マンドリカルド

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2020年5月1日 (金) 21:46時点における240d:0:7612:1e00:6d07:3588:4b99:1aa0 (トーク)による版 (→‎本編)
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ライダー
真名 マンドリカルド
性別 男性
身長 171cm
体重 68kg
出典 シャルルマーニュ伝説
地域 西欧
属性 中立・中庸
声優 増田俊樹
デザイン ギンカ
レア度 ☆3
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

騎兵」のサーヴァント

略歴
Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』で出会ったサーヴァント。ゴルドルフのピンチを救うかたちで登場。カルデア一行に合流し、ギリシャ異聞帯攻略に協力する。
機神アルテミスとの決戦で時間を稼ぐべくヘクトールの遺したドゥリンダナを使用、アルテミスの主砲を相殺し、光の中に消えていった。
人物
若干、世を儚む陰気属性が入った青年。
自分がマイナーであることを自覚していて、ちょくちょく自虐めいた発言が飛び出すこと多々あり。いわゆる、自分の能力に保険をかけるタイプで、用心深く、消極的に物事を進める。
生前はそれなりに尊大、かつ俺様最強みたいなノリで暴れていたが、ブラダマンテの恋人であるロジェロにヘクトールの鎧とデュランダルを以てしても勝てなかったことが強烈なトラウマになっているらしく、常に自信なさそうな態度でマスターに接する。聖杯戦争において重要なコミュニケーションに多大な不安を抱える男。
一応、戦闘時には己を鼓舞する意味もあり、やや自信ありげ。
料理店でいつも注文するものを覚えられると行き辛くなるタイプ。
能力
自己評価の低さ、自虐的な態度の割には実力は高い。
手にした武器は何の変哲もない木刀だが、宝具の効果により十分な攻撃力を有している。
愛馬ブリリアドーロは戦闘中に短時間しか出現させられず、普段の移動には用いていない。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) C B A C B A 対魔力:C
騎乗:B
九偉人の鎧:A
間際の一撃:C
ブリリアドーロの嘶き:A

宝具

不帯剣の誓い(セルマン・デ・デュランダル)
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
デュランダルを手に入れるまで剣を身につけぬ、と誓った伝説の具現化宝具。
手にしているものが、どんな武器であっても彼がかつて身につけたデュランダルと同等の切れ味を持つようになる。
ランスロットの宝具『騎士は徒手にて死せず』と酷似しているが、こちらはデュランダルと同じ威力を持つという点で上回り、どんな武器でもデュランダルと同じ扱い方になる。
ただし、デュランダルの通常威力のみをコピーしているので耐久力は手にした武器のランクに準ずる(ほぼEランク)。
普段は木刀を介してこの宝具を使用しているが、ちょくちょく破損して交換している模様。
なお、ライダーらしく馬に乗って突撃するが、鞍に跨がるのではなく馬の背の上に立って突撃するという、人馬一体を体現した勇姿を見せる。
絶世の儚剣(レーヴ・デ・デュランダル)
ランク:A+
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
『不帯剣の誓い』を封印、破棄することによって発動可能な対人宝具。
かつて手にした絶世剣デュランダルを己が手にする。また、この状態ではただのスキルでしかない『九偉人の鎧』もヘクトールの聖遺物として昇華され、防御面でも類い希なる向上が見られる。
通常の聖杯戦争では、今の自分であればデュランダルを真に使える・・・という自信を持たなければ発動できない宝具、宝具の情報自体も封印されており、マスターですら把握できない。

真名:マンドリカルド

マンドリカルド 。シャルルマーニュ伝説の登場人物(ただし敵側)でありタタールに覇を唱えた王の一人(当初は粗暴かつ傲慢な独裁者タイプの王であった)。
なお、タタールとは「韃靼」とも言い、元はモンゴル帝国の遊牧民の一部族である。
原作とも言える「ローランの歌」が成立した12世紀当時、タタール人を含むモンゴル帝国の軍勢が北アジア(現在のロシアあたり)から東ヨーロッパまでを侵攻・蹂躙したため、非常に恐れられた。
つまり当時の情勢を考えるとモンゴル系の人物なのだが、名前と、ヘクトールを知っていて憧れていることを考えるに、「遠く東の(だけどまだ欧州文化圏の)国の王」くらいでふわっととらえた方がいいのかもしれない。
父アグリカンが討たれたことがきっかけでローランへの復讐を決意、「自らの武勇のみで仇を討つ」と軍から逃走しローランを追いかけ回す(武器もなしで)。
道中武器を手に入れるためたまたま見つけた天幕に侵入、剣や馬を盗んで行こうと画策するも魔術の炎によって下着もろとも燃やされ裸一貫になり、泉に飛び込んだところで乙女と出会う。
そこで自分がヘクトールの子孫であるということを知り、その武具を手に入れるという決意を抱く。
シリアにて巨人を倒したり無限の稲穂を刈り取ったり大樹を引き抜いたりという試練を越え、「ヘクトールの如き武勇を持つ者」として認められたマンドリカルドは九偉人の鎧を授けられる。
このとき「不帯剣の誓い」をしたとされ、以後は槍などを主に使用している。
ローランを追っている最中グラナダ(スペインの都市)の王女ドラリーチェの輿入れ行列と遭い、美女の顔を見たいがために一方的な襲撃をかけている。その上ドラリーチェを口説き落とし、そのまま拉致してしまう。
この略奪は結果的にマンドリカルドの死を導いた原因でもある(ロドモンテの嫉妬などを参照)。
暫くして見つけたローランへデュランダルを巡っての決闘を挑むが最中マンドリカルドの馬が暴走し中断、その間にローランが失恋の末(全裸で)発狂して投げ出したデュランダルや名馬ブリリアドーロを戻ってきてから見つけて奪って行ってしまう。
諫めたローランの友人も始末し、イスラム同盟軍と合流する前にマンドリカルドはアルジェリア王ロドモンテ、女帝マルフィーザ、ロジェロと合流しフランス軍の包囲網を突破してアフリカの王アグラマンテを救出し戦況をひっくり返した。
(アトランティス3節でマシュが言及していた「たった4人でフランス軍の陣地に飛び込み、大暴れした」というのはこのこと)
軍の本隊と合流した後に、ロジェロの持っている盾がヘクトールのものだと気づいたマンドリカルド。
同じく軍に参加した騎士グラダッソはマンドリカルドの持つ剣が探していたデュランダルと気づき、マンドリカルドはロドモンテともドラリーチェを巡って衝突。4人が戦うことになってしまった。(このときマンドリカルドはマルフィーザも口説こうとしていたがあっさり撃沈している)
乱闘はアグラマンテにより仲裁され仕切り直し、一騎打ちでの戦いへ変更。互いの求めるもの賭け決闘することになる(そのまま乱闘が続く版もあるが、新所長が「ロジェロに一騎打ちで負けた~」と認識しているためFGO世界では一騎打ち版であると推測できる)。
ロジェロとの決闘ではどんな攻撃もはじき返すというヘクトールの鎧を過信したが故に脇腹から心臓を刺され、馬上にとどまったまま命を落とした。
死ぬ直前に力を振り絞りロジェロの頭へデュランダルを当てたのだが、ロジェロは頭蓋骨がめり込むだけで済んでいた(生きているのがおかしいのだが)。この逸話が昇華され、『間際の一撃』になったと推測できる。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』の配信に伴い実装。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
大西洋異聞帯で出会い、マスターとサーヴァントの関係を超えた友達となる。
ゴルドルフ・ムジーク
大西洋異聞帯で彼のピンチを救う形で登場。
だが、「問おう、貴方が私のマスターか」というサーヴァント言いたいワード一位をうっかり彼に対して言ってしまい、ひどく落ち込んでしまった。
ヘクトール
彼の残した武具を巡る争いの参加者であり、憧れの大英雄。
カルデアに居ると知るとテンションが爆上がりしてサインを欲しがり始める程。
ブラダマンテ
彼女の近くに居るとロジェロの事を思い出すので、苦手な相手。
アストルフォ
ローランともども、あまりのかっ飛びっぷりに「あいつら未来に生きてんな」と呆れ返っている。
ガレス
ブラダマンテの幕間の物語で槍試合を挑まれて一旦は断るものの、ヘクトールが立会人となった事で前向きになり、彼女とコンビを組んでブラダマンテと戦った。
バーソロミュー・ロバーツ
大西洋異聞帯で共闘した相手。
性癖をフルオープンしても人づきあいができる彼の事を若干羨ましがっている。
カイニス
大西洋異聞帯で敵対した相手。
カルデアでも陰キャな彼にとってテンションが高くてガラが悪く、豊満な女性の肉体で押しかけつつもっと王様らしくシャキっとしろとシミュレータに引きずっていくカイニスの事は苦手な模様。

生前

ロジェロ
彼を不意打ちするものの返り討ちにされてしまい、すっかりトラウマになっている。
ローラン
彼との決闘の際、彼が発狂して逃走してしまったために棚ボタ式にデュランダルを手に入れる事になってしまった。
彼のアレっぷりにはアストルフォ同様に内心かなり呆れている模様。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

マイルーム

本編

「宝具―――『不帯剣の誓いセルマン・デ・デュランダル』を、我は誓約の下に破棄する。
我が手には、約束の絶世。不毀の極剣。
我が友を守るため、今、ここにその力を解放する!!」
『神代巨神海洋 アトランティス』にて。生前のような不本意な成り行きではなく、ヘクトールその人の許しを得て手に入れた絶世の極剣。サーヴァントとしてではなく、ただ、自分を「友」と呼び、認めてくれたものを守るため、その全力をもって立ち向かう。

イベント

幕間の物語

メモ

  • 上記のようにマイナーキャラでありその事を自虐しているが、実際実装時点で日本語版のwikipediaページが存在していなかった。
    • 同じような周辺状況だったキャラとしてはアーラシュのような人物も居るが、彼の場合は『王書』が中東ではメジャーであるが日本ではほとんど馴染みが無いという問題であり、実際に中東では非常に知名度が高い。対して彼は『シャルルマーニュ伝説』の知名度は高いものの、その1エピソードに出てくる中ボスのような人物であり、記事を書こうにも「wikipediaに書く事が無い」というレベルである。
    • ちなみに事前予想で多かった真名候補の筆頭は、十二勇士の一人にしてトランプのスペードのジャックのモデルとされる「オジェ・ル・ダノワ」。奇しくもマンドリカルドのバックボーンにはヘクトール(=ダイヤ)が関わり、宝具の性質はランスロット(=クラブ)に似る…という、既存ジャック組との妙な接点が存在している。
  • 「生前とサーヴァントになった後で性格が全然違う」という非常に珍しいサーヴァント。
  • 「不帯剣の誓い」は『Grand Order』のゲーム内マテリアルではランスロットの宝具と比較されているが、Fateシリーズ全体を見た場合、より近いのはリチャードⅠ世の「永久に遠き勝利の剣」の方である。
    • 『Fake』作中では、リチャードの方も自身の宝具をランスロットと比較している。
  • プレイヤーからの通称は、ほぼ「マイフレンド」。アトランティスで登場した呼び名が相当にインパクトがあったようである。

脚注

注釈


出典


リンク