間桐家
2018年8月31日 (金) 01:13時点における106.167.21.209 (トーク)による版 (臓硯のページで元の家名がゾォルケンとなっていますが、マキリの誤りですので修正をお願いします。IPユーザーでは編集できないページのようですので……)
概要
「聖杯戦争」における御三家の一つ。
元の家名は「マキリ」だったが、日本に移住して「間桐(まとう)」と改めた[出 1]。出身については当初、西欧とされていた[出 2]が、後にロシア方面とぼかされる[出 3]。そして『Fate/strange Fake』にてキエフ(現在のウクライナ)の蟲使いと呼ばれた。
臓硯の代を境に魔術回路の数が減って来ており、慎二に至っては名残があるだけとなった。臓硯は土地が合わなかったことを理由にしていたが、実のところ彼の代で既に限界を迎えており、外的要因による没落ではない[出 4]。この没落の為に、遠坂凛は数代前から魔術刻印も受け継がれていないと見ている[出 5]。
一族としては初代頭首である間桐臓硯が黒幕として完全に取り仕切っている状態であり、臓硯の名前が家系図のあちこちに登場するカオスなことになっている。 完全な男性継承を行う家系のようで、女性は後継者を産む母体としてしか扱われず、役目を果たしたら地下の蟲蔵で餌にされる。
聖杯戦争ではサーヴァントの召喚システムおよび第二次以降の令呪を担当している。 「蟲を行使する魔術」を一族で継承しており、属性は「水」、特性は「束縛・吸収」であり、所属員は肉体改造でこちらに揃えられる。
元々の屋敷は現在の聖堂教会がある丘の上にあったが、土地が合わなかった為に深山町にある現在の屋敷に引越してきた。 地上部分は若干陰気な印象がある洋館だが、魔術師の工房の中枢は地下にあり、地下部分は蟲蔵になっている。
人物
- 間桐臓硯
- 日本における間桐家の初代頭首にして、以降代々隠然たる影響を与える黒幕。
- 間桐鶴野
- 第四次聖杯戦争時点での頭首。辛うじて魔術回路はあるが能力は低く、完全に臓硯の傀儡状態。
- 間桐雁夜
- 鶴野の弟。兄よりは適性があったが間桐家に嫌気がさして出奔した。
- 後に桜を助ける為に第四次聖杯戦争に参戦する事になった。
- 間桐慎二
- 第五次聖杯戦争時点での(表向きの)次期頭首。
- 魔術回路がまったく発現しなかったため、桜を養子に取る事になった。
- 間桐桜
- 第五次聖杯戦争時点での実質的な所属魔術師。
- とはいえ頭首にされることはなく、魔術の教育も肉体改造がほとんどで、彼女の産む子供が次の頭首として期待されている状態。
- 間桐シンジ
- 『Fate/EXTRA』における間桐家の人間。慎二と違ってデザインベイビーであり、魔術師としての才能がある。
- 間桐少佐
- 『帝都聖杯奇譚』の世界における、第二次世界大戦終戦直前期の間桐家の人間。
- まだ魔術回路が枯れきってしまう前であるためか、そこそこ程度には魔術の行使が可能。
関連組織
- 遠坂家
- 「聖杯戦争」における御三家の一つ。聖杯戦争を行う教会の管理下ではない霊地、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステムを提供した。
- アインツベルン
- 「聖杯戦争」における御三家の一つ。儀式の根幹を為す大聖杯と、サーヴァントの魂を一時保管しておく小聖杯の鋳造技術を提供した。
- 魔術協会
- 時計塔の聖杯戦争参加者枠が存在する。
- 聖堂教会
- 形式上の監督役(兼監視役)として聖杯戦争を監視している状態。
- 繰丘家
- 『Fate/strange Fake』で間桐家の魔術である「蟲を操る術」を盗まれ、「細菌を介する魔術」に改良された。
- ユグドミレニア
- 第三次聖杯戦争で戦った相手。
- 『Fate/Apocrypha』の世界では彼らに大聖杯を丸ごと奪われてしまったため、臓硯が意気消沈してしまったために間桐家は実質的に壊滅した。
- エインズワース家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の並行世界での聖杯戦争での協力者。
- 第四次聖杯戦争の失敗で壊滅してしまい、研究成果などを丸ごと奪い取られることになった。
言及作品
- Fate/stay night
- Fate/hollow ataraxia
- Fate/Zero
- Fate/Apocrypha
- Fate/strange Fake
- Fate/Grand Order
- Fate/EXTRA
- Fate/EXTRA CCC
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
メモ
- 『Fate/Grand Order』の第四特異点では19世紀末の時点のマキリ・ゾォルケンが登場しているが、彼が魔神柱バルバトスに変異してしまったことと、「マキリ」が「間桐」になった途端に魔術師一族として零落し始めたという事実を考えると、間桐家(マキリ)そのものが魔術王に呪われていたという恐ろしい事実が想像できてしまう。
脚注
注釈