玉藻の前

提供: TYPE-MOON Wiki
2013年8月6日 (火) 23:43時点におけるPEN (トーク | 投稿記録)による版
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キャスター(EXTRA・青)

  • 真名:玉藻の前
  • 身長:160cm/体重:49kg
  • スリーサイズ:B86/W57/H84
  • CV:斎藤千和

魔術師」のクラスのサーヴァントムーンセルの聖杯戦争において、主人公によって召喚される。
露出が多めの和装のような衣服を着た、狐の耳と尻尾を持った半人半獣の女性。

略歴
主人公と共に戦うサーヴァント。主人公がマスターとして不完全であるため、当初はその霊格の全てを再現できない。
戦略的な理由から、真名と宝具の正体を明かさぬまま、聖杯戦争に挑む。
以前、トワイスによって召喚されたことがあり、ムーンセルの聖杯戦争に参加するのは初めてではない。なお、トワイスと組んでいた時は髪を結い上げていた。
人物
青を基調とした和風の衣装の呪術師。狐の特徴を持った半人半獣の姿で、狐の耳と尻尾が生えている。
「良妻」および「巫女」を自称し、主人公を「ご主人様」と呼んで献身的に尽くす。聖杯戦争を共に戦う戦友というよりむしろ、妻を名乗るだけあって、まるで夫婦・恋人関係となろうとしているかのように振舞う。
性格は陽気というよりもむしろ軽いと言った方がよく、多くが古い時代の英霊であるサーヴァントの中では、例外的に言葉使いが現代的でギャルっぽくてハイテンション気味。ゲーム的なメタっぽい発言も多数飛び出す。
実際は相当な腹黒で毒舌であり「何て邪悪な魂」「欲望だだ漏れの魂魄」等と言われてしまう事も。敵対するマスターやサーヴァントには容赦なくその舌鋒をあびせる。腹黒といっても主人公に対し二心があるわけではなく、心から仕えているが、地がそうなので、時々主人公に対してもキツい言葉がぽろっと出ることも。
「人に尽くす」ことを望んでおり、実は本人いわく「仕える相手は誰でもいい」という考え。だが、あくまでそれは彼女の許容できる人間の中でのことであるので、本当に誰彼かまわないという考えではない。主人公に対してはむしろ一目惚れらしい。
イケメン大好き。顔の美醜は勿論だが、「魂がイケメン」であれば問題はないらしく、主人公が女性でも呪術で何とかなるので構わないらしい。
贅沢が好きだが、宝は女を美しくするとの考えからであり、片田舎の穏やかな生活でも愛する人と一緒であれば文句は言わない様子。
狐的に狩りとか好き。肉食系なので、主人公もそのうちパクッと食べてしまう気らしい。
家庭面では料理の「さしすせそ」も分からない程のレンジでチン系女子だったが、ウズメちゃんのお料理教室に通い続けた結果、短期間で主人公も絶賛する和食を作る程に腕を上達させている。
自称「呪殺系ヤンデレ」だが、本人はヤンデレから卒業したつもりである。
CCCでトワイスと組んでいた頃の彼女も登場したが、当時は身も心も人形のようで無表情、かつ冷静な態度を取っていた。ただ、殊勝な態度こそ取っているもののやはり中身はキャス狐らしく、敗北後、主人公を見て「得難いものを感じる」「どうか、お気を付けて」と好意的な発言をする。
但し、自分のサーヴァントがキャスターの場合のみ、その本性がトワイスにも薄々気付かれていた事が発覚。また、余りにも幸福そうな未来の自分を見て「自分でもどうかと思う」位の罵倒を行う。現在の彼女も当時の自分は従っていただけと反省している。この反省を生かしてか、主人公との契約時には最初から全開で本性を曝け出している。
能力
正確には、魔術師ではなく呪術師。魔術が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対し、彼女のスキル『呪術』は「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、彼女自身の体を使って行われる物理現象である。
EXランクという規格外の評価を受けている彼女の呪術は非常に強力で、炎・氷・風と高位の術を複数操り、また、物理現象であるため対魔力を突破することが可能となっている。作中ではBランクのセイバー (EXTRA・白)やAランクのランサー (CCC・赤)が相手であっても減衰される事は無い。
「魔術師」クラスのスキル「陣地作成」に関しては性格的に向いていないこともあり、Cランクと低く、工房を作ることすら難しい。しかし、マイルームにキッチンを造ったりといったちょっとした改装くらいなら簡単にできる。
彼女の使う呪術は「ダキニ天法」と言い、戦闘用のもの以外に地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、権力を得る秘術や死期を悟る法がある。ただ過去さんざん懲りたのか、それらはあまり使いたがらない。
その他にも「変化(借体成形)」のスキルを有しており、スキルレベルもランクAと高いが、過去のトラウマからかこちらもあまり使いたがらない。
身体強化の術等は普段から使用しているとの事だが、基本的な身体能力は人間と大差ないらしい。
CCCでは男を必殺する禁断の超奥義、「呪法・玉天崩」を身に付ける。

宝具

水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)
 由来:アマテラス、天岩戸(アマノイワト)の逸話で登場する八咫鏡
鏡の形をした宝具であり、玉藻静石(たまもしずいし)という神宝を一時的に解放したもの。
静石は後の八咫鏡(やたのかがみ)、つまり天照大神の神体であり、物部の十種神宝(とくさのかんだから)の原型と考えられ、魂と生命力を活性化させる力を持つ。本来は死者すら蘇らせることのできる冥界の神宝中の神宝だが、現在の彼女ではそこまでの力は引き出せない。
宝具としての効果は対象を活性化させる。ゲーム的には、発動したターンにおいて、自身のSKILLの消費MPを0にする。
主人公いわく『長い戦い――― 一騎打ちではなく合戦のような―――で、真価を発揮する物』で、ゲーム中のような一対一の決闘で使ってもあまり強力とは言えない。
なお、戦闘では飛ばして相手に叩き付ける事で攻撃する他、あらゆる宝具による攻撃や魔術をも防ぐ障壁を発生させる事も出来る。
真名開放されずとも酷使されているのに、当のキャス狐本人からはCCCで「使えない」「没にしようか」と散々な言われ様をされ、「ユーザーが選ぶ使えない宝具No.1」という不名誉な称号まで押し付けられてしまった。もうやめて!水天日光さんのストレスがマッハよ!
また、水天日光さん以外に相手の攻撃を倍化させた上で反射して返す神器等、宝具候補は複数保有しているようだが、現在の英霊に格を落とした状態では使用出来ない。

真名:玉藻の前

たまものまえ。
日本の平安時代末期に、鳥羽上皇に仕えたと言われる絶世の美女であり、白面金毛九尾の狐が化けたものであるとも言われた。
日本三大化生の一角。

幼名は藻女(みずくめ)。18歳で宮中に仕え、後に鳥羽上皇に仕えてから玉藻前と名乗るようになる。その美貌と博識ぶりから寵愛を得るようになったとされる。
しかしその後、鳥羽上皇が病に倒れた際、原因を調べた陰陽師、安倍晴明によって「人間ではない」ことが発覚。宮中から追い払われる結果となる。
その後、朝廷の討伐軍と那須野の地で激突。一度目は8万からなる軍勢を退けたが二度目の戦いで敗北し、その骸は「殺生石」と呼ばれる毒を放つ石になったと言われる。
EXTRAにおける玉藻の前の正体は、アマテラスから分かれた御魂・神の表情の一つである。玉藻の前は伝承にある白面金毛九尾の狐ではなく、厳密には野干(やかん・ジャッカル)であり、本質は大きく異なる。
ある時、人間に興味を持ってしまったアマテラスが、自らの一面を記憶を封印し人間に転生。それが後に玉藻の前と呼ばれることになる少女。
少女は宮中に仕え、ただその身が「人間ではない」ことからそこを追われた。
最期は破魔の矢を胸に受け、その命を終える。
神でありながら人に憧れ、妖物として殺されたことになる。
ただしこれは飽く迄彼女から見た彼女が語るお話である。CCCでは5つの王朝を滅ぼした多くの国を滅ぼしてきたなど明らかに辻褄が合わない事を本人及び白面九尾が口走っており「妲己とは別人」も怪しくなっている。
と言うかそもそも妲己褒似華陽末喜全てカウントしても4つであり、安倍さんの努力で未遂で終わった日本はカウントに入れられないのだから1つ足りない
金毛白面九尾が同一視された影響かもしれないし、彼女の言う様に単なるハッタリかもしれない。

関連

日本三大化生・白面金毛九尾の狐
キャスターは本人も認める「ピーキーで扱いづらい」サーヴァントであるが、彼女は本来、英霊ではない。それをムーンセルが英霊として再現しているため霊格が低下している。本来九つある尻尾も、現在は一つとなっている(着物の帯には残り八つの尻尾が意匠化し描かれている)。
本来は悪霊・妖怪・荒御魂の類であり、そちらの姿で再現された場合、百の英霊すら軽く退ける大化生となる。本人によるとEXTRAで闘ってきたサーヴァントなんて指先一つで瞬殺、本来の力なら一瞬で終わると語っている。日本三大妖怪の一角は伊達ではない。さらにEXTRAにおいては朝廷の討伐軍を一度目は皆殺しに、それを反省した二度目は無抵抗で和解を死ぬまで求め続けたと語られている。
また「今回はムーンセルからの制約で一つしかありませんが、本来なら多数の尾から百万の軍勢を生み出せるのです!」と語っている。
実際、CCCの個別EDにて長い時間修行して本来の九尾に戻った際には、まず時間を遡り、ムーンセルの設けた404光年を軽く走破し、ルビと字が合ってないスピンキックの一撃で八次元まで遮断する最後の障壁も蹴破ってしまった。
その前のCCCのイベントで遥かな昔に在って今も在り続けている大本、やさぐれた天照大神が姿を見せるが、キャスターが九尾状態になるとこの姿になるという訳では無い。太陽を疑神化したものであり、外見こそは人型で現在のキャスターと大差は無いが尊大な口調や巨人のような体躯など、まるで異なる存在で性格も冷淡な一面が強く出ている。本来なら全裸だったり、霊廟に入った時点で人間は燃え尽きたり、夢のない人間には巨大な太陽にしか見えなかったりする。
余談だが、ゲーム中では特に残る二大妖については触れられていないが、一般には「酒呑童子(鬼)」、「崇徳上皇(祟り神・天狗)」と言われる。
崇徳上皇のみ討伐されずじまいになったが、現在、三大化生は各所で祀られている。なお、三大化生とは伝承における凶悪さの上位三体の意味であって、それ以上に強大とされる妖怪もいるにはいる(神霊に該当するが、酒呑童子の親とされる八岐大蛇や、国造りの神であるダイダラボッチ等)。しかし、こと知名度に関してならこの三体に勝る妖怪はいないだろう。
さらに余談だが、「Fate/Apocrypha」の坂田金時の話では、酒呑童子は美少女の姿に化けていたそうな。配下の茨木童子や玉藻の前といい、少女姿の変化は定番らしい。
殺生石
玉藻の前が死後石に変じたもの。呪毒を帯び、近づく人や獣を中毒死させたという。ゲーム中ではこれを用いた技「常世咲き裂く大殺界(ヒガンバナセッショウセキ)」を使う。
那須高原にあった殺生石は後に玄翁和尚という高僧によって砕かれ、日本各地に飛散。大きなものは3つ、各地の高田と呼ばれる地に散ったが、その他の細かい残りはオサキ狐や犬神となって、術者に使役される使い魔となったとされる。彼女が「和風の使い魔は、のきなみ私の分身」と言っているのはこのことが由来と思われる。
アマテラスから稲荷明神へ
Matrixの記述をそのまま引用すると、「アマテラス(垂迹)=(本地)大日如来(法身)=(報身)ダキニ天」。
大日如来は全宇宙・森羅万象と一体の仏だが太陽神の性格も持ち合わせている。よって本地垂迹という思想により、如来が本来の姿(本地)であり天照大神はその仮の姿(垂迹)である、と同一視された。さらに大日如来の徳の現れ(報身)がダキニ天となる。
さらに、ダキニ天は白狐や野干に乗る姿で描かれることから、稲荷信仰と共存(習合)して、稲荷明神「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」と同一視される。
こうして、アマテラスの表情の一つとされる玉藻の前は、晴れて狐耳の良妻の姿をとるわけである。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA
主人公と共に戦うサーヴァント。
Fate/EXTRA CCC
前作に引き続き登場。新衣装は、露出度の高い小悪魔風のゴスロリめいた洋装。今作では彼女のEDが追加されている。
コハエース
琥珀と熾烈なポジション争いを繰り広げる。
TYPE-MOONエースVOL.6付録DVD「フェイト/エクストラ」劇場
行方不明のマスターを探し、怪しい保健室に足繁く通う。

人間関係

岸波白野
マスター。熱烈なまでの求愛を性別に関係なく行うが、実際に応えられると赤面したり混乱したりと、乙女そのものの反応をする。召喚に応じた理由は「一目惚れ」とのこと。最終的には「ぶっちゃけご主人様以外の人間とかどうでもいい」「私が貴方を愛する事が摂理に反するなら世界を敵に回しても構わない」とまで言い切ってしまう。
CCC中盤のイベントにて主人公の事を全く知らない状態の彼女が出てきたが、無意識の内に様付けで呼び、さらっと「魂がイケメン」と言いそうになったり、彼女の為に傷ついていく主人公の姿に「胸が痛い」「自分には貴方様にその様な事をして頂く資格も無い」と言ったり、助けに来る際にも「恋に生きると決めました」と言ったりと、魂レベルで「一目惚れ」していたのは本当のようだ。
キャスターEDでは主人公の方も「惚れた弱み」と言いながら彼女の巻き起こした騒動を解決する決意を固めており、彼女に順応してしまっている事が伺える。
セイバー (EXTRA・赤)アーチャー (EXTRA・赤)
ゲーム本編では機会が無いが、外伝作品では共演することが多い。セイバーとは主人公を巡って頻繁に諍いを起こすが、仲が悪いという訳ではなく、アーチャーを共に弄ったり、メールでのやり取りをしている。
トワイス・H・ピースマン
元・マスター。かつての契約者なだけに思う所がある模様。当時の彼女は明るい面を見せず、大人しく従っていた。
ライダー (EXTRA)
一回戦の対戦相手。刹那的な快楽を愛する彼女と、「永遠」を定義するキャスターは相性が悪い。ただ、それ以上にマスターであるワカメとは絶対に相容れない。
アーチャー (EXTRA・緑)
二回戦の対戦相手。その出自から、もとが為政者の側に仕えていた立場にある彼女と、反逆者であるアーチャーはソリが合わない。
また、生前の最後から、彼女にとって矢は弱点。
キャスター (EXTRA・黒)
三回戦の対戦相手。オバサン扱いされた際に、「あはは、よし、徹底的にブッ潰す」と静かにキレていた。とはいえ別に嫌っている訳では無く、彼女達の在りようは嫌いではないと発言している。
バーサーカー(EXTRA・白)
ラニルートにおける、四回戦の対戦相手。似た者同士、きっと気が合うだろうと言われている。
これが本来の力がサーヴァントとして制限されているもの同士という意味か、おちゃらけっぷりとか好きになった相手へのベタ惚れ尽くしっぷりという意味かは定かではない。
アサシン (EXTRA)
五回戦の対戦相手。中国における白面金毛九尾の狐であり、彼女と同一視される妲己(だっき)のことは嫌っており、彼に妲己と同一視された時は、「私とあの贅沢狐を一緒にしましたね!? 死刑! 死刑確定です!」と怒っている。また、彼女に決戦前会話を任せた場合、マスターであるユリウスに辛辣な舌鋒を浴びせて一方的にやり込めるシーンも。
セイバー (EXTRA・白)
決勝戦の対戦相手。彼のマスターへの妄信振りを「サーヴァントっていうより犬か奴隷ですね」と扱下ろす。また、最も弱く何も持たないが故に勝ち残ってきた主人公 (EXTRA)に仕えた事から、レオを「偽者の王」と断じる。
ランサー (CCC・赤)
シナリオ後半で主人公に惚れた彼女に対し、敵愾心を燃やす(ご主人様どいて、そいつ殺せません!)また、彼女が「処女」であることを見抜いてエロトークをぶつけて赤面させるという、彼女の秘密を暴くために必要だったとはいえ女性陣ドン引きの行為をした。
キャスター (CCC・青)
どちらもかなりの毒舌家な上、アンデルセンは犬耳もしくは猫耳派の為相性は悪い。が、主人公に仕える彼女の在り方自体は否定せず、いつかは主への献身が届くだろうと励ましてすらいる。キャスターの方でも「何故あんな妖怪に仕えているのか不思議」と悪い評価はしていない様子。
BB
主人公を巡るライバル……の筈なのだが、テンションが似ていることと、ご主人様とのプレイの参考になりそうな良いアイディアを出してくれるので実は本気で嫌ってはいない。ただ宝具解放のイベントでまでいつものノリのキャスターには彼女も困り気味。
パッションリップメルトリリス
主人公に好意を寄せる彼女達に対し敵愾心を燃やすが、同じヤンデレ属性として自分や相手の事が見えていないという点に関しては他人事とは思えなかった様である。
特に自らが人間社会において異物であることが理解できないパッションリップにかつての自分を重ねてしまうようで、同族嫌悪気味に嫌っている。また、アンデルセンからも「パッションリップと同じ」「呪い系女子」との評を頂いている。
安倍晴明
仇敵とも呼べる人物。日本を代表する英霊の一人で、最強の陰陽師。
彼女に「日本人の骨格してない」と言われるほどの美形。だけど魂まで根の国色の、「暗黒イケモン」。
EXTRAで語られた彼女の過去で初登場。この時点では無辜の彼女をいきなり迫害したと言わんばかりであったが、CCCではある意味名誉回復が図られている。
ちなみに晴明とは時代が合わないはずだが、伝承における彼のトンデモ振りを考えるとあまり意味の無い突っ込みかもしれない。
清姫
メル友その一。安珍・清姫伝説に登場する蛇の化生。
どのような経緯で友人になったのかは不明だが、主人公が浮気をした場合、浮気相手を鐘楼に入れて大炎上させるという………。
彼女のクラスは逸話的にバーサーカーが最も近いと思われるが、メールのやり取りができるため、アサシンもしくはエクストラクラスなのかもしれない。
刑部姫
メル友そのニ。姫路城の天守閣に隠れ潜んでいるとされる妖怪。「ひきこもりは蜜の味、ネット向こうのお友達とお供え物のピザがあれば何百年でも籠もりたい」と主張するインドア派。
自分の隠れ家に礼を弁えずに入り込まれると、巨大化して侵入者を追い払うとされる。彼女の正体には諸説あるのだが、キャスターと同じ「キツネ」という説もある。
舌切り雀
メル友その三。キャスターのことを「ケンボちゃん」と呼ぶほどの親しい仲。
悪い女に天誅を下す謎の流浪人(るろうに)、「怪異・舌斬り抜刀斎」を擁する怖い雀。
BBに軽いお仕置きするため彼女に援護要請をするが、その時に件の剣客は留守であった。
かぐや姫
友達の一人であり、「カグヤちゃん」と呼んでいる。どうにもEXTRA世界ではムーンセルが存在するため、彼女はいないらしく、寂しがっている。
天宇受賣命
神霊としての友人。「ウズメちゃん」と呼んでいる。
お料理教室を開いているらしく、余暇は彼女から和食を習っている。踊りも料理も上手な神代の美少女。
妲己
「贅沢狐」と呼んで嫌っている。
名君を堕落させ、「酒池肉林」などの放蕩や「炮烙」「蟇盆」などの残虐な処刑や拷問を行ったことで知られる傾国の妖狐。
ただキャスターの方も贅沢が嫌いということはなく、むしろ贅沢好き。つまり同族嫌悪である。しかもCCCでは本当に別狐の妲己さんが実在するのか疑わしくなっている。
伊邪那岐命
父上。ヤンデレな妻とアレな娘に振り回される苦労性の主神。
伊邪那美命
母上。日本最古のヤンデレと言われており、キャスターも「私以上のヤンデレ」と評している。キャスターのヤンデレ属性は彼女譲りか。
呪装戦隊(ハート)タマモナイン
九尾となったキャスターから切り離された八本の尻尾がアルターエゴとなった存在。全員が髪型とカラバリの異なる使い回し風ではあるが、裏切り者(オリジナル)への復讐と主人公の奪還の為にEDで姿を表した。
元となったキャスターに似て全員が強欲らしく、ムーンセル中枢をハッキングしSE.RA.PHを九等分した上に2Dのドット世界に作り変え、ご主人様へ自身達の城へ来る事を要求する。
主人公とキャスターが彼女達の元へ向かう所で物語は終わる為、次回予告風に語られる「恐るべきブランドマニア タマモグっち」以外の名前等は不明。
琥珀
キャラがモロ被りしているため、コハエースで熾烈な戦いを繰り広げており、その激しさはブリテンローマの戦いの比ではない。
しかも、CCCのキャスターEDで割烹着属性まで取得してしまった為、ますますキャラ被りが…

名台詞

「その魂、ちょお〜〜〜っと待った! 暫く、暫くぅ!
 何処の誰とかとかぜーんぜん存じませんが、その慟哭、その頑張り。
 他の神さまが聞き逃しても、私の耳にピンときました!
 宇迦之御魂神うかのみたまのかみもご照覧あれ! この人を冥府に落とすのはまだ早すぎ。
 だってこのイケメン魂、きっと素敵な人ですから! ちょっと私に下さいな♪」
「謂れはなくとも即参上、軒轅陵墓けんえんりょうぼから、良妻狐のデリバリーにやってきました!
 あ、なんかドン引きしてません? えーと、貴方が私のご主人様……でいいんですよね?」
初登場。実にノリノリで契約を交わしにやって来る。
「はい、シークタイムはそこまでです! 今のご主人様は弱々な状態なんですから、悩んでいい結論コトなんて一つもありません!
 弱り目にたたり目、泣きっ面にハチ、年上の女房は質に入れても即ゲット、と申します!
 ……ですので、ここは一つ無理にでもあげていかないと。お一人で悩まれるのは辛いですよ、マスター」
ヘンなことわざシリーズその1。一回戦にて。
「ご主人様。あんな老いぼれの難癖なんて気にする価値ありませんよ。
 ご主人様の選ぶ道は いつもピンポン大正解に決まってるんですから。迷う必要なんてまったくないんです。
 まったく。老兵は馬に蹴られてただ去るのみ、という言葉を知らないんですかね?
 ……あれ? ちょっと違いましたっけ?」
ヘンなことわざシリーズその2。二回戦にて。
「ふっふっふ。この第七感フォックスセンスにかかれば、何処に逃げても無駄無駄無駄ってもんです。
 近くにいますよ、ご主人様マスター。とっつかまえて料理してやりましょう。あ、でも■■■■じしゅきせいなことはだめですよっ!」
三回戦、ありすを相手の鬼ごっこにて。何をすると思ったんだ……
「ご主人様、飛んで火に入るバタフライ、これはチャンスかもしれませんよ。遊ぶフリをして探りを入れてみましょう。
 ふっふっふ、この高度な戦略、幼女にはバレますまい」
ヘンなことわざシリーズその3。三回戦にて。
「まずは金的っ! 次も金的っ! 懺悔しやがれ、コレがトドメの金的だーー!」
「よし、一夫多妻去勢拳、完成です!ハーレム展開なんて、神が許してもこの私が許しません!」
四回戦にて。実際に攻撃しているわけではなく、素振りである。
直前に令呪を使ってまでヒロインを救出した主人公に対し、何か思うところがあったらしい。ハーレムは嫌いのようだ。ちなみに、主人公が女性の場合は金的ではなく人中(鼻と上唇の間)への攻撃になる。どちらも急所なので、まともに攻撃されたら痛いでは済まない(特に男子への金的攻撃)。
CCCで晴れて(?)実装化された。非力なキャスターにとって筋力依存のネタスキルかと思いきや、ガード不能、男性エネミーにクリティカル、チャージした呪術を上回る火力、といった具合にいろいろコワれている。
「キャー、もうサイッコォー!祝・累計ダメージ300000以上!
私、一周まわって楽しくなってきました。いやぁ、これだけサーヴァントに被弾させた方は他にちょっと見当たりません。
もうこれは人智を超えた才能。アナタが神か、と言わざるをえません!当事者兼、被害者的に!」
累計被ダメージが300000を突破したときの特殊会話。
いくら彼女の耐久力が低いといっても、普通のプレイをしていればここまでダメージを受けることはなく、わざとダメージを受けるよう采配しなければ起らない隠しイベントのようなもの。
主人公のあまりのドSっぷりに「いつか地獄に落ちる」と非難するが、「地獄に落ちれば彼女のより近くに居られる」という主人公の非常識かつ情熱的な反応によって絆されてしまい、お守り代わりに礼装「妖狐の尾」をくれる。
「いざや散れ、常世咲き裂く怨天の花……ヒガンバナセッショウセキ!」
呪法「常世咲き裂く大殺界」。ピンチ(HP30%以下)にならないと使えないが、殺生石の毒を伴う強力な攻撃。
軒轅陵墓けんえんりょうぼ、冥府より尽きることなく……」
「出雲に神在り。
 審美確かに、たまに息吹を、山河水天さんがすいてん天照あまてらす。
 是自在にして禊ぎの証、名を玉藻鎮石たまものしずいし神宝宇迦之鏡也しんぽううかのかがみなり
 ……なんちゃって」
宝具解放。「水天日光天照八野鎮石」。シリアスに決めつつ、最後に茶目っ気を出すのがキャス狐らしさ。
「奥の手をお見せしましょう!
 世にはびこる魘魅邪魅えんみじゃみ、元凶なるは殺生石、禊ぎ払うは我が鎮石たまものしずいし―――いざ!
 とう! 私、心を入れ替えました! 水天日光、ここに見参!」
『CCC』Ver.その1。……うん、「心を入れ替えました」で首をかしげるのはやめてあげてください。
「ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国なかつくに
 国がうつほに水注ぎ、高天たかま巡り、黄泉よみ巡り、巡り巡りて水天日光。
 我が照らす。豊葦原瑞穂国とよあしはらみずほのくに、八尋やひろに輪をかけて、これぞ九重ここのえ天照あまてらす……!
 水天日光天照八野鎮石すいてんにっこうあまてらすやのしずいし
『CCC』Ver.その2。おふざけなしのシリアスモードでの解放。
「ワ、ワンモアプリーズ。い、いまの言葉、もう一度お願いしますっ……!」
「き――、キャーーーー☆ーーーー!きたきたきたーーー!」
「ご主人様!い、今のは”オレの嫁宣言”と見て、間違いありませんね!?」
六回戦にて、主人公が助けたヒロインに対して嫉妬する彼女に「タマモの方が好きだけど。」を選択した場合。なんだかんだで純情乙女。
「ご主人様、どうぞお目覚めくださいまし(ハート) いちおう弁解は聞きますが、鍛えに鍛えたこの一撃、ついに炸裂する時がきたようです(ハート)」
『TYPE-MOONエースVOL.6付録DVD「フェイト/エクストラ」劇場』第三話「たたかえ!! ブロッサム先生 コスト編」より。男主人公がキャスターと赤セイバーを二股に掛けている事が判明し、ショックは受けているものの「顔は笑っていても目は笑っていない」状態。台詞からして、浮気したらどうするつもりだったのか、あらかじめ準備していた模様。
「呼ばれてないのにジャジャジャーン!新規パートナー募集祭りと聞いて我慢できずに駆けつけたキャスター降臨☆」
ドラマCD「とびだせ!史上最大!月面横断ウルトラクイズ」でちょっと待ったコールと共に割と危ないセリフを引っさげて登場。凛には「やたら露出の高い耳毛」「新手のクールビズ」とさりげにひどいことを言われている。
「タイプムーン☆」
ウルトラクイズの一回戦早押しクイズ終盤、音声フェードアウト中に出された設問に対して。元々メタネタ多めのドラマCDではあるが、極め付きである。
「へ?おでんを食べればいいんですか?それ、罰ゲームになってな――ッ!?え、ちょ、アーチャーさん?何故後ろから羽交い絞めに?
ってあっれぇー!?なんでセイバーさんはそんな不気味な笑顔を浮かべながらぐらぐらに煮立った大根を小さく切りもせずにこっちに向けてるの?とか、そういうようなコトを聞きたい!」
ウルトラクイズでの罰ゲーム。当然のように熱い大根を口に突っ込まれて悲鳴を挙げるが、無駄にエロい。流石キャス狐。
「きゃーーーーー!!!!!!きたきたきた、ご指名きたーーー!お待ちしておりましたーーー☆」
「応さ暫くぅ!その奈落行き、月が許してもこの太陽が許しません!」
「この身は黄帝陵墓の守護者にして、崑侖よりの運気を導く陰の気脈!金色の陽光弾く水面の鏡!」
「雨天決行、花も嵐も踏み越えてご主人様への愛に一直線!」
「魔術師の英霊―――あれ、英霊?ま、いっか、そのあたりはテキトーに!」
「自他共に認めるご主人様の良妻サーヴァント、キャスター!ここに罷りこしましたー!」
CCCでキャスターを選んだ場合、シリアスな呼びかけに答えたと思ったらいつもどおりの超ハイテンションでこれこの通り、シリアスをぶち壊すことに定評のある良妻狐が駆けつけてくれる。
「チッ。土壇場を利用して既成事実を作るのは失敗したか………まあまあ、それはそれ、おいおいと。」
戦友が駆けつけてくれた、と喜ぶ主人公を一気に冷ますセリフ。尻尾を荒々しくモフったとか、そんな事実はございません。
但し、CCCでは主人公が時折尻尾をモフって癒されるシーンが存在する。
「―――よし。トカゲ蒸し焼き なう。」
ランサーに「オバサン」呼ばわりされて真顔でキレる。たとえどんな女性であろうと、年齢関係は禁句。
「貴女をトカゲと呼んだ私が愚かでした。
貴女はもはや災害、ゴリラとクジラが合体した怪獣レベルの音痴です!」
ランサーの音痴っぷりについての的確な評価。
「ゴリラとクジラが合体した怪獣」というのは、人類はおろか哺乳類はネズミのような生き物しかいなかった遥か太古の時代に地上を統べていた龍が、永い眠りについていた中で人類の生み出した災いの業火を浴びて誕生した最強の怪物にして、日本が誇る最強の王。
つまりは怪獣王のことである。
「ご主人様!地球の自然を守るためにも、この女はここで倒します!くたばれ!」
このセリフの前にランサーを怪獣呼ばわりしているのも合間って、どこか光の巨人を彷彿とさせるセリフ。
ただしそこはやっぱりキャス狐、最後に私怨が見えている。それも、「くたばれ」は妙に間を置かず言っている。どれだけ倒したいのか…
「ぐっ、なんて弾力&迫力……!なんですかアレ、バレーボール?お餅?形容しがたい何か?」
パッションリップの規格外なほどたわわに実った胸を見て、悔しさからかクトゥルー的な形容をする。本来、キャス狐はかなりある方なのだが…ええい、CCCの女性キャラ達は化け物か!
「殺します(ハート)」
「勿論両方ですよ?」
主人公の「もし浮気したらどうなる?」との問いに対して。ご主人様も浮気相手も殺すつもりらしい。
最も、彼女は主人公の幸福を第一に考えており、CCCルートでも主人公と桜を(後で奪い返すつもりではあるが)送り出しているので、口だけかもしれないが…
「封印していた一夫多妻去勢拳を最後のスキルとして修得する事もやむなしです!使えない水天日光とか没にして!」
パッションリップのヤンデレ発症に、凛とラニまでは許容していたキャス狐の堪忍袋の緒も限界に達した。
後に本当に一夫多妻去勢拳(呪法・玉天崩)を最後のスキルとして修得してしまうが、水天日光天照八野鎮石は没という最悪の事態を回避した。なお、流石に「最後のスキルになった上に最強スキルになってしまった」ことで去勢拳も気を使ったのか、その消費MP量を帳消しにするという意味で水天日光の存在意義を確立している。
「愛とはギブアンドテイク。
思うだけではダメなのです。打算的でないものは、愛ではなく恋と言いましょう。」
対パッションリップ戦より。恋と愛の違いについて語る。
「いきます! 一合、二合、大・天・罰! これが私の、奥の手です!」
「ふ……ふふふふふ! 弁明! 無用! 浮・気・撲・滅っ!
 またの名を、一夫多妻去勢拳!」
禁断の超奥義。この技を受けた者(男性)は死ぬ。その性質上、緑のアーチャーと時空の歪みで現れたアーチャーとランサーが犠牲者となる。
カルナとガウェインはレベルの関係上、この攻撃を受けずに済むが、二周目以降は彼らもこの攻撃を受けることに………。
クリティカル抜きのダメージでも最強を誇る為、ランサーやメルトリリスにラスボス、終いには過去の自分に対しても連続で叩き込まれる。
「みこっ……?あのご主人さ……みこーん!フェイントっ!?」
「ちょちょきゃあっ尻尾増えちゃいます!こんな良妻モフってどうするおつもりです!」
(中略)
「……何の話でしたっけ、忘れちゃったじゃないですか、もう……」
「MO☆FU☆RU」と決意をもってモフりにきた主人公に翻弄されるキャス狐。記憶が戻ったことで捨てられるんじゃないか、と心配をしていたキャス狐だったが、唐突かつ長い間モフられ、照れと困惑で何を心配していたか忘れてしまった。
珍しく主人公の行動に批難を向けるキャス狐だが、どことなく照れ隠しのように見える。CCCでの純情狐エピソードの一つと言えるかもしれない。
「たとえ、マスクがイケメンでも心がイケてないのなら、ケモノと同義。
アナタはイケてるモンスター………そう、イケモンです!
ちゃっちゃと倒してゲットだぜ!」
緑衣のアーチャーとの最後の戦い。シリアスな空気でいつもの調子を崩さない彼女にアーチャーも苦笑い。
元ネタは説明する必要もないほど世界中で愛される、日本を代表するゲームにして、数多の廃人を生み出し続けている「ポケットモンスター」。
元ネタ通りかなりの種類がいるらしく、暗黒イケモン「セイメイ」、脳筋イケモン「ゴールデン」がいるらしい。
清明が嫌いなのは相変わらずだが、ゴールデンとは同じ三大化生である酒呑童子と関わりのあるの事を示すと思われる。
………もしかして、日本最強の鬼神とも交友があるのだろうか?
「天岩戸も絹豆腐、ラブコールとあらば即・参上!遠からんものは音にも聞け!近くば寄って目にもぷりーず!魔法少女ラブリータマモ、ここに天孫降臨! 」
幕間で主人公がサーヴァントの理性を解放した際の台詞。直前の感動的シーンも相まってあらゆる意味でぶち壊しであり、BBにすら「空気読め(意訳)」とツッコミを入れられてしまった。
あくまでも『本能』ではなく『理性』の発言なのにこれなのはさすがと言うかなんと言うか。
「あいたっ!?ご、ご主人様が叩いた!ナギにもナミにもぶたれた事無いのに!?」
シリアスなシーンを自身のピンクな発言でぶち壊したあげく、「BBなんかどうでもいい」と言い出した直後に主人公からツッコミを受けて。
なお、ナギは伊弉諾、ナミは伊邪那美のことだと推測され、この二体は日本の神々を生み出した神、つまり元が神様であるキャスターにとっての両親にあたる。
「つーか。生娘だろ、オマエ」
エリザベートを赤面混乱地獄に叩き落とした身も蓋もないセリフ。恥じらいとか慎みとか何それ美味しいの?
「くっ!これというのも貴女が原因です、そこの私!なんですか、その欲望だだ漏れな魂魄は!
それでも私なのですか!?私の願いは理想の妻……三歩さがって夫の影踏まず、です!
それを……そんな、隙あらばマスターの貞操を狙っているなんて……野獣ですか、貴女は!」
ムーンセルの悪戯か、未来の自分と邂逅した過去のキャスターの未来の自分への糾弾。……うん、言いたくなる気持ちはわかる。というかだいたいあってる。
「なんか頭きたぞ、もう怒った!ここで結婚詐欺処刑砲を受けやがれーーー!」
過去のマスター、トワイスが自分から強いサーヴァントに乗り換えたことに対しての怒り。なんの偶然か再会して怒りがぶり返してきたのか、はたまた言う機会がなかっただけで内心ずっとこう思っていたのか…
「ですが覚悟しておきなさい。貴女は間違っています。必ず最後に後悔します。なぜなら―――
そんな生き方では、最後にぜっっったい、ダンナ様に愛想を尽かされるに決まっているからです!
っていうか尽かされろ。なんですかその吐き気がするほどの幸せスイーツオーラは!
同じ私でも勘弁ならねー!くっそう、羨ましくなんかないですからねーーーっだ!」
過去のキャスターの「貴女は間違っている」から続く本音の嵐。そしてこの後にも罵詈雑言が続く。やっぱりキャス狐はキャス狐だった。
「もう、ご主人様ったら欲がないんですから。いまなら政権も取り放題、金・富・権力も思いのままなのに。」
「けど、そんな無欲な所も大好きです(ハート)はい、あ〜ん(ハート)そんな物より、このタマモ漬けの方が大事ですよね!」
「……ま、正直な所、その三つが揃うと私も悪女モード入りますし?人間どもは勝手にやってろって感じです。」
「国があるから傾国しちゃうんであって、無ければ傾けようがありませんもの。私はご主人様と一緒に居られれば幸せです(ハート)」
キャスターEDより。慎ましやかだが幸福な新婚生活を満喫しながら。キャスター(第五次)とは良い友人になれそうである。
「はははははははははははははは!おはようからこんにちは!恐れおののけSE.RA.PHの諸君!」
「この瞬間よりSE.RA.PHは我々のオモチャである!詳しくいうと、九等分して独立国家と相成りました!」
「それぞれの国で主義主張、フェチズムと弱点属性・有利属性は違いますが、貴様ら市民に選択の自由はない!」
「我々は宣言する!徹底した管理のもと、おもしろおかしく毎日を演出すると!」
「そして裏切り者、オリジナルよ!マジ首洗って待ってやがれ!あ、ご主人様も同罪ですのでお覚悟を」
上記の後、SE.RA.PHを制圧した呪装勢力からの声明。世界も主人公も救われた平和なEDかと思いきや一転、どうしてこうなった…

メモ

  • 「九尾の狐」は本来は高位の妖狐の一種を指す。白面金毛九尾の狐があまりに有名なためにその代名詞に使われがちだが、他に多数の個体が存在しても当然と言える。そもそも妖狐という存在自体、善玉悪玉ともに多岐に亘る妖怪であり、神として祀られているものも多い。
    よって、Fateにおける「白面金毛九尾の狐とは別の、神霊から産まれた(わりと善性の)九尾の狐」という設定は、妖怪伝承とは何ら矛盾しない。
  • 「本来は悪霊・妖怪・荒御魂の類であり、そちらの姿で再現された場合、百の英霊すら軽く退ける大化生となる。」と原作より。悪霊や荒御魂として再現出来そうなイレギュラークラスがシリーズに存在するが或いは…?
  • ネタのジャンルが非常に広く、メタフィクション、エロ、ゲームネタ、スラングや流行など多彩なジャンルをカバーしている。
    その中でも特撮ネタが多く、ランサー (CCC・赤)の音痴っぷりを「怪獣王」に擬える、仮面ライダーの「再生怪人」、戦隊ヒーローシリーズのパロディ「呪装戦隊(ハート)タマモナイン」など、有名所を全て抑えている。また一夫多妻去勢拳の止めのキックは、動きや敵が爆発する所を見ると、まるでライダーキックのようである。
    どうして彼女がこんなに特撮に詳しいのかは不明。彼女の出鱈目振りを考えると、永遠に答えは出ないかもしれない。
  • キャスター(第五次)が「キャス子さん」などと呼ばれるのに対し、この娘は「キャス狐(こ)」と呼ばれる。「いいかげんにしておけよ駄狐」と言われたりも。
    • フェイト/エクストラ劇場や花札などの番外編で諸事情からキャス狐と呼ばれることもあったが、「CCC」ではとうとう本編で自らキャス狐を名乗ってしまった。
  • 彼女は好む贅沢も和風。毛皮のコートは狐的に趣味が悪いため、上等な反物を欲しがったりする。
  • 和風の衣装だが露出は高め。ノースリーブで胸元は大きく開けており、太もも付近は目のやり場に困る状態。
    • 『TYPE-MOONエースVOL.6付録DVD「フェイト/エクストラ」劇場』第二話「おしえて!! ブロッサム先生」によると、NPCの生徒から「露出」と呼ばれているとかなんとか。
    • EXTRAでは黒下着を履いていたがCCCでは水色の縞パンを履いている。これはフィギュア化の際に設定し直されたため。
    • 主人公の時のキャス狐は二又のポニーテール。ピースマン時代のキャス狐は普通のポニーテールで、ピンクの縞パンを履いている。
  • Fate/EXTRA CCCでは、着せ替え衣装として5種類のコスチュームが登場。
    『漆黒の魔術服』は、今作「CCC」における衣装。
    『蒼色の呪術服』は、前作「Fate/EXTRA」における衣装。
    『春色の現代衣装』は、現代風のうさ耳パーカー。
    『せくすぃーびきに』は、白色の水着。
    『太陽の神話礼装』は、物語終盤で彼女が獲得する神話礼装。
  • TYPE‐MOON公式携帯サイト「魔法使いの箱」のキャラクター人気投票にて、赤セイバーどころか並み居る歴代TYPE-MOONヒロイン達を押しのけ、なんと3位に選ばれるという快挙を達成した。当時最新作のキャラクターということで話題性はあったものの、両儀式セイバーというTYPE-MOONを代表するヒロイン達に肉迫する人気に、スタッフが度肝を抜かれたという。
  • 割とシリアスな本編も彼女にかかればギャグテイストかメタテイストに早変わり。CCCでは特に顕著で、BBにすら「この場面でそれはどうなんでしょう…」と呆れられたこともある。
  • 奈須氏曰く、「あれ、これ(キャスターのこと)って要は、月姫琥珀さんじゃね? と気づいたのは、テストプレイの時でした……(笑)」とのこと。
    • しかし、シナリオ修正前のキャラが薄いと奈須氏が丸々修正してしまった結果でもあったりする。ちなみに、マジカルアンバーには狐耳と狐尻尾が生えていたりする。
  • 余談だが、彼女の使う呪術「ダキニ天法」には、源平盛衰記において平清盛がこのダキニ天の力を用いた修法によって権力を握った、という伝承がある。
  • 玉藻静石は武日照命が天より持ち来たとされ、出雲で祀られていたが、朝廷の要請によって出雲より持ち出され、後に河内に祀られるようになったという。
  • 年齢関係は禁句。伝承では白面金毛九尾の狐は少なくとも二千年は生きていた。彼女は白面金毛ではないはずだが、妲己と旧知の間柄らしいので、やはり相当の年月を生きていたと思われる。
  • キャスターなので筋力・耐久が伸び辛い・・・のだがExtraの戦闘システム上通常攻撃の威力は筋力・基本的な被ダメージは耐久で決まるので効率的にプレイするためにはD〜C程度まで振られることが多い。
    • その効率論の極致が物理型キャス狐である。初めはいわゆる縛りプレイ専用かと思われたがその後、結構戦えることが判明した。
      具体的に言うと多彩なスキルで未開示をカバー&スタンしながら、通常攻撃でごり押し。MP消費は吸精と黒天洞でカバーといった戦法。
      そのお陰で筋力と魔力がA〜A++ほかはEないしDという最早なんのクラスかわかないキャス狐まで生み出されてしまった。
      • なお、続編であるCCCでは任意でのステータス上昇ではなく、自動上昇する方式に変更されためこの物理型キャス狐は使用できない。当然というか残念というか。ただし今度は物理依存のスキルを身につけてしまった。
  • 「みこーん!」というのが口癖の模様。「巫女」と狐の鳴き声を表す「コーン」を掛けたものだろうか。
  • 女主人公に振った肉食系ガールズトークでのオススメは無し。全員アウトで、「合コンしたら即リターン、教えたメアドはウソ偽りの出会っちゃう系まっしぐらレベル」との事。
  • 意外と交友関係は広いらしく、前述の清姫の他に舌切り雀やかぐや姫といったメル友がいる。
    また、サウンドドラマvol.1のおまけ「帰ってきたブロッサム先生」によると、赤セイバーともメールをやり取りしている模様。
    更に、料理を習っているウズメちゃんは恐らく天岩戸隠れで有名な天宇受賣命と思われるが、その場合は神霊としての交友関係も続いている事になる。
  • CCCでのあるイベントによると、指輪のサイズは9号とのこと。何の指輪かは言わずもがな。
  • 実は上級のサーヴァントであり、一尾の状態でもムーンセルの初期化に対して痛いだけでへっちゃららしい。太陽(姉)より強い月(弟)などいないとは本人の談。このため他のサーヴァントと違いCCCルートでも別れの場面が台無しになっており、最後までシリアスブレイカーぶりを貫いている。
    更にセイバーの『全て遠き理想郷(アヴァロン)』の六次元障壁を遥かに上回る、ムーンセルの八次元障壁を打撃技「太陽面爆発に比類する女子力の発露(フレアスカート・バンカーバスター)」でブチ破るなど規格外の力を見せつけた。これによってギルガメッシュやカルナなどより上の「最強のサーヴァント」の称号を飛び越え、蜘蛛や犬などが居るTYPE-MOON 作品最強ランキングにエントリーすることになってしまった。
    ちなみに太陽面爆発の威力は水素爆弾10万〜1億個と同等である。
    • 元々、原作SNでも「神霊クラスの現象を起こせるならそもそも聖杯なんぞ不要。だから神など呼べる訳がない」「神霊が信仰を失って格落ちすると精霊に堕ちることも有り得る」など、次元の違う存在だと前々から解説されていたので、当然と言えば当然の結果とも言える。
  • CCCでの彼女のCGはSG1枚、イベント4枚、ED5枚(差分含む)と全キャラ中最多である。当初は「呪装戦隊」のみのEDになるはずだったが、『流石にこれだけというのは…』と危惧したスタッフが予算がなくなったことを重々承知でワダアルコ氏に相談した所「しあわせ四畳半」をどうにかしてくれたという。
  • 『CCC』の裏ボスとして登場するときは、戦闘面でも彼女の変化が伺い知れる。
    戦闘ボイスは『呪相・○○』の詠唱を始めとしてシリアスなものになっており、中々にかっこいい。さらにこの戦闘時限定のスキルとして、「魔力ダメージ+スタン」効果の『呪相・空裂』を使用する。他の呪相とは違い「対○○スタン」効果はないものの単純な威力に優れており、またエフェクトも綺麗なためか、味方時でもこのスキルを使用したかったという声は時々聞く。

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