果心居士
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アサシン | |
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真名 | 果心居士 |
読み | かしんこじ |
性別 | - |
身長 | 153cm |
体重 | 41kg(人型部分) |
特技 | 絡繰の製造、人体改造 |
好きな物 | キラキラと輝く、素敵なもの |
苦手な物 | 特になし(本人談)→ 自分自身(本人の考察) |
出典 | 『義残後覚』『華鳥百談』など |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・悪 |
一人称 | 私 |
二人称 | あなた |
三人称 | ○○殿 |
声優 | 瀬戸麻沙美 |
デザイン | 米山舞 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 期間限定イベント『風雲からくりイリヤ城』で登場。
- 召喚されたもののかつての姿と変わり果てたまま加藤段蔵と会いたくないと逡巡していたところをシトナイと出会い、彼女の企みでシミュレータ内にアスレチックコースを作成。
- たまたまトレーニング中だった主人公一行の前に(結果的に)立ちはだかり、ラスボスとして最奥の城で待ち構える羽目になってしまった。
- 最終的にアスレチックコースとシトナイを突破してきた段蔵たちの前に再び現れ、十分に稼いだ時間で成し遂げた結果、すなわち「今の肉体に最適化した笑顔」を見せ、段蔵に最高の笑顔で会いたいという「ささやかな野望」を成し遂げた。
- 人物
- 蜘蛛のような部品を身に着けた絡繰少女。
- 現在の肉体に完全には適応していないのか、ところどころイントネーションがおかしく、人工音声めいた喋り方をしている。
- ただし、喜びや怒り、興奮などで感情が昂ると一時的に流暢な口調になる。
- 実のところ肉体改造を繰り広げた結果自我が非常に希薄になっており「他人が見る自分の姿」を模倣して振舞うようになっている。
- 現在の「儚げな少女のような振る舞い」はかつての戦国武将の妻の姿の模倣であり、元々の姿も性別も記憶には全く残っていない。
- 素と思わしき性格は良くも悪くもマッドサイエンティスト気質で、機械系のサーヴァントを見れば流暢に喋るほど興奮して解体させてくれないかと頼み、技師系サーヴァントであれば逆に自分を隅々まで解体・改造してくれないかと提案する。
- その一方で、自身の『娘』ともいえる加藤段蔵や、長年仕えてきた一族の末裔である風魔小太郎には、優しい祖母の様な少々甘めの態度を取る。
- 能力
- 肉体改造の果てに得た絡繰兵装を使用した戦闘を行う。
- 腕部から魔力の刃を展開したり仕込みワイヤーにてロケットパンチまがいの動きをする、全身から刃を展開する、スカート部分から忍具を連射するといった人間離れした挙動での攻撃が可能。
- 宝具の真名解放時には女郎蜘蛛を思わせる異形の形態へと変形し、蜘蛛の腹部を模したユニットより無数のミサイルを射出したり、蜘蛛の前腕を模したブレード付きのサブアームで相手を切り裂くといった事も出来る。
- また、かつての肉体を唯一残している真紅の左目は魔眼となっており、相手を束縛する効果を発揮する。
- 上記のように「相手が望む振る舞い」をしているためか、相手は無意識に攻撃を躊躇ってしまうのを返り討ちにする悪辣な戦い方も行える。
- 妖術師でもあるため、大蜘蛛の幻影を呼び出して黒い魔力の奔流をビームの如く放ったり、分身と共に相手を囲み青い炎で焼き尽くすような攻撃を使う場面も見られる。
- 幻術の応用なのか瞬間移動も可能なようで、ゲーム中は空間が歪む演出と共にテレポートするという異様な方法で移動する。
- 己が正体を失っているため、幻術と絡繰で作り上げられた体は「誰かの大切な人」の面影を纏い、敵の刃を鈍らせ味方を賦活することも可能。
- しかし、マスターや周囲を混乱させないためにも『Grand Order』では基本的に外観と言動は終期型果心居士として固定している。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アサシン | 主人公 (Grand Order) | D | D | B | B+ | A | B | 気配遮断:A 絡繰作成:EX 精神改造:EX |
幻術(外術):EX 殺戮機巧:B+ 絡繰幻法:B+ 魔眼:B 一目何処かで:B |
宝具
- 絡繰外法・獅子奮迅(からくりげほう・ししふんじん)
- ランク:B
種別:対人/対軍宝具
レンジ:1~40
最大捕捉:1人/50人 - 左目の魔眼と絡繰の同時使用による殺人絶技。
- 巨大な多脚を有した「女郎蜘蛛」に似たフォルムに拡大変形し、魔眼で束縛するとともに全兵装を並列展開し、一斉攻撃を仕掛ける。
- 絡繰ミサイルや脚による斬撃に加え、〆には下記の第二宝具『妖術斬法・瓠瓜』まで使用して対象を殲滅する。
- 『Grand Order』では「敵全体に中確率で拘束状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで確率アップ>&強力な〔拘束〕状態特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&低確率で即死効果」という効果のQuick宝具。
- 妖術斬法・瓠瓜(ようじゅつざんぽう・ひさご)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:0~30
最大捕捉:1人 - 第二宝具。幻術の一種にして絶技、無惨極まる殺人妖術。
- 手にした果実を対象に見立てて斬り落とすのに連動し、相手の首も落ちる。
- 加藤段蔵の第二宝具『妖術斬法・夕顔』のオリジナルである。
真名:果心居士
- 戦国時代にその名を轟かせた幻術(外術)使いにして妖術師。主に上方方面で活動したとされている。
- その腕前は凄まじく、死者をも蘇らせるほどであったと伝えられている。
- 絡繰の創造・操作にも長けており、現在の姿は自身の改造を続けていった結果であり、かつての肉体は「魔性のもの」とされた真紅の左目以外残っていない。
- 現在の姿はかつて仕えた主人の一人が若くして亡くした妻の姿で、「終期型果心居士・女郎蜘蛛」と呼ばれる義体。死ぬときまでこの義体を用いていたという。
- 加藤段蔵を製作した頃は「中期型果心居士・悪四郎」と呼ばれる男性型の義体を使っていたらしい。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『風雲からくりイリヤ城』開催に伴い、恒常サーヴァントとして実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- シトナイ
- 『風雲からくりイリヤ城』で加藤段蔵への時間稼ぎのために協力してもらった相手。
- 蘆屋道満
- 下記の段蔵の件で怒り心頭に発しているようで、「果心礼装・最終絡繰大連結」なるものを使用してまでガチで殴りに行ったようである。
- アーキタイプ:アース
- その存在、特に赤い瞳に深く感じるところがある模様。
- 機械系サーヴァント全般
- 当然ながら興味津々で、積極的に分解したがっている。もちろんだが断られた。
- 技術者系サーヴァント全般
- こちらにも興味津々で、自分を分解改造してほしいと積極的に懇願してドン引きされている。
- 安倍晴明
- 外術使いの先達として、深く尊敬している相手。
- 玉藻の前
- 上記の安倍晴明への尊敬を伝えた結果、非常に嫌な顔をされたようである。
生前
- 加藤段蔵
- かつて作り上げたからくり忍者。
- 彼女を作り上げた時は男の姿「悪四郎」だったとのこと。
- 当然ながら思い入れは深く『風雲からくりイリヤ城』では彼女への心遣いが変に出てトラブルになってしまった。
- 初代風魔小太郎
- 共に上記の加藤段蔵を製造した相手。
- 五代目風魔小太郎
- 上記の風魔小太郎の末裔。
- センスもいろいろと受け継がれているようで、宝具に英語名をつけるのも共通している。
- カルデアでも何かと彼を改造したがっており、小太郎の側もセンスに響く部分については即座に断れなくて苦悩している模様。
- 松永久秀
- かつて縁があった戦国武将。
- 現在の女性の姿は、彼の妻のそれを模しているとのこと。
- 杉谷善住坊
- かつて逃亡生活を送っていた時に顔を変えるように依頼され、余計な気をまわして性別まで変えてしまった相手。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「果心居士と申します。この仮初めの命ある限り、あなたにお仕えいたしマしょう。───以後よしナに。」
- 召喚時の台詞。人形が如し美しさと、人形が如し冷たさと、人形が如し不気味さを持つ機械仕掛けの妖術師。
- 「魔眼起動、全果心兵装、並列起動。殲滅……殲滅、殲滅、殲滅……!『絡繰外法・獅子奮迅』!! ──御首級、頂戴。」
- 「赫き眼を見開いて、鋼の骸が花開く。此処にて、お覚悟召されよ!『絡繰外法・獅子奮迅』!! ──その首、貰った。」
- 「赫き魔よ、来たれ。鋼に拠りて起源を成さん。見遣れ、これぞ我が身、我が形!眼へ刻んで冥府に落ちよ! ──忌み技にて、御免。」
- 「赫き魔よ、来たれ。鋼に拠りて起源を成さん。見遣れ、これぞ我が身、我が形!『イビルウィンド・デススラッシュ』!! ──忌み技にて、御免。」
- 宝具発動。少女の姿を脱ぎ捨て現れるは、火と刃にて殺戮をもたらす鋼の大蜘蛛。砲火に焼かれ満身創痍の敵へ急接近し、呪いの刃でその魂ごと斬り裂く。
- もちろん風魔関係者の例に漏れずしっかり横文字英語の技名も高らかに詠う。もはやお約束。
- 「なんダか、五行が恋しいデすね。分かりませんか?具体的に言えバ、外の空気が吸いたいのでス。」
- マイルーム会話「その1」。
- 外の空気を吸いたいという事を「五行が欲しい」と称する点にピンときた人もいるだろうが、加藤段蔵も同じ言い回しを使っている。
- 形がなんであれ、彼女らがちゃんと『親子』である事を示している。
- 「人か、絡繰か。私はいったいどちらなのダと思いますか、マスター? さア、どちらでしょうネ?
- ……もしかしたら、"どちらでもない"のかもしれませんよ?」
- マイルーム会話「その3」。前半はカタコトだが、後半は流暢。
- 彼女は絡繰となる前から人ならざる怪異であった事を示唆されている。可愛らしい今の見た目も、接しやすい言動もあくまで仮初のもの。だから……
- 「そうデすか、そうデすか。私の様な変わり者によくモまあ。
- ――もしやあなた、手足の一本、二本、三本四本……私に捧げるつもりがおありなのですか?」
- 霊基再臨セリフ(最終再臨)。こちらも前半はカタコト、後半が流暢。
- ……もしソレに魅入られる、或いはソレに気に入られてしまった時は、自分が糸に絡め捕られた獲物となっていないかだけは常に気にかけておこう。
- 大蜘蛛は静かに獲物を見定め、喰らい付く時を待ち構えているのだから。
- 「まあまあまあまあ!何てことでしょう!絡繰ですね、素晴らしい絡繰ですね!分解しましょう、すぐ分解しましょう!
- ……え、駄目? ――はアい。」
- 「まあまあまあまあ!皆様絡繰にお詳しくていらっしゃるのですね!素晴らしい、ああ素晴らしい!是非ここの皆で新しい絡繰を作り上げましょう!私を、思う様解体・改造して構いませんので、是非に!
- ……あら、何故ドン引きのお顔なのです? ――あらア。」
- マイルーム会話「機械系サーヴァント」および「技師系サーヴァント」。
- 神話と伝承と種族の坩堝たるカルデアには、自分や段蔵とはまた違う系統のロボット・アンドロイドのサーヴァントも、様々な超技術を保有する技師のサーヴァントもいる。
- 彼女からすればそんな環境はまさしく天国で、秘めたるマッドサイエンティスト気質が発露し思わず流暢になる程に大興奮。
- しかし、ロボット達からは当然ながら断られるし、技師達からもドン引きされる事に。シュンとしてカタコトに戻る果心居士であった。
- 「段蔵、段蔵。こちらへおいでなサい。調子を見てあげましょウ。改造もしてあげましょウ。」
- 「ああ……五代目様。風魔小太郎様……。段蔵はお役目を果たされた……良かった。良かった……」
- 「小太郎殿、小太郎殿。お饅頭あゲます。ほら、お饅頭ですよ?
- ワ、わタ、私の事は、是非、お婆様と呼んで……え、呼バない? しょぼーん。……え、呼んでもいい? にっこり。」
- マイルーム会話「加藤段蔵」、「風魔小太郎」、「加藤段蔵と風魔小太郎の両名を所持している時」。
- 大切な「娘」と長年仕えた一族の末裔。色々な意味で「人でなし」であった彼女だが、この両名への愛情はとても深い。
- 段蔵には製作者というよりも母として、小太郎には従者ではなく祖母として甘やかしたい気持ちを持っているようだ。
- 「法師様、ちょっト宜しいデスか? ――お前、絶対許さんからな」
- マイルーム会話「蘆屋道満」。
- 自身の「娘」たる段蔵の尊厳をズタズタにしたド外道陰陽師に対しては、普段の機械的な口調が消え失せるほどにキレていた。
- 「なにやら喜ばしい日だと聞きましたが……、誕生日? ――素晴らしい。
- では身体のいくらかを鋼に置き換えましょう。大丈夫大丈夫、とっても痛いだけです。とっておきの強い鋼を入れましょうね?」
- マイルーム会話「誕生日」。
- 彼女は何事においても絡繰化改造が好きである。なので主人公を含む生身の存在へも改造欲を向ける。誕生日プレゼントに「とっても痛いサイボーグ化手術」を提案されて、首を縦に振る者はそうそういないだろう。
- ちなみに風魔小太郎に対しても「空を飛べる」とサイボーグ化を提案している。
メモ
- 上記のように左目は魔眼でありそれが「かつての肉体」に由来する上、かつては両目がそうであったとの設定や言葉の端々から、「絡繰になる前のかつての姿」は人間ではない疑惑がある。
- とは言え、同様の効果を持つ魔眼使いの人間も存在するので確定事項では無いが、逆にそちらの彼の祖先が人外、という可能性もある。
もしかして… - 既に肉体のほぼ全てが絡繰となっているとはいえ、適用範囲が非常に広い「人型特攻」の対象にならない事も傍証になっている。
- とは言え、同様の効果を持つ魔眼使いの人間も存在するので確定事項では無いが、逆にそちらの彼の祖先が人外、という可能性もある。
- 属性「悪」が示すように既存の他作品においてはヴィラン側に回る事が多いが、『快傑ライオン丸』や『変幻戦忍アスカ』では「主人公(側キャラクター)を家族として思いやる」という善性の部分を見せており、イベントにおいてもその点が描かれている。
- また「絡繰仕掛けの少女」は『CR戦国乙女』を思わせ、いわば「果心居士の可能性が顕れる存在」という状態なのかも知れない。『イリヤ城』以降の動向は不明だが、『信長のシェフ』の要素を取り込んでキッチン部隊入り、という事もあるのだろうか。
脚注
注釈
出典