バゼット・フラガ・マクレミッツ

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2016年5月6日 (金) 16:43時点におけるアムナント (トーク | 投稿記録)による版 (→‎宝具)
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バゼット・フラガ・マクレミッツ

  • スペル:Bazett Fraga McRemitz
  • 年齢:23歳(ただし、彼女にstay nightからhollowまでの期間眠っていたという自覚のない状態での発言なので、その分のズレがあると思われる)
  • 身長:172cm / 体重:58kg
  • スリーサイズ:B87/W55/H83
  • CV:生天目仁美

第五次聖杯戦争のために魔術協会から派遣された武闘派魔術師。男物のスーツに身を包んだ男装の麗人。

略歴
アイルランドの寒村出身。「伝承保菌者(ゴッズホルダー)」という、神代からの魔術特性を現代まで伝えきったルーンの大家。神々に仕え神代の秘技や宝を多く受け継いできた。ただし、家は歴史ある名門ではあっても、長らく他との接触を断ってきたため、権威はあっても権力はない。15歳で家門を継いだ彼女の代で、親族の反対を押し切って初めて魔術協会の門を叩く。しかし、権威があるにも関わらず生真面目でどの派閥にも属さない彼女は貴族達には非常に扱い難い存在であり、待っていたのは封印指定の執行者という、態のいい便利屋として利用される道だった。
第五次聖杯戦争における、ランサーの本来のマスター。堅物のバゼットと奔放なランサーと好対照であったが、いいコンビではあった模様。現地入りした彼女は監督者の言峰綺礼に協力を持ちかけられるも、騙し討ちにあって左腕ごと令呪を奪われた。
瀕死であった彼女はアヴェンジャーに拾われる形で彼と契約、繰り返される四日間・夜の聖杯戦争に参加することになる。当初は記憶を喪失していたが、戦いの中でそれは回復していく。結果、自身は死んだものと認識(実際はアヴェンジャーとの契約直後にカレンに発見されたため、一命を取り留めている)、繰り返しの終焉を拒む。終盤、アヴェンジャーに説き伏せられて自分の生を再認識、契約を解いて五日目以後の世界へ戻っていった。
人物
生真面目だが、融通の利かない堅物。クールを決めているものの、実は短気でちょっとした我慢ができない。行動はアグレッシブで過激だが、内面はもの凄く後ろ向き。人生経験があまりに偏っていることから出会った男性に片っ端から惚れ込むほれっぽい一面も。
これまでの「仕事」で稼いだ金額はかなりのものになっているが、彼女自身は生活できれば(生命活動が送れるのならば)どんな状況でも構わないと、半ばホームレス状態。食事を楽しむという意識にも欠けており、味や栄養は二の次で食べ終わるまでの時間のみを気にしているため、行きつけの店はチェーン展開された牛丼屋。その理由は「出てくるまでの時間も、食べ終わるまでの時間も短いから」。当然食事を気にしていないため、料理をしている描写もない。
魔術師としては優秀だが、人間として、女としては「ダメ」の一言につきる。派生作品では可愛い服装に憧れを抱いていたり、士郎に食材を差し入れて好みの料理をリクエストしたりと女性らしさ、というより人間味が増しているような描写もある。
能力
戦闘特化の武闘派魔術師。ルーン魔術を修めており、攻撃以外の魔術は苦手だが、魔術師としての腕前はA+と評される。素手での戦闘を好み、硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)。『トラぶる花札道中記EX』では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。
現存する宝具「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を切り札とする。本来サーヴァントとして戦うはずのアヴェンジャーは能力が低いため、「マスターが戦い、サーヴァントがサポートする」という戦闘スタイルをとっている。ちなみにこのコンビ、hollow内のモノローグ通りであるのなら、夜の聖杯戦争で出現した(らしき)サーヴァントの内ランサー・バーサーカーのクラスを除いた5クラスを最終的には四日間の内に破ったとされている。
『プリズマ☆イリヤ』ではルーンで結界を構築するなど戦闘以外でも活躍している他、「蘇生のルーン」による擬似的な復活も行使している。
生活能力も非常に高く、数時間でログハウスを建てたり飛行機の操縦ができたり野外生活能力が高かったりと多機能。ただし、社会生活を送る能力はかなり低い。

宝具

斬り抉る戦神の剣(フラガラック)
ランク:D〜C(通常時)
由来:ケルトの光神ルーの短剣・フラガラッハ。
フラガの家が現在まで伝えた神代の魔剣であり、数少ない「宝具の現物」。「後より出て先に断つ者(アンサラー)」、「逆光剣」という二つ名を持つ、カウンターに特化した迎撃宝具。
能力は単純な光弾であり、通常時の場合はランクはD-Cであるが「対峙した敵が切り札を使う事」を条件に発動することで自らの攻撃を「先に成したもの」とする因果を歪ませ順序を入れ替える付属効果がつき「時を逆光する一撃」と称される。
未使用時は鉛色の球体水晶で、起動準備に入るとバゼットの背後に帯電しながら浮遊。「後より出て先に断つ者(アンサラー)」の詠唱と「対峙した敵が切り札を使う事」で球体から光の刀身が現れ、フラガラックの真名とバゼットの拳の動きと共に刀身から光弾が高速でレーザーのごとく射出される。攻撃が完遂された場合は小石程度の大きさの傷しか作らないが、急所を貫通させれば致命傷となる(相手を貫通してる最中にバゼットが攻撃を受けてフラガラック本体が跳ね上がった場合は、光弾の起動も変わりフラガラックの傷も大きくなる)。射出後は球体からは鉛の色が失われ使えなくなる一発ごとの使い捨て。
その特性上先制は常に敵側で、この宝具が先に撃たれるという事はあり得ない。しかし、相手の発動より明らかに遅れて発動しながらも、絶対に相手の攻撃よりも先にヒットする。ほんの僅かでも敵の攻撃より先に命中した瞬間に順序を入れ替え、敵を敵の切り札の発動前に倒したことにし「先に倒された者に、反撃の機会はない」という事実を誇張することで、結果的に敵の攻撃は『起き得ない事』となり逆行するように消滅する。
相手の攻撃で自分も死ぬ相討ち前提の必殺を一方的な攻撃へと変える「時間を武器にした、相討無効の神のトリック」「両者相討つという運命をこそ両断する、必勝の魔剣」と称され、切り札の打ち合いならば最強の一つ。天敵と言えるのは複数の命を持つモノや、自動的な蘇生などの“死してなお甦るモノ”(例:「十二の試練」)。また、その特性上、相手の攻撃が「発動した時点で術者の生死に関係なく命中が確定している」タイプ(例:「刺し穿つ死棘の槍」)だった場合、相手の攻撃をキャンセルすることはできない。
宝具の打ち合いにおいては基本的に無敵だが、この宝具の使用者には相手が切り札を使わざるを得ない状況にまで独力で追い込むだけの技量が必要となる。切り札に反応して全自動で迎撃を行ってくれるわけでもないので、至近距離で使用された宝具を迎撃するための格闘技術なども状況や場合によっては必要となる。また、この宝具の特性を知られた場合、そもそも相手が切り札を使わないという戦術を取る可能性もある。
ちなみに一度に一つ消費する使い捨てであるこの宝具の補充の仕方は、鉱石にバゼットの血をたらして、秘密の技法で一ヶ月地下室に置いておくことで完成する。作れて一年に十本ぐらいとのこと。
通常使用と思わしき場面がhollowでは無いため、順序の入替効果の有無とランク以外には具体的にどの程度の変化があるかは詳細不明だが、効力は半減しランサー曰く「並の宝具」。本来の5つ能力のうち2つしか引き出せておらず、バゼットがこの宝具を極めるのは聖杯戦争の後である。
格闘ゲーム「Unlimited code」では相手の超必殺の発動に関係なく使える超必殺技として「斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)」が使用可能。また、「アンサラー」でステージに球体の設置が可能で、「斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)」で放たれたレーザー状の光弾を反射させ威力を上昇させることで出来る。聖杯必殺技としては相手の超必殺に対するカウンターとして使用可能な「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」の他に、「アンサラー」で設置した球体が2つ以上ある状態で撃ったフラガラックで相手を貫きつつ設置した球体に反射して相手を三連続で撃ちぬく「斬り抉る戦神の大剣(トゥール・フラガラック)」が使える。ちなみに超必殺技版フラガラックの単体使用の場合は聖杯必殺技版フラガラックの四分の一の威力と大きく威力が下がっている。
『プリズマ☆イリヤ』では、命を共有する「死痛の隷属」をかけることにより、凛曰く「フラガラックを撃つことによりフラガラックを撃つ前にバゼットが死ぬ」という因果の葛藤(コンフリクト)を生み出すと宣告、バゼットに使用を自粛させることで無力化した。なお、凛の使った「死痛の隷属」は痛みを伝えはするものの死を共有するほどの強度はなく、ハッタリであった。ハッタリではなく実際に死を共有する呪いが使用できた場合に、本当に因果の葛藤が起こるかどうかは明言されていない。また、原作では「攻撃を無効化する」であって「発動を無効化する」とは記されていないのだがこちらでは発動を無効化すると書かれている。

英霊フラガ

カプセルさーばんと」で登場。クラスは『ボクサー』

毎日腕立て伏せ5000回、腹筋5000回、走り込み100㎞とかしながら聖杯戦争に参加せずに仕事ばっかしてたら辿りついた辿り着きたくなかった果ての姿。

登場作品と役柄

Fate/hollow ataraxia
「夜の聖杯戦争」の主人公。
フェイト/タイガーころしあむフェイト/タイガーころしあむ アッパー
また仕事をクビになったバゼット。そこへ聖杯戦争のアナウンスが流れてきて……。
アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
Fate/unlimited codes
「繰り返す逆月の主」。PS2版追加キャラクター。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編とは異なる並行世界の存在。
クラスカード出現事件の、凛やルヴィアの前任の担当者。イリヤ・美遊・クロ、更に凛とルヴィア総掛りでやっと痛み分けに持ち込める程の戦闘能力を有すが、ルヴィアの陰謀によって一文無しにされ、とんでもなくダメな人になってしまう。
ちびちゅき!
ネットでアルバイト探しをしていたところ、怪しい出会い系サイトを見つけ、不用心にもクリック。案の定ワンクリック詐欺で、被害相談のためマナ探偵事務所を訪れる。
カプセルさーばんと
シロウ編とリン編によって立場がことなっているが、残念っぷりはどちらも同じ。
シロウ編では「ボクサー」の英霊フラガという立場。
リン編ではパチモノカプさば工場や違法カプさばバイヤーを(物理で)潰してきた凄腕(物理)マスターとして名をはせているバゼットが登場する。
何故かアヴェンジャーばっかり引くが本人はランサーデッキとか作りたいと思っている。
また、リン編・セレブルマ撃破EDでは露出度の高い婦警の姿で偽造カプさばを売りさばいているリンを取り締まろうとしている。

人間関係

冬木

ランサー
召喚したサーヴァント。ケルトの英雄である彼には憧れに近いものを抱いていた。
言峰綺礼
協定を結んだ監督者にして元戦友。
しかし、惚れっぽい性格が災いして隙を見せ、そこを騙し討ちにあって左腕を奪われる。
アヴェンジャー
繰り返される4日間で契約しているサーヴァント。
カレン・オルテンシア
本編中は接点がないが、後日談で敵対し出す。
衛宮士郎
家主。四日間の一件が落着した後は、彼の家に居候する。

プリズマ☆イリヤ

ランサーアーチャー
本編前の時点で黒化英霊となった彼らと交戦、撃破している。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
カードの回収を引き継ぐ為に強行訪問し、そのまま戦闘に入り、邸宅を全壊させる。
そのことで恨みを買ってしまい、修理費を負担させられたあげくカードを停止させられ、一文無しに。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
当初の敵。だが呪いによって手を出せなくなり、ギルガメッシュとの戦いでは彼女たちに助けられる。
平行世界に迷い込んでからは奪ったクラスカードを返却し、イリヤの味方になる。
クロエ・フォン・アインツベルン
当初の敵。出会った当初、散々痛めつけたため「バサカ女」という不名誉な名で呼ばれていた。
平行世界に迷い込んでからは、相棒のような関係に。
子ギル
彼が自分たちに協力するのは「宝物庫の財宝を取り返す」ためだけではないと見抜き、不信感を募らせている。
嶽間沢豪兎
「プリズマ☆イリヤ」でのアルバイト先。
嶽間沢龍子
「プリズマ☆イリヤ」でのアルバイト先の娘。性格の波長が合ったのか、割と懐かれている。
カレン・オルテンシア
本編のようにアヴェンジャーやランサーを巡る因縁がないためか、性格はともかく能力は信頼できる仕事仲間のような関係。

名台詞

Fate/hollow ataraxia

「願いを叶え続けなさいアヴェンジャー……!
 飽きてしまってもいい、何一つ新しい出来事が起きなくなってもいい、一人で戦い続けろというなら付き合う……!
 まだ隙間はあるんでしょう!? ならいい。小さいけれど、まだ見えるものがあるのなら」
物語のクライマックス、天の逆月にて。終わりたくないと思ったプレイヤーも多いだろう。
直後、この願いはアヴェンジャーによって否定される。最も続けたかったのは、きっと彼自身だっただろうが。
「マスターとはサーヴァントを使役する者。ならば、衣食住を用意するのは当然の義務です。
 マスターはサーヴァントを養わねばなりません。私に職がなく、サーヴァントが働いて路銀を稼ぐなどあってはならない」
「サーヴァントに求めるのは自己の管理と、有事における最大戦闘力だけです。仕事は勿論のこと、家事手伝いをさせるなど三流のマスターでしょう」
士郎達に語った自身のマスター論。この考えにセイバーは全面的に同意している。
「サクラさん。あまり舐めているとふっ飛ばしますよ?」
士郎達に職の相談をし、桜から怪力を活かしプロボクサーをすすめられ、性別は男装しているから何とか誤魔化せばといわれる。さすがに癇に障ったのか、笑顔のまま桜を脅す。
「……あのですね。あんなだらしのない男、私はどうとも思っていません。手間がかかるだけです」
自分とランサーのチームワークが最悪だったと説明するも、士郎とカレンにからかわれる。口では散々言いながらもランサーのマスターであることにやたらこだわるため、カレンからは「そういうのがいいクセに」と突っ込まれ動揺を見せている。
「―――後より出でて先に断つものアンサラー――」
士郎「ちょ、何つぶやいてんのこの人間凶器……!?」
「取った―――! じゃんけん、死ねぇ……!」
「……ふう。私の勝ちですね、士郎君。内容はともかく、貴方の後出しでしたから」
掛け声とともに振り下ろされた拳で、本編中のイメージを木端微塵に打ち砕いた。彼女がダメットさんと呼ばれる所以である。

プリズマ☆イリヤ

「…カードから手を離しなさい」
「手加減をしてあげているのがまだ理解できませんか その気になれば貴女の手首ごとカードを奪うことだってできます …意地を張るなら」
「このまま骨を踏み砕きましょうか」
イリヤに治癒に専念しないと命取りになるほどの打撃を叩き込み、這って進むところを手首を踏みつけて。
一見冷酷非情に見えるが、彼女の経歴を考えればかなり甘い対応である。
彼女の本職は「封印指定の執行者」であるのだから、本来だったら警告なしに頭を踏み砕いていただろう。
「この 瞬間を 待っていた」
「強化のルーンを刻んだ手袋も 限界まで練り上げた格闘術も あらゆる攻撃に耐え抜く肉体も―」
「それは敵を屠るためでなく ただ この一撃に繋げるための―――…!!」
後より出でて先に断つものアンサラー―― 斬り抉る戦神の剣フラガラック!!!」
美遊の『騎英の手綱』に対抗し、バゼットは己の宝具を披露する。それは宝具エースを殺す宝具ジョーカー、逆光剣フラガラック。
「そんなもの…死なない程度に殴ればいい」
「その気になれば自分の痛覚など無視できる」
上記の呪いの内容を説明されての返答。
封印指定の執行者である以上、この程度のことは想定内のようだ。ただ、そのせいで凛に脳筋呼ばわりされた。
「金など日雇いの仕事バイトで繋げばいい」
「その気になれば道端の草も食べられる」
戦闘被害のためにカード利用を停止されての一言。ポーズまで揃えて、まさかの自己名言レイプである。
任務でもっと過酷な環境も経験してるのであろうが、本編とは別ベクトルで人間としてダメである。
「バゼット・フラガ・マクレミッツです! 特技は人を殴ることです!!」
嶽間沢家が経営する浜茶屋の面接を受けた時の第一声。普通なら完全にNGだが、1発で採用された。武道家同士、通じるものがあったのかもしれない。
「―――人ひとりを仕留めるのに 大仰な攻撃手段などいらない」
「速く 深く 確実に ただ―――」
心臓カードのみを抉り出す!!!」
黒化ギルガメッシュの一斉射撃を潜り抜けながら、ルーンを乗せた一撃を叩き込んで。
奇しくも、主人公が本編でされたハートキャッチ(心臓ぶっこ抜き)がそのまま返されている。
「わからないのですか?これは寝袋の代わりに使えるのです!」
アニメ『ツヴァイヘルツ』第4話より。遊園地のアルバイトで着用した着ぐるみを持って帰り、カレンから何に使うのか聞かれドヤ顔で上記の台詞を言い放つ。あまりのダメっぷりにカレンも一瞬間をおいて「そう」としか言えなかった。

タイガーころしあむ

「う……破壊というのはアレですが、天使というフレーズは、心温まるものがあります…
 し、しかし、たん、というのは、私には似合わないのでは、ないでしょうか。」
自分ルート。ライダーに「破壊天使バゼットたん」と呼ばれた際の反応。
「言うまでもありません。気を失ったもの、酔っぱらったもの、
 前後不覚のもの、負け犬根性のついたもの。それら全て、一発殴れば解決です!」
同上。何でもかんでも力技で解決させるダメットさん。
「―――生きています。もう迷い、悲観していた私ではありません。
 私は私の人生を得る為に、こうして、みっともなくとも歩いていくと決めたのですから!」
同上。言峰神父とのありえない邂逅を前に、「死んでいるのはそちらも同じだろう」と問われての返答。
このルートで数少ない真面目なやり取り。ただ、ここで彼女が手に入れたかった人生とは……(後述)
「お世辞は結構です!約束だ、私にもその服を!
 今までのイメージを払拭する、愛らしくて女の子らしい服をください!」
同上。「可愛らしい服が欲しい」なんて微笑ましい願い。だが金は持ってんだから普通に買えばいい話である。
「見ていなさい、今度こそ愛らしい服装を手に入れて、お姉さんキャラから脱却してみせます!」
愛らしい服が着たかったのにスク水を着せられてしまったため、次回こそと燃えていた。
「な、ななななななななななんですか!なんなんですかその目はぁ!!ホントですぅ!ホントだもーん!!(涙)」
ランサールート。時間を稼いだら貴方(ランサー)を返してくれると言峰が約束した、そうランサーに言ったら呆れられたため涙目で反論する。
「で、で、その後はどうなるのですか?まさかその勢いで……。」
真アサシンシナリオ。往来の場での惚気に呆れるライダーとは対照的にキャスターの話を微笑ましく、そして興味深げに続きを聞いていた。
「……くぉぬぉお、化け猫おぉお……!アンリ、貴方もです!
 いいでしょう、二人まとめてペットボトルと一緒に潰してリサイクルしてあげます!」
アッパーのアヴェンジャールート。ペットボトルをゴルフボール大に握り潰しながらの台詞。ネコアルクに非モテだの男女だの悪口を言われキレた。

カプセルさーばんと

「なーにが正規英霊ですか、会社で偉そうにしてても所詮はこの程度!!現場では実力が全てです、実力が!!」
7年後、聖杯戦争に参加することになった士郎のサーヴァントとして約束通り召喚された。
「この拳の英霊『ボクサー』に全てお任せ下さいね、マスター!!」
「ふふふ……、この成績なら正規英霊雇用ワンチャンありますよ!!」
次はバーサーカーを潰しに行こうと正規雇用を目指して彼女は今日も戦う。
「しょ、食事なんてカロリー摂れればなんでもいいんですっ!」
「たまに紅ショウガを多めにもらってきたりしてあげてるでしょう!?」
朝昼晩の食事が全部牛丼とかアンリじゃなくても嫌になる。
「そうですよ、戻ってきなさい!いえ、戻ってきてください!」
「友達じゃないですか、アヴェンジャー!!」
唯一の友達を手放したくなくて説得を試みる。
「それ、口が悪いクセにメチャクチャ弱いですから、扱いには気を付けて」
リンが念願のランサーをくれたので唯一の友達はあっさり手放した。

ちびちゅき

「~にかわいいって言ってもらえますように バゼット」
七夕の短冊に書いていた願い事。~の部分は笹の葉で隠れて見えないが前後のやり取りから察するに恐らく……。
なおお相手と思しき槍男は、バゼットに「お前は織姫ってより"折り姫"」などと余計な発言をかました結果、彼女が握力でヘシ折った即席の竹槍で殺されかける羽目に……。

メモ

  • ファンからの通称は「ダメットさん」。そのスペックに反比例するかのように男性経験や女子力や社会生活能力がダメなことから。
    • 『プリズマ☆イリヤ』でのあまりの暴れっぷりから「女バーサーカー」「ターミネーチャン」と呼ばれることも。
  • 「女としてダメ」と評される生活を送っているが、仕事上男性経験はあるという。
  • 『プリズマ☆イリヤ』での大暴れは非常に印象的で、強すぎるという感想を抱いた読者・視聴者は多い。これについて作者のひろやまひろし氏は「彼女は男が絡まないと強いんです」「年頃の男がほとんどいないプリヤ世界ではそりゃもう無双状態さ」と述べている。
    • アニメ版ではさらに演出が強化されており、「一抱えもありそうな木を一撃でへし折って振り回す」「ルーンで強化された手袋越しとはいえ投影宝具の刃を素手で掴み止める」「突進するペガサスを正面から受け止め、尻尾を掴んで引きずられながらよじ登る」など完全に人外描写になっている。
    • その分女性としては上記のように悲惨なことになっており、『プリズマ☆イリヤ』がキュアメイドカフェとコラボした際も、各キャラクターの特技や色合いにちなんだメニューが並ぶ中、「道端の草をイメージしたチャービルと木の根をイメージしたシナモンスティックを入れた、ぶどうの香りがするむしょくのサイダー」という(味はともかく)酷すぎるネタメニューになってしまった。
  • 強制的に買わせる『約束された観光地価格』(ボッタクリ)を持つ。(『プリズマ☆イリヤ 2wei』)
  • バゼット役の生天目仁美氏は、TYPE-MOON作品では他に『アニメ真月譚 月姫』でアルクェイド・ブリュンスタッドを演じている。

話題まとめ

「斬り抉る戦神の剣」vs「刺し穿つ死棘の槍」
ともに因果をいじって攻撃を行う両者の宝具。かたや迎撃することで相手の攻撃を打ち消し、もう一方は結果を為してから放つが故に外れることなく相手を仕留める。この両者が打ち合いとなった場合、結果はどうなるのか。hollowで示されたとおりの相打ちである。
仕組みとしては
1.真名解放によって、「刺し穿つ死棘の槍」でバゼットが貫かれるという結果(呪い)が確定する。
2.ランサーが「刺し穿つ死棘の槍」を実際に放つ。
3.バゼットが迎撃で「斬り抉る戦神の剣」を発動させる。
4.「斬り抉る戦神の剣」の効果でランサーの刺突技がキャンセルされる。しかし槍の呪いは残っている。
5.ランサーが「斬り抉る戦神の剣」の攻撃で倒れる。
6.呪いによって動いた槍がバゼットの心臓を貫く。
ちなみに、このシーンは格闘ゲームFate/unlimited codesでも再現されており、両者がこれらの技を発動すると相打ちになる。(バゼットは他の宝具なら発動を潰して一方的に打ち勝つことが出来る)
ダメットさんのじゃんけん
先述の通り、彼女のじゃんけんは「死ねぇ」という物騒なかけ声でスタートする。まあ、いたって普通(?)のじゃんけんの掛け声だが、相手の出した手をしっかり確認してから出す、つまり後出しを平然と行う。だが、その際に「斬り抉る戦神の剣」を使用、後出しであることを無効にする、あるいは自分以外全員後出しと言う状況にし、自分の勝ちにしてしまうという。……まさにダメな人である。

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