「Fate/EXTELLA LINK」の版間の差分
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| タイトル = Fate/EXTELLA LINK | | タイトル = Fate/EXTELLA LINK | ||
| ジャンル = ハイスピードサーヴァントアクション | | ジャンル = ハイスピードサーヴァントアクション | ||
− | | 発売日 = 2018年6月7日(PS4・PSVita)<br> 2019年1月31日(Nintendo Switch) | + | | 発売日 = 2018年6月7日(PS4・PSVita)<br> 2019年1月31日(Nintendo Switch)<br>2019年3月20日(Microsoft Windows(Steam)) |
− | | 機種 = PS4・PSVita/Nintendo | + | | 機種 = PS4・PSVita/Nintendo Switch/Microsoft Windows(Steam) |
| 開発元 = マーベラス 1st Studio | | 開発元 = マーベラス 1st Studio | ||
| 発売元 = マーベラス | | 発売元 = マーベラス | ||
− | | 定価 = 7980円+税(PS4)/5980円+税(PSVita)<br> 7980円+税(Nintendo Switch) | + | | 定価 = 7980円+税(PS4)/5980円+税(PSVita)<br> 7980円+税(Nintendo Switch)<br> 6800円(Microsoft Windows(Steam)) |
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;シャドウサーヴァント | ;シャドウサーヴァント | ||
− | :SE.RA. | + | :SE.RA.PH内で召喚されたサーヴァントの残留霊基。本来であれば人知れず消え去るものだが、今回は“天声同化”を受けたことで、伝令や散布装置の設置など下士官のような役割を果たしている。戦闘力はオリジナルに及ばないが、アグレッサーよりは強力。 |
;複製サーヴァント | ;複製サーヴァント | ||
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*戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。 | *戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。 | ||
**長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。 | **長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。 | ||
− | ** | + | **エクステラマニューバは廃止されているが、これはドライヴスキルとラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ラッシュはゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。 |
**発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。 | **発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。 | ||
***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。 | ***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。 | ||
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**ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。 | **ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。 | ||
**テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。 | **テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。 | ||
− | **インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11) | + | **インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルはQPに分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。 |
**何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。 | **何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。 | ||
**男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。 | **男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。 | ||
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**ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。 | **ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。 | ||
*新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。 | *新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。 | ||
− | ** | + | **以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は互いにその存在が不可分ともいえる関係にあり、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。 |
*OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。 | *OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。 | ||
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==話題まとめ== | ==話題まとめ== | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年11月3日 (日) 16:52時点における最新版
Fate/EXTELLA LINK | |
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発売日 |
2018年6月7日(PS4・PSVita) 2019年1月31日(Nintendo Switch) 2019年3月20日(Microsoft Windows(Steam)) |
機種 | PS4・PSVita/Nintendo Switch/Microsoft Windows(Steam) |
開発元 | マーベラス 1st Studio |
ジャンル | ハイスピードサーヴァントアクション |
発売元 | マーベラス |
定価 |
7980円+税(PS4)/5980円+税(PSVita) 7980円+税(Nintendo Switch) 6800円(Microsoft Windows(Steam)) |
前 | Fate/EXTELLA |
概要[編集 | ソースを編集]
『Fate/EXTELLA』の続編にあたるアクションゲーム。
『Fate/EXTELLA』で繰り広げられた三つの陣営の戦いのその後を描く物語。
製作・開発はTYPE-MOONとマーベラス 1st Studio。
あらすじ[編集 | ソースを編集]
月の聖杯を巡る戦いの中で新しく生を受けたアルテラと共に、争いが平定した霊子虚構世界『SE.RA.PH』を散策していたマスターは、突如出現した攻性プログラムの群れに遭遇してしまう。 平和が訪れ出現しなくなったはずの攻性プログラムによる襲撃に戸惑うマスターたちだったが、そこに、見知らぬサーヴァント──シャルルマーニュが現れる。
「ここは、颯爽と切り捨てるってのがカッコイイよな!」
シャルルマーニュの助力によって危機を乗り越えたマスターだったが、傍にいたはずの幼いアルテラは姿をくらませてしまっていた──。
あらゆるものを隷属・同一化させる『天声同化』の力を持つカール大帝の突如の出現によって、月の世界は新たな戦乱に巻き込まれようとしていた。
全ての存在の同一化という理念の元に行われる侵攻に立ち向かうマスターとシャルルマーニュたち。
だが、カール大帝に賛同するもの、己の利のために手を貸す者だけでなく、かつての仲間すら『天声同化』の力によって同化され、ネロたちの前に敵として立ちふさがる。
さらにカール大帝の傍には行方不明だった幼いアルテラの姿が……。
様々な思惑が絡み合い、新たな戦乱の火蓋が落とされる。
登場人物[編集 | ソースを編集]
マスター[編集 | ソースを編集]
- 主人公 (EXTRA)
- 月の聖杯戦争の覇者。今作では戦場を想像させる野戦服のような衣装を纏っている。
- 今回からは主人公にもCVが実装されている。またステージ攻略時において、マスターの敗走がすなわちプレイヤーの敗北に直結するようになった。
主人公陣営[編集 | ソースを編集]
- シャルルマーニュ
- 本作にて初登場。物語の鍵を握る「剣士」のサーヴァント。
- 一人の騎士としてSE.RA.PHの危機を救うため、カール大帝の侵攻に立ち向かう。
- ネロ・クラウディウス
- 月の聖杯戦争をマスターとともに戦った、「剣士」のサーヴァント。
- 玉藻の前
- 月の聖杯戦争をマスターとともに戦った、「魔術師」のサーヴァント。
- 無銘
- 「弓兵」のサーヴァント。
- ガウェイン
- 「剣士」のサーヴァント。
- クー・フーリン
- 「槍兵」のサーヴァント。
- エリザベート=バートリー
- 「槍兵」のサーヴァント。
- アストルフォ
- 新規参戦。「騎兵」のサーヴァント。
- シャルルマーニュ十二勇士の一人で、理性蒸発したポンコツ騎士。
主人公陣営・別働隊[編集 | ソースを編集]
アルジュナが率いる軍勢。主に、主人公たちの行先とは別方面での作戦を指揮・展開する。
- アルジュナ
- 新規参戦。「弓兵」のサーヴァント。
- 古代インド叙事詩の大英雄。カルナの異父弟にして永遠のライバル。
- ロビンフッド
- 新規参戦。「弓兵」のサーヴァント。
- かつて月の聖杯戦争で戦った相手でもある、森の義賊。
カール大帝陣営[編集 | ソースを編集]
- カール大帝
- 本作にて初登場。もう一方の鍵を握る「裁定者」のサーヴァント。
- あらゆるものを同一化させる“天声同化”の力を使い、SE.RA.PHへ侵攻を開始する。シャルルマーニュの別側面でもある、「聖なる王」。
- カルナ
- 「槍兵」のサーヴァント。
- フランシス・ドレイク
- 新規参戦。「騎兵」のサーヴァント。
- かつて月の聖杯戦争で戦った相手でもある、「太陽を落とした女」。
- ランスロット
- 新規参戦。「狂戦士」のサーヴァント。
- 「アーサー王伝説」に登場する、円卓の騎士の一人。
- メドゥーサ
- 「騎兵」のサーヴァント。
- 呂布奉先
- 「狂戦士」のサーヴァント。
- ダレイオス三世
- 新規参戦。「狂戦士」のサーヴァント。
- 生前、イスカンダルと覇を競ったペルシャの大王。
- 李書文
- 「暗殺者」のサーヴァント。
- スカサハ
- 新規参戦。「槍兵」のサーヴァント。
- クー・フーリンの師匠であり、「影の国」の女王。
- ジル・ド・レェ
- 新規参戦。「魔術師」のサーヴァント。
- ジャンヌ・ダルクの生前の部下。
その他[編集 | ソースを編集]
- アルテラ (EXTELLA)
- 元「剣士」のサーヴァント。前回の戦いを経て新たに生を受けた少女。
- カール大帝の呼び声に応じて姿を消してしまうが……?
- ギルガメッシュ
- 「弓兵」のサーヴァント。
- 日頃の慢心が祟ったのか、複製サーヴァントを生み出す魔力電池として利用されていた。
- ジャンヌ・ダルク
- 「裁定者」のサーヴァント。
- カール大帝に独力で立ち向かった結果、「青い粒子」に還元されてしまっていたが……。
- イスカンダル
- 「騎兵」のサーヴァント。
- 大帝の侵攻に対し、自身で軍勢を率いて侵略することで対抗しようとする。
- アルキメデス
- 「魔術師」のサーヴァント。
- ムーンセルのメンテナンス技師であり、事態に対しても傍観的。前作で特徴的だった浸食痕はなくなっている。
- アルトリア・ペンドラゴン
- 「剣士」のサーヴァント。
- SE.RA.PHの新たな危機を受けて独自行動をとっている。
- アルテラ・ラーヴァ
- 「剣士」のサーヴァント。
- 追加DLCにより、幼い少女の姿のまま戦うアルテラ。
用語[編集 | ソースを編集]
- ベースキャンプ
- 本作の戦いにおける拠点基地。マイルーム、宿舎、作戦会議室といった施設が立ち並ぶ。ここからセーブやロードを行うことも可能。
- 庭園内には噴水や簡易テント、玉藻の前が寛ぐ玉座が設置されている。庭園内では味方サーヴァントが自由に過ごしているほか、話しかけることでボーナスサイドミッションを受注したり、会話を楽しむことができる。
- ベースキャンプの正体はシャルルマーニュの第二宝具、『我が儚き栄光よ (シャルル・パトリキウス) 』。空中に浮かぶ庭園要塞であり、人を乗せたまま戦場の近くまで移動することができる。そのため庭園外には次の攻略ステージに対応した景観が広がっている。カール大帝の機動聖都とは同じ仕組みである模様。
- マイルーム
- ベースキャンプ内にある施設。マスターとサーヴァントの部屋。操作サーヴァントの変更・カスタマイズやプロフィール閲覧、レベルアップ、礼装やスキルの構築・分解・装備など、各種戦闘準備を行うことが可能。
- サーヴァントからは絆レベルに応じてインストールスキルや礼装レシピなどの贈り物をもらえる。なお操作サーヴァントとはここでも会話を行えるのだが、時系列の関係で一部の絆会話が発生しないことがあり、その場合は宿舎で聞くことができる。
- 宿舎
- ベースキャンプ内にある施設。味方のサーヴァントが過ごしている個別の部屋。3階建てで1階につき10部屋ずつ、合計30部屋あるが、サーヴァントは全部で26騎しかいないため、一部は常に空室となっている。
- 特定のサーヴァントと絆レベルに応じた会話を行ったり、プロフィールを閲覧することが可能。その部屋にいるサーヴァントによって少しずつ部屋の様子が異なり、彼らの武器がどこかしらに置かれていたり、立てかけてあったりする。
- 作戦会議室
- ベースキャンプ内にある施設。ここから戦場に出撃する。サポート設定やサイドミッション受注のほか、マイルームと同じくサーヴァントカスタマイズや礼装装備などを行えるが、こちらではサーヴァントとの会話や礼装構築はできない。
- 咲き誇る薔薇の帝都 -Mare Aurum-
- ネロが治めるローマ風エリア。薔薇の意匠と花弁が散りばめられたステージ。エリザベートが勝手に設置したライブステージなども存在する。
- 娯楽に耽る千年京 -Mare Luxuria-
- 玉藻の前が治める、平安京をモチーフとした和風エリア。和風建築物が立ち並び、一見雅なステージだが、なぜかディスコやリゾートなどの娯楽施設もある。前作では「千年魔京」となっていたが、本作のBGMギャラリーでの音楽タイトルは上記のとおり「千年京」となっている。
- かつて在りし運命の街 -Mare Melum-
- かつて聖杯戦争が行われたという、とある街を再現したステージ。大橋や柳洞寺といった特徴的な建築物がそびえ、夜景にネオンが煌めく。
- 星海交わる混沌宮殿 -Mare Origo-
- 原初と混沌の世界がモチーフ。廃墟となった宮殿や砂漠といったものが混然とそこにある、不可思議なステージ。
- 天声同化機動聖都 -Carolus Patricius-
- カロルス・パトリキウス。自動拡大型巨大要塞。巨大な防衛砲台を構えているステージ。
- その正体はカール大帝の第二宝具。カール大帝の電脳体を覆う鎧のようなもので、機動聖都自体が領域そのものである。シャルルマーニュの空中庭園とは同じ仕組みである模様。
- 天声同化 (オラクル)
- 一人一人に直接赦しを与えることで属性変化や精神改宗を行う霊基汚染。カール大帝が本来所持する「カリスマ」が異星鍵(モノリス)によって強力な同化能力へと変化したもの。これによりカール大帝はあらゆるものを自身に隷属・同一化させてしまう。性質も厄介であり、カール大帝に何かしら同情を示した瞬間に同化が始まるため、拒むことは困難。ただし効き方にはばらつきがあるのか、エリザベートは半ばで同化が止まり、アストルフォなども一旦同化されたものの、その後同化が解けている。
- なお「洗脳」とは似て非なるものであり、同化された者の価値観自体は変質しない。しかしながらそこに「相手を同化させようとする」言動が現れるため、同化されていない者からすれば「おかしくなっている」ということは分かるようである。
- 異星鍵 (モノリス)
- 月の世界にあり続ける異物。生前のアルテラやカール大帝を導いた「力」と同質の存在であると推測される。
- 異星鍵を起動させることで、カール大帝の第四宝具『最後の審判 (ウルティム・プロパテール)』、またの名を『カロルス・パトリキウス・ディミッテ』は完成する。
- カール大帝の宝具
- 第一宝具『聖剣ジュワユーズ』、第二宝具『カロルス・パトリキウス』、第三宝具『聖なるかな、今こそ威光が地に満ちる (カロルス・パトリキウス・アウクトリタス)』、第四宝具『最後の審判』。
- 第二宝具はすなわち機動聖都そのもの。第三宝具はその一部を戦闘形態に変形させたもので、いわゆる戦闘ロボット。第四宝具は同化ウイルスであり、SE.RA.PHの全電脳体を一度に同化することが可能。ただし、一挙に同化できるのは全体の6割に留まり、残りの4割は意識を維持できなくなる。
- 攻性プログラム
- アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。前作に引き続き各勢力の主戦力として運用される意思を持たない雑兵。
- アグレッサー
- セクター防衛及び攻略の要となる攻性プログラムの上位種。前作同様、アグレッサーを全て撃破されたセクターは陥落し、占拠されてしまう。
- シャドウサーヴァントや複製サーヴァント、オリジナルサーヴァントなどにもアグレッサーとしての権限が付与されていることもある。
- シャドウサーヴァント
- SE.RA.PH内で召喚されたサーヴァントの残留霊基。本来であれば人知れず消え去るものだが、今回は“天声同化”を受けたことで、伝令や散布装置の設置など下士官のような役割を果たしている。戦闘力はオリジナルに及ばないが、アグレッサーよりは強力。
- 複製サーヴァント
- サーヴァントの霊基情報を、とある「素材」と、膨大な魔力量を用いて作成されている、いわゆる「違法コピー」。本物とは遜色のない能力を有している。
- とある「素材」はサーヴァントを複製するのに必要なリソースを、例えば海の水ほどに「大量」であるところをプールの水程度の「大量」にまで減らすことができるという。
- トップサーヴァント
- SE.RA.PHの危機に際し、ムーンセルによって召喚されたサーヴァント。大英雄として広く伝わる英雄の中の英雄、または通常の七分類とは異なる特殊クラスで召喚された英傑。前作の時点ではアルテラ解放を感知したためアルトリアやイスカンダル、ジャンヌ・ダルクらが召喚されており、他にカルナ、ギルガメッシュが該当していた。本作ではトップサーヴァントは7騎と明言されており、前作から続投されている5騎に加え、残りの2枠には新規参戦のスカサハとアルジュナが該当する。
- ただし召喚された直接的な意図に反しその半数は当の脅威であるアルテラに自ずから与する状況となっていた。そして今回もやはりというべきか、カルナとスカサハは同化されて敵に回ってしまい、アルトリアとイスカンダルはそれぞれ単独行動、ジャンヌやギルガメッシュも魔力を搾り取られて利用されるという憂き目にあっており、唯一アルジュナだけが味方陣営で奮戦している状態である。
- アクティブスキル
- 本作からの新システム。サーヴァントがレベルアップすると7つまで習得する、戦闘用の個別スキル。前作からの参戦サーヴァントは、前作におけるコンボ派生技がこちらに再編されていることが多い。
- スキルスロットは4つあり、任意で装備させることが可能。任意のタイミングで自由に使用できるがクールタイムがあり、一定時間経過するまでは再使用不可となる。
- スキルには攻撃(水色)・行動制限(紫)・カウンター(黄色)・回復(緑)・自己強化(オレンジ)の5種類があり、さらに攻撃には近距離・周囲・放出・突進・遠距離という細かい内訳がある。
- クラスに応じて、特定種別の攻撃スキルが強化され、ラッシュを発動させる可能性が出る。セイバーとアサシンは近距離、バーサーカーとルーラーは周囲、キャスターは放出、ランサーとライダーは突進、アーチャーは遠距離が対象となっている。強化対象となるスキル、また強化率は、インストールスキルや味方サーヴァントとのLINKによって拡張することができる。
- ムーンドライヴ/ドライヴスキル
- ムーンドライヴは前作同様、操作サーヴァントの能力を一定時間強化する。発動中は仰け反りにくくなり、攻撃力も増大するため、効率的に攻めることが可能となる。ムーンドライヴ中に敵を倒すと金色の魔力球が出現し、これを貯めることで宝具ゲージが上昇。最大まで貯まると宝具を発動できる。
- ドライヴスキルはエクステラマニューバーに代わって本作で追加されたシステム。ムーンドライヴ中に任意で発動できるスキルであり、宝具の力の一部を解放し、(キャラによってはエクステラマニューバーでのトドメ攻撃により)周囲の敵を一気に殲滅する。ただし発動と引き換えにムーンドライヴ状態が終了する。任意のタイミングで発動できるため、終了直前まで粘ってから発動という手もある。
- ラッシュ
- 本作からの新システム。敵サーヴァントに連続で攻撃やアクティブスキルをヒットさせて弱らせたところへ、クラス特性に対応したアクティブスキルを当てることで発動する事がある。
- 発動中は敵が無防備となり、ボタン連打で攻撃回数が増え大ダメージを与えることができる。またラッシュが発動すると「攻撃力アップ」または「攻撃速度アップ」のどちらかのドロップアイテムが確定でドロップする。
- LINKシステム
- 本作からの新システム。味方のNPCサーヴァントに接近することで「LINK状態」となり、操作サーヴァントの頭上に表示される白い線で結ばれる。
- LINK状態になると、LINKしたサーヴァントに応じたクラス特性を共有できるようになる。例えばセイバーがアーチャーとLINKすると、セイバー側は遠距離攻撃スキルが強化され、アーチャー側も近距離攻撃スキルに強化を受けることが可能となる。またアーチャー同士がLINKすると、遠距離攻撃スキルが二重に強化されるといった具合である。
- さらに、LINK状態でラッシュ攻撃を発動するとLINKしたサーヴァントも自動で攻撃に参加し加勢してくれる。このため多くの味方サーヴァントが集うセクターで戦うことで、必然的に有利に戦うことができる。
- サポート部隊
- 操作サーヴァントとは別に、戦闘中のアシストとして出撃させることができるサーヴァント。操作サーヴァント以外の開放済みサーヴァントから任意で2騎まで選択可。
- サポート部隊は戦闘には直接参加せず、操作サーヴァントの被弾時や攻撃時にガードや特定スキルを発動したりするなどのアクションを取ったあと再び退避し待機状態に戻る。絆レベルに応じて戦闘中のアシストが多彩になっていき、「追撃」と「アクティブスキル同時撃ち」の2つについては発動対応スキルなどが異なる「改」バージョンを別枠で習得する。
- インストールスキル
- 前作から引き続き利用できるシステム。ただし細かな調整が加えられているため、完全に同じものではなくなっている。
- カテゴリは攻撃(赤)・防御(青)・支援(黄)・ダブル(白)の4種類に分かれており、スキルごとにさまざまな効果がある。これらはサーヴァントごとに8つまで解放されるスキルスロットに填め込むことで、戦闘時に効果を発揮する。また隣り合うスロットに同じカテゴリのスキルをセットすると最低でも10%、最大で30%効果が上昇する。
- 同名スキルのランク分けは無印・改・真の三段階になり、同じ強化値で比較すると真は改に比べて効果がさらに高い。一定条件を満たすことで、強化値+10の同種2つを合成してランクアップさせることができる。真スキルを合成することでダブルスキルが作成でき、これは入手までに時間はかかるが非常に強力。
- 連動ボーナス
- 前作と同様に、サーヴァントの保有するクラス別スキルなどと、同名のインストールスキルが装備された際、その強化値に+1が上乗せされる。
- このため最多でスキル4種へボーナスを得られるサーヴァント[注 1]がいる一方、仕様上一つも連動しない[注 2]場合もある。
開発スタッフ[編集 | ソースを編集]
- 監修:奈須きのこ
- シナリオ:東出祐一郎、小太刀右京(チーム・バレルロール)
- 「Fate」シリーズキャラクター原案:TYPE-MOON
- キャラクターデザイン:ワダアルコ
- 音楽制作:TYPE-MOON、岡部啓一(MONACA)
- 開発:マーベラス 1st Studio
- プロデューサー:佃健一郎
主題歌[編集 | ソースを編集]
- 「JUSTICE」
- 作詞:大塚利恵 / 作曲・編曲:津波幸平 / 歌:春奈るな
メモ[編集 | ソースを編集]
- 前作『EXTELLA』は4つの章に分かれた一本道のシナリオだったが、本作では最終的に3つのルートに分岐する。
- このうち最初から進めるルートは2つでシナリオは4日目から分岐していき、2つともエンディングを回収することで初めて第三ルートに分岐できるようになる。第三ルートは2日目から分岐しているため第一ルート・第二ルートと比較して途中の展開が大きく異なっており、同時にそれまでのルートの「答え合わせ」や「まとめ」となるような部分も持ち合わせている。
- 戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。
- 長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。
- エクステラマニューバは廃止されているが、これはドライヴスキルとラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ラッシュはゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。
- 発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。
- 今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。
- ステージ攻略も、前作はレジムマトリクスを完成させるのが目的だったのが今作ではさまざまなミッションが次々に発令されるようになり、単なる陣取り合戦ではなくなった。極端に難しいものはないが、マスターや味方が敗走すると敗北に直結するため要領よくこなす必要がある。このことも関係してか、味方NPCのAIは大幅に強化されており、攻撃されてあっさり敗走するといったことはなくなっている。
- 令呪メニューにも新たに「空間転移」が追加されており、セクター間を一瞬で移動可能になっている。
- 企画が始動したのは前作『EXTELLA』リリースから1~2か月後の時期であるが、今作の開発コンセプトとしてはシステム周辺やグラフィックの強化・改善に力を入れたいという意図があったため、シナリオ自体は短めだが逆に戦闘システムは総じてブラッシュアップされており、ゲームとしての遊びやすさは格段に増していると言える。
- そのほか戦闘以外の面においても前作からはガラリと変わった部分が多い。
- その筆頭がイベントパート。一部のムービーパートを除いて3Dグラフィックモデルではなく『Grand Order』のような立ち絵式が採用されている。ちなみにこの立ち絵は台詞に合わせて口が動き、各種場面で瞬きもする。
- グラフィックも全体的に向上しており、前作と比較するとワダアルコ氏のイラストにより近くなっている。またすべてのキャラクターモーションに修正・改善を入れており、モデルの骨格部分も改善されたため動きがスムーズになっているほか、エフェクトも派手さを増した。なお立ち絵は前作から続投されているサーヴァントについては本作でも引き続き使用されているが、一部に加筆修正が施されている(カルナの目元に赤いラインが追加されている、ガウェインやネロの瞳が塗りなおされている、アルキメデスの浸食痕が消されている等)。
- ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。
- テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。
- インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルはQPに分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。
- 何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。
- 男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。
- 一部の攻略ステージではギミックにサーヴァントの宝具(鮮血神殿、顔のない王など)が組み込まれていることがある。また宝具演出そのものが入るステージもあり、玉藻の前、アルテラ、アルジュナの宝具は自騎で操作していなくても見る機会がある。
- 前作に引き続きクラスごとにサーヴァント数の偏りがあり、特にアサシンクラスが極めて少ない。
- 内訳としてはセイバー4+1騎、アーチャー2+2騎、ランサー3+1騎、ライダー2+2騎、キャスター2+1騎、アサシン1騎、バーサーカー1+2騎、ルーラー1+1騎。
- シナリオは単純な前作の後日談というわけではない。時系列が定かではない印象を受けるものの、詳細は現時点では不明である。本作はいわゆる「劇場版」のような番外編扱いであるため、もしかすると『EXTELLA』の正式な続編が出た場合に明らかになるのかもしれない。
- アルテラは前作の経緯あって幼い少女となっているが、ネロや玉藻の前がアルキメデスのことに関して名前を聞いたことのある程度といった口ぶりだったりするほか、当のアルキメデスはアルテラのことを知っているような素振りを見せつつ「スライドの痕跡」などといった意味深長な発言をする一方で、左肩から腕にかけての浸食痕がなくなっている。……相変わらず「胡散臭い」という感想をあちこちから抱かれてはいるが。
- アルジュナは当人曰く「アルキメデスを直接知らない」ということであるため、彼が召喚されたのは少なくとも前作終了後だろうか。ただし、彼やスカサハがムーンセルに召喚された理由が「カール大帝を討伐するため」だったかどうかは不明である。
- アルジュナが統率している軍(別働隊)はOP映像を見る限り、恐らくは攻性プログラムと自身、そしてそこにロビンフッドを加えた部隊であると推測できる。ロビンフッドも作中で「アルジュナのダンナのところで厄介になっていた」と発言しているので、部隊に所属しているサーヴァントは彼とみていいだろう。
- 今作より新たに10騎のサーヴァントが参戦しており、内訳としては完全新規の2騎に加えて『EXTRA』から2騎、『Apocrypha』から1騎、『Zero』から2騎、前作では参戦の可能性が極めて低いと言われていた『Grand Order』からも3騎が出演を果たしている。
- 全体の内訳としては『EXTRA』から8騎、『EXTRA CCC』から1騎、『EXTELLA』から2騎、『EXTELLA LINK』から2騎、『stay night』から4騎、『Zero』から3騎、『Apocrypha』から3騎、『Grand Order』から3騎。作品が完結していないこともあり、『Grand Order』初出サーヴァントの出演は依然として少ないと言える。
- ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともあるアタランテ、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であったナイチンゲール、キャスターの候補として過去作に登場したナーサリー・ライムやアンデルセン、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある天草四郎時貞の名を上げる人もいたようである。
- 新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事[出 1]によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。
- 以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は互いにその存在が不可分ともいえる関係にあり、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。
- OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『Fate/EXTRA Last Encore』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。
- 本作は最初からプラットフォーム(媒体)がPS4およびPSVitaと決まっており、リリース時期も企画当初からある程度定まっていたとのこと。
- その後、当初から予定があったかは不明だが前作同様にNintendo Switch版の発売が発表され、同年10月10日より予約受付が開始された。ただし前作とは異なる点がいくつかあり、PS4/PSVita版で配信中のDLC衣装はソフトに収録されないため後日有料でダウンロードする必要がある。またNintendo Switch版で新規収録される「ふにふに衣装」については後日PS4/PSVita版でも有料DLCとして配信された。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38