ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
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キャスター
- 真名:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 身長:180cm / 体重:65kg
- 出典:史実
- 地域:欧州
- 属性:中立・善
- 性別:男性
- CV:関智一 / イラスト:PFALZ
- 設定担当:奈須きのこ
『Fate/Grand Order』に登場する「魔術師」のクラスのサーヴァント。
- 略歴
- 第一章のAD.1431のフランスに召喚され、生前からの知己であるマリー・アントワネットと行動を共にしていた。
- その後は主人公らと合流し、フランスを救うために共に戦う。ジャンヌ・オルタの襲撃でマリーが斃れた後も最後の決戦まで主人公らに協力した。
- 人物
- 音楽に対してはひたすら真摯、至高の聖人なのだが、人間としては自他ともに認めるクズの部類。音楽は美しく人間は汚いと断じながら、しかし汚いものも大好きと語る。
- 人と話すのが好きな社交性に富むタイプで、冗談も好む。真に大好きな冗談であるところの下ネタは意図的に(マリーに言われて)封印しているらしいが、怒った時や気が緩むとつい口にしていまう事も。インドア派のようで、実際は旅好きで意外と活動的。
- 軽い態度とは裏腹にその言葉はどこか悟ったようで、独特の価値観と人生哲学で悩み迷う一同にしばしば助言を与えている。
- サーヴァントとして召喚された場合は、まるでその召喚された時代に実際に生きている人物であるかのように振る舞う。
- 能力
- 創作系のキャスターにしては珍しく、悪魔の奏でる音楽に興味があったという理由で生前から多少とはいえ魔術を嗜んでいた人物。英霊となってからはオルフェウスに由来する音楽魔術やソロモンの魔術に縁深い。
- 通常攻撃は音を媒介とした音楽魔術で行う。また、EXランクのスキル『音楽神の加護(偽)』を保有しているためその音楽魔術の行使にはプラス補正が掛かる。
- キャスター以外のクラスへの適性は持たない。
音楽魔アムドゥシアスP
- 『Fate/Grand Order』のイベント「セイバーウォーズ」に登場するヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
- サーヴァントたちがサーヴァントらしく活躍する宇宙的な世界観、未来のサーヴァント界、ユニヴァース界からやってきたサーヴァント。
- ユニヴァース界では金星獣エリchanをプロデュースしているらしい。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | 主人公 (Grand Order) | D | E | B | B+ | D | B | 陣地作成:B | 音楽神の加護(偽):EX 芸術審美:B |
宝具
- 死神のための葬送曲(レクイエム・フォー・デス)
- ランク:B
種別:対軍宝具
由来:生前作曲した名曲『レクイエム』とそれにまつわる伝説。 - 葬送曲を奏で、耳にした敵に重圧をかける。ヴラド三世らバーサーク・サーヴァント達を行動不能にし、主人公らの逃走の援護を行った。
- 『Grand Order』での効果は敵全体にランダムで攻撃ダウン・防御ダウン・呪いを付与するというもの。
真名:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。十八世紀の人物で、世界有数の天才作曲家にして演奏家。
揺るぎない才能と異常なまでの音感を有した、奇蹟の天才と呼ばれた彼は、「レクイエム」を始めとする多くの楽曲を後世に残したが、その音楽は、常に一人の女性へ捧げられる。
彼の幼少時、ウィーンの宮殿に招かれた際に出会った、輝きを形にしたかのような少女、マリア。
後年、フランス王妃となり、そして革命によって処刑台の露と消える、悲劇の姫君「マリー・アントワネット」。
彼は、マリアが断首するよりも先に急逝してしまった。
もし自分が生きていれば。あのような惨い結末を、彼女に迎えさせることはなかったというのに。
その資格はないと弁えながら、しかし彼は願わずにはいられない。
輝くべきマリアに、幸せの日が訪れんことを――
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- キャスターのサーヴァントとして登場。レア度はC(☆1)。イラストレーターはPFALZ氏。設定担当者は奈須きのこ。
- メインシナリオでは第一章に味方として登場。
- ちびちゅき!
- 音楽教師に誘われたが、「才能が無い奴に教えるのが嫌だ」と我が儘を言って拒否。代わりに校歌を作ってくれた(ただし歌詞は下ネタ全開)。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。基本的に親しげに接しているが、主人公の指揮に関してコメントを求められると「喧嘩はしたくないので評価は控える」と答えるなど何かしら不満がある模様。
- キャラクエでは選択肢によっては出会いがしらに「大丈夫ですか、クズ」とまで言われる。
- マシュ・キリエライト
- 相当に気に入っているようで、ジャンヌ・オルタとの決戦前夜の語らいで「マリアがいなかったら君にプロポーズだってしていた」などと言い出す始末。
- まだまだ世界を知らないマシュを「真っ白な楽譜の様」と評し、人類という種の在り方、そして世界を知り
人間になる ということについて語った。
- ロマニ・アーキマン
- 自分と同じダメな大人としての匂いを感じ取り、シンパシーを抱いている。
- エリザベート=バートリー
- その歌を音への冒涜と評し、徹底的に嫌う。
- シュヴァリエ・デオン
- 自分の同類の倒錯者だと認識し、シンパシーを感じている。なお、向こうからは嫌がられている。
生前
- マリー・アントワネット
- 幼い頃にプロポーズしたことがある生前の友人。彼の音楽は常に彼女へ捧げられている。
- シャルル=アンリ・サンソン
- 嫌いなもの。お互いに嫌い合っているものの、考え方もマリーとの関係も全てを引っくるめて嫌うサンソンとは違い、アマデウスは素直じゃないからという単純な理由でサンソンのことを嫌っている。
- アントニオ・サリエリ
- 生前の知り合い。社会性があると自認する彼にとってお互いに誤解と誤認と繰り返してしまった唯一の存在。
名台詞
- 「キャスターの中でも最下層のキャスター、それが僕だ。悪いが、戦力としては期待しないでくれたまえ。アハハハハハハ」
- 絆レベル1。冗談なのか自虐なのか分からないのが悲しい。
- 「僕は他の芸術系サーヴァント達の様な社会性のない困ったちゃんとは違うよ。わりと気を使うんだってばこれでも。サリエリとだけは、まあ互いに誤解と誤認ばっかりだったけどさ」
- 絆レベル3。自らを社会性がある様に言うが無銭飲食を平気な顔で仕出かす様な奴なので、如何せん説得力がない。
- 「気にしなくていいよ。僕らがいたとしても彼女はそうしただろうし。」
「マリアはかぎりない博愛主義者だからなあ。そういう生き方で、そういう死に方をする女だよ」 - 友人としてマリーの在り方を受け入れている。それでも二度目の別れは堪えたのかこのセリフのあとしばらく席を外している。
- 「飛竜を飼い慣らせる才能があるなら、なんでそっちで生計を立てないかな、あの馬鹿共は!」
- 自身のキャラクエにて。野良ワイバーンを率いるブリーダーを相手にした際の台詞。まあ確かに正論だが…
- 「そりゃあ君、大人になっても
成長 しない、死ぬまでクズだった変人に決まってるじゃないか!」 - 同上。全盛期の姿で召喚されるというサーヴァントシステムにおいて、芸術家は皆その感性がいちばん強い時の姿で召喚されるという話をしていた際、
青年の姿で召喚される芸術家の特徴を問われての返答。 - 子供の姿で召喚される場合は曰く「成長したら節度のある、正しい大人になった」との事。…誰かさんもそうなのだろうか?
メモ
- 「モーツァルト」という呼称が一般的だが、『Grand Order』作中ではもっぱらミドルネームの「アマデウス」で呼ばれている。
- ちなみに「アマデウス」は「神に愛された者」という意味。
- 彼が魔術の世界に傾倒した結果関係を有したという伝説のある「秘密結社」とはフリーメイソンのことだと思われる。史実上の彼はフリーメイソンのための音楽の作曲も行っている。
- 最初からこの外見だったわけではなく、とある理由からデザインが変更され、それに合わせて奈須氏がシナリオ部分を丸ごと担当したという。
- 霊基再臨3回目になると、仮面を被った姿になる。通称アマデウス仮面。最終再臨時のイラストから、1984年の映画『アマデウス』をモチーフにしていると思われる。ちなみに『アマデウス』のパッケージ等で仮面を被っている人物はアマデウス本人ではなくサリエリ。
- モーツァルトの代表作として知られるレクイエムには「死後の世界の存在からの依頼で、モーツァルトは自分のためのレクイエムを作曲していたのだ」という伝説が残る。作曲の依頼者が匿名の謎の人物(後に判明しているが)であり、曲の完成前にモーツァルトが死去したことに由来する。宝具もこれに由来すると思われる。
- なお依頼者が匿名だったのは「名義を変えて自分の作品として演奏するため」という理由から。ちなみに常習犯だったらしい。
- 数多い型月アレンジにより変人にされてしまった偉人…と見せかけて史実上のモーツァルトも中々に変人だったとされる。当時の俗世間の空気もそうだが下ネタが大好きでジョークにたびたび使っている。下ネタが好きだがマリーに禁止されているというネタはここからだろう。極まり過ぎて「俺の尻を舐めろ」というタイトルのおふざけの極みな曲まで作ってしまっている。よりにもよって「最低6声以上」の条件が付けられた重厚な男声合唱で歌われるので、最早モンティ・パイソンのコントと言われても違和感の無い絵面となってしまう。
- …もっとも、このフレーズ自体は本来文字通りに解釈すべきものではなく、ニュアンス的には「俺の目の前から消え失せろ」という感じの、相手を罵倒する際の常套句である。とりあえずこの曲が宝具名とならなかった事は喜んでおくべきであろうか。