「ドロテア・コイエット」の版間の差分
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:コイエット家の娘としての誇りが高く、その誇りに見合うように魔術も作戦も優秀で、妥協せず決して油断しない。 | :コイエット家の娘としての誇りが高く、その誇りに見合うように魔術も作戦も優秀で、妥協せず決して油断しない。 | ||
:ただし苦手な蜘蛛を目にすると怯えてしまい、実際に土蜘蛛が現れた際は平静を装いつつも伊織とセイバーに対応を任せ、自身は後方で待機していた。 | :ただし苦手な蜘蛛を目にすると怯えてしまい、実際に土蜘蛛が現れた際は平静を装いつつも伊織とセイバーに対応を任せ、自身は後方で待機していた。 | ||
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:また、自力で覚えたのか魔術や礼装を使っているのかは不明だが日本語は流暢に喋ることができる。 | :また、自力で覚えたのか魔術や礼装を使っているのかは不明だが日本語は流暢に喋ることができる。 | ||
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:また、土御門の屋敷の門にかけられていた封印をあっさり解くなどしていることから、術式を仕込んだであろう土御門泰広よりも実力は高く見える。 | :また、土御門の屋敷の門にかけられていた封印をあっさり解くなどしていることから、術式を仕込んだであろう土御門泰広よりも実力は高く見える。 | ||
:横須賀に大規模な工房を築いた上で、保険としてアサシンを土地に縛る呪詛をかけていたりとやはり慎重である。 | :横須賀に大規模な工房を築いた上で、保険としてアサシンを土地に縛る呪詛をかけていたりとやはり慎重である。 | ||
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: 取引相手の一人で、アサシンを召喚する際に触媒を調達させた。 | : 取引相手の一人で、アサシンを召喚する際に触媒を調達させた。 | ||
: 史実において彼は江戸と長崎を取り持つ役目を担っており西洋文化導入に積極的であったため、その関係で縁を結んだものと思われる。 | : 史実において彼は江戸と長崎を取り持つ役目を担っており西洋文化導入に積極的であったため、その関係で縁を結んだものと思われる。 | ||
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+ | :『断章・慶安神前試合』で対峙した相手。 | ||
+ | :日本の神霊ということで相当な厄ネタだと思っていたようだが、実際にアサシンに輪をかけてこちらを試してくる傍迷惑っぷりに頭を抱えていた。 | ||
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*『[[Fate/strange Fake]]』に登場する[[ジェスター・カルトゥーレ]]の本名が「ドロテア」であるため、「彼女が[[死徒]]となる前の姿なのではないか?」と話題になった。 | *『[[Fate/strange Fake]]』に登場する[[ジェスター・カルトゥーレ]]の本名が「ドロテア」であるため、「彼女が[[死徒]]となる前の姿なのではないか?」と話題になった。 | ||
+ | **ジェスターの略歴では「魔術協会から追放された力ある魔術師だった」とされているため、来歴としては一応合致しているが、詳細はFake9巻時点では不明である。 | ||
*史実上のフレデリック・コイエットにいた子は「息子」のバルタザールだった、と伝えられている。ちなみに作中でドロテアの発言により「事業を引き継ぐ兄がいる」との事なのでその兄がバルタザール・コイエットの可能性がある。しかし[[Fate/Samurai Remnant]]の時間軸における慶安4年においてバルタザール・コイエットは当時まだ2歳であり、現在十代半ば~二十代前半に見えるドロテアの兄としては[[宮本伊織]]同様年齢が時代にそぐわないという点も存在する。 | *史実上のフレデリック・コイエットにいた子は「息子」のバルタザールだった、と伝えられている。ちなみに作中でドロテアの発言により「事業を引き継ぐ兄がいる」との事なのでその兄がバルタザール・コイエットの可能性がある。しかし[[Fate/Samurai Remnant]]の時間軸における慶安4年においてバルタザール・コイエットは当時まだ2歳であり、現在十代半ば~二十代前半に見えるドロテアの兄としては[[宮本伊織]]同様年齢が時代にそぐわないという点も存在する。 | ||
**バルタザール・コイエット自身も優秀な人物であり、12歳でゼーランデイア城の落城を経験したが父を開放するためにスウェーデン王家からの嘆願書を得ることに成功した後に東インド会社に入り父が幽閉されたバンダ諸島の行政長官に上り詰めている。またコイエット家自体も現代まで末裔を残しているようだ。 | **バルタザール・コイエット自身も優秀な人物であり、12歳でゼーランデイア城の落城を経験したが父を開放するためにスウェーデン王家からの嘆願書を得ることに成功した後に東インド会社に入り父が幽閉されたバンダ諸島の行政長官に上り詰めている。またコイエット家自体も現代まで末裔を残しているようだ。 |
2024年7月17日 (水) 18:25時点における最新版
ドロテア・コイエット | |
---|---|
外国語表記 | Dorothea Coyett |
性別 | 女性 |
身長 | 157cm |
体重 | 44kg |
苦手な物 | 蜘蛛 |
魔術回路・質 | A |
魔術回路・量 | B |
魔術回路・編成 | 正常(変調あり) |
声優 | 平野綾 |
デザイン | 渡れい |
初登場作品 | Fate/Samurai Remnant |
概要[編集 | ソースを編集]
『Fate/Samurai Remnant』の登場人物。
- 略歴
- 『Samurai Remnant』で行われる聖杯戦争「盈月の儀」に参戦した七人のマスターのうちの一人。
- ガレオン船に乗って日本にやってきた、時計塔に所属する魔術師。
- 横須賀を拠点として暗躍するも、土御門の術によってサーヴァントが操られた際に自身のサーヴァントたるアサシンに離反されてしまう。
- その後はアサシンの暴走を止めるべく行動し、「恩讐の焔」ルートではアサシンによって命を落とすことになるが、「一条の光」ルートでは伊織とセイバーの助太刀で生存する。
- 『断章・慶安神前試合』のアサシン陣営ルートでは試合に勝利して山のような金銀財宝を手にし、アサシンを連れて日本を後にしている。
- 人物
- 紺色を基調とした洋装で、脚に複雑な文様を刻み込んだ少女。
- 魔術師でありつつも貴族たらんとする精神性を持っており、「盈月の儀」においては無関係の民衆への被害を出さないよう気にかけている。
- コイエット家の娘としての誇りが高く、その誇りに見合うように魔術も作戦も優秀で、妥協せず決して油断しない。
- ただし苦手な蜘蛛を目にすると怯えてしまい、実際に土蜘蛛が現れた際は平静を装いつつも伊織とセイバーに対応を任せ、自身は後方で待機していた。
- 西洋人でありながら日本の伝承や史実に詳しく、作中でも若旦那が伊吹童子〔ルーラー〕を封印した方法からすぐに八岐大蛇退治の神話を思い起こしている。
- また、自力で覚えたのか魔術や礼装を使っているのかは不明だが日本語は流暢に喋ることができる。
- あくまで儀に参加する目的は「自身及びコイエット家の箔付けのため」であり、盈月を手にせずともそれなりの成果が伴うならば満足する様子。
- 能力
- 魔術に秀でており、自身の工房に何重もの魔術による罠を敷き伊織たちを翻弄した一方で、他の術者による封印を容易く解除する力量を持つ。
- また、土御門の屋敷の門にかけられていた封印をあっさり解くなどしていることから、術式を仕込んだであろう土御門泰広よりも実力は高く見える。
- 横須賀に大規模な工房を築いた上で、保険としてアサシンを土地に縛る呪詛をかけていたりとやはり慎重である。
- 接近戦の際には鞭を武器として使用する。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Samurai Remnant
- アサシンのマスター。戦闘の際には魔術で手助けしてくれる場面もあるが、全編を通して操作はできない。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Samurai Remnant[編集 | ソースを編集]
- アサシン
- 召喚したサーヴァント。彼にはその精神性や能力を高く評価されている
- 彼には「姫」と呼ばれているも、その度に「レディ」と呼ぶよう訂正させている。
- しかし自身の有能さが仇となって、「盈月の儀」の中盤で土御門の術にわざとかかり、自身を試すとして離反されてしまう。
- その後、彼が宝具を用いて暴走した際には、事前に「暴走した際には自身を優先的に狙う」よう令呪で命令していたため、彼に狙われることとなる。
- 「恩讐の焔」ルートでは彼に殺害される。
- 『断章・慶安神前試合』のアサシン陣営ルートでは、彼を自身の故郷へと連れ帰ることとなる。
- 鄭成功
- 自分と同じく盈月の儀の参加者であり、アーチャーのマスター。
- 彼の陣営に痛手を負わせたことで、伊織と同盟を組まれ狙われることとなる。
- 盈月の儀を敗退後は互いに接点はなかったが、「一条の光」ルートではエンディングにて対話することとなる。
- 史実では後に彼が台湾で暴れた事が、当時オランダ領だった台湾の行政長官である父フレデリックの失脚につながっている。
- 宮本伊織
- 自分と同じく盈月の儀の参加者であり、セイバーのマスター。
- アーチャー陣営と同盟を結んでいるため、当初は彼にも狙われることとなった。
- 後にアサシンに離反された際には一時的に共闘し、「一条の光」ルートでは共同でアサシンを討ち、彼に借りを作ることとなった。
- その借りは、その後のライダーの暴走により召喚された「大神使」に対して、砲撃を行い援護することで返した。
- ジョバンニ
- コイエット家の家宰。
- 「恩讐の焔」ルートでは遺言で伊織らに情報を伝えさせ、自身の死後のコイエット家を任せることとなった。
- 由井正雪
- 「盈月の儀」におけるライダーのマスター。
- 部下の調べで彼女がホムンクルスであることを知り、彼女がライダーを失った後はコイエット家にその身柄を引き取った。
- 自身が死亡する「恩讐の焔」ルートでも生前に上記の旨を部下に伝え、身柄を引き取らせている。
- 純粋に神秘の秘匿の意図からなのか、本来の機能に漠然とでも気が付いて危険視したのかは不明である。
- ライダー
- 「盈月の儀」におけるライダーのサーヴァント。
- 「一条の光」ルートでは彼女が召喚した大神使に魔術を組み込んだ砲撃を仕掛け、彼女と戦っていた伊織らを援護した。
- 稲葉正則
- 取引相手の一人で、アサシンを召喚する際に触媒を調達させた。
- 史実において彼は江戸と長崎を取り持つ役目を担っており西洋文化導入に積極的であったため、その関係で縁を結んだものと思われる。
- 伊吹童子〔ルーラー〕
- 『断章・慶安神前試合』で対峙した相手。
- 日本の神霊ということで相当な厄ネタだと思っていたようだが、実際にアサシンに輪をかけてこちらを試してくる傍迷惑っぷりに頭を抱えていた。
その他[編集 | ソースを編集]
- フレデリック・コイエット
- 父親。実在したスウェーデン貴族。
- 舞台となっている慶安四年には、史実では長崎の出島でオランダ商館長を務めていた[注 1]。
- 父の国籍を考えればドロテア自身も出身はスウェーデン人ということになる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「解っていないわね。私たち魔術師が目指すものが何か───」
- 伊織に西洋の魔術師を説明した時の台詞。
- ただし、伊織は魔術師どころか魔術の知識もあまりないため、解っていなくても仕方がない。
- 「ふふ、女性の扱いを心得ているのね」
- アサシンがドロテアをお姫様だっこして、崖をジャンプした時の台詞。
- アサシンの風体からは考えられない紳士的な対応に素直に褒めた。アサシンは妻が複数いたと返答する。
- 「──勝ちなさいよ。」
- 「ありがとう……──」
- アサシンを伊織らと共に倒し、彼らが立ち去った後に放った台詞。
- プライドの高い彼女からは珍しく、激励と感謝を述べている。
- なお、この様子を覗き見していたバーサーカーからは「ふふ、ふふふ。青春見たり!」と言われていた。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『Fate/strange Fake』に登場するジェスター・カルトゥーレの本名が「ドロテア」であるため、「彼女が死徒となる前の姿なのではないか?」と話題になった。
- ジェスターの略歴では「魔術協会から追放された力ある魔術師だった」とされているため、来歴としては一応合致しているが、詳細はFake9巻時点では不明である。
- 史実上のフレデリック・コイエットにいた子は「息子」のバルタザールだった、と伝えられている。ちなみに作中でドロテアの発言により「事業を引き継ぐ兄がいる」との事なのでその兄がバルタザール・コイエットの可能性がある。しかしFate/Samurai Remnantの時間軸における慶安4年においてバルタザール・コイエットは当時まだ2歳であり、現在十代半ば~二十代前半に見えるドロテアの兄としては宮本伊織同様年齢が時代にそぐわないという点も存在する。
- バルタザール・コイエット自身も優秀な人物であり、12歳でゼーランデイア城の落城を経験したが父を開放するためにスウェーデン王家からの嘆願書を得ることに成功した後に東インド会社に入り父が幽閉されたバンダ諸島の行政長官に上り詰めている。またコイエット家自体も現代まで末裔を残しているようだ。
- 鄭成功が「ゼーランディア城包囲戦」において父親のフレデリック・コイエットを捕虜にし、後にオランダ人の多数を奴隷にしたと言う記録が残っているのは事実ではあるが、鄭成功自身はフレデリック・コイエットに対しては紳士的な対応を行い降伏協議書を纏めた後に開放を行っている。その後フレデリックはこの件の責任を負わされ3年の幽閉の後に9年のバンダ諸島送りにされるなどむしろ受難はオランダに帰った後に起きている。ちなみにフレデリック自体はバンダ諸島から開放された後13年後に他界しておりこれらが原因で死んだというわけではない。
- 他のマスターは崖から降りる際にサーヴァントの助けを必要としないが、彼女は唯一アサシンに抱えられて崖を降りる。
- なお、アサシンは彼女を抱えて崖を降りる際「やれやれ…」と口にしている。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ なお『Samurai Remnant』の物語内では、ドロテアの口ぶりからして彼は日本にいないようである。
出典[編集 | ソースを編集]