蘭陵王
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セイバー | |
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真名 | 蘭陵王 |
読み | らんりょうおう |
性別 | 男性 |
身長 | 172cm |
体重 | 55kg |
出典 | 北史、北斎書 |
地域 | 中国(北斉) |
属性 | 秩序・善 |
声優 | 森なな子 |
デザイン | hou |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 中国異聞帯にて、芥ヒナコのサーヴァントとして登場。
- 序盤から登場し、ヒナコの指揮の下積極的に攻撃を仕掛けてくるが、単身での攻撃や暗殺等自身が不得意とする状況が続き戦果を挙げられずにいた。
- 物語後半の安康の収容所では傀儡兵を大量に動員しての決戦となるものの、自身の危機に慌てて支援を行ったヒナコを狙い撃ちにされ、致命傷を負ってしまう。
- それでも奥の手を拒むヒナコに本来の目的を思い出させて叱咤激励し、吸血とともに霊基ごと吸収され、消滅した。
- 人物
- セイバークラスに相応しく非常に高潔な人物であり、マスターの事も常に気にかけている。
- その一方で不躾な視線を嫌がっていたり聖杯にも本気かどうかはさておき「美醜の概念のない世界」を願おうとしていたりと自分の顔にまつわることにはコンプレックスがある模様。
- 能力
- セイバークラスには珍しく騎馬と一緒に召喚されており、跳び回ったり騎馬とともに駆けたりしながらアクロバティックに戦う。
- だがその本領は宝具にあるように敵への威圧と味方への鼓舞であり、多対多の戦場での戦いである。
バリエーション
- 魔術師蘭陵王
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ』に登場した魔術師。
- 「美」を追求する魔術師であり、魅了系の魔術を得意としているようで、魔術師の家系としても500年とそこそこ長い。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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セイバー | 芥ヒナコ | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | |
主人公 (Grand Order) | B | B | A+ | D | D | B | 対魔力:C 騎乗:A |
隠美の仮面:A 勢い破竹の如し:C 魔性の貌:EX |
宝具
- 蘭陵王入陣曲(いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり)
- ランク:C+
種別:対軍宝具(自陣)
レンジ:1~5
最大捕捉:レンジ内全て - 仮面を付けた蘭陵王の奮戦をたたえ、兵士たちに作られた曲とされているその曲は雅楽として唐代に日本にも伝わり、今もなお舞われている。
- その勇猛さと美貌を称える歌は味方の士気を向上させ、敵を怯ませる。
- 更に『音容兼美』とされた蘭陵王自身により、絶大な重圧とそれでも目を離せぬ美の恐怖を敵に与える。
- 『Grand Order』では「敵全体のチャージを1減らす&敵全体のクリティカル発生率をダウン[注 1]&味方全体の攻撃力をアップ[注 1][注 2]&味方全体に被ダメージカット状態を付与[注 1]」という効果のArts宝具。
真名:蘭陵王
- 中国は南北朝時代、北斉に仕えた武将。
- その美貌と勇壮さで知られ、斉の軍神と讃えられた。
- 賜ったものは果物一つといえども部下たちと分け合ったという。
- 死後は蘭陵武王の諡(おくりな)を賜った。
- その美貌ゆえ仮面をつけて戦っていたが、なぜ隠すのかは、二つの理由が伝わっている。
- 一つは兵士が彼の美貌に気を取られ、士気が下がることを恐れたがため。
- もう一つは、敵に侮られることを恐れたため。
- いずれにせよ、その美貌は天下に鳴り響いており、幾つもの伝説が誕生した。
- 蘭陵王は皇族である高澄(文襄帝)の第四皇子として生を受けた。
- 母は荀という名の侍女だったが、将来必ず美しい子息に恵まれるだろう、と予言されたという。
- そして生まれたのが高長恭……即ち、蘭陵王であった。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.3『人智統合真国シン』の配信に伴い実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- 芥ヒナコ
- 中国異聞帯におけるマスター。
- 下記の虞美人と同一人物のため生前からの付き合いであり、彼女の本当の望みを叶えるべく献身的に仕える。
- ディルムッド・オディナ
- 文化背景がまったく異なるにも関わらず、何故か無性に気が合う予感を感じ取っている。
- 十中八九「顔」のせいで迷惑を被り、主君と不和を起こしたあたりであろう。他にも性格が非常に近いなど共通点がかなり多い。
- 呂布奉先
- 祖国の名高い英雄という事で知っており、その強さをロボであるということで納得している。
- 項羽
- 祖国の名高い英雄という事で知っており、彼の異様な姿を「甥」と言い張った項梁に呆れている。
生前
- 後主
- 本名は高緯。北斉の五代目の皇帝であり、蘭陵王が仕えた主君。非常に暗愚な皇帝で、奸臣達に好き勝手させて国力を大きく衰退させ、有能な家臣を悉く粛清した。
- 蘭陵王が名声を得るにつれて彼を疎むようになり、最期には毒を送って自害を命令した。
- 本人としてもだいぶトラウマになっているようで「彼をマスターとして武帝と戦うように言われたら?」という仮定に露骨に顔を顰めていた。
- 虞美人(芥ヒナコ)
- 人ならざる彼女を恐れず、よき理解者となる。
- 「永久」を体現する彼女と縁を結べたことを「三十三年の生涯における至宝」と言った。
- 『Grand Order』では対人関係に致命的な問題がある彼女の保護者のような扱いになっている。
名台詞
Fate/Grand Order
メモ
- 宝具の真名が一番長いサーヴァント。漢字部分は6文字なのに、読み仮名は26文字にもなる。
- 名前に王と付いているが、中国の場合「領地を与えられた太守」も王と呼ばれる。このためか、シェヘラザードの王特攻の対象からは外れている。
- 史実での仮面は単に顔を守る防具として身に付けていただけで、当時の兵士なら誰でも装備していた。
- 当然だが、顔を隠すので個人を見分けられなくなる欠点があり、洛陽の攻防戦で兜と共に仮面を外して素顔を味方に見せた事が宝具の由来となっている。
- 蘭陵王の死後、北斉は元々の内部分裂と外敵からの軍事侵攻に耐えられなくなり、蘭陵王の死から僅か4年で滅亡した。
脚注
注釈
出典