コハエース

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コハエース

著者
経験値

月刊コンプティークで連載中の、TYPE-MOONの歴史を振り返る漫画。『コハエース+』を経て、現在は『コハエースEX』に改題。
TYPE-MOONとは全く無関係なゲームについて長々と語る、一部作品の制作が伸びに伸びている等の触れてはいけない事にも平気で言及する、などとアレな内容となっているが、「TYPE-MOON10周年記念漫画」として掲載が開始された、立派な「公認」の作品である。そもそもタイトルの名付け親は武内氏だったりする。
月姫』を皮切りに、TYPE-MOON作品を振り返って琥珀が作品と当時の状況を解説(?)する内容となっている(『~+』以降は新作タイトルなど現在進行形の話題がメイン)。メインとなる登場人物は琥珀と遠野秋葉だが、解説作品の時代が下がるに従って、『Fate/stay night』を始めとする他の作品のキャラクター達も随時登場。特にライダーは作者の趣味によってほぼ毎回登場する。

『コハエースEX』となったあと、聖杯戦争の開始が宣言され、

時ハ太平洋戦争末期
我ラ大日本帝国陸軍ハ聖杯戦争ヲ掌握セリ 聖杯戦争ヲ掌握セリ
大聖杯ヲ要トスル新型爆弾 驚天動地ノ必殺国防兵器 八一号聖杯爆弾

同盟国ドイツ第三帝国ヨリ強襲セシ 人造英霊兵団ヘルト・クリーガー

ソシテ大聖杯ニ呼バレシ七騎ノ救国英雄ガ聖杯爆弾ヲ巡リ繰リ広ゲタ、歴史ノ影ニ埋モレシ聖杯戦争

というあらすじの「Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚」という新シリーズが始動した。

登場人物

メインパーソナリティ

琥珀
本作の主人公(?)。TYPE-MOON作品を言いたい放題に解説(?)する。
マニアックなゲームが大好きで、その話題になるとTYPE-MOONの歴史そっちのけで熱く語るほか、隙あらば『月刊コンプティーク』誌の袋とじ企画の復活を要望したりする。
遠野秋葉
メインキャラ。琥珀への突っ込み役だが、全く制御できていない。
暴走する琥珀に耐えかねて激しく罵倒したり、琥珀がTYPE-MOON上層部やコンプティーク編集部の神経を逆なでしかねない発言をした際には平謝りするなど、かなりキャラクター崩壊気味。

お馴染みさん

ライダー
『stay night』発売前の時点から「一般市民役」等の名目で毎回のように登場する。
作者に愛されているためキャラ崩壊は比較的に軽微だが、早いとこお役御免になりたくて仕方ない。
セイバー
『stay night』発売後の時系列から、作品メインヒロインとして毎回のように登場するが、『stay night』や『Fate/Zero』での微妙な活躍ぶり(?)をネタに、「最優のサーヴァント(笑)」、「可愛い。青はオワコン」などなど、ひたすらいじられる。
赤セイバー
頭に「赤」と書かれている丹下声のわがままローマ皇帝。
(青)セイバーとは対照的に作中ではかなり優遇されている為、彼女から対向心を向けられ時には激しく低レベルなケンカを繰り広げる。
モードレッド
頭に「モ」と書かれている青の息子(正しくは娘)。通称「モーさん」。
万年反抗期のオレっ娘だが、自分以外が父を馬鹿にするのは許さない、と赤セイバーと仲が悪い。しかし桜セイバーには「母上」と呼ぶほどなついている。
キャス狐
琥珀さんの出番を奪おうと狙っている。親戚がヤバイらしい。
なぜか琥珀以外にも敵が多く、気を抜くとすぐに殺生石にされたりする。

帝都聖杯奇譚

桜セイバー
コハエースに登場した新たなセイバー。その正体は、幕末の京都で活躍したあの集団の病弱な人。
いかにも大正浪漫ちっくで紛らわしいコスチュームはマスターにもらったものらしい。
魔人アーチャー
桜セイバーに続いて、コハエースオリジナルの聖杯戦争から推参。真の覇王とはわしのコトよ!! なロリババア。
第六天魔王とか、軍帽に輝く木瓜紋とか、真名を隠す気/Zeroである。
金髪じゃないため、社長に描き下ろしてもらえない。
坂本龍馬
もう一人のセイバー。「坂本龍馬」と名乗っているが、どうにも胡散臭い……。
やっぱり金髪じゃない上に男なので、社長に描いてもらえない。

ゲスト

アルクェイド・ブリュンスタッド
アレな真祖。新しいデザインのミニスカを見せびらかしたりする。秋葉と仲が悪い。
シエル
パスタ。アルクェイドと共謀してリメイク版月姫から遠野家ルートを削ろうと画策する。
翡翠
洗脳探偵。独特の言い回しでセイバーなどを混乱状態に陥れる。
たまに姉の代理として進行役を任されると、逆に秋葉が不安を覚えるほどにまっとうな仕事をする。
間桐桜
セイバーと同じ、もしくはそれ以上に虐められる可哀想な子。本人やルートの存在を故意に忘れられたり、ラスボス扱いがデフォだったりなど、しょっちゅう泣かされてはライダーに庇ってもらっている。
CCCが発表されてからはBBの格好で登場することも。
遠坂凛
セイバーや桜に比べると登場頻度がやけに少ない。その分、キャラ崩壊やいじられ度は低いものの……
EXTRAの凛とあまり区別されていない。
イリヤ
登場するシーンによって、本編イリヤだったりロリブルマだったり、中の人だったりプリズマ大先輩だったり微妙に変わる。
珍しく、琥珀さんがそれほど強い態度に出ない相手である。
アーチャー
『stay night』のエミヤよりは『EXTRA』版の無銘としての登場が多い。CCC発表後はことあるごとに裸革ジャンを笑われている。
ギルガメッシュ
いわゆる『ドルアーガの塔』。キャラかぶりその他を理由に、赤セイバーほかにぶっ飛ばされたりする。
相変わらず慢心はしているのだが、本編よりも相当おとなしく、時には琥珀や赤セイバーに常識的なツッコミを入れたりもする。
ガウェイン卿
円卓関連の話題になると登場。ものすごくランスロットと相性が悪い。嫁がBBA。
ランスロット卿
花札と違い、暑苦しいバレバレ鎧をいつも身に着けている。キャラ崩壊が顕著で、王をはじめ他の騎士を煽りまくる。
プロトセイバー
元祖ブリテン王。本人には特に悪気は無いが、なんとなくいつも青さんをdisるダシにされてしまい困惑気味。
ついでに円卓の騎士たちのキャラ崩壊著しいことや、息子が娘になってることにも困惑している。
蒼崎青子
通称アオッパイ。Fateばかりクローズアップされているため、度々『まほよ』の出番が無いことに不満を漏らす。
久遠寺有珠
『魔法使いの夜』から登場。青子や琥珀に対して静かなツッコミを入れる。
なぜか、テムズトロルについて琥珀から多大なる期待を寄せられている。
イスカンダル
『Zero』の話題になるとマスターを小脇に抱えて登場。王がどうのという話題になっても登場。ゲーム好き設定を活かして、割と古めのゲームネタにも乗ってくる。Zeroアニメ化ネタの漫画ではうっかり女体化されたりロリ化されたりしそうになった。実にFate的。
欄外では中の人つながりでダンボールをかぶって潜入したり性欲を持て余したりするゲームのネタが多い。
ウェイバー君
たいていは自分のサーヴァントの小脇に抱えられて目の幅涙を流している状態で登場するが、たまにピンでレギュラー女性陣に囲まれて(わりと好意的に)弄られたりもする。
というか、初期の頃はもっぱら独立して動いていたのが気が付くとあんなことに。
ジャンヌ
たまにジルが出てくる時などに一緒に登場。すっかりインスマス顔となった風貌にも動じず、きわめて普通に接している。
一応『Apocrypha』の主人公でヒロインの筈なのだが、モーさんより出番が少なく影が薄い。
葛木メディア
「キャスター」とネットで検索して、キャス狐の後の方に出てくる人。コンプとエルフ耳つながりで、時々ディードリットのコスプレで登場。
また、キャス狐とはキャスター&良妻キャラ同士で相性が良さそうなのに、「ロードスにお帰り下さいまし」などと冷たくあしらわれたりする不遇キャラでもある。
ジル・ド・レェ
通りすがりのジャンヌソムリエ。容姿だけはセイバーとそっくりなモードレッドを鼻で笑ってダメ出ししたりする。
「キャスター」とネットで検索するとキャス狐の次くらいによく出てくるらしい。
李老師
『拳児』大ファンの琥珀さんというか作者から熱い視線を注がれる最強八極拳士。毒で死ぬ。
麗しのアタランテちゃん
マトモなアーチャーその一。アーチャーなのに弓を使わない変な奴らからディスられる。けど彼女も光るリンゴを投げる。
緑茶
マトモなアーチャーそのニ。李先生に並ぶ人気キャラクターで、「使ってみたかったサーヴァント」上位に入る弓兵。
緑茶という名前は、生前に住んでいたシャーウッドがカテキン豊富な森だったためである。
坂田金時
同じく作者から無駄に期待されていたリストラ系サーヴァント。
使用人「ダブルトマホークWithゲッター大暴れを期待していましたのに!?」
斉天大聖
「俺様が斉天大聖・孫悟空様だ!」
琥珀さん(というか経験値氏)考案のオリジナルサーヴァント。……だが誕生から2ページで敢え無くリストラ。
使用人「ぐぬぬ…!!」
バゼット・フラガ・マクレミッツ
vita版『hollow ataraxia』の宣伝のために登場。『プリズマ☆イリヤ』での出番も控えているので地味に勝ち組街道を進んでいる。
カレン・オルテンシア
バゼットと同じく宣伝のために登場。いつもの「履いてない」格好ではなく、カソック姿。理由は経験値氏がカソック姿の方が好きだから。
社長
見た目は青セイバーだが頭に「社」と書いてある。型月の偉い人としてコハエースのネームにダメ出ししたり、いきなり無茶振りもいいところの仕事を持ってきたりする。金髪大好き。
きのこアルク
見た目はアルクだが、中身はきのこ。毎日、ゲームしたりアニメ見るので忙しい。
マミさん
『Zero』からのウロブチつながりで引っ張り出される死に様ばかりがやたらに有名系魔法少女。死亡フラグ台詞の「もう何も怖くない」を琥珀さんの名前でもじって連呼されたり、併せてコスプレされたりする。

メモ

  • 2012年エイプリルフールでは、『コハACE』というネタマンガがTYPE-MOON公式サイトにアップされるということもあった(作画:経験値)。
  • 「Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚」ではオリジナルサーヴァントが登場し、事前の告知があったとはいえ余り本気にしていなかったファンが多かったが、武内氏作の桜セイバーの登場によって大きな衝撃を受ける事となった。
    • 経験値氏が試しに出してきた新サーヴァント・斉天大聖の宝具は「藕糸歩雲履」、「鎖子黄金甲」、「鳳翅紫金冠」、そして「天河鎮定神珍鉄(通称・如意金箍棒)」で、大技として、固有結界的な身外身の方による平行世界の移し身同時運用による超絶次元反転分離攻撃を使うという。
      だが周囲の反応は芳しくなく、ライダーさんからは「ボクの考えたFate感。どうにも反応に困る」
      秋葉からは「名乗りから何まで微妙。きのこ製サーヴァントとの違い、はっきり分かるんだね。」
      赤セイバーからは「取り敢えず女にしたらどうだ?」と酷評されている。
      追い打ちをかけるように、武内氏からは「引っ張った割になんか微妙だね……」と気の毒そうに言われてしまったという。
      ……まぁ、「仙人」は型月世界では余りの強さから出演禁止されるほどの力があり、斉天大聖も「闘戦勝仏」と呼ばれる最高位の神霊になるため、神霊状態のキャス狐よりヤバイかもしれないと言われており、没にされても仕方ない所がある。後は宝具の名称がそのまんまで捻りがない、ハッキリ言えば厨二感が足りないことも要因と思われる。
  • 「帝都聖杯奇譚」は既存のどの聖杯戦争とまるで関係のないパラレルワールド。なので時期的に近いとはいえ第三次聖杯戦争とは関係ない。
  • 「公認」であって「公式」ではないところがミソ。各種のアンソロジーコミックと同じで、それぞれのネタ・漫画の内容は、作者・経験値氏の独自のものであって、この作品がTYPE-MOONの公式見解を示しているわけではない。
  • 基本的に琥珀以外のキャラは琥珀への突っ込み役だが、いずれも琥珀に振り回される役回りとなっている。
  • カーニバル・ファンタズム』3rd Seasonのライナーノーツや、ニコニコ動画のバンプレちゃんねるに出張版が掲載されている。
  • 『プリズマ☆イリヤ』アニメBD初回限定版1~5巻のブックレットに『プリズマエース』として出張版が連載。プリヤで初めて型月に触れたようなライトなファンを全力で置き去りに、いつもの琥珀ちゃんが色々な意味でギリギリなネタをいつものノリでお送りします。
  • 欄外では、TYPE-MOONキャラがそれぞれのあだ名で匿名座談会を行っている。
    • だが、「さっちん」のように匿名になってなかったり、シエルが執拗に「パスタ」名義になっていたりもしている。
  • 作品の内容はTYPE-MOONでチェックしており、奈須氏がキレてボツになったものもあるとか。
  • 掲載誌の関係で、TYPE-MOON関連作品であっても『空の境界(講談社及びその子会社である星海社)』や『氷室の天地 Fate/school life(一迅社)』など角川グループ以外の出版社が権利を持っている作品については触れられていない。
  • 『月刊コンプティーク』2013年12月号の付録、30周年記念ドラマCD『TYPE-MOON×ロードス島戦記 コンプはじめて物語』で、コハエースの面々(琥珀、秋葉、青セイバー、ライダー、そしてマジカルルビー)が水野良の小説『ロードス島戦記』のパーンとディードリットと共演した。

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