「黒桐幹也」の版間の差分
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2013年7月15日 (月) 00:17時点における版
黒桐幹也
- 読み:こくとう みきや
- 誕生日:12月20日(劇場版では4月19日)/血液型:型
- 身長:cm/体重:kg
- CV:鈴村健一(劇場版) /伊藤健太郎(ドラマCD)
両儀式の高校時代のクラスメイト。その関係は彼女の入院後も続いている。
- 略歴
- 式の高校時代のクラスメイト。式が事故で意識不明になっている2年間は、毎週欠かさず彼女の病室に見舞いに通っていた。
大学進学後、偶然目にした蒼崎橙子作の人形をいたく気に入り、結界で隠されているはずの「伽藍の堂」を見つけるという離れ技をやってのけ、押しかけ同然に社員となる。大学は中退。
実は作中の大半の事件において部外者の立ち位置にいる。彼が渦中に踏み込むのは、白純里緒の事件だけである。その事件において、片目の視力を失う。
- 人物
- 「普通」「一般」を形にしたような人。その名前により式から「コクトー」と呼ばれることがたまにある。温和で面倒見がよく、大抵の人に好かれる好人物。一方恋愛に関してはかなりの鈍感で、式に対してあまりに一途であるため周りが見えないという点もあるが、当の式からの好意も感じ取れていなかったりする。
「普通」故に際立った特徴には乏しく、強いて挙げるならばいつも上下ともに黒い服を着ていることくらいしかない。
自分の事を棚上げしつつ、人を説教する事があるが、相手が式と妹の黒桐鮮花なので、強烈な反撃を喰らって黙らされている。例として、式に「学校サボらずに行くように。一緒に大学行くって約束したじゃないか」と言えば「お前大学辞めてるじゃないか」とやり込められ、「お前が魔術師なんかになったら、父さんにどう顔向けすればいいんだ?」と鮮花に諭そうとすると「勘当状態の実家に顔出してくれるんですか」と返されて黙り込む。
- 能力
- 「ものを探す」ことに卓越した能力を発揮する。結界を張った蒼崎橙子の工房を見つける、一晩で30世帯の家族の経歴などを全て調べ上げる、など彼の能力が役に立った場面は多い。探偵向きと思われるが、橙子には「洞察力が足りない」とその能力の欠如を評されている。すなわち証拠品をそろえる能力は高いが、それらから類推したり論理飛躍する事で真実を導き出す能力に欠ける——つまり「鈍感」である。そのため、例えば2年前に鮮花が初めて式に会った際ショックを受けていた原因を「その時の式は織だったため、男っぽい態度に違和感を覚えたから」と、かなりズレた思い込みをしている(無論本当の原因は「兄を落とすため万全の体勢を整えて会いに行ったら、その兄が恋人を家に連れ込んでいた」ためである)。
特別ななにかになれなくて「普通」になったのではなく、最初から「普通」であろうとする人物。普通にみえて、実は登場人物の中で一番の異常者。 そのために「特別になるしか選択肢が無かった」人物から惹かれることが多く、式からは拠り所とされ、鮮花からは道ならぬ想いを寄せられ、橙子も側に置き、臙条巴からは「俺とかあいつ(式)みたいな奴にはさ、お前みたいなのがあっているんだよ。」と言われ、巫条霧絵、浅上藤乃、白純里緒らもそれぞれ彼に対して特別な感情を抱いている。
登場作品と役柄
- 空の境界
- 式と並ぶ第2の主人公。
人間関係
- 両儀式
- 高校時代の同級生。後の妻。
- 白純里緒
- 高校時代の先輩。
- 学人
- 高校時代の同級生。大学中退以降も、交流が続いている。
- 両儀未那
- 娘。目に幹也の面影がある他、服装の趣味も影響が感じられる。
- ネコアルク
- 池袋のワンニャンランドでお茶をする程の仲。ただし「アーネンエルベの一日」自体がスピンオフストーリーなので、正確なところは不明。
名台詞
- 「式。君を———一生、テンプレート:rb(許,はな)さない」
- 「殺人考察(後)」にて。劇場版における同作のキャッチフレーズでもある。
メモ
- 時々「(フランスの)詩人のような名前」と言われるが、フランスの著名な詩人、ジャン・コクトーのことと思われる。
- 娘が両儀姓であることから婿養子に入ったものと推定される。
娘の年齢(2010年で10歳)と作中の時系列(殺人考察(後)が1999年3月)から、本編ラストから式が妊娠するまでの期間は1年以内でなければならないわけだが、できちゃった婚なのだろうか? - 容姿は遠野志貴に酷似。(作品の時期から「志貴が幹也のリファイン」という説が濃厚。)
何の因果か、劇場版で幹也を演じた鈴村健一氏は、かつて真月譚 月姫で遠野志貴を演じている。 - 基本的に彼の自宅の食料の備蓄は乾燥パスタとオリーブ缶くらいなもの。そもそも料理が出来無いので仕方が無いと言えば仕方が無い。
話題まとめ
- アンソロジーコミックでの扱い
- 本編で確認できる賃金未払いは「痛覚残留」における1ヵ月分だけであるが、アンソロジー等では頻繁に数か月分平気で踏み倒されていると描写されている。このため、常に金欠状態。「仕事」と言うよりもボランティアに近い気がしないでもない。
その所為か、女性陣に食事を作ってもらったり奢ってもらったりもしばしばある。