「パッションリップ」の版間の差分
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:――――いつかマスターと手を握って一緒に歩きたい。彼女はそう願っている。 | :――――いつかマスターと手を握って一緒に歩きたい。彼女はそう願っている。 | ||
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− | :マイルーム会話「誕生日」。マスターのためにバーサーカーの攻撃にも砕けないクッキーをプレゼントしたリップ。 | + | :マイルーム会話「誕生日」。マスターのためにバーサーカーの攻撃にも砕けないクッキーをプレゼントしたリップ。<del>ロックケーキですかそれ?</del> |
:……願わくば、そのバーサーカーが[[ヘラクレス]]のような桁外れの筋力を有したサーヴァントでないことを祈りたいが。 | :……願わくば、そのバーサーカーが[[ヘラクレス]]のような桁外れの筋力を有したサーヴァントでないことを祈りたいが。 | ||
2017年5月10日 (水) 07:06時点における版
パッションリップ
- スペル:Passionlip
- 誕生日:4月10日 / 血液型:O型
- 身長:156cm / 体重:1t
- スリーサイズ:B160/W63/H87
- 出典:Fate/EXTRA CCC
- 地域:SE.RA.PH
- 属性:秩序・中立
- 性別:女性
- イメージカラー:ダークパープル
- 特技:空手道~一撃必殺~
- 好きな物:主人公、デザートタイム / 嫌いな物:優しくない人たち
- 天敵:メルトリリス、ロビンフッド
- CV:小倉唯
一際巨大な胸と、凶悪な爪が印象的な少女。
BBの眷属の一人。アルターエゴ。
- 略歴
- ムーンセルに異常を引き起こした謎のプログラム、BBと共に主人公達の前に立ち塞がる。
- サクラ迷宮第三階層を徘徊しており、脱出しようとする者を待ち受けている。
- 桜ルートでは、生まれてきたばかりで「心」を正しく理解していない彼女に罪はないと主人公に許され、もう主人公達の邪魔をせず、いつか好きになってもらえる努力をしようと改心する。だが何者かの襲撃を受け……
- 人物
- BBの防御的な性格と欲求・愛憎から生まれたアルターエゴ「M」。無垢であるが故に残虐な少女の貌。
- 容姿はBB達と同じく桜に似ているが、体形は大きく異なり、その異形の両手から人外の存在であることは一目でわかる。
- 三人の中では話し方は穏やか、かつ丁寧だが、感情の揺れ幅が非常に大きく、その情緒は極めて不安定。
- サクラ迷宮で出会った主人公を強く慕っている。BB達は皆、主人公に妙に執着しているが、彼女の想いは頭一つ抜けていて、「わたしの王子様」と呼ぶ。
- 真面目そうな容姿に反して結構モノグサで、主人公のストーキングで忙しいという理由から、衛士にも関わらずかなりサボタージュしている。
- また、注意されたらすぐ分かるようなウソをつく、勝手な判断で備品(対サーヴァント用防壁やBB特製ロボ・BBB)を壊す、怒られると「ああ言えばこう言う」を地で行く発言をしてしまうなど、本人に悪気がないだけにタチの悪い、非常に困った性格をしている。しかし、メルトリリスと異なりある理由(後述)から味方に虐められても、その相手を攻撃しない程度には敵・味方の分別をわきまえている一面もある。
- 尤も、主人公に近づくものは何であれ邪魔物なのか、味方であるはずの緑茶ですら排除対象になるヤンデレっぷりを発揮する。
- 家事全般が苦手で、得意なことは殴ること・潰すこと。座右の銘も一撃必殺と外見に似合わず武道家精神の持ち主。生まれた時から「認識障害」を患っており、自らの異形の腕を認識できず、「普通の少女の腕」にしか見えていない。そのため、自分がなぜ怖がられるのか理由が分かっていない。ただし、頭では認識出来ていなくても、常に重い腕を動かしている為空腹を感じるというかたちでエネルギーの消耗を身体が伝えたり、追い詰められ精神・肉体ともに疲弊すると腕が重いという所謂違和感とも言える感覚を覚えたりする。
- 『Grand Order』では「ある出逢い」から一方的な求愛は良くないと改心し、自らの体が持つ数々の凶器がまわりに害を及ぼさないよう気を遣う、引っ込み思案だが心優しいAIとして成長した。
- 自分の過ち・欠点を認めてからはストーカー気質は控えめになり、“きちんと努力して、きちんと仲良くなる”ことを目指すようになったが、ものぐさ(理由があると仕事をさぼってしまう)なところは変わらず、そこは本人も悪いところと認め、直そうと努めている。
- 上述する「認識障害」も実は醜い自分の姿から“脳”が目をそらし、いたって普通の少女の腕として脳内変換していたことが判明。かつては“自分がなぜ怖がられるのか?”を理解できなかったが、今の彼女は自らの肉体と正しく向き合い、自分の怪物性を受け入れている。
- 能力
- 彼女達BBの分身(アルターエゴ)は、BBが自らの一部にある系列の複数の英霊を融合させて作り出した「英雄複合体」と呼ばれる存在で、複数の英霊の力を兼ね備えた人工サーヴァント。
- 更に基本ベースとして組み込まれているのは、ハイ・サーヴァントと呼ばれる神話上の女神であり、最高クラスの英霊と同等の戦闘能力を持つ。
BBは自分の中のエゴに適した女神を選び、その性質や力を抽出して組み合わせている。 - 彼女に組み込まれた女神は三柱。
- 一柱目は破壊神シヴァの妻であり、盲目的に、そして献身的に夫を愛した美の女神パールヴァティー。
- 二柱目はパールヴァティーの側面とされる戦いの女神ドゥルガー。ドゥルガーは十本の神剣を持っており、彼女の巨大な爪はその十の神剣が形を変えて具現化したもの。
- 三柱目は恋した勇者に裏切られ哀しみと共に滅んだ戦乙女(ワルキューレ)であり、ワーグナーや『ヴォルスング・サガ』においては「ブリュンヒルデ」とも呼ばれるブリュンヒルト。
- 見た目通り、凄まじい怪力を振るう。その豪腕とかぎ爪がもたらす破壊力は英霊すら凌駕している。
- またその内向的な性格から、非常に高い「気配遮断」のスキルも持っているが、巨大な爪が邪魔になり接近するとすぐに気づかれてしまう。実は誰も気づかなかっただけで、第一階層から主人公を尾行し、陰から見守っていたらしい。
- 集団戦において敵の標的になる確率が増すスキルである「被虐体質」を持ち、防御能力が上昇している。Aランクともなると、攻撃側は攻めれば攻めるほど冷静さを欠いていき、このスキルを持つ者のこと以外を考えることができなくなる。その効果は絶大で、普段は全く隙を見せないアーチャーですら主人公達に無防備な状態を晒した上で彼女を虐め続けるほど。戦いは好まない彼女でも、このスキルによって周囲から襲われる事になり、仕方なく迎撃している。
- だが彼女の真の恐ろしさはアルターエゴにのみ許された特殊能力・id-es(イデス)にある。彼女のイデスはスキル『怪力』が進化して生まれた極限圧縮能力『トラッシュ&クラッシュ』で、「手に包んでしまえる物」なら何であれ圧縮することが出来ることが出来る能力。圧縮できる対象は「彼女の手より小さいもの」ではなく、彼女の視点上において「手に収まる物」なら対象として扱われる。
- つまり、彼女の視力が及ぶ限り遥か遠方に存在する標的にも使用可能で、対象の強度、質量、大きさを無視し極小にまで圧縮する事が出来る。対象がアリーナのような数kmもある巨大構造物でも、全体を見渡せる位置で、その手に対象の全体像が収まれば彼女は『捉えた』と認識し、発動条件は満たされる。
- 遠近法を無視した物理干渉能力だが、対象が大きいほど時間がかかり、質量は圧縮前の十分の一程にしか軽量化できない。
- 彼女のトレードマークである巨大な胸は、虚数空間を利用して作られた廃棄場「ブレストバレー」。『トラッシュ&クラッシュ』でキューブにした物ならどんな容量であろうと無限に収納可能で、彼女自身の容量を超える物さえ収納することが可能だが、収納された生物は自力では絶対に這い上がることができない一種のブラックホールと化している。
- 圧縮された物は5センチ四方のキューブとなる。この状態となった物は、「破壊されていながら、形式としては以前のままで生き続けている」ことになるため例え誰であろうと、どのような手段を用いても元に戻すことは不可能で、キューブになった時点で「かつてそのようなデータであったモノ」に過ぎない廃棄物(ダストデータ)になってしまう。
- この状態にされた者は厳密にはまだ「死亡」しておらず、ダストデータとして保存されているため死ぬことも出来ない。そのため蘇生も不可能で、彼女に捕えられた者は肉片と化したまま生き続けることになる。ブレストバレー内部の人間(捕えられたNPC達)は常に苦痛の声を上げている(彼女との闘いに敗れると主人公がその様態をプレイヤーに説明するかのように述懐する)が、外部には絶対に聞こえることはない。
- またBBやメルトリリスと違い、この力の応用で旧校舎に無理やり侵入する事が可能で、相手が地形や建築物ならBB以上の破壊力を有する。
- しかし、サーヴァントやマスター相手だと、すぐに危険を察知されてリップの視界から離脱され、鈍重なリップは追いつけない、という欠点がある。
スキル
- 『Fate/EXTRA CCC』で使用するスキル。
- 微笑むサロメ
- 次の手の攻撃力上昇。
- 堕ちるサロメ
- BREAKに耐久低下効果を付与する。
- ヨカナーンを籠に
- 鉤爪での薙ぎ払い。ダメージ+ATTACK封印。
- 密室は釣鐘の箱
- 鉤爪での連続圧縮攻撃。ダメージ+3手スタン
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 アルターエゴ M BB A+ A C B E C トラッシュ&クラッシュ:EX 被虐体質:A
気配遮断:A+アルターエゴ 主人公 (Grand Order) A+ A C B E C 対魔力:C
単独行動:C
気配遮断:A+
女神の神核:C
ハイ・サーヴァント:Aブレスト・バレー:A
被虐体質:A
トラッシュ&クラッシュ:EX
宝具
- 死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人 - 対象への愛情が深ければ深いほどダメージと命中精度を増していく宝具。たとえそれが一方通行のものであっても、狙った相手は決して逃さない。
- ドゥルガーの神剣を元に作られた両腕を射出し、相手を完膚なきまでに打ちのめした後、戻ってきた両爪を咢のように構えて相手を飲み込むように圧縮粉砕する。
- 材料になったサーヴァントは『ヴォルスンガ・サガ』に登場する戦乙女ブリュンヒルデ。自分を裏切り、その名誉を傷つけたシグルドへの復讐のために振るわれた愛憎の槍。
- 厳密にはブリュンヒルデの夫に対する深い愛情と憎悪の念が槍の形をとったもの。
- アルターエゴたちの宝具は正規の宝具を違法改造したもの。BBに違法改造されたことによって、元のものからは名称も性質も少し乖離している。
- だがその破壊力は絶大で、無防備な状態で受ければ確実にミンチになる。即死効果は元からあった効果ではなく、イデス『トラッシュ&クラッシュ』によって付加されたもの。
- ゲーム的には強力な物理ダメージ+即死効果で、ラニ特製の礼装「オシリスの砂塵」での即死効果の防御が必須となる。
- 死が二人を別離つとも(ブリュンヒルデ・ロマンシア)
- ランク:C
種別:対人宝具
最大捕捉:10人 - 『Grand Order』で使用する宝具。
- 『死が二人を分断つまで』―――かつてはそう叫んでいた心を示すかのように、パッションリップの宝具も「相手に抱く愛が深ければ深い程強力になる」性質を持っていた。
- しかし、別れは必ず来るもの。それが破局であれ裏切りであれ、愛そのものを否定はしない。どんな別れであっても、それまでの愛は真実で、永遠だと信じる。
- 『死が二人を別離つとも』―――いまはそう願うに変革し、そんなリップの願い通り、愛するものを憎むのではなく、愛するものを守るための力となった。
- これを示すかのように、ゲーム内での効果は敵全体に強力な攻撃+味方全体のHPを回復するものとなっている。
登場作品と役柄
- Fate/EXTRA CCC
- BBの眷属の一人。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- ヴァイオレットとキングプロテアより少し遅れて登場。
- ちびちゅき!
- BB、メルトと一緒に登場。『stay night』の桜とEXTRAの桜を間違えてしまう他、作った弁当を平らげてしまう。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- ゆっくり前進しながら、射程の長いロケットパンチで攻撃する。吹き飛ばす力も高いが、先頭の一人にしか当たらない為注意。
- コスト500 戦闘力B 突破力A+ 移動力D 体力B 忍耐力A リキャストB
人間関係
- BB
- 主。だが彼女を「あの女」と呼びそうになったのを直前に「お母様」と言い直したり、逆に「お母様」と呼んだ後「あの女」と呼び直していたりと余り忠誠心は高くない。
- BBもパッションリップを捨て駒程度にしか思っていない。
- メルトリリス
- 自身と同じBBの眷属。
- 姉妹に当たる存在だが、何でも要領よくこなすメルトリリスに劣等感を感じている。
- 主人公 (EXTRA)
- 主同様、妙に執着している。王子様と呼び恋焦がれていた。
- セイバー
- 想い人を滅ぼしてしまうその愛に、昔日の自分を思い出してしまうため、最も彼女に対して同情的。そのため説得を試みることもあったが、彼女には主人公以外の言葉は最早、通じなくなっていた。
- キャスター
- 自分の怪物性・異常性がわからない彼女のことがかつての自分と重なるらしく、同族嫌悪気味に嫌っている。しかし「相手が主人公じゃなければ応援していたかも」とも語っているため、嫌いきれはしなかったようだ。
- アーチャー
- 自分の愛を「害悪」と呼ばれたため、激怒。そのため、「グチャグチャにしてあげるわ」とかなり強い敵意を持っており、彼の方も相性の悪さを自覚している。
- 緑衣のアーチャー
- アイテムを隠すために渡された彼の宝具「顔の無い王」の切れ端をリボンにしようとした上、アイテム隠しをサボったため、尻叩きのおしおきをされそうになった(ちなみに主人公の呼びかけで自意識を取り戻した直後に、彼はその事自体を完全に忘れている)。
- 『Grand Order』では「嫌な事ばかり言うし、すぐにお尻を叩いてくる」と苦手意識を抱かれてしまう。
- ありす・キャスター (EXTRA・黒)
- 固有結界を張らせようとしたところ、「疲れるから」「とっておきだから」という理由で完全拒否。さらに胸を弄られてしまう。この出来事から主人公達はリップの特性に関する重要なヒントを得る。
- 遠坂凛
- ドラマCD『バタフライエフェクト』にて時空の歪みによってステイナイトの彼女のサーヴァントとして召喚されるが、終始彼女の知る桜と誤解され、その姿を嘆かれていた。
名台詞
Fate/EXTRA CCC
- 「そういう人たちなんて―――
一生潰れた箱のなかで、苦しみ続けて生きていればいいですよね?」 - NPCたちごとアリーナを潰したことをBBに問い詰められて。愛していたけど憎らしい、かつて自分を認めていてくれた人たちが生きているコト自体が苦しいのだと語る。パッションリップの怪物性が垣間見えるやりとり。
- しかし自分に直接危害?を加えた味方のキャスターとアーチャーに対しては、困りながらもかれらにこの能力を行使しなかった事から、これはむしろ怪物性というより、NPC達を味方ではないと見なしたが故の行動とも取れる。
- 「わたしは……おかしくなんか、ない……
あなたがいないと……
生きていけない……だけ……」 - 「自分はおかしくない」と主張するが、「あなたがいないと生きていけない」ということが「おかしい」ことに気がつけない。
- 「あぁ、これが愛のカタチ………
わたし、分かっちゃいました。どうしても愛されず、憎まれる位なら……
いっそ、グチャグチャになって下さいっ!!
これで、身も、心も、わたしのモノ………」 - 宝具発動。
- 万物を圧壊させる純粋すぎる愛。
- 「嬉しいって気持ちだけは……
きっと本当の、私の心です。」 - 主人公と戦い、敗れ、そして許された。それによりやっと、わずかでも自分の「心」を理解することができた。しかし…
- 「えっと…とりあえず、クシャッとしますね」
- シリアスな問答の最中にセクハラ紛いの質問をかます不届きなザビエルには、結構キビしく突っ込む。当然選択ミス時の台詞なので、ダメージを受ける。
- 「……そっか……好きじゃなくても、優しくしてくれるん、ですね
……それが人間の矛盾……心、なんだ……」 - CCCルートで主人公に許され、涙ながらに心を理解する。自分が特別な存在として意識されていないことを痛感しながら、同時に主人公の優しさを知った。
- これをきっかけにリップは大きく精神的に成長(おもに罪悪感という観念の獲得)し、主人公に好かれるための努力をしようとするが…
- 「わたし、怖くないです。もう怖くないですよ、セン、パ――」
- 傷つき、弱っていたところを何者かに襲撃され、リップはその命を失う。
- 自分の行動を後悔し、これは天罰なのだと運命を受け入れながらも、主人公の優しさを想いながら安らかな表情で消滅していった。
- しかし後に実はこの時点では消滅していなかった事が判明し、同時に凄まじく残酷な最期を迎えた事が明らかになる。これも因果なのだろうか。
Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 「せーのっ……(あの子ごと) 死んで くださいっ」
「ヴァージンレイザー・パラディオン!!!」 - ガウェインとカルナという最強太陽コンビに追いつめられ、事態を打開するために唯一制限がかかっていない合体スキルを披露する。
- 設定上では語られていたメルトリリスとの合体技の初お目見えだが……完全にピンチな状態でもメルトリリスごと殺す気満々であった。
Fate/Grand Order
- 「私、まだわからないけど…この気持ちにちゃんと向き合うって決めたから!逝って!『
死が二人を別離つとも 』!」 - 宝具使用。
- 己の異形と愛―――真正面から向き合うと決めた、少女の決意。
- 「嫌いなものは、あまりないんです。以前の私は、恐いものをみんな嫌いなものに考えていたけど、今は、その……恐くても、優しい人がいるって知ってるから」
- マイルーム会話「嫌いなこと」。
- 「私、ここに来てよかった。あなたに召喚されてよかった。まだ愛の在り方は分からないけれど、やっと、私が少しだけ好きになりました。
あなたのおかげです。いつか手を握って、一緒に歩いてくださいね、マスター」 - マイルーム会話「絆Lv5」。カルデアに召喚され、絆を深めたことで己を肯定することができたリップ。
- ――――いつかマスターと手を握って一緒に歩きたい。彼女はそう願っている。
- 「お誕生日おめでとうございます。あの……つまらないものですが、これを。バーサーカーの攻撃にも砕けないクッキーです。」
- マイルーム会話「誕生日」。マスターのためにバーサーカーの攻撃にも砕けないクッキーをプレゼントしたリップ。
ロックケーキですかそれ? - ……願わくば、そのバーサーカーがヘラクレスのような桁外れの筋力を有したサーヴァントでないことを祈りたいが。
その他
- 「あのー、わたしも増えるワカメを限界まで圧縮して、お買い得パックに封入する簡単なお仕事があるの、忘れてました。
嫌だなぁ、1cm四方のコンソメキューブにしなくっちゃ」 - サウンドドラマCD「ルナティックステーション」より。自分と桜の歌を酷評したシンジのコメントを聞いた反応。これに関してはシンジは二人からたっぷり灸をすえられるべきである。
- 「も、もう無理。お母様はやくこの人たちを虚数空間に叩き落してください。ついでにお母様とメルトも一緒に仲良く消えてくれたらうれしいな」
- 同上。セイバーとエリザベートの禁断のコラボを味あわされた感想。さりげなくとんでもないことを言っている。
メモ
- 上半身が危ない人。爆乳な上にその胸を隠すものがサスペンダーのようなベルトしかなく、乳首にあたる部分以外ほとんど丸見えになっている。そのサイズは全キャラクター中最大。体重も最大。
- キャラクターデザインのワダアルコも上半身の危険さについては自覚しているらしく、「乳首どうなってるんですかね。やっぱり陥没でもしてるんでしょうか」と発言して奈須きのこを吹かせている。
- ただ、B160と言うのはやや大雑把にすぎる設定。現実にも豊胸手術によって160cmのバストを持つ女性が存在するが、それに比べるとパッションリップの胸はかなり小さく見える。その上、彼女の身長が低いことや、フィクションの女性キャラは全般的に胸が大きく描かれがちと言う事も鑑みると、イラストから見たバストサイズは120cm有るかどうかも疑わしい。
- なお、『FGO』では流石に規制が入り、露出度は高いもののタイトなドレス姿となっている。
- アンデルセン曰く「性格はMだが恋愛対象への行動はS」「束縛の化身」。メルトリリスとは対照的。
- 巨大で重い爪を操るパワーを得るために相当のエネルギーを必要とするらしく、腹の虫を鳴らして撤退してしまう場面が多い。桜のハラペコ要素を受け継いでいる。
- 構想段階ではメルトリリスとの姉妹攻撃もあったらしいが、その時点でリップがメルトリリスを嫌っているのは確定していたため、「(メルトごと)消滅してください!」といいつつメルトリリスをぶん投げる攻撃になったらしい。
- なおメルトの方はリップをそこまで嫌っておらず、合体攻撃もノリノリでやる予定だったらしい。奈須きのこはこの点も含め、「メルトは不憫」と語っている。
- 名台詞項で紹介した通り、『Fox tail』でこの合体攻撃「ヴァージンレイザー・パラディオン」が正式にお披露目となった。
- 女主人公相手でも「王子様」と呼ぶ。つまり、この娘もバイ。
女主人公は「王女様と呼ぶべきじゃないのか」と疑問を感じたが、彼女は小動物系と評されながらも言動や決断がいつも漢らしいので、あながち間違いでもない。 - 「被虐体質」はマイナス要素のみのスキルに見えるが、肉体が頑強な者や特殊な防御能力を持つ英霊がこのスキルを持っていると優れた護衛役として機能するらしい。
- 『CCC』での彼女のマトリクス情報ではシグルドとジークフリートが混同されているが『Fate/Apocrypha』で、ジークフリートは『ニーベルンゲンの歌』の設定であり、争いの原因となった女性も「戦乙女ブリュンヒルデ」ではなく「王女クリームヒルト」だった事が分かった。つまり全くの別人である。
- そもそも情報マトリクスに書かれてる原典の情報に間違いがある。シグルドは忘れ薬の効果が切れていてなおブリュンヒルデと義兄グンナルの結婚を取り計らったとゲーム中に書いているが、実際はシグルドの記憶が戻ったタイミングはグンナルとブリュンヒルデの結婚式の最中、グンナルとブリュンヒルデの結婚を取り計らった直後に記憶を取り戻したのである。
- 得意料理はカレー。曰く、「切って煮るだけの簡単な料理」。カレーの化身が聞いたら、何時間でも説教しそうである。実際アーチャーはその程度の浅い料理ではないと駄目出ししている。
- マトリクスで言及されているように、彼女達は「複合神性」等もスキルとして保有している筈だが、神性そのものである為ランクもつけられないからか、あくまで言及されるに留まっている。
- セイバー (EXTRA・赤)、キャスター (EXTRA・青)の二人からは、過去の自分を思い起こさせるという理由で、セイバーからは同情を、キャスターからは同情と同族嫌悪の入り混じったような感情を抱かれている。
- スキル名称は、新約聖書を元にしたオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』が出典と思われる。
- ヨカナーンとは預言者ヨハネ、サロメはユダヤの王エロド(ヘロデ)の義理の娘。ヨカナーンに求愛したが拒絶されたサロメは、後にエロド王に踊りを披露した褒美としてヨカナーンの首を求める。生首となったヨカナーンに口づけをすることでサロメは愛を成就させる……という内容。リップの狂った愛情を象徴している。
- 最後のスキル「密室は釣鐘の箱」の元ネタは清姫であろうか。詳細はリンク先にあるが、こちらも狂った愛の象徴と言える。