フェイカー (ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)
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フェイカー
- 真名:-(ヘファイスティオン)
- 性別:女性
- 略歴
魔眼蒐集列車 を訪れたロード・エルメロイⅡ世を突如として襲撃した謎のサーヴァント。- 征服王イスカンダルの腹心の一人、ヘファイスティオンを名乗るが、エルメロイⅡ世はかつて見た『王の軍勢』の中にその姿はなかったと語る。
- 人物
- ウェーブの黒髪に、赤い革鎧を纏った女戦士。右目が黒、左目が青の
金銀妖眼 になっている。外見年齢は20歳かそこそこ。 - ヘファイスティオンを名乗ったが、その正体はイスカンダルの影武者となった女性であり、本当のヘファイスティオンの双子の妹。イスカンダルの母オリュンピアスにより兄妹共々イスカンダルの腹心となるべく幼少時から育てられた。完全な影武者になりきるため自分本来の名前を持たず、自分の名が必要な場合は兄ヘファイスティオンの名を借りることもあったと言う。
- 影武者でありながらイスカンダルと外見が全く似ていないのは、彼女が単なる替え玉ではなくイスカンダルを狙う呪詛、魔術を引き受ける身代わりとしての魔術的な影武者であったため。後世に残るイスカンダルの容姿に関する伝承(小柄、黒髪、ヘテロクロミア等)には彼女のものが多分に含まれている。とはいえ、イスカンダルがあのような姿に成長する前は印象だけなら似てはいたらしい。
- 現代魔術科の先代学部長ハートレスが冬木の大聖杯に接続・機能を模倣して召喚したサーヴァントで、召喚の触媒はかつてエルメロイⅡ世がイスカンダル召喚に使用した征服王のマント片。聖杯もマスターも令呪もハートレスが用意した偽物でしかないが、ハートレスはそれを逆手に取って英霊の偽物・影武者としての一面を呼び出すエクストラクラス『フェイカー』として、イスカンダルの影武者の英霊召喚を成立させた。
- なお、作中の台詞から彼女は扱いとしては「フェイカークラスで召喚されたイスカンダル」である模様。ただ、元となった人物に個体名が存在しないため「『イスカンダル』が彼女の真名かどうか」については見解が分かれるところである。
- イスカンダルの死後に起きた
後継者 戦争の顛末を知り激怒、彼らと共に戦うことを拒絶し『王の軍勢』の招集に応じなかったため、王の軍勢の中にその姿はない。 - 能力
- 普段は直剣を主武装として扱うが、本業は魔術師で神代の魔術を使いこなす。
- また『強制』の魔眼―――ノウブルカラーを所持し、見るだけで相手の肉体の自由を奪い操ることができる。魔眼避けの礼装があれば抵抗は可能。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フェイカー | ドクター・ハートレス |
宝具
- 魔天の車輪(ヘカティック・ホイール)
- ランク:
種別:対軍宝具
レンジ:
最大捕捉: - イスカンダルの『神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)』と同一の空駆ける戦車。
- ただし戦車を牽引するのは神牛ではなく、デュオニュソス信仰の蛇崇拝に由来する骨だけの小型の飛竜になっている。イスカンダルがゼウスの神威で戦車を操るのに対してフェイカーは魔術によってこの戦車を操っている。
- 性能も『神威の車輪』とほぼ同じで、剣で虚空を裂くことで出現し、紫電を纏った疾走により相手を粉砕する。
真名:なし(イスカンダルの影武者)
登場作品と役柄
Fate
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- エクストラクラス・フェイカーのサーヴァントとして登場。
人間関係
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- ドクター・ハートレス
- マスター。
生前
- イスカンダル
- 影武者として身を挺して仕えた主君。親しみと絶対的な信仰を抱く相手。
- しかし同時に、その最期と死後に起きた争いには複雑な想いがある模様。
- ヘファイスティオン
- 双子の兄。時に名を借りることもあった。
- ディアドコイと共に王の軍勢に参加していることに反感を抱いている。
- オリュンピアス
- 幼少の自分に魔術を仕込み、イスカンダルの影武者に据えた人物。
- イスカンダルを操り利用しようとする彼女を快くは思っていない。
後継者 - かつての仲間であり、イスカンダル死後に彼が築いてきた全てを台無しにした憎むべき者たち。
名台詞
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 「我が忠誠は王のもとに! この一時、雷の御名を貸し与えたまえ!」
「いざ駆けよ、魔天の車輪 !」 - 宝具真名解放。
メモ
- 聖杯戦争以外の場所に召喚された、初のサーヴァント。
- ヘファイスティオンの宝具は「彼もまたアレクサンドロスなのだから」と言う逸話によるものである。イッソスの戦いの後、敗戦し捕虜となったダレイオスの母親と妃がイスカンダルとヘファイスティオンに面会した際に間違えてヘファイスティオンの方に跪いてしまった。普通ならば処刑もやむ無しの無礼ではあるが、イスカンダルは上記の事を述べて笑って許した。