路地裏さつき ヒロイン十二宮編
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路地裏さつき ヒロイン十二宮編 | |
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稼働日 | 2013年4月1日 |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
概要[編集 | ソースを編集]
2013年のTYPE-MOON エイプリルフール企画に公開された、インターネットブラウザ上でプレイするアドベンチャーゲーム。「TYPE-MOONヒロインが繰り広げるペガサス幻想(ファンタジー)」。
各漫画版作者とイラストレイター、作家を総動員しており、ある意味TYPE-MOONの集大成とでも言うべきイベント。戦闘画面はコハエースの経験値氏が担当している。次回予告のみ、弓塚さつき役の南央美による音声あり。
全13話で、4月1日の0時から約1~2時間ごとに更新された。
聖域の章[編集 | ソースを編集]
西暦20XX年、業界に湧き続ける属性被りのヒロイン達。
それらを管理すべく世界はヒロインをランク付けし、トップランクのヒロイン「ゴールドヒロイン」が業界を支配する制度「レギュラースターシステム」を作ることによって安定を保っていた。しかしそれに異を唱えたトッププロデューサー衛宮士郎は、ヒロインの最下層「ブロンズヒロイン」に位置する弓塚さつきたち路地裏同盟に共闘を持ちかける。ゴールドヒロインを倒し、すべての出番のないヒロインが報われる世界を作るため。
しかしゴールドヒロインの待ち受ける十二宮に入った瞬間士郎は「なんでさ」の遺言と共に瞬殺され、更にもう一人のプロデューサーである遠野志貴が聖杯にくべられていることが明らかになる。志貴を救うため、そしてゴールドヒロインとなるため、いつの間にか増えていた約2名も合わせた5人は十二宮へと乗り込むのであった。
登場人物[編集 | ソースを編集]
ブロンズヒロイン[編集 | ソースを編集]
- 弓塚さつき
- 主人公。報われない不遇ヒロインの座から脱出する事を夢見ながら、まともなルートを求め続ける、哀しき路地裏同盟のリーダー。
- 「ロジウラ流星拳」という必殺技でゴールドヒロイン達と死闘を繰り広げる。たまに顔グラも車田風になる。
味方は投げる物。 - シオン・エルトナム・アトラシア
- 路地裏同盟の参謀。実はシルバーとゴールドの中間に位置するヒロインなのだが、さつきや路地裏同盟の仲間達との友情のためにその事実を隠しながらゴールドヒロイン達と戦っていた。だが桜との戦いで……。
- コマンド戦闘で負けパターンに入ったときに攻略情報をくれることがある。
- リーズバイフェ・ストリンドヴァリ
- 女だけど、シオンの夫でさつきの父。当初の目的そっちのけで、ゴールドヒロイン達に目移りしてしまうほどの愛多き人。戦闘ではガマリエルによる防御が活躍。
- シエル
- パスタカレー。
- ゴールドヒロインなのだが、あるヒロインをスチールレベルに堕とすため、路地裏同盟に協力。パーティメンバーではHPがもっとも多い。
- 謎のヒロインX
- 覆面と帽子で正体を隠した、謎の騎士王。日々増殖するセイバー系ヒロインを合法的に滅ぼすことが出来ると聞いたため、路地裏同盟に参加。ドル箱のゴールドヒロインなのだが、その発想はブロンズどころかスチール以下。
- パーティ内では最強なのだが、すぐ寝たり食事を始めたり食材調達に行ったり……。
ゴールドヒロイン[編集 | ソースを編集]
- ネズミー系アイドルAYAKA
- 脚本:磨伸映一郎 / イラスト:中原
- 子の宮「玄人門(ぷろともん)」を守るヒロイン。
- エイイチロー版とPrototype版の人格が混ざり合ったことで、何かと性根が暗い所が見え隠れする残念ヒロインで、知名度補正も低いのでかなり弱い。だが男三人に囲まれて逆ハー状態の勝ち組ヒロイン(実際にプロトセイバーを召喚することもある)であり、ブロンズヒロインに見逃されることはない。
- コマンド戦闘では攻撃力が低いためまず負けることはない。敗北パターンを探す方が大変なくらい。
- アームド・ゴルゴーン
- 脚本:磨伸映一郎 / イラスト:下越
- 牛の宮「金牛宮」を守るヒロイン。
- 姉たちに物凄く恥ずかしい恥ずかしい格好にさせられた挙句、ブロンズヒロイン達に更に恥ずかしい格好にさせられる不運な女性。
- コマンド戦闘に入るまでもなくテキストパートのまま勝ててしまう。
- アイドル皇帝 赤セイバー
- 脚本:経験値 / イラスト:ろび~な
- 虎の宮「動物園」を守るヒロイン。
- ジャイアンリサイタルでブロンズヒロインたちを窮地に追い込み、DRAGONでQUESTなダイ冒険に登場する魔王の如き強さを見せつける。
- 攻撃力(歌唱力)がどんどん上がるコマンド戦闘はかなり難易度が高い。たぶんゲームとして成立してる唯一の宮。
- 首切りバニー 両儀式
- 脚本:ACPI / イラスト:ufotable
- 卯の宮「首斬場」を守るヒロイン。
- 劇場版の宣伝のために登場。「真ゴールドヒロイン」と呼ばれる最上位のヒロインで、一二を争う強さを誇る。余談だが、着物を大胆にアレンジしたミニスカートにウサギミミと、旦那さんには見せられないような可愛過ぎる衣裳を着ている。
- コマンド戦闘は強制敗北イベントで、鎧袖一触に近い形でブロンズヒロイン達を全滅させてくる。だが手加減してくれたらしく、さつき達は一命を取り留める。
- CCC48 赤ランサー
- 脚本:奈須きのこ / イラスト:ワダアルコ
- 辰の宮「竜姫牢」を守るヒロイン。服装は概ねCCC登場時のままだが胸部の肌を露出したものではなく布が増えている。
- 青いのを赤いのと間違えたり、おだてられて調子に乗るなど相変わらずのチョロイン。
- 尚、豚(ファン)は何故かサイリウムを埋葬機関よろしく黒鍵持ちである。そしてどこぞのコマドリが紛れている。
- 病弱隔離妹アイドル 石杖カナタ
- 脚本:奈須きのこ / イラスト:こやまひろかず
- 巳の宮「ナツミカン」を守るヒロイン。
- 病院に入院する羽目になっても目標のために毎日休まず懸命にトレーニングに励む爽やか美少女で、TMヒロイン図鑑にも載ってないレアヒロイン。
- だが「いつまでも 待つと思うな ファンと新刊」という謎の句を残している。
- 未確認飛行アイドル 蒼崎青子
- 脚本:ACPI / イラスト:森井しづき
- 馬の宮「展望台」を守るヒロイン。
- 元祖ビーム系ヒロインだが、生まれた時代が古いせいか昭和の匂いがプンプンする。
- 扱い的には式やアルクェイドに劣っていないはずなのに、何故か真ゴールドヒロインに入れてもらっていない。
- 最後の選択肢のあるコマンド戦闘になる相手。いきなり放たれる即死ビームからいかに逃れるかがカギ。
- ふわふわアイドル モコクェイド
- 脚本:ACPI / イラスト:Bすけ
- 羊の宮「未来丘」を守るヒロイン。
- 真ゴールドヒロインであり、ブロンズ如きでは歯が立つ訳がない破格の存在だが、シエルの召喚した眼鏡の守護天使様の力で何とか事無きを得る。だが血に飢えた天使は生贄を欲していた……。
- これ以降の戦闘は、コマンド戦闘になるものもあるが、全て一本道。
- JKアイドル 日ノ岡ほむら
- 脚本:星空めてお / イラスト:BUNBUN
- 申の宮「虚申星」を守るヒロイン。
- 『ソード・アート・オンライン』の登場人物「閃光のアスナ」に似ている。
- 紅白系アイドル メガ林桜子
- 脚本:磨伸映一郎 / イラスト:蒼月タカオ
- 酉の宮を守るヒロイン。
- 禍々しい気で満ちた邪悪なヒロイン「桜なるもの」。
- ストーリーの流れやコマンド戦闘の会話は、堅物のシオンが主役になることもあり、随所にパロディがありながらも超シリアス。
- 普段パロディまみれのギャグばかり書いている磨伸氏が本気で泣かせにきており、本エイプリルフール企画における「神回」と評されている。
- ちなみに桜は『CCC』で真ヒロインと言って間違いない活躍をしているが、何故かここでは「CCCに至ってはあの始末!」とごねている。何故かというと磨伸氏がこの脚本を書いた時は『CCC』自体まだ発売していなかったので、CCCルートの桜大勝利エンドの存在など知らなかった。なので、後で「CCCやってないんですか?」とファンに問われて、ツイッターにて「教えてもらって冤罪を知る。ぬ、ぬれぎぬだぁ!!」と主張していた。それはそれでプレイ前から桜の扱いが悪いことを想定して執筆したことになるのだが…。
- 神風魔法少女 ジャンヌ
- 脚本:東出祐一郎 / イラスト:近衛乙嗣
- 戌の宮「犬耳会」を守るヒロイン。
- 「まだキャラが固まってないから好き放題出来る」とか言って、青髭が見たら発狂しそうな、あざとい衣裳で暴れ回る。ピンクの男の娘の存在にヒロインとして危機感を覚えていたらしい。
- 面接官 秋葉
- 脚本:経験値 / イラスト:BLACK
- 亥の宮「鬼妹堂」を守るヒロイン。
- 翡翠にリーズバイフェを始末(?)させたうえで、面接によってさつきが兄に会うに相応しいか見定めようとする。
- 露出が多い衣装で、胸部には後付けの装甲が取り付けられている。
- アルティメットさっちん
- 脚本:奈須きのこ / イラスト:武内崇
- 十二宮を制覇し、聖杯の下へとたどり着いたさつきの前に現れた存在。最後の敵。脚本は奈須氏、イラストは武内氏が担当する。
- その正体は『月姫』世界の弓塚さつきが「ヒロインの格差をなくし、全てのヒロインを平等にしてほしい」という願いを聖杯にくべ、ただひとりの聖像「アルティミット・ワン」となった姿。全てのヒロインを平等にするために自分以外の全てのヒロインを消滅させ、神である自分一人だけがヒロインとなる事を目的とする。
- 「メルブラの幸せなさつきはパラレルの存在であり、本当のさつきは死んでいる」という、ファンもスッカリ忘れていた事実を突きつけ、彼女を絶望の淵に叩き込む。そして同じ弓塚さつきとしてさつきを自分と同化させようとするが、それをさつきが拒むと「要は私が世界に2人存在しなければいいのだから死ぬがよい」という極論に至り、圧倒的な力量でさつきをディスり、ネガり、キり、一度は世界から消滅させる。
- しかし絶望の淵でシオン達の声援を受けたことで本当のヒロインの意味に気付き、真のヒロインのみが持つ第七感・セブンスフィールを得たさつきに逆転され、最後は自らに残った聖杯としての力でさつきの「消えた友達を元に戻してほしい」という願いをかなえ、消滅した。
- 外見のモチーフは虚淵玄がシリーズ構成、脚本を務めたアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のヒロインの最終形態「アルティメットまどか」。なお本来は同作のキャラデザインをした蒼樹うめ氏にあらゆるコネを使って一枚絵をお願いしようとしていたらしい。力の入れどころを間違っているのは型月らしいというかなんというか…。
- コマンド戦闘ではなぜかローポリゴンのガクガクした3Dモデルの姿になり、反則的な精神攻撃を仕掛けてくる。
その魔法弓は飾りか! - 敗北イベントシーンの画面停止が長く、詰みゲーだと思ってしまったプレイヤーもいたとか。
メモ[編集 | ソースを編集]
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]