マシュ・キリエライト
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マシュ・キリエライト
- 身長:158cm / 体重:46kg
- 出典:Fate/Grand Order
- 地域:カルデア
- 属性:秩序・善
- 性別:女性
- CV:種田梨沙 / イラスト:武内崇
『Fate/Grand Order』で主人公が最初に出会う少女。
- 略歴
- 人理継続保障機関カルデアの局員。
- 開始から間もなくカルデアを襲った破壊工作で瀕死の重傷を負う(ドラマCD版によれば下半身がガレキで潰れている)が、同じく破壊工作によってマスターを失い消滅寸前のサーヴァントと遭遇。
- カルデアが今回の計画の事前準備として召喚していたそのサーヴァントとの間に「過去の異変の排除」を条件に戦闘能力を譲り受ける契約を交わし、人間と英霊の融合体「デミ・サーヴァント」として蘇生。
以降主人公をマスターとして、シールダーのクラスのサーヴァントとして共に聖杯探索を行っていくこととなる。 - なお、戦闘能力を譲ったサーヴァントは真名も告げずに消滅してしまったため、マシュは自身の宝具はおろかクラス名すら解らないままとなっている。
- ちなみに人間であった頃には眼鏡に白衣と、研究者然とした服装を纏っていたが、シールダーとなってからは視力も向上したのか眼鏡を外し、初期状態のままでは少々露出の多いサーヴァントとしての姿のままで行動している。
- が、序盤の発言やイベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』における描写等から鑑みて、一応必要のないときには元の白衣姿に戻っているようだ。
- 人物
- 性格は真面目、純真さ故にたまに天然。
- 研究員として以前からカルデアに居たにも関わらず、後からやって来た主人公を「先輩」と呼ぶ。かなりの年月を施設内で過ごしているが、世間知らずな面は見受けられない。知識は豊富で、歴史や英雄について主人公に説明するシーンも多い。
- 一方で人の感情の機微などには疎い様子が見られ、人間臭い一面を持つサーヴァントに驚いたり、感心することもある。
- 主人公に対して初対面の時から「敵意も脅威も感じなかった」と信頼を寄せ、シールダーとなってからも一途な信頼を向ける。しかし、主人公が特に女性サーヴァントから好意を向けられるとむっとすることも。
- 能力
- 元々カルデアのマスター候補だったのだが、「戦闘訓練ではいつでも居残りだった」と語る辺り、運動神経はそこまでよろしくは無かった模様。
- 人間だったころから謎生物であるフォウの言語を理解できた他、言語を話せない一部のサーヴァントともある程度なら意思の疎通は可能な模様。
- 「デミ・サーヴァント」として蘇生した後は融合したサーヴァントの能力が使用可能となっている。
- 身体能力などもかなり向上しており、人間や悪霊、魔物相手であれば危なげなく戦えるが、完全なサーヴァントと比べると劣るらしい。
- それでも通常のサーヴァントであるカーミラをして「熟練の技」と言わしめるほどの技量を持っているのだが、これは融合した英霊の物だと思われる(コピーした他人の武器を使う際、元々の使い手の技量を質は落ちるながらも再現できるアーチャーに近い状態だと推測される)。
- また、半分は人間であるために霊体化などは不可能なようだが、半分は英霊であるためか肉体的な疲労にはかなり耐性があり、眠らなくとも十全に能力を発揮できる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シールダー | 主人公 (Grand Order) | C | A | D | B | C | - | 対魔力:A 騎乗:C |
今は脆き雪花の壁 時に煙る白亜の壁 戦闘続行:C |
宝具
- 仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)
- ランク:D
種別:対人宝具 - 憑依した英霊の真名が分からぬままマシュが本能に従って展開した宝具。前方に強力な守護障壁を展開する。
- 当然宝具の真名も知らないため、この名前は便宜上オルガマリーが命名したもの。
作中では「マシュにも意味のある名前」「ぴったりな名前」とどこか曖昧に表現されるが、プロフィールでは「カルデアスの名を冠しているのはマシュの根底にある願いが、“人類の未来を見る”ものであるからだと思われる」とより直接的に言及されている。
- 宝具ランクこそDと低いものの、シナリオ上ではクー・フーリン曰く「抜群の相性」によってセイバーオルタの「約束された勝利の剣」を防いだり、ジャンヌの「我が神はここにありて」とともに2人がかりでファヴニールのブレスを一時的にとはいえ防いでジークフリートが回復するまでの時間を稼いだり、ブーディカとともに2人がかりで対城宝具級の威力を発したアルテラの「軍神の剣」を防いだりするなど、主人公たちの命を救う活躍を幾度も見せている。
- ただ、実際にゲーム上の戦闘で使用する際の性能は味方全体に防御力上昇+ダメージカット効果を付与するというもので、ストーリー描写と比較すると妙に弱体化している。
- ストーリーに倣って相手の宝具を防ぐために使ってもそのまま粉砕されることも珍しくなく、1ターンのみだが味方一人を完全防御でき、ついでにNPもチャージできて使い勝手の良いスキル「時に煙る白亜の壁」の方が真の宝具だなどと言われてしまうハメに…。
- 一応、3ターン持続することを活かして、同じく味方全体に防御力アップを付与するスキル「今は脆き雪花の壁」と合わせて持久戦のお供とするには適している。
- 宝具強化の解禁による性能の底上げが待たれる。
- 作中では、触媒にしてカルデアの召喚サークルを設置する他、聖杯を一つ程度だか仕舞うスペースを作られている。
- アーチャー曰く、本来は盾として用いるような代物ではないらしいが…?
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- 主人公のパートナーとなるシールダーのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターは武内崇。
- レア度が設定されているのはシステム上のもので、召喚(ガチャ)から登場することはなく、また他のサーヴァントと違ってシナリオの進行に伴ってレベル上限の解放、及び絆レベルの上昇が行われる特別な扱いをされる。
- クラスの都合上弱点が存在しないことに加え、宝具・スキル共に守りに特化した盾役だが、反面攻撃力は低く、相手の弱点も突けないので攻撃性能は最低クラスと両極端。攻撃力は高いが非常に脆いバーサーカーなどと並べてそれを守るといった形で真価を発揮するため、お手軽に使いやすいという類ではなく、むしろ玄人好みの性能と言える。
- また、他のサーヴァントには存在するコストの値が「0」(概念礼装を装備した場合はその分上昇する)という特殊性も有しており、パーティの構成の自由度を上げられる利点を持つ。
- セクシーな衣装のせいか、主に男性サーヴァントから度々セクハラを受ける。カエサルによるとバストサイズはネロよりは下とのこと。
- コハエース
- 型月一武道会に坂田金時とペアを組んで出場。
- 登場当時は『Fate/Grand Order』は一枚絵が公開されていたのみだったので、一言も台詞は無く、見返りポーズから全く動かない。
人間関係
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。先輩と呼び慕っている。彼(彼女)に対して何かと世話を焼く。
- ムック本付属ドラマCDの収録現場では、声優を務める種田氏に奈須先生は「(男主人公に対して)まだ自覚はしてない淡い恋心を抱いているような感じで」という演技指導をしたとのこと。
- ロマニ・アーキマン、オルガマリー・アニムスフィア
- 同じカルデアの一員。冬木での言動から、十分に信頼されていることが窺える。
- マシュも同じように二人を信頼しているが、時に頭痛を覚えるほどお気楽なDr.ロマンの言動にはきついツッコミを入れることもある。
- フォウ
- カルデア内を闊歩する彼(?)に非常に懐かれており、スキあらば肩を(乗り場的な意味で)狙われるらしい。ちなみにマシュはフォウを「フォウさん」と敬称付で呼んでいる。
- レフ・ライノール
- 同じカルデアの一員だったが、敵対関係に。性格上か、敵として強く意識しているような様子はあまりない。
- クー・フーリン
- デミ・サーヴァント化してから初めて出会ったまともなサーヴァント。
- ごく自然にセクハラしたり、宝具の使用法が解らないマシュに稽古をつけてやったり、悩んでいるときにアドバイスを送ってやったりと、かなり世話を焼かれている。
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 「人間は好きなものを自分で選べる」というマリーの今際の言葉が理解出来ない故に彼女と旧知の仲たる彼に質問してみた所、「人間は何かを好きになる義務がある」と説かれる。
- 世界からあらゆるものを受け取って、いつか世界を越えよと激励を受けた。偉大なる音楽家の善や悪を超越した人間賛歌に感銘を受け、彼女は一歩成長する。
- ブーディカ
- 世話焼きの彼女の心の琴線に触れたのか、まるで妹か娘のように可愛がられる。また、融合している英霊について何か感じ取ったような言動を見せていた。
- 抱きしめられるのは胸で苦しいやら気恥ずかしいやらでやや遠慮気味。
- ランスロット
- 何故か彼の呻き声の意味を理解できる。
- エミヤ
- 彼のことも「エミヤ先輩」と呼び歴戦のサーヴァントとして敬っており、彼の方も主人公とマシュには存分に世話焼きぶりを発揮している。歴史・伝説上の人物ではないということで気安く接しやすいのか、あるいは本家後輩リスペクトか。
名台詞
- 「まったくもって困りものです。うっかり迷い込んだレベルです。ほぼネコと同義です。
―――まあ、わたしも同じようなものですが。
勤めて二年ほど経過しますが、よくわかりません。のんびり忍びこんだレベルです。ほぼワニと同義です。」 - 主人公のカルデアに対する無知(によってオルガマリーが怒っていること)を指摘する、謎の比喩。
- 「外の世界はすごいですね。カルデアでは知りえなかった情報ばかりで……毎時間新しい発見の連続です。先輩は、どうですか?」
- マイルーム会話。「まだ外界をほとんど知らないこと」がうかがえる。カルデアへの入所は二年ほど前のはずなのだが、彼女はそれまでどこにいたのだろうか……?
- 「将来的には、アイコンタクトだけで戦闘、炊飯、掃除、談話ができる……そんな関係を目指しています」
- マイルームでの会話。…どんな関係だろうか。というか、目くばせだけでいいのなら"談話"とは呼ばない気が…。
- 「お誕生日おめでとうございます。大変めでたいので、国を挙げての祭日にするべきではないでしょうか」
- 主人公の誕生日を祝う台詞。流石に言い過ぎである。
- 「ーーそして、巨王は立ち上がりました。」
「それは古代ペルシャの王。アケネメス朝最後の王。」
「逆臣バガアスを粛清し、国を正し、運命の相手たる征服王イスカンダルと激突した巨王。」
「世界最高の戦闘王に立ちはだかった、大いなる壁。無限の勇猛を称えた巨大な男」
「その名はダレイオス三世。彼を倒し得るのは世界にただひとり、イスカンダルのみ。」
「故に彼は無敵でした。並み居る敵兵をものともせず、打ち砕きます。」
「左翼から敵大隊、接近。けれど。」
「絶対無敵。ただ敵兵は打ち砕かれてゆきます。」
「右翼から敵大隊、接近。当選ーー」
「究極無敵。ただ、敵兵は薙ぎ払われるのみです。」
「強大なり、ダレイオス三世。勇壮なり、ダレイオス三世。」
「その猛進は止まることがありません。それは、まるでかつての生前に戦った征服王を彷彿とさせて。」 - ダレイオス三世のキャラクエでのマシュのナレーション。ロマ二が「やることがなさそうだから、取りあえずこれを朗読してなさい」と台本のようなものを送信してきたので読んでいた。実際ダレイオス三世は周囲の骸骨兵を薙ぎ払っていて、下手に接近できない状況だった。
- 「ああ、でもお団子の回収もしないと……特にレア中のレアであるレアお団子はレア死守しなければ……」
- イベント「月の女神はお団子の夢を見るか?」第0話にて、お団子を持ち去った怪しい3人組を追いかけに行く際に発した言葉。「食い意地が張っているワケでは」ないらしい。
メモ
- 元々は『Fate/stay night』のボツキャラで、マスターを殺して暴走している“捨てられた子犬系ヒロイン”の予定だった。その後、TVアニメのディーン版『Fate/stay night』のオリジナルストーリー用に正式なデザインが作られ、小次郎の代わりに登場する予定だったが、結局こちらもデザインだけでお蔵入りに。そのまま眠らせるのは惜しいということで、本作で初めて日の目をみることとなった。
- 融合元となったサーヴァントは不明だが、アーチャーやセイバーオルタ、ブーディカらはその正体に見当がついている模様。
- 「盾の英霊」、「十字架状の盾」、「花の魔術師」、「英国の英霊」といったキーワードに加え、本作のタイトルとも関連性のある人物が存在し、ファンの間では正体として有力視されている。
- 最終的に死亡するのではないかという意見がよく出ている。力を使う度に確実に死が近づいたり、邪竜になり果てたりした過去の同様の能力と比べても高水準で、デメリットらしいデメリットが一つも出てきてないことが不吉な予感を駆り立てるのだろう。
- インタビューでOPテーマソングが「まるで(FGOの)ラストシーンをそのままあらわすかのような歌詞」とも言われており、そもそも創造主こと菌糸類は以前から「英霊との別れがFateの醍醐味」と言うようなことを仰せになっているせいで不吉な予感はますます深まるのであった。
- たびたびチョロイン(チョロいヒロインのこと)とも言われる。確かに爆発で瀕死の状態の中助けようとし、最期になるかもしれない瞬間に手を握り付き添ってくれた主人公には心を許すのも止む無しかもしれないが、それ以前に初対面の頃から廊下で爆睡していた主人公に疑いなく近づき起こしたり、彼(彼女)の言葉に一喜一憂したりと対応が全く変わりない。
- 没となったシールダーはstay nightマテリアルの紹介文において「捨てられた子犬系」と書かれており、(英霊本人ではなくマシュというキャラクターの人格ではあるが)性格も恐らく初期案から変わっていないのだろう。
- ムック本にて彼女の紹介ページでは、最終ステータス、及び宝具のランクが「????」表記であった。真名の判っていない後者はともかく、前者はゲーム内にて明確な値が示されているにもかかわらずこのような対応がとられていることから鑑みて、ステータスそのものの上限などを改変するような大幅な強化がこの先あるであろうと推測されている。