「お竜」の版間の差分
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*彼女の具体的な正体については明言されていない。上記のような「産まれてすぐに醜さから流された」「父親と思われる神が天逆鉾を使った」情報から、始祖神であるイザナギとイザナミから最初に産み落とされた子である「ヒルコ」を思わせる要素が多い。 | *彼女の具体的な正体については明言されていない。上記のような「産まれてすぐに醜さから流された」「父親と思われる神が天逆鉾を使った」情報から、始祖神であるイザナギとイザナミから最初に産み落とされた子である「ヒルコ」を思わせる要素が多い。 | ||
**なお、ヒルコが神として崇められた存在がエビス神であると言われており、漁や海運の守護神とされている。また、海から流れてきた漂流物を『神様からの贈物や使者』と称して奉り、大漁や繁栄を祈る「エビス信仰」が元手とも言われている。 | **なお、ヒルコが神として崇められた存在がエビス神であると言われており、漁や海運の守護神とされている。また、海から流れてきた漂流物を『神様からの贈物や使者』と称して奉り、大漁や繁栄を祈る「エビス信仰」が元手とも言われている。 | ||
+ | ***「エビス=ヒルコ」説の一端を示す事例として、漫画家・タレントの「蛭子能収」氏の存在がある<ref group="注">ペンネームではなく本名で、「ひるこ」と書いて「えびす」。</ref>。<del>下手にボートレースを教えるとどハマリする危険性が…。</del> | ||
**この設定が正しいとするなら、アマテラスの分霊である[[玉藻の前]]やイザナミの娘疑惑がある[[宇津見エリセ]]から見ると家系図上の姉になる。…と推測されていたが、のちにFGOぐだぐだイベント「ぐだぐだ龍馬危機一髪!」開催ののち、竹箒日記にて語られたところによると「ぐだぐだ世界の日本神話と玉藻やエリセの出自に連なるFate本流におけるそれは相違点があり繋がらない(意訳)」と明言された。よってお竜と玉藻やエリセは親戚筋ということにはならない様子。 | **この設定が正しいとするなら、アマテラスの分霊である[[玉藻の前]]やイザナミの娘疑惑がある[[宇津見エリセ]]から見ると家系図上の姉になる。…と推測されていたが、のちにFGOぐだぐだイベント「ぐだぐだ龍馬危機一髪!」開催ののち、竹箒日記にて語られたところによると「ぐだぐだ世界の日本神話と玉藻やエリセの出自に連なるFate本流におけるそれは相違点があり繋がらない(意訳)」と明言された。よってお竜と玉藻やエリセは親戚筋ということにはならない様子。 | ||
+ | **正体=「ヒルコ」とするならばやはり不穏さは拭いきれない。人間態は十分すぎる美女として描かれており、竜形態も「醜い」というイメージは特に感じさせないが、この辺りは諸星大二郎氏の漫画『妖怪ハンター』(厳密には第1話の『黒い探求者』)及び、塚本晋也氏の監督した映画版における異形のクリーチャー<ref group="注">漫画版では枯れ木のオブジェめいた体に'''大口を開けた脳'''のような頭部、映画版では蜘蛛のような体に眼が無い蛇のような頭部、という違いはあるが、襲った人間の首を切断して同化する(そして、元の人格が一定期間残っている)…という性質は共通している。</ref>の強烈な印象がサブカル界隈での「ヒルコ」のイメージを決定付けている事が大きいであろう。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == |
2024年7月21日 (日) 20:37時点における版
お竜 | |
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読み | おりょう |
性別 | 女性 |
身長 | 173cm |
体重 | 57kg |
好きな物 | カエル |
苦手な物 | なめくじ 軍鶏鍋 |
天敵 | 岡田以蔵[注 1] |
出典 | 帝都聖杯奇譚 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善 |
一人称 | お竜さん |
二人称 | お前/○○(呼び捨て) |
三人称 | お前ら/○○(呼び捨て) |
声優 | 堀江由衣 |
デザイン |
経験値 pako(FGO) |
設定作成 | 経験値 |
初登場作品 | Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 |
概要
『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』に登場する常にライダーの傍らに付き従う黒髪の女性。
その正体はライダーが持つ宝具そのものであり、真名解放とともに巨大な竜へと変貌する。
- 略歴
- 高千穂峰に封印されていた物の怪で、坂本龍馬に封印の鉾を抜かれた事で開放された。その際に自身を助けてくれた彼に一目惚れし、恩返しを口実に押しかけ女房になったとか。
- 龍馬の最期には運悪くそばを離れていたため助けることができず、悲しみに暮れた彼女は人知れず海の底に消えたという。
- サーヴァントとしての龍馬の傍にいるのは一種の分霊のような存在であり、本体は今でも海の底で眠っている。
- 元々は日本の古き神々から地上に流されたれっきとした神族であり、その恨みから地上の諸々を食らって力をつけて天へと昇ろうとしたところを上記のように天逆鉾で封印された存在。
- だが、本来は天逆鉾は封印ではなく一種の祝福であり、天逆鉾を抜いた人物が再び突き刺すことによって新生し、天へと登ることができるという。
- 人物
- 外見はセーラー服姿で首にマフラーを巻いた、長い黒髪に赤眼の女性。
- 竜に近くはあるものの、厳密には竜とは異なる存在であり、竜種一歩手前の蛟などの物の怪の類。
- かなりマイペースな性格で奔放な言動をする。坂本龍馬とはピンチの際には男らしく庇ってくれるくらいには親密。
- 『Fate/Grand Order』で大幅に台詞が増えたが、やたらとカエルに拘ったり相手を食べようとしたりと、人外である事をまったく隠そうとしない子供っぽい性格をしている。もちろんその都度龍馬に「ダメだよ」と止められるが、もはや様式美。
- ただし生前龍馬を守れなかったことを未だに気にしているらしく、「今度は絶対に守る」と口にしたり、龍馬が狙われたりすると怒る場面も。軍鶏鍋が苦手なのも、風邪気味の龍馬のため好物の軍鶏を取りに出掛けたほんの一瞬だけ、そばを離れた矢先に彼が暗殺されてしまった為、あの時を思い出してしまう一種の
起爆剤 になってしまっている事に起因している。 - 人間の姿を解除すると複数の目を持つ青黒い大蛇へと変貌する。これは上記のように竜種一歩手前の状態のためであり、天逆鉾によって竜種へと新生するとマハーナーガを思わせる純白の蛇竜の姿へと変わる。
- 史実における坂本龍馬の妻「お龍(楢崎龍)」とは別人。型月世界で史実のおりょうが存在しているかは不明。
- 能力
- 人の姿でもアサシンの斬撃を素手で受け止める、魔人アーチャーの射撃をものともしない上に地面をただの一撃で砕くなど、その力はサーヴァントに匹敵。
- 宝具を発動し、竜に変身すると神代の神秘を纏い圧倒的な能力を発揮できる。
- しかし竜であるがゆえに「神秘」を有しており、「神秘」持ちに対して優位なスキル「天下布武」を持つ魔人アーチャーは天敵。また、魔人アーチャーに喉のあたりを一撃を叩き込まれたことでバーサーカーの如き咆哮を上げながら暴走している。
- また、彼女の唾液には傷を癒す効果があり、縫合が無茶で壊死しかかっていた藤宮九十九の傷が数分で糸無しで繋がって動かせるようになるほど[注 2]。
- スキルとしては「神性:B-」「 怪力:A」「暴走:B」を持つ。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 直接のプレイヤーキャラクターではないが、ライダーである坂本龍馬の立ち絵やバトルキャラクターとして共に登場している。
- 素手で殴ったり髪の毛を変化させるなど、龍馬のお株を奪うほどの奮闘ぶりを見せている。
- 龍馬がランサーにクラスチェンジした際も、引き続き立ち絵やバトルキャラクターとして共に登場する。
- 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline
- 元の話同様、こちらでもライダーと行動を共にしている。
その他
- ぐだぐだエース
- 帝都聖杯奇譚がらみの話題で龍馬とともに時折登場。
- 単行本1巻のおまけ漫画『マンガ幕末昔ばなし』にて、龍馬との馴れ初めから死別までが語られた。
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- ライダーである坂本龍馬の同行者として登場。
- ちびちゅき!
- 相変わらず竜馬にべったり。調理実習ではタピオカをカエルの卵と勘違いしていた。
人間関係
Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline
- セイバー
- 他の媒体では特に龍馬と敵対するわけではないためあまり会話はなかったが、こちらでは龍馬の同盟申請を拒否したため交戦。
- 彼女のあまりに人間離れした有様に「人以外の何か」だと
自分の事を棚に上げてドン引きしている。
- 藤宮九十九
- 最終的に同盟を組んだセイバー陣営の一員。
- 指が壊死しかかるレベルの重傷だったため、ライダーに頼まれてしぶしぶ治療した。なお全身舐め回すことになったため非常に危ない絵面になってしまった。
- 回復後は治療効果に興味を持たれてしまい、質問攻めにされて鬱陶しがっている。
Fate/Grand Order
- 巴御前
- 『ぐだぐだファイナル本能寺』での言動からすると、一緒にゲームをすることもある模様。
- 坂本龍馬〔ランサー〕
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』の特異点における「生前」には彼に天逆鉾を抜かれた際、悪しきものとしてそのまま刺殺されてしまった。
- その特異点での出来事を経て、ランサーの龍馬がカルデアで召喚された場合にはライダー時と同一の龍馬と自身がセットになる形で霊基登録された。
生前
- 坂本龍馬
- 封印の鉾を抜いた事で解放してくれた人物。以降は彼に死ぬまで付き従った。
- 彼がサーヴァントになってからも共に在り、時に辛辣な物言いをしつつも仲は良い。
- 基本的にはリョーマと呼ぶが、『ぐだぐだエース』では龍馬と漢字で呼ぶことも。
スペースの節約?
- 岡田以蔵
- 『帝都聖杯奇譚』では一戦交えてすぐにその強さを認めるものの、4コマに渡って煽る。
- 「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」では一戦交えた後も暫く「雑魚」「クソザコナメクジ」と邪険にしていたが、彼の奮闘を見てからはイゾーと呼んで見直す。
- 生前から龍馬の知り合いとして付き合いがあり、鬱陶しいから殴っていたが、彼が死んだと連絡があった際には「もう殴れないのか」と少し寂しくなったとか。
- 父親?
- 「ぐだぐだ龍馬危機一髪!」でお竜の本体が眠る海の底で登場した神。
- 断片的な情報から推測すると、かつて産んだ娘を異形の姿から地上に流し、その後に天へと呼び戻すべく天逆鉾を落とした存在のようである。
名台詞
メモ
- 史実における「人間の楢崎龍とは別人」と明言されているものの、「ではFateシリーズならびにぐだぐだ作品における坂本龍馬という人物の本当の妻だったのは楢崎龍とお竜どちらか」という読者の大半が思ったであろう肝心のところには触れられていない。ぼかしておく方針なのか、それともそこらでまだ話に奥があるのか。
- 神代の頃の生まれのようで、『ぐだぐだ邪馬台国2020』では邪馬台国(西暦200年頃)の空気が身になじむとのこと。
- また、まつろわぬ民に由来する靄にも相性が良いと述べていたので、やはりダークサイド寄りの存在のようである。
- 彼女の具体的な正体については明言されていない。上記のような「産まれてすぐに醜さから流された」「父親と思われる神が天逆鉾を使った」情報から、始祖神であるイザナギとイザナミから最初に産み落とされた子である「ヒルコ」を思わせる要素が多い。
- なお、ヒルコが神として崇められた存在がエビス神であると言われており、漁や海運の守護神とされている。また、海から流れてきた漂流物を『神様からの贈物や使者』と称して奉り、大漁や繁栄を祈る「エビス信仰」が元手とも言われている。
- 「エビス=ヒルコ」説の一端を示す事例として、漫画家・タレントの「蛭子能収」氏の存在がある[注 3]。
下手にボートレースを教えるとどハマリする危険性が…。
- 「エビス=ヒルコ」説の一端を示す事例として、漫画家・タレントの「蛭子能収」氏の存在がある[注 3]。
- この設定が正しいとするなら、アマテラスの分霊である玉藻の前やイザナミの娘疑惑がある宇津見エリセから見ると家系図上の姉になる。…と推測されていたが、のちにFGOぐだぐだイベント「ぐだぐだ龍馬危機一髪!」開催ののち、竹箒日記にて語られたところによると「ぐだぐだ世界の日本神話と玉藻やエリセの出自に連なるFate本流におけるそれは相違点があり繋がらない(意訳)」と明言された。よってお竜と玉藻やエリセは親戚筋ということにはならない様子。
- 正体=「ヒルコ」とするならばやはり不穏さは拭いきれない。人間態は十分すぎる美女として描かれており、竜形態も「醜い」というイメージは特に感じさせないが、この辺りは諸星大二郎氏の漫画『妖怪ハンター』(厳密には第1話の『黒い探求者』)及び、塚本晋也氏の監督した映画版における異形のクリーチャー[注 4]の強烈な印象がサブカル界隈での「ヒルコ」のイメージを決定付けている事が大きいであろう。
- なお、ヒルコが神として崇められた存在がエビス神であると言われており、漁や海運の守護神とされている。また、海から流れてきた漂流物を『神様からの贈物や使者』と称して奉り、大漁や繁栄を祈る「エビス信仰」が元手とも言われている。
話題まとめ
- 設定変更?
- 『コハエース』と『Fate/Grand Order』で大分言動が異なる。『コハエース2018夏の増刊号』によると設定変更らしい。コハエースの言うことを信じるようでは三流だとか。
脚注
注釈
出典