「妖精」の版間の差分
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2021年7月12日 (月) 23:38時点における版
概要
自然の触覚であり、魔術では成し得ない神秘を基盤とする。精霊より規模が小さく、基本的に人間には知覚されない。但し人間の想像図を外殻に生まれる妖精も稀に存在する。[出 1]
自然な妖精は幻想種であり、小鬼や赤帽子はある意味純粋な妖精である。
フィクションでは「羽の生えた愛らしい小人」として描写されることも多いが、基本的に妖精はそのような姿をしていない。そのような姿をしている場合「最初からそういう形に作られた使い魔」であるか「何らかの悪意を持って擬態している」かのどちらかである。
悪戯好きだったり人間に好意があったりと性質は様々だが、基本的に人間とはかけ離れた価値観をしているため関係を持つと人間側にとっては不都合なことになることが多い。
種別
- ゴブリン
- 粗末な服を着た小鬼のような幻想種。上記のように広義の妖精に含まれることがある。
- レッドキャップ
- 名前の通り赤い帽子をかぶった小人のような幻想種。上記のように広義の妖精に含まれることがある。
- 伝承では非常に残虐な存在で、その帽子は犠牲者の血で染められているという。
- スプリガン
- 古い遺跡に巣くっているとされる妖精。
- 土の精霊が宿った「精霊根」と呼ばれる根っこを石像に植え付けることで動き出したものが呼称され、個体によっては小さめのビル位の巨体になる。
- ブラックドッグ
- 雷鳴とともに現れ、不幸や犠牲を及ぼすとされる妖精。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では人間の死者を変性させた人工妖精として登場した。
個体
- アヴァータ
- フィニアンサイクルの頃のエリンにいた妖精王。
- 巨人ギラ・ダッカ―としてディルムッド・オディナと戦った。
- ヴィイ
- ロマノフ皇室に代々伝わる使い魔。
- 妖精ともいわれているが、第三者にも視認され、能力も問題なく行使できている。そもそも創作の産物である為、妖精のカテゴリに入らないとする説も出ている。
- クリュティエ
- オケアノスとテテュスの間に生まれた水のニンフであり、妖精ともいわれている。
- グリンガレット
- ガウェインの駆る妖精馬。
- フェイ
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』に登場した妖精。
- 人間そっくりの姿をしており高度な知性を持っていることから、精霊に近い存在であると推測されている。
- 花の妖精(仮)
- 黄路美沙夜に憑依させられた妖精。
- 巨大な花のような姿をしており、端末の小さな妖精を操って礼園女学院中から記憶を集めて回っていた。
関連人物
- 玄霧皐月
- かつて妖精によって攫われ、統一言語を身につけた代わりに記憶の認識に異常をきたした人物。
- ズェピア・エルトナム・アトラシア
- 旧姓オベローン。妖精王オベロンとの関係は未だ本人のみが知るちょっとした小噺である。[出 2]
- ウィルズ・ペラム・コドリントン
- 幼い頃に父のトレヴァー・コドリントンから妖精眼を移植された人物。
- そのためにフェイに魅入られており、最期には彼女と共に妖精郷の門をくぐって向こう側に行ってしまった。
- ドクター・ハートレス
- かつて妖精に心臓を盗まれたとされる人物。
- ウィリアム・シェイクスピア
- 『真夏の夜の夢』で妖精王オベロンや妖精女王ティタニア、悪戯好きの妖精パックなどを登場させた作家。
- 特にパックは上記の「羽の生えた可愛らしい小人」という妖精のイメージの元になったと言われている。
- ガイウス・ユリウス・カエサル
- 伝説では妖精との間に子を成したのが上記のオベロンであるとされている。
- 女王メイヴ
- 上記のシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で妖精の女王マブ・ザ・クイーンと同一視されている。
- そのためか、彼女のスキルには妖精に関連したものが見受けられる。
- ロビンフッド
- 森の妖精と交友を持ち、妖精が見えない村人からは妖精憑きと迫害されていた。彼も大元のロビンフッドもドルイド僧としての知識と精霊の加護を持つ。
- ノーマ・グッドフェロー
- 妖精眼を持つ少女。
メモ
資料リンク
脚注
注釈