ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ

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ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ
外国語表記 Reines El-Melloi Archisorte
性別 女性
誕生日 3月7日
身長 149cm
体重 41kg
好きな物 他人の不幸、とりわけ真面目な人間が道を踏み外すところ
苦手な物 退屈
魔術系統 鉱石を利用した魔術をメインとする。その流動や転換
魔術属性
魔術回路・質 A(まだ自覚していないが、回路の質は高い)
魔術回路・量 D
魔術回路・編成 正常
声優 水瀬いのり
演者 浜崎香帆
初登場作品 Fate/Apocrypha
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概要

時計塔に存在する十二のロードの家系の一つ、エルメロイの次期当主。

略歴
第四次聖杯戦争にて前当主ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが敗死したことで凋落し、膨大な財産と人材、霊地と魔術礼装を他家や分家に奪われ、もはや『エルメロイ』という家名と天文学的な負債[注 1]しか残っていない魔術師の一門・エルメロイ本家の次期当主。
上位の分家がすべて離反、遠ざかったエルメロイ派にいるまだ魔術刻印の移植を受けていない血縁の子弟たちの中で、源流刻印の適応率がたまたま突出して高かったからという理由で彼女が次期当主に選ばれた。
その後、見捨てられたエルメロイ教室を受け継ぎ奇跡的に三年間存続させたウェイバー・ベルベットを呼びつけ、「エルメロイ派の借金を返済する」「エルメロイの源流刻印を修復する」「自分が成人になるまでエルメロイの君主を代行する」「自分の家庭教師になること」を要求。彼に「ロード・エルメロイⅡ世」の名を贈り義兄とした。
それからというものロードとして魔術協会で様々な問題で頭を悩ませるエルメロイⅡ世をからかいながら、一蓮托生で共に怪物犇めく魔術協会上層部と渡り合っている。
人物
陶器人形のような白い肌に純金の糸を思わせる細く真っ直ぐな髪、儚げな印象を吹き飛ばすような強い焔色の瞳を持った美少女。年齢は15歳前後。
「エルメロイの姫君」と呼ばれるに相応しく佇むだけで気品があり、座るだけで優雅を纏うが、その口の悪さと尊大な態度が全てを台無しにしている。
真面目な人間が苦しんでいるのを見ると唇がほころぶ、という自他共に認めるサディスト気質。しかしそれは幼い頃からエルメロイ家の内紛や協会の権謀術数の渦中にあって自分を守るための鎧でもある。そんな境遇故に友人がほとんどいないが、本人はむしろ幼少期の権謀術数渦巻く環境を愉しんでいたと述懐している。実はほんの微かにMの気もあり、ロード・バリュエレータにからかわれた時にいつもの自分と違う立場である事にうっすらと興奮を覚えたが、おかしな性癖に目覚めない様封印した。
頻繁にエルメロイⅡ世を振り回しているが、「これまでもこれからも、兄以外の部屋に無断で侵入しようとは思わない」と宣言したり、𠮟られて「そう怒鳴るな、嬉しくなる」とコメントするなど、かなり変わった形ではあるが彼女なりの親愛の情がある。エルメロイⅡ世との子作りを提案するなどかなり際どい冗談を言うことも。
また海千山千の老獪が跋扈する時計塔で生きてきたためか人間観察に優れ、エルメロイⅡ世が嘘をついているかどうかなどすぐに分かる。
能力
エルメロイⅡ世を講師に魔術を学んでいるが、彼の配分した「エルメロイの秘術を引き継ぐには一番望ましい」授業比率の結果、おおよその魔術が研究用に調整されている。そのため魔術で靴音を消してエルメロイⅡ世の私室に侵入し、気づかれずに彼の背後に回る事は出来ても、戦闘用の魔術にはほとんど持ち合わせがない。トリムマウなしだと魔力にカタチを与えて物理的威力を伴わせただけの、君主の家門の人間が戦闘時に頼ったと知れれば恥曝しとなるような魔弾を撃つのが精々である。
魔力に反応する魔眼を所有しており、その副作用により魔力の存在する場所では目の色が通常時の鮮やかな青色から燃え立つような焔色へと変わる。脳と魔術回路の処理が魔眼に追いつかないのですぐ熱を持ってしまうため、症状を和らげるためにライネスはしばしば目薬を指す必要がある。一方その過剰反応を利用することで、短時間ながら極めて精密性の高い魔術を行使することができる。

バリエーション

ライダー

Fate/Grand Order』にて、「騎兵」の疑似サーヴァントとして登場。

詳細は司馬懿〔ライネス〕を参照。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Zero
漫画版最終話に登場。ウェイバーをロード・エルメロイⅡ世として迎え入れた。
Fate/Apocrypha
エルメロイの姫君。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
メインキャラクター。
『CASE.剥離城アドラ』では源流刻印の修復のためエルメロイⅡ世をアッシュボーンの魔城へと派遣する。
『CASE.双貌塔イゼルマ』では双貌塔で行われる社交界に招かれ、事件に巻き込まれる。
『CASE.魔眼蒐集列車』では走行中の列車内という閉鎖空間で苦戦するエルメロイⅡ世の元へ、重要な情報を持って駆けつける。
『CASE.アトラスの契約』ではかつてグレイの故郷である村へエルメロイⅡ世と共に赴き、のちに事件解決の助けとなる、とある仕込みをする。
『CASE.冠位決議グランド・ロール』ではエルメロイⅡ世と共に時計塔内巨大派閥相手の綱渡りめいた政治劇に奔走する。

その他

ちびちゅき!
東洋の団子に興味を持ち、トリムマウに調達させようとする。

人間関係

ロード・エルメロイⅡ世
「下僕」であり「兄」。何だかんだ言いながら懐いているのは本当。エルメロイⅡ世にとっては彼女との出会いが「ウェイバー・ベルベット」ではなく「ロード・エルメロイⅡ世」として生きていく事になった最大の原因なのだが、やはり何だかんだで世話を焼く。
グレイ
義理の兄の内弟子。初対面時はイジメ甲斐がありそうな自分好みの少女と見なしていたが、彼女の素直さと謙虚ぶりには毒気を抜かれるのか、割と温厚に接している。
シリーズが進むごとに親交は深まり、いつしか彼女が不在のお茶の時間を味気なく思うほどに。
フラット・エスカルドス
月霊髄液に情操教育に極めて有害かつ愉快で悪辣な代物を見せる人物。
スヴィン・グラシュエート
フラット同様エルメロイ教室の問題児だが、犬っぽい気質が群れの副ボスだと認識しているのかライネスに対しては従順。「姫様」と呼ぶのも他の貴族たちのような揶揄や皮肉などではなく、指令系統という意味での上下関係をはっきりさせるため。
彼がグレイへに寄せる想いを知っていてからかったりすることもある。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
ライネスの一代前の当主。Fate/Grand OrderFate/Zeroコラボ「Fate/Accel Zero Order」内で「姪」であるとされたが、それ以外の人間関係は記されていない。
実力は高く評価しているが性格はまったく信用しておらず「お調子者」「戦闘の専門家を相手にやり合ったらどうやっても死ぬ」と辛辣[注 2]
トリムマウ
ケイネスが遺した魔術礼装「月霊髄液」を兄の手で改良してもらった従者。頻繁に連れ歩いている。
オルガマリー・アニムスフィア
同じ貴族主義派閥に属するアニムスフィア家の、君主の次期後継者という境遇を同じくする少女。
魔眼蒐集列車事件の事後処理のさなか、エルメロイⅡ世とグレイが退院したことを知らずにお見舞いに来た彼女をつかまえて対等な交流を結ぶ。
執事
ライネスが語りの主体となっているパートで、しばしば思い出話に登場する人物。
かつて、エルメロイの分家とはいえ下流だった――野宿やあばら家での寝起き、粗食どころか虫までも食するレベルで――アーチゾルテの娘に非常事態の切り抜け方や謀略の扱い方など、とにかく貴族社会で生き抜く方法と、ついでに現在の歪んだ性癖を叩き込んで行ったらしい。
ライネスがエルメロイ次期当主として家中の権力を掌握した頃に彼女の元を離れたようで、しばしば「悪徳執事」「あのろくでなし」などと世話になったにしては随分と容赦のない、かつ奇妙に細部をぼかした記述をされている。
ブラム・ヌァザレ・ソフィアリ
一代前の当主の義兄になるはずだった男性であり、降霊科の重鎮。
エルメロイの危機にろくに手助けをしてくれなかったからか印象は最悪で、『fate/Apocrypha』では彼の不幸を嘲笑っていた。
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のアニメ版第四話では、義兄の聖杯戦争への出場枠とバーターにする形でマーベリー工房での事件解決を引き受けた。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
エルメロイ教室の生徒であり、義兄が直接指導する教え子。
性格的なものもあってあまり相性は良くないが、アニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では一緒に百貨店で買い物したり獅子劫に助手として推薦したりと一緒に行動する事が多くなっている。
化野菱理
義兄の事件絡みでたまに顔を合わせる腐れ縁の相手。
利害対立することも多いが、腹黒同士で相性はそれほど悪くはない。そういう場合はたいてい義兄が胃を痛めるが。
獅子劫界離
アニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』ではマーベリー工房の事件で出会ったことで縁ができ、魔眼蒐集列車の事件を裏方から調査するべく依頼を持ちかけた。
ディンベルグ卿
アニメ版DVD付属のドラマCDで言及。
自身の後ろ盾の為に彼の爵位に興味を抱いており、血縁関係を捏造して唯一の親族を名乗り、彼の遺産の継承権を主張した。

名台詞

Fate/Apocrypha

「おお、我が兄よ。
 貴方にただの布切れを見てニヤけながら独り言を呟く趣味があったとはな。
 もしや呪物崇拝フェティシズムという性癖だろうか? 何てことだ、失望したぞ」
初登場シーン。かつて聖杯戦争で召喚した征服王の触媒を手に取り、過去の思い出に浸っていたエルメロイⅡ世。
その強面の下に隠れた甘っちょろさを存分に弄り倒す。
「……どういうことだ?  貴方が私にすることは無限にあっても、
 私が貴方の為にすることなど何一つとして無い筈だが」
彼女の傍若無人ぶりに悩まされるエルメロイⅡ世から「もう少し淑女らしい慎みを身につけてくれ」と頼まれて。
如何にも不思議そうに問いかけたため、エルメロイⅡ世からは「最悪だなお前!」とのお言葉を頂戴した。
「要するに甘すぎる若造という事か。
 何だ、そんな誰でも知っている事を“君にだけ告白する”なんて素振りで言われるのはたまらないぞ。
 加えて親切心から忠告すると、『かつて』ではなく『今も』未熟、なのではないか?」
エルメロイⅡ世が征服王の聖遺物を聖杯大戦に出さなかった理由を聞いて。
友への想いとか英霊への尊敬の念とか良い事をせっかく言っているのに、彼のハートを抉るようなセリフをストレートに投げ込む。
直後にエルメロイⅡ世の「一言どころか十言ぐらい多いなお前は!」という叫びが上がった。
「――まあ。そういうことなら、無理にとは言わない。
 君がエルメロイである期間がまた延びるだけだしな」
アーチボルト家の抱える負債の7割を返済できる価値がある触媒を元に戻し、「友を売りとばすつもりはない」と語ったエルメロイⅡ世に。
くすくすと、どこか楽しそうな笑みを零して。
「結局何一つ得ることはなかったらしいな。ブラム、ザマァ」
義兄の私室にメイドさんを変形させたダンボール箱でスニーキングしてベルフェバンらとの会談を盗み聞きしての、到底淑女とは思えないコメント。
この世界ではどういう経緯でケイネスが死亡したのかは明らかになっていないが、直前のブラムの反応を見るにやはりソラウが何らかの形で関わっているようではあり、表面上は穏健な関係を保っていつつもライネスとしてはソフィアリ家に対し恨み骨髄な様子。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿

「君の愛しい愛しい義妹いもうとだとも」
剥離城アドラに関する案件を抱え込んだことに怒る義兄に、彼の切実な望みである極東行きを引き合いに出して無理矢理承諾させ、「お前は悪魔か」と詰られたのでこう返す。
部屋の外から聞いていたグレイにも、発言者のドヤ顔が容易に思い描けるような声音であった。
「そのフードを外せばもっと可愛いのに」
義兄をいじり倒して満足したのち、廊下ですれ違ったグレイにちょっかいをかける。
そのフードの下は、彼女がエルメロイの家の騒動に担ぎ出された遠因と無関係という訳ではないのだが――
後にグレイが自分の顔について抱いている思いを断片的に聞いて慰めている。
「目の前に敵がいる。やりあうための手段がある。だったら戦わない理由なんて、私には見いだせません」
イノライに何故そこまでしてエルメロイに執着するのかと問われて。彼女自身派閥抗争などクソ食らえだと思っており、エルメロイを売り払って負債を返す選択肢もあったのだが、生来のプライドの高さがそれを許さない。この返答にイノライは「筋金入りのファイター」という評価を下す。
 だけど、まあいい。
 そういう兄だから、私もエルメロイを任せてみようと思ったのだから。
事件の真犯人に嵌められた彼女を庇うために、時計塔の大物に対して足を震わせながらも堂々と立ち振る舞う二世に向けてそう述懐する。
普段散々苛め倒していても心底では彼を強く信頼しているツンデレぶりが伺える。といってもそれは意地でも表には出さないが。
「私は、君の隠れファンというやつでね」
『双貌塔イゼルマ』序章での回想にて。部下に命じて拉致らせた、かつての義兄が運営していた教室を買い取って運営していた昨今評判の新米人気三級教師(=のちの新たなる義兄)に対しての一言。ファンであったらしい。名目的な物か冗談か本気かは、この時点では定かではないが。ちなみに件の三級講師の扱いだが、この場面がメディア化されるたびにエスカレートしている。
「……ではせっかくだし、私からいくつか要求してみようか」
『双貌塔イゼルマ』序章での回想にて。ファンからの「かわいい」お願い(という名の、新たなる義兄を迎えるための無茶振り)のスタート。なお漫画版『Fate/Zero』最終巻収録番外編での同シーンでは台詞が付け加えられて「……ではせっかくだし 君の罪悪感につけこんで 私からいくつか要求してみようか」となっている。
「私が成人するまで誰かに君主ロードの仕事をしてもらう、という事だよ」
『双貌塔イゼルマ』序章での回想にて。最終的に件の教師に飲ませたかった最大の条件。ちなみに底本版では直後「そういうことだ。ほかの君主ロードどもとの折衝は心底つまらないと思うが、頼んだぞロード・エルメロイⅡ世と即座に肩書に対してライネスが「Ⅱ世」を付した事になっているが、漫画版以降のメディアでは「そういうことだ。ほかの君主ロードどもとの折衝は心底つまらないと思うが、頼んだぞ新たなロード・エルメロイ」となっており、その名を名乗る条件としてウェイバーが「ロード・エルメロイには『Ⅱ世』をつけてほしい」と願った事になっている。
「それともこう呼ぼうか? 親愛なるお兄様、と」
『双貌塔イゼルマ』序章での回想にて。こうして新たなる「エルメロイの兄妹」の運命がゼロに至りてここより始まった。

その他

マジで!?
漫画版『Fate/Zero』最終巻収録番外編より。拉致った新米教師に「自分の家の借金を肩代わりしろ」と無茶振りしたらアッサリ承知された、心の中の動揺。ちなみに、この物語の底本となった『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 双貌塔イゼルマ』の序章では、読者に向けた地文にて「全力でツッコミかけた私の気持ちを、どうか分かってほしい。」となっている。ちなみに彼女的には元から蹴られる事前提の条件だったものだから、動揺もさもありなんというところ。
ちなみに、なぜ蹴られる事前提の条件をわざわざ出したのかといえば、それは後に提示する(「ロードの仕事を肩代わりしろ」という)条件を断れなくするため。いわゆる「自分の最初の無理難題は断ったんだから、それよりはたやすい後から出した難題くらいは受けろよ」というプレッシャー。これはビジネスや詐欺で使われるドア・イン・ザ・フェイス(譲歩的要請法)と呼ばれる心理テクニックである。逆に言えば最初の無理難題を無条件で受け入れられたら後の本命条件の交渉がやりにくくなるため、そりゃ後々の事を考えれば慌てよう。
「大丈夫か? ひょっとして君 聖杯戦争とやらで脳みそに蛆か蟲でも植え込まれてないか?」
漫画版『Fate/Zero』最終巻収録番外編より。「1割しか回収できなかったエルメロイ家の源流刻印をなんとかしろ」という無茶振りまで受け入れられてしまい、本気で心配になる。ちなみに漫画版では検査のための施設すら紹介しようとしている。ちなみに前述の底本では、やはり地文で「こいつ頭が沸いているんじゃないか」と慄き「実は聖杯戦争とは脳味噌に蛆か蟲でも埋め込む儀式だったんじゃないか。それは我が義兄には耐えられまい」と、あらぬ疑いまでかけている。
「説明してやっても構わんが、少々時間を要するぞ?」
『音楽劇 ロードエルメロイⅡ世の事件簿 case.剥離城アドラ』より。
フラットとスヴィンにロード・エルメロイⅡ世とグレイがどこにいるのか問われて。第四次聖杯戦争の詳細を知らない者に2人が剥離城アドラへ向かった理由を語るには、ウェイバー・ベルベットがロード・エルメロイⅡ世と名乗るまでの経緯が必要不可欠なのだ。
ここから『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 剥離城アドラ』の物語が始まる。

メモ

  • 存在は『Character material』で語られていたが具体像はハッキリと分からず、長らく謎のキャラクターだったが、『Apocrypha』で遂に登場。
    • ただし『Character material』時の設定は現在のものとは少し異なり、ケイネスの死後、没落一歩手前となったアーチボルト家の復興に尽力し持ち直させたウェイバーに対して、「当時は幼く、アーチボルトの末席にいた正式なエルメロイの跡継ぎ」がアーチボルト家を立て直した功績と、もとを正せばおまえが悪いんだから一生私に仕えよ、という事でエルメロイⅡ世の名を与え縛った……というもの。
    • また、トリムマウについても設定が変更されており、『Zero Material』の時点ではエルメロイⅡ世が月霊髄液を改良進化させ多機能メイドゴーレムにしたという設定だった。
  • カラーページでは青色の瞳であったライネスが作中で「焔色の瞳」と描写されている件について事件簿2巻上巻について生まれつきの一種の魔眼によるものと判明した。なお、このようなことになったのは東出・三田両名のTwitter上でのやり取りによると
    東出→言えねぇ。当時はまだ「事件簿」や「Fake」が動き出すこともあまり知らなかったので「まあ適当に焔色の瞳とか書いておこう」とか書いたら三田さんがライネス中心に描写する上で「焔色って何だ……何かの意味が……」と大変愉快な、違った困ったことになったなんて言えない……呟こう……![出 1]
    三田→ちゃ、ちゃんと拾ったのに……?!w[出 2]
    東出→正直あれを拾われるとは思いませんでした……(目を逸らしながら)[出 3]
    とのこと。
  • 15歳にして酒豪。未成年だがイギリスでは保護者同伴であれば5歳から飲酒可能だから、とのこと(厳密には自宅・私有地内に限る)。
  • 『Fate Grand Order』の司馬懿の絆礼装の記述によると彼女はかつて茶会の席で毒を盛られたために生死の境をさまよい、それ以来保存食を持ち歩き、茶菓子を自分で用意する癖がついたという。
    事件の詳細は語られていないため不明だが時期的にアーチボルト家の凋落もしくは第四次聖杯戦争絡みで発生した事件なのだろうか。

脚注

注釈

  1. コミック版『Fate/Zero』での後日談で曰く「ハリウッド超大作とか作れちゃう額」。ちなみに、作中での年代と近い『タイタニック』の制作費が約3億ドルである。
  2. 漫画版『Fate/Zero』最終巻に収録の番外編『Fate/Zero -three years later-』(単行本では『Another Epilogue -Side of Waver-』)において、内心でこのことに言及した際にイメージ像のケイネスが「なぜだ妹よ!」と背景で叫んでいるため、ケイネスの生前から不測の事態に備えた刻印継承候補として養子縁組が行われていた可能性はある。

出典

リンク