「キルケー」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→生前) |
|||
83行目: | 83行目: | ||
;[[エドワード・ティーチ]] | ;[[エドワード・ティーチ]] | ||
:船乗りや海賊は嫌いでないため彼のような人物も全然ウェルカム。 | :船乗りや海賊は嫌いでないため彼のような人物も全然ウェルカム。 | ||
− | : | + | :ただ、ロリBBAだの合法ロリだの騒々しかったから豚に変えて厨房の氷室に吊るしたとか。 |
:……なお、口調からすると特に彼に悪意があったわけではなく、本当に文字通り「煩かったから」のようである。 | :……なお、口調からすると特に彼に悪意があったわけではなく、本当に文字通り「煩かったから」のようである。 | ||
;[[アステリオス]] | ;[[アステリオス]] |
2018年1月8日 (月) 16:54時点における版
オケアノスのキャスター | |
---|---|
真名 | キルケー |
性別 | 女性 |
身長 | 147cm |
体重 | 39kg |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | 欧州 |
属性 | 混沌・中庸 |
声優 | 茜屋日海夏 |
デザイン | 左 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 人物
- 惚れっぽくて嫉妬深い、永遠の乙女。いじらしく甘やかす、その愛玩の手練手管はまさに禁断の蜜の味。
- 好きなものは「自分を頼りにしてくれる、欠点のある人間の男性」「麦粥“キュケオーン”をご馳走すること」であり、反対に嫌いなものは「男性に飽きられたり、一方的に護られること」である。
- ホメロスも讃えた自慢の美しい髪を、ある時期からばっさりと短くしてしまったのは、彼女を打ちのめす手痛い失恋を経験したことが切欠。
- 実際、霊基再臨第二段階で長い髪になった際も、「この姿でいるのは複雑な気持ち」「乙女のようで落ち着かない」と述べている。
- 能力
- さまざまな効能や変異をもたらす魔法薬の調合を得意とする。
- 鷹の翼は衣装だが、魔術回路の行き届く身体の一部でもある。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | 主人公 (Grand Order) | E | B | D | A+ | A | C | 陣地作成:B 道具作成:A |
高速神言:B 毒の食饌:A 出航の助言:A |
宝具
- 禁断なる狂宴(メタボ・ピグレッツ)
- ランク:C
種別:対人宝具 - 召喚の固有結界。
- 豪勢な酒宴空間に招かれた無粋な輩は、魔女キルケーの愛豚“ピグレット”に蹂躙される。
- 愉快で騒がしく、はち切れるほど満腹になる恐るべき魔術の宴。法悦の味を覚えた者は、みずから進んで愛豚に堕ちるを望む。
豚になぁれ。なった。 - 『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&豚化状態〈特殊なスタン状態〉を付与(一部の特別な敵には無効)[1]&クリティカル発生率をダウン[2]」という効果の宝具。
真名:キルケー
神話に名高き、誘惑と堕落の魔女。
ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場。
アイアイエー島の神話に名高き魔女。
さまざまな効能や変異をもたらす魔法薬の調合を得意とするリケジョ。
島を訪れた人間の男をご馳走でもてなし歓待するが、飽きてしまうと獅子や狼、豚といった動物に変えてしまう。
兄はアイエーテス(メディアの父・コルキス王)。妹はパーシパエー(アステリオスの母・クレタ王ミーノースの妻)
海神グラウコスから恋愛相談を持ち掛けられた際には、グラウコスに横恋慕をして拒絶され、嫉妬が高じて、相手の乙女スキュラを怪物へと変えてしまった。
このスキュラは後にオデュッセウスの六人の部下を食らっている。
英雄オデュッセウスは、故郷への帰還の途中にアイアイエー島に立ち寄り、キルケーの毒入りの麦粥を勧められるが、ヘルメスの加護をもってその魔法を破ったため、特に彼女から気に入られる結果となった。オデュッセウスが立ち去る際には、旅の苦難を避ける有益な助言を彼に与えている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』の解禁に際して真名を伏せる形で実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- エドワード・ティーチ
- 船乗りや海賊は嫌いでないため彼のような人物も全然ウェルカム。
- ただ、ロリBBAだの合法ロリだの騒々しかったから豚に変えて厨房の氷室に吊るしたとか。
- ……なお、口調からすると特に彼に悪意があったわけではなく、本当に文字通り「煩かったから」のようである。
- アステリオス
- 妹であるパーシパエーの子。なのでアステリオスからすれば「伯母」にあたる。
- なお、キルケーは彼との面識はないものの、律儀に「伯母さん」と呼ばれるのは嫌である。
- しかし黒髭と違い彼を豚に変えず、マスターに「伯母さんと呼ぶのやめさせてくれ」と注意させるだけで済んだが。
生前
- パーシパエー
- 妹。わりと自由奔放な性格をしていたとか。
- ヘカテ
- 魔術の女神であり、師匠。
- メディア
- 妹弟子。血縁上は兄アイエテスの娘=姪。
- 女神ヘカテの薬術を疎かにしたことが愚かだったと語る。
- 不憫な子であると思うと同時に、羨ましいと思っている。
- メディア〔リリィ〕
- 妹弟子の若かりし姿。こちらは彼女の性格故か苦手にしており、ストレスで羽根が抜けそうになるとか。
- アタランテ
- アイアイエー島に来た時には気が合って、互いに悪趣味だとか何だとかいい話し相手になったとか。
- オデュッセウス
- オデュッセイアの主人公であり、かのトロイア戦争において「トロイの木馬」を発案し勝利の立役者としても知られる大英雄。
- オデュッセイアにおいては彼とキルケーは1年もの間愛し合ったとされたが、故郷に帰ろうとする彼を止められず最終的に別れる事となった。
- その為かキルケーは彼に対し色々複雑な思いを抱いており、置いていかれるという事に対してトラウマに近い思いを抱いている模様。
- グラウコス
- 恋愛相談に来た彼に横恋慕するが、拒絶された事に嫉妬して彼の恋したスキュラを怪物にしてしまう。
- スキュラ
- キルケーによって怪物にされた女性。上半身は美女だが、下半身は魚の尾と6頭の犬の前半身となっている。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「待たせたねえ! 私の愛しいピグレット達! 宴を張ろう、饗宴を開き、客人をもてなそう! さぁ、暴れ呑み、貪食せよ! 『
禁断なる狂宴 』! ふふ……ふふっ、あはははははははっ!」 - 宝具使用時の台詞。尚、真名が判明する前と後の何方でもこの台詞は変わらない。
- 「よし! ここに豚小屋を作ろう!」
- マイルーム会話「絆Lv1」。
- 「豊満な方が好みだったか!? テクニックには自信あるんだけど! むぅ……頑張るよ……!」
- マイルーム会話「絆Lv3」。『オデュッセイア』ではグラマーでセクシーな女神様として描かれたが、FGOではそのような原典の面影が全く見当たらない、ロリ体格で登場してしまっている。とはいえ、「テクニック」には自信あるとの発言とは、意味深い一言。
いったいぐだ子に何を言われたのやら。
- 「なんだってするし、耐えられるんだ。一緒に居てくれさえするなら。だから、行かないで……」
- マイルーム会話「絆Lv4」。マスターに対して縋り付い来る。
- 「本当に連れ出してくれる、とはね。あの島に囚われた私の魂を。うん、どこへでも行くよ。一緒に旅をしよう。草原に寝転んで同じ夢を見よう」
- マイルーム会話「絆Lv5」。大魔女であることばかり強調するが根幹は乙女なのかもしれない。
- 「行けばいいだろ!? 私を置いて何処へでもさぁ! ……いや、ごめん。あの……連れてって! ねぇ?」
- マイルーム会話「会話1」。上段は突き放そうとするも置いていかれることを恐れて直ぐに謝ってきている。それ程にも置いていかれた事へのトラウマは根深かった[3]。
- 「この麦粥キュケオーンはね、薬にもなるし毒にもなる。神の食べ物なんだ! ふふっ!」
- マイルーム会話「好きなこと」。シナリオ中でも作っていただけでなく戦闘中でもスキル使用時に取り出すあたり筋金入り。
- 「オデュッセウス? さぁて、知らないな。完全に記憶に無いね。そんな愚かで、傲慢で、嘘吐きで、つける薬もない男の事なんて」
- マイルーム会話「嫌いなこと」。生前の伴侶に対して強く想っていたり割り切っていたりするサーヴァントは多いが忘れようとしながら未練がある反応は結構珍しい。
メモ
- 公開された時には「オケアノスのキャスター」名義で真名は伏せられていたが、鷹の翼を思わせるマント[4]や「オケアノス」の名前、何より宴会を開いて相手を豚に変えるという露骨すぎる演出から、真名はほぼ推定されていた。
- 上記の通り英雄オデュッセウスと愛し合った事が非常に有名な逸話として残されている彼女だが、実は彼女には彼との子であるテーレゴノスという息子がいるという伝承がテレゴネイアにて残っている。
- 更にその後テーレゴノスは後に父に会いに行く旅の途中、父であるオデュッセウスを誤って殺してしまう悲劇を起こしてしまう。しかしテーレゴノスは父の遺体と彼が故郷へ帰る理由であった正妻ペーネロペー、異父兄弟のテーレマコスをキルケーの待つアイアイエー島へ連れて帰った。そして父を埋葬したのちにテーレゴノスはペーネロペーを、テーレマコスはキルケーを妻としてめとったと言う逸話が残されている。…血の問題はないにしてもそれぞれ異母兄弟がいる父の女を妻に迎える辺りギリシャの貞操観念は色んな意味で不思議である。
- オデュッセウスの他にも海神グラコウスとの恋愛の逸話があるがやはり失恋で終わってしまう。
神話級負けヒロイン。
- なおその失恋の経緯で怪物スキュラが誕生し、後にオデュッセウスに対処方法を授けることになる。
話題まとめ
- 「女神」か「魔女」か
- 原典であるホメロスの『オデュッセイア』では、「魔女」と呼称されている場面はほとんどなく、一般的には「女神」と呼ばれている。実際に、ギリシア神話の神の系統では、キルケーは太陽神ヘーリオスを父に持ち、女神ペルセーイスを母に持つという完璧な神の血筋である。母系ではティーターン十二神の長兄である海神オケアノスの孫娘にあたり[5]、父系ではティーターン十二神の一人であるヒュペリーオーンの孫娘に当たる存在である(但し、「ヒュペリーオーン」が「ヘーリオス」の別名であるという説もある)。その為、本作にサーヴァントとして登場するキルケーに「神性」スキルがないことに疑問を抱く声も存在する。
- 型月では、信仰を失った神霊は精霊に降格してしまうという設定がある。キルケーは正確には下級女神に格落ちした「ニュンペー」と呼ばれる存在であり、「精霊に格落ちした神霊」であるがゆえに「神性」を持たないという可能性が考えられる。
- 但し、ギリシア神話原典において「信仰を持たない」「降格された下級神霊」はゴルゴーン姉妹にも当て嵌まることであるため、これだけではキルケーが「神性」を持たない理由としてはやはり不十分であり、ましてや神の血筋に人間や怪物の血が混ざり込んだ「混血」の英雄にすら「神性」を持つサーヴァントとして現界したものが多くいる中で、完璧な神の血筋を持つキルケーに「神性」が無いことにはやはり疑問が残る。
- 本作では「神性」の代わりに「陣地作成」「道具作成」をクラススキルに持っており、サーヴァントとして現界した際、「女神」としてではなく、「魔女」としての反英雄の側面が強調されたの可能性もあるが、詳細は不明。
- 型月では、信仰を失った神霊は精霊に降格してしまうという設定がある。キルケーは正確には下級女神に格落ちした「ニュンペー」と呼ばれる存在であり、「精霊に格落ちした神霊」であるがゆえに「神性」を持たないという可能性が考えられる。
- 「五本指」の一角か
- メディアは、ヘカテーより魔術を教授された神代の魔女であり、その魔術の腕は型月世界において五本の指に入るとされているが、ストーリー上メディアを超える存在と明言されている魔術王以外、他に五本指に入る三人については未だに言及されていない。しかし、キルケーはメディアの叔母であると同時に、同じくヘカテーを師に持つメディアの姉弟子に当たる存在でもある為、彼女も五本指に入る一人である可能性は極めて高い。
- ホメロスの『オデュッセイア』では、「恐ろしい女神」「女王の如く」と描写され、風を起こしてオデュッセウス達の船を送りだしたりと、魔法薬以外にも天候を操る能力を持つことが示唆されている。
- 一方で、古代ローマの詩人オウィディウスの『メタモルポーセース』では、キルケーの超然とした地位と実力について更に詳しく紹介されている。林や川のニュンペー達からは「主人」と崇められ恐れられ、「王宮」と呼ばれる場所に君臨する女王の如く神威を振舞う恐ろしい女神であり、暗雲と霧を駆除し、天を晴れさせることもできれば、月光を曇らせ、暗黒神ニュクスや魔神ヘカテーを召喚し、大地をも揺るがすことすらもできるという。
- しかし、ステータスをみると、「陣地作成」「道具作成」「高速神言」ともにAランクであるメディアと比べ、彼女は何故か「道具作成」以外はBランクであり、意外にも妹弟子(ストーリー上では教え子にすら当たる存在)に紙一重負けている[6]。
- 身長と体格
- 『オデュッセイア』ではグラマーでセクシーな女神様として描かれたが、FGOではそのような原典の面影が全く見当たらない、身長僅か147㎝、体重39㎏というまさかのロリ体格で登場してしまっている。
合法ロリである。- ちなみに、同じく亜種特異点Ⅳの登場人物である12歳のアビゲイルは152cmで、体重は44kg……比較するまでもない、船乗りたちもキルケーを子ども扱いしてしまうわけである。
- とはいえ、外見が幼く見えてしまうだけで、本来の聡明さや狡猾さは失っておらず、度々主人公らを窮地から救った。
見た目は子供、頭脳は大人。
- とはいえ、外見が幼く見えてしまうだけで、本来の聡明さや狡猾さは失っておらず、度々主人公らを窮地から救った。
- ちなみに、同じく亜種特異点Ⅳの登場人物である12歳のアビゲイルは152cmで、体重は44kg……比較するまでもない、船乗りたちもキルケーを子ども扱いしてしまうわけである。