エミヤ〔オルタ〕
アーチャー
- 真名:エミヤ〔オルタ〕
- 身長:187cm / 体重:78kg
- 出典:Fate/Grand Order
- 地域:日本
- 属性:混沌・悪
- 性別:男性
- CV:諏訪部順一
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では西暦1999年の新宿において召喚された。
- ある人物から魔神柱バアルの討伐を依頼されたが、召喚先ではほぼ味方がいなかったため、自身を召喚した悪のモリアーティ扮するバアルに与することになる。
- 最終盤でバアルが正体を現したことを察した彼は反旗を翻し、同じくバアルと敵対する主人公たちに共闘を持ちかけた。
- バアルの撃破に成功するものの、七発目の魔弾、宇宙から放たれた隕石を迎撃するためにアルトリア・オルタと共に戦列を離れた。
- 全てが終わったあと、主人公やジャンヌ・オルタに皮肉をぶつけながら退去した。
- 人物
- 理想も思想もなく、悪に加担しようが善で抗おうが、最終的に帳尻を合わせる。
- それ故に効率の良さを可能な限り優先しており、自身も「機械と同じ」などと嘯き、皮肉な言動も同名の守護者よりもやや辛辣となっている。
- 根本の部分で腐り果てているため、正義の味方でありながら悪行を良しとしており、目的遂行のためには情け容赦ない殺戮を繰り広げる。
- 己が反転しようが好ましくなかろうが、傭兵である以上は仕事を全うし、それ以外の全ては些事でしかないと割り切る。
- 能力
- 剣を自己改造した銃を武器としている。
- 反転の際に付与された、Aランク精神汚染スキル「嗤う鉄心」は反転した状態での力を充分に発揮できる。
- 生前の経験もあってか魔術回路を視ることにも長じており、タマモキャットの霊基のKPに浸食されていた部分を看破し、撃ち抜いた。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーチャー | 主人公 (Grand Order) | C | B | D | B | E | ? | 対魔力:D 単独行動:A |
防弾加工:A 投影魔術:C 嗤う鉄心:A |
宝具
- 無限の剣製(アンリミテッド・ロストワークス)
- ランク:E~A++
種別:対人宝具
レンジ:30~60
最大捕捉:? - 錬鉄の固有結界。剣を鍛える事に特化した魔術師が生涯をかけて辿り着いた一つの極地。
- 『無限の剣製』には彼が見た「剣」の概念を持つ兵器、そのすべてが蓄積されているが、このサーヴァントは相手の体内に潜り込ませて発動させる性質となっている。
- 本来は世界を引っ繰り返すモノを弾丸にして放ち、着弾した極小の固有結界を敵体内で暴発させる。そこから現れる剣は凄まじい威力を以って、相手を内側から破裂させる。
投影宝具
- 干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)
- 陰陽二振りの短剣。
- 根底から改造し刃のついた二丁の拳銃として銃撃・斬撃に使用している他、双剣(エミヤが使用するものとは形状が異なる)に戻し柄の部分を連結させて使用することもある。
真名:エミヤ
- 社会が生み出した無銘でなく、自ら名を捨て失墜した無心の執行者。
- 記憶も過去も喪った反英雄は道徳を見切り、親愛を蔑み、生きる屍となった己を嗤い続ける。
- 無論、一人の人間の人生がこうまで変貌するには理由がある。
- 剣の如き強靭な男の魂を失墜させたのは、聖母の如き慈愛を持つ一人の女だったと言われている。
- 様々な国の権力者、科学者などは、あるいは心に傷を負っており、あるいはその異才から世間に交ざれなかったという心の闇を抱えていた。
- ある国に起きた新興宗教は、教主の女がそんな彼らを救うために――――否、単に気まぐれで創立させたにすぎない。
- 世界を変えるだけの知識と技術を持った才人が集まったために多くの先進国が危険視したが、その組織には悪の理念もなく、教主の女を除いてただの一人も悪人はいなかった。
- 男はこの魔性を追い詰めた代償として、その過程で多くの信者たちを手にかけ、彼らの命に殉じるように魔道に落ちた。
登場作品と役柄
- 〔アーチャー〕キャラクターデザイン:佐々木少年 / 設定作成:??? / レア度:☆4
- ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』クリア後ガチャに追加される。
人間関係
Fate/Grand Order
- ジェームズ・モリアーティ
- 亜種特異点Ⅰで従っていた人物。
- 彼としては討伐対象であった魔神柱バアルの所在が不明だったことと戦力差が圧倒的だったことから従っていただけで、仕事はきっちりこなしていたものの最終的には裏切るつもり満々であった。
- エミヤ
- 腐ってない自分。当然疎ましく思っており、向こうからも殺したくなるほどのおぞましい代物だろうと語っている。
- クー・フーリン〔オルタ〕
- それぞれのオリジナルは腐れ縁だったが、互いにオルタになった上でもそれは変わらないらしく、「死の棘そのものの獣が王冠被って何をする気だ」と辛辣な言葉をかける。
- タマモキャット
- 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントで共演した相手。当初は敵だったが、撃破後は同行するようになる。
- 天然っぷりが苦手なのか、言動に苛立ったり呆れたりとリアクションが多い。
- 「デトロイトのエミヤ、略してデミヤ」と誰もがツッコみたかった事を言われた際には青筋を立てて無言でキレた。
- 殺生院キアラ (Grand Order)
- 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントで共演した相手。おそらく、生前にどこかの世界で彼を失墜させた人物。
- 終盤でビーストⅢ/Rに変生したキアラが無銘の英雄を排斥した人々を虚仮にした事で、死に体であった筈の状態から立ち上がり、最終的に引導を渡した。
名台詞
- 「頭が悪いのか、それとも性根が悪いのか」
「無能共が、雁首そろえて」 - 戦闘開始時の台詞。敵への台詞とは言え、エミヤとは思えない酷い言いようである。
- 「オレは反英霊のカテゴリーだ。元からその気はあったが、オレは妙な女に誑かされてなぁ 気が付けばこの通り、中身が腐り出していた」
- マイルーム会話「絆Lv1」。彼が魔道に墜ちたのは、一人の女が原因と言われているが……。
- 「オレにはもう何もない…いや、もうすぐ何もないが正しいのか。
かつての理想も思想も溶けていっている。残るものは人殺しが得意という事実だけだろう」 - マイルーム会話「絆Lv3」。理想に絶望していても、中身が腐ってない己と違い、かつての理想も思想も溶け、人殺しのみを得意とする守護者は、最早絶望すらできない。
- 「…何か話しかけていたのか、マスター。悪いな、最近は目眩が多い…つい5分前の事さえ遠い夢のようだ」
- マイルーム会話「絆Lv4」。上の台詞を暗示するかのように、数分前のことさえも忘却してしまう。一人の女と関わったがゆえに、彼の人生はここまで狂ってしまったのか…。
- 「出番か?よし、行こうか、マスター。分かってる、弱きを助け、強きを挫く…いつものあれだろう?
いいじゃないか、正義の味方。なんでか、妙に泣きたくなる」 - マイルーム会話「絆Lv5」。「正義の味方」に憧れ、それを目指した男。その果てに何もかも忘れたとしても、その喋り方は理想に憧れたかつての己そのものであった。
メモ
- ついに登場したエミヤのオルタサーヴァント。
- 尤も、白髪と黒い肌、手にする二丁拳銃が干将・莫邪に酷似している点から、真名が公開される以前、「Epic of Remnant」のPVに彼が登場した時点からその正体は度々予想されていた。セイントグラフの立ち絵の公開後はそれが『Unlimited Code』でのエミヤの立ち絵に類似しているとの声も。
- 一方で、エミヤとは全く異なる髪型や褐色を通り越して黒人のようになった肌の色などの外見からついたあだ名は「ボブ」「ボブミヤ」。作中でも新宿のアサシンに「なんかのディーラーみたいなツラ」と言われたり、2017年のエイプリルフール企画では「デトロイトのアーチャー」、それを受けてCCCコラボイベではタマモキャットに「デトロイトのエミヤ、略してデミヤ」等と呼ばれている。
- 本人も気にしているようで、上記のタマモキャットの発言を聞いた瞬間青筋を立ててマジギレした。
- 一見すると白目に見えるがよく見ると金色の瞳がある。オルタ化すると虹彩が金色になるのはアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕やジャンヌ・ダルク〔オルタ〕と同様。
- 自身のことを「中身が腐っている」と語っているが、これは単なる比喩ではないらしく、霊基再臨や絆レベルが進むたびに彼は壊れていく。かつての理想や思想は溶けていき、霊基再臨が進む度に姿にも亀裂を思わせる金色の刻印が入っていく。そして第4段階に到達すると彼を語る中身は全てなくなり、正真正銘無銘の英霊になったのだと自称する。
- しかし、CCC コラボでの竹箒日記を見るに、結局のところ、根底は、過去の自分と何も変わらない、正義の味方の側面があることが分かる。
- 宝具の真名は文章設定上はあくまで「無限の剣製」だが、『Grand Order』ゲーム中に登場するカード選択時の宝具アイコンでは「限」の字に斜線が入っており、「無
限の剣製」、すなわち「無の剣製」と読めるようなデザインになっている。 - 彼を失墜させた「多くの信者」を持つ「聖母の如き慈愛を持つ女」「魔性」については詳細は述べられていない。該当する人物といえばあの破戒尼が思い当たるが…?
- CCC コラボではその事に大きく踏み込まれている。