遠坂家

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概要[編集 | ソースを編集]

冬木市の管理者(セカンドオーナー)。「聖杯戦争」における御三家の1つ。

元はキリスト教の隠れ信徒の家系だったが、ふらっと現れたヘンな爺さんに勧誘され、魔術に傾倒する。こうした経緯で聖堂教会と魔術協会の両方に繋がりがあり、冬木の管理を任される[出 1]

ゼルレッチいわく、「最も芽のない教え子だった」らしく、ゼルレッチから見れば永人は、旅先のホテル代代わりにちょっと筋を見てやったレベルの「魔術師の弟子」ですらない「ただの門下生」[出 2]。後にゼルレッチからは、魔術礼装「宝石剣」の再現を課題として与えられた。
「転換」の特性を伝えている。
200年前、武術で根源に至ろうとしたが、マキリとアインツベルンに勧誘され、日本で2番目に質の良い土地と孔を穿つ秘術を提供した。

家伝の魔術は上記の「転換」の特性を活用して、魔力を長時間かけて蓄積させた宝石を触媒として自身の限界よりも高度な魔術を行使する宝石魔術
その性質上非常に金食い虫であるが、下記のように金銭面では比較的恵まれているためそこまで逼迫しているわけではない。

4代目と5代目の時臣は霊脈の要衝として押さえていた土地を貸し付け、行き届いた霊脈管理によって悪運・災難・霊障の類から守られた事業はことごとく成功し、莫大なテナント料を手にしていた。これは管理者でも中々無い成功だった。
時臣の死後は葵、凛へと受け継がれる筈だったが、その間に後見人である言峰綺礼が教義のこともあり、愚直かつ大雑把に管理して、実入りの良い所は殆ど人手に渡った。[出 3]
『氷室の天地』では土地の散逸により沙条家が冬木に引っ越してきたり、先祖が作った日本刀アゾット剣が元で妖刀杯(仮)が開催されたり[注 1]と重要イベントがいくつか発生している。

この他、数々の魔術特許も持っており、年何千万円という収入がある[出 4]。時臣の「魔術を簡略化する魔術式」の特許料が毎月少額入っており、それが現在の遠坂家の主な収入である[出 5]

『Fate/Apocrypha』の世界ではユグドミレニアに奪われた大聖杯は諦め、魔術と共に拳法で宇宙と同一化する方法を探る[出 6]

人物[編集 | ソースを編集]

遠坂永人
200年前に置ける遠坂家の初代当主。武術と魔術を等しく見、無の境地から根源に触れようとしていたところ、大聖杯作成に誘われる。
割とドジ[出 1]。凡才で冷血で躁鬱の気があり犠牲を省みないが、善い未来予想に殉じるいい人だったとか[出 2]
永人の娘
二代目当主。父より魔術の才能があり、大聖杯作成にもこちらの方が貢献した[出 1]
時臣の祖父
第三次聖杯戦争に関わった三代目当主。
Fate/Apocrypha』では遠坂家のマスターが言峰璃正天草四郎時貞に救出されている[出 7]
時臣の父
4代目当主にして、時臣の師。時臣に形だけのものではあるが魔術を継ぐか選択の機会を与える。
時臣の母
時臣曰く凛には彼女の面影がある。
遠坂時臣
5代目頭首。術の秘匿が慎重にされ隠蔽するなら聖杯戦争で無関係な一般人に犠牲者が出ようと構わないという魔術師らしい思考の持ち主。
遠坂家の中で最も非才だったが、努力して天才と評される。
遠坂葵
時臣の妻で、凛と桜の母。旧姓は「禅城」。第四次聖杯戦争の9年前に遠坂家に輿入れする。
遠坂凛
6代目頭首。
間桐桜
の実妹だが、間桐家に養子に出される。
『Fate/Apocrypha』では養子に出す先が遠縁に変わっている[出 6]
遠坂凛 (EXTRA)
時臣が留学先で葵以外の女性との間に作った子供の子供。
凛の孫
Fate/stay night』で存在だけ言及された。
遠坂凛 (プリズマ☆イリヤ)
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の世界の凛。
間桐桜 (美遊世界)
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』における「美遊世界」の桜。

関連組織[編集 | ソースを編集]

間桐家
「聖杯戦争」における御三家の1つ。サーヴァントの召喚システムおよび第二次以降の令呪を提供した。
後に間桐桜が養子に出される事になる。
アインツベルン
「聖杯戦争」における御三家の1つ。儀式の根幹を為す大聖杯と、サーヴァントの魂を一時保管しておく小聖杯の鋳造技術を提供した。
魔術協会
遠坂家がセカンドオーナーとして所属している上位組織。
聖堂教会
第三次聖杯戦争で璃正が監督役として派遣されてからの付き合い。
第四次聖杯戦争では共謀して優勝を目指した。
エーデルフェルト家
時臣から見て遠縁にあたる魔術師一族。第三次聖杯戦争での確執から一方的に嫌われている。
ユグドミレニア
Fate/Apocrypha』の世界で第三次聖杯戦争で戦った相手。
エインズワース家
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の並行世界での聖杯戦争での協力者。
第四次聖杯戦争の失敗で壊滅してしまい、研究成果などを丸ごと奪い取られることになった。

言及作品[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. なお、蒔寺家に渡った理由も、冬木大災害の折に綺礼が復興チャリティとして遠坂家が所有していた魔術的価値が皆無ないしは低い骨董品をオークションにかけて売り払ったからである。

出典[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 「Fate用語辞典-遠坂永人」『Fate/side material』p.68
  2. 2.0 2.1 「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』
  3. 「Fate/Zero用語辞典-遠坂時臣」『Fate/Zero material』p.101
  4. 「奈須きのこ一問一答-キャラクター関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134
  5. 「奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.25
  6. 6.0 6.1 「Fate/Apocrypha用語辞典-御三家」『Fate/Apocrypha material』p.166
  7. 「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰璃正」『Fate/Apocrypha material』p.167

リンク[編集 | ソースを編集]