木曽義仲

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逸れのセイバー
真名 木曽義仲
読み きそ よしなか
外国語表記 Kiso Yoshinaka
Rogue Saber(真名判明前)
性別 男性
身長 178cm
体重 70kg
出典 史実
地域 日本
属性 中立・中庸
一人称 私/俺
二人称 お前
声優 櫻井トオル
デザイン 渡れい
しらび(原案)
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

剣士」のサーヴァント。

略歴
Fate/Grand Order』では巴御前の口からその人となりが語られている。
Fate/Samurai Remnant』ではマスターではなく霊地(霊脈が存在する土地)を依代とする「逸れのサーヴァント」として「盈月の儀」が行われる江戸に現界する。
人物
白い鎧に日輪の装飾を施した太刀を携え、赤い面頬で顔を隠した騎馬武者。
細かいことを気にしない豪胆な性格で、巴の素性についてもまったく気にせずに受け入れる懐の深さを見せている。戦上手でもあり、倶利伽羅の戦いでは「火牛の計」で10万の平家軍を潰滅させた。
正義感が強く、悪に生きる鬼は一匹たりとも見逃さない。その反面、鬼でありながらも人として生きようとする巴は鬼と見做さず、種族が違えど愛している。
能力
主に自身の持つ太刀に炎を纏わせて攻撃する。
自身の愛馬を召喚することもできるようであり、乗馬して宙を駆けることもできる。
能力かは不明だが、真名を明かす前のライダーの本性を見抜くなど、「鬼」に関連するサーヴァントに対しては人一倍敏感な様子。
そして高ランクの「単独行動」スキルを持つが故か、逸れの身でありながら土地に縛られず行動し、神性を持たないにも関わらず土御門泰広が仕掛けたサーヴァントを操る術にもある程度の耐性を示している。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー なし  A C B D A B 対魔力:B
騎乗:A
単独行動:EX 

宝具[編集 | ソースを編集]

勇往邁進・倶利伽羅峠(ゆうおうまいしん・くりからとうげ)
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~70
最大補足:500人
倶利伽羅峠の戦いにおいて、平氏の大軍を打ち破った逸話が昇華された宝具。燃え盛る松明を角に括り付けた無数の猛牛が四方から迫り、敵軍を蹂躙する。更には法螺貝、太鼓、牛の働きによって、空間そのものが鳴動大地は忽ち無明の奈落へと変わり、敵兵を残らず呑み込む。
義仲自身はこれを八幡神の加護と称するが、実際は固有結界の一種である。
旭将軍(オン・アロリキヤ・ソワカ)
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:1~20
最大補足:1人
別名は「聖観音太陽剣」。自らの菩提を弔った義仲寺の本尊、聖観音菩薩の真言と共に放たれる大太刀の一閃。太陽のごとき閃光と業火が、敵を一刀のもとに調伏する。

真名:木曽義仲[編集 | ソースを編集]

きそよしなか。別名は木曽次郎源義仲。『旭将軍(朝日将軍)』の異名でも知られる。
木曽地方に根を張る信濃源氏の武将として知られ「平家物語」でも知られている豪傑である。
源平合戦にて挙兵し戦果を挙げるが、京での略奪行為や京での皇位継承問題に介入したことで立場が悪化し、源頼朝から追討命令を出され、源氏同士で対立する。源義経に敗れ、戦死した。
旭将軍と称された彼は落日の様も太陽そのものであった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
巴御前の回想シーンでたびたび登場している。
姿形の描写はされなかったが、コミック版『英霊剣豪七番勝負』では炎が形をとった姿でアーチャー・インフェルノ(英霊剣豪として召喚された巴)の最期に幻影として現れた。
Fate/Samurai Remnant
マスターを持たない「逸れのセイバー」として盈月の儀に召喚される。
友誼を結んだ後は同行が可能になり、後のアップデートによって回想戦でも操作キャラとして使用可能になった。

人間関係[編集 | ソースを編集]

生前 [編集 | ソースを編集]

巴御前
愛妾の一人。
彼女が鬼種であることも気にせず、そのまま受け入れて愛した。
幼馴染で、戦友で、恋人でもある彼女とは単なる妾と言えないほど絆があった。
戦場にも連れていくほどであったが、最期には彼女と宿した子の身を案じて別れを告げ一人で倒れた。
朝比奈義秀
剛勇で知られた武者。
史実では和田義盛の子とされ、物語では巴と義盛の間に生まれた子とされているが、Fate世界では義仲と巴の子となっている。
牛若丸
同じ源氏の武者。
上京してきた彼の軍勢と宇治川で激突したが、敗北して死亡した。
樋口兼光、今井兼平
配下の武者達。乳兄弟でもあり、最期も兼平と共に迎えた。
山吹御前
側室の一人。
冬姫
正妻。
斎藤実盛
平家方の老将。幼少時に命を救われた事があり、加賀・篠原の戦いで彼の死を知った時は人目も憚らず泣き晴らした。

Fate/Samurai Remnant [編集 | ソースを編集]

ライダー
作中で追い回していた悪鬼たる敵。
彼女からは「人違いでは?」などと言われていたが、その正体はまさしく悪しき鬼だった。
ランサー
ライダーと同盟を組んでいたため、「悪鬼の輩」として追い回していた。
土御門泰広
「盈月の儀」の監督役であり、キャスターのマスター。
彼のサーヴァントを操る術にはある程度抵抗できていたが、「復讐の焔」ルートでは彼と対峙した際についに傀儡とされ、不本意ながら伊織らに刃を向けることとなる。

その他 [編集 | ソースを編集]

織田信長
信長は入京の際に義仲を反面教師として軍規の徹底を指示している。


名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order [編集 | ソースを編集]

(うん?鬼の血?それがどうしたというのだ? ……そなたは、そなたではないか)
イベント「鬼楽百重塔」における巴の過去の回想から。
詳しくは語られないが、おそらくは巴が相当の覚悟を以て打ち明けた事実に対して驚く事もなく、些事であると言わんばかりに受け入れた度量があったようである。
薪のようにならずとも良いのだ
コミック版『英霊剣豪七番勝負』における巴の最期の瞬間から。描写として炎が形どった顔の見えない武者の幻覚に話しかけるなどの異常行動が見られた巴であったが、今わの際に宿業から解放された瞬間に聞こえた声の先にははっきりと顔が見え、この言葉を受けて巴は微笑みを浮かべながら消えていった。

Fate/Samurai Remnant [編集 | ソースを編集]

「悪鬼は闇を招く。そして闇を払うは、我が役儀!」
江戸の町を焼こうとするランサー陣営との戦いの際に放った台詞。
旭将軍と称されたほど潔白な性格であり、その使命には熱い気持ちがある。
「……僅かながら懐かしい日々を見た。兼平、兼光……輩と共に野を駆けた日々を。巴がいれば、加わりたいと悔しがっただろうか。いや、笑ったろうな」
自身の異傅にて、宮本伊織セイバーとの対決後の台詞。
伊織の太刀筋に、生前の信濃で共に駈けた友垣を思い返した。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 全編を通して面頬で顔を隠しているが、「等々力」「首魁討滅」選択時のみ発生する異傅にて彼の素顔が明かされる。その正統派の美青年姿にプレイヤーは驚かされた。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

平家物語における木曽義仲
上記のように一時期は京で権勢を誇るが、略奪を働くなど平家以上に京での評判は非常に悪かった。
貴族たちからも「見目麗しい美青年だが礼儀作法はどうしようもない」と記録されるレベルであり、木曽の田舎者である彼と京の貴族との性質の違いと粗野な振る舞いが、猫間中納言を始めとする逸話(「ボロボロの精進用の丼に白米を盛り付けて振る舞った」「本来魚介類に使うべき無塩という単語を平茸に用いてしまった」など)で強調されている。ただし、義仲の軍は義仲の直属の部下だけでなく行家や安田義定、近江源氏・美濃源氏・摂津源氏などのの豪族達の連合軍であり、規律が乱れたのは義仲だけの責任ではない。
コミック版『英霊剣豪七番勝負』で描かれた姿も、回想の豪快な物言いに似合わぬ美丈夫の姿であった。
『Fate/Grand Order』でたびたび表現される巴御前の料理が非常に雑なのも、「義仲にとってはそれが当たり前だったからではないか」と一部のプレイヤーからは囁かれている。
旭将軍
旭将軍、朝日将軍の異名は史実にはなく平家物語のみ伝わる異名である。京から見て東から太陽の勢いで平家を駆逐した様を表した異名とされる。
長野県の県歌『信濃の国』では5番の歌詞冒頭で長野県出身の英雄として「旭将軍義仲」が挙げられる程。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]