依頼で行動。消滅の危機に瀕し、彼と契約を結ぶ。 | ||
+ | :MELTY BLOODシリーズではまた違った関係性となるが、彼のことを気に入っているのは変わらず、彼の無茶には怒りを露わにする。 | ||
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;[[白レン]] | ;[[白レン]] | ||
:もう一人の自分。当初は敵対関係にあったが、後に和解。積極的に関わりはしないが、お互いを気にかけてはいる。 | :もう一人の自分。当初は敵対関係にあったが、後に和解。積極的に関わりはしないが、お互いを気にかけてはいる。 | ||
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+ | :『Actress Again』ではこっそり外出した時に見送られる。 | ||
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− | : | + | :友達。都古には「黒猫さん」と呼ばれている。 |
+ | :『Re・ACT』ではレンを取り込んだ白レンに対して、友達の仇を取ろうとする。『Act Cadenza』ではレンが彼女を心配し、見兼ねた白レンが彼女を止めようとしたこともある。 | ||
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:『Re・Act』にて白レンと対峙した際の台詞。 | :『Re・Act』にて白レンと対峙した際の台詞。 | ||
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− | : | + | :『Actress Again』での対志貴用の勝利台詞。同作でレンがはっきり喋るのはここだけ。 |
== メモ == | == メモ == | ||
− | * | + | *歌月十夜の結末とMB(『Re・ACT』以後)の彼女とは少々関係が異なる。 |
− | ** | + | **「歌月の夏」と「MBの舞台」はパラレルワールドの関係にあるため(本来ならばシオンとレンは択一の関係だが、その辺のしがらみは『Re・ACT』以後では取っ払われている)。 |
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*MELTY BLOODでのキャラ性能的には、攻撃力・防御力は低めだが空中戦、飛び込みの性能に優れる。また元々当たり判定はかなり小さいが、しゃがみ時には黒猫形態に変形。更に判定が小さくなる上、そのまま移動できる。 | *MELTY BLOODでのキャラ性能的には、攻撃力・防御力は低めだが空中戦、飛び込みの性能に優れる。また元々当たり判定はかなり小さいが、しゃがみ時には黒猫形態に変形。更に判定が小さくなる上、そのまま移動できる。 | ||
− | ** | + | **MBのアナザーアークドライブ「ホウマツノユメ」使用時には服装が通常・パジャマ・水着(AAからは、浴衣・ウェイトレスが追加)の中からランダムで変化する。 |
− | * | + | ***水着は'''スクール水着ではない'''<ref group="出">[http://www.typemoon.org/etc/image/uchiwa_omote.JPG ネタ画像特集「水着」]</ref>。 |
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
− | == | + | == 脚注 == |
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2024年8月9日 (金) 15:19時点における最新版
レン | |
---|---|
外国語表記 | Len |
性別 | 女性 |
誕生日 | 9月9日 |
身長 | 132cm |
体重 | 33kg |
スリーサイズ | B63/W48/H61 |
声優 | 水橋かおり |
初登場作品 | 歌月十夜 |
概要[編集 | ソースを編集]
アルクェイド・ブリュンスタッドの使い魔である夢魔。
外見は黒猫。あるいは十歳くらいの、大きなリボンと黒いコートの愛らしい少女。
- 略歴
- もともとはアルクェイドに協力したことがあるとある魔術師の使い魔。彼が死去したことで、アルクェイドの預かりとなった。
- アルクの使い魔、と言われるが、アルクはレンの身柄を預かっているだけであり、レンと契約はしていない。真祖――もとが精霊種であるアルクは、使い魔との魔術回路を通しての肉体的な接続ができないからである。非常に強力な使い魔で、並みの魔術師が契約したら逆にレンに魔力を食い尽くされかねないため、相応しい主が現れるまで悪用されぬよう保護している状態。
- 普段は黒い猫の姿をとり、彼女のそばにいる。
- 歌月十夜一連の事件の原因。すべては志貴の見た夢である。事故に遭った彼を存命させるため、アルクェイドは夢魔であるレンの力を借りる。そうして出来上がったのが歌月十夜世界。しかし、レンはアルクェイドと契約を交わしておらず、その状態で長期にわたって魔力供給を受けずに能力行使を行ってきたため、消滅の危機に瀕してしまう。事態解決に動いた志貴と契約を交わすことで、志貴は目覚め、レンは消滅を免れることとなる。
- 人物
- 創造主である魔術師から与えられた「使い魔は自ら行動してはならない」という言葉に忠実。
- 非常に寡黙。意思そのものは(使い魔として十分なレベルを)しっかりと持っており、違うと感じたことにはしっかり首を振る。寡黙であるのは言語機能を持たないわけではなく、「喋れるけれど使わない」という決まりで活動しているため。極稀に喋ることもある。
- 性格はネコらしく、移り気で気分屋な所があり、唐突に甘えてくる突拍子のなさを持つ。基本的には一人で静かに過ごすタイプ。大のケーキ好きで、好みの味は甘さ控えめ。
- 能力
- レンという使い魔は、使い魔としては破格の性能を有している。
- 創造主が非常に古い時代の魔術師であり、レン自身が、生まれの古い、既に長い歳を経た存在なのである(アルクに付き合って、アルクが活動している時以外は千年城で眠っていたため、実働時間として見れば短い時間しか稼動していないが)。そして、創造主である魔術師の腕も卓絶したものであり(初代アインナッシュの討伐に関わる)、その製造にも現代では失われた古い魔術が関わっている。
- 人間霊と猫の掛け合わせであるレンは、動物霊としての側面も持っており、そのレベルは精霊――むしろ悪魔に近い。
- 夢魔としての能力を持ち合わせ、他人の夢に介入してさまざまな夢に書き換える力・人の夢の中に入り込む力を持つ。また夢や血液、精を介して他人の魔力を奪うことができ、自力で魔力を補う事が可能である。既に主である魔術師が死亡しており、本来ただの使い魔であれば消滅を待つだけであるレンは、自立して存続し続けることが可能なのである。
- 使い魔を辞めることすらできるのだが、レン自身にそのつもりはない。
白レン[編集 | ソースを編集]
レンから独立した彼女の使われていない部分。当初はレンに成り替わろうとしたが、現在は和解。詳細はリンク先参照。
ゴレンニャー[編集 | ソースを編集]
イロモノ方面のキャラ。黒レンと白レンに加え、縞レン、三毛レン、ぶちレンの五名。TAKE MOONのキャラで『Carnival Phantasm』に出演した。
FESパンフレットで黒レン以外は「ネコ二十七キャット」にカウントされている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
月姫[編集 | ソースを編集]
- 月姫
- アルクェイドの使い魔。直接登場はしていないが、彼女の近くにいた黒猫がそうである。
- 「ネロ撃破のお礼」にアルクェイドが志貴の下へ派遣し、志貴の見た夢はああなった。なお、お相手のチョイスは志貴の望みを元にレンが行っている。
- 漫画版には、明言こそされていないものの、窓辺に彼女と思しき黒猫の姿が描かれている。
- 歌月十夜
- ゲストヒロイン。物語の根幹を担う。
- MELTY BLOOD
- 『Re・ACT』から参戦。アルクェイドと志貴の使い魔。
その他[編集 | ソースを編集]
- TYPE-MOON エイプリルフール企画
- 2014年の「ろじうらじお」では、白い方のレンと間違えて連れてこられてしまう。
- カーニバル・ファンタズム
- アルクェイドの食材集めに付き合ったり、キャスターの膝の上に座って撫でられたりしていたが、「CV:水橋かおり」のクレジットの必要性を疑うほど喋らない:
- ちびちゅき!
- 初等部で相方と共に登場。
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- 沖田を看病していた。
人間関係[編集 | ソースを編集]
歌月十夜[編集 | ソースを編集]
- ある魔術師
- 初代マスター。レンの知る限り、二百年を生きた大魔術師。
- 『Talk』で語られたところによれば、今から八百年ほど前、アルクェイドが先代のアインナッシュを滅ぼす際に協力した。アインナッシュが「意識」して対象の記憶を改竄し忘却させる暗示を用いていたのと対称に、この魔術師は「無意識」を用いて忘却させる魔術を知っていたらしい。
- この時の縁で、彼の死亡後にアルクェイドがレンを引き取る。
- アルクェイド・ブリュンスタッド
- 二代目マスター(仮)。実は契約を結んでおらず、預かっているだけ。形式上のマスターという認識だが、別段嫌っている描写はなく、関係は良くも悪くもない様子。
- 遠野志貴
- 『月姫』では直接登場せず、「ネロを倒したお礼という名目で夢魔を送られた」ということだけ示唆されている。
- 『歌月十夜』では二代目マスター(真)となる。意識不明の彼を助けるべく、アルクェイドの依頼で行動。消滅の危機に瀕し、彼と契約を結ぶ。
- MELTY BLOODシリーズではまた違った関係性となるが、彼のことを気に入っているのは変わらず、彼の無茶には怒りを露わにする。
MELTY BLOOD[編集 | ソースを編集]
- 白レン
- もう一人の自分。当初は敵対関係にあったが、後に和解。積極的に関わりはしないが、お互いを気にかけてはいる。
- 琥珀
- 彼女からよくケーキを貰う。
- 翡翠
- 『Actress Again』ではこっそり外出した時に見送られる。
- 有間都古
- 友達。都古には「黒猫さん」と呼ばれている。
- 『Re・ACT』ではレンを取り込んだ白レンに対して、友達の仇を取ろうとする。『Act Cadenza』ではレンが彼女を心配し、見兼ねた白レンが彼女を止めようとしたこともある。
- 蒼崎青子
- 『Re・ACT』で白レンのことで勝手なことをされて怒る。
- ネロ・カオス
- 『Act Cadenza』でこれだけの使い魔なら人食いもしただろうと言われて怒る。『Actress Again』では志貴の代わりに戦おうとする。
ちびちゅき![編集 | ソースを編集]
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「………………けど、それはイマじゃない。わたしとあなたが朽ち果てた後のユメよ」
- 『Re・Act』にて白レンと対峙した際の台詞。
- 「………………………………………………………………
………………………………………………………………
………………………………………………………………
………………………………危ないのは、志貴の方。」 - 『Actress Again』での対志貴用の勝利台詞。同作でレンがはっきり喋るのはここだけ。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 歌月十夜の結末とMB(『Re・ACT』以後)の彼女とは少々関係が異なる。
- 「歌月の夏」と「MBの舞台」はパラレルワールドの関係にあるため(本来ならばシオンとレンは択一の関係だが、その辺のしがらみは『Re・ACT』以後では取っ払われている)。
- MELTY BLOODでのキャラ性能的には、攻撃力・防御力は低めだが空中戦、飛び込みの性能に優れる。また元々当たり判定はかなり小さいが、しゃがみ時には黒猫形態に変形。更に判定が小さくなる上、そのまま移動できる。
- MBのアナザーアークドライブ「ホウマツノユメ」使用時には服装が通常・パジャマ・水着(AAからは、浴衣・ウェイトレスが追加)の中からランダムで変化する。
- 水着はスクール水着ではない[出 1]。
- MBのアナザーアークドライブ「ホウマツノユメ」使用時には服装が通常・パジャマ・水着(AAからは、浴衣・ウェイトレスが追加)の中からランダムで変化する。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]