坂田金時
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バーサーカー | |
---|---|
真名 | 坂田金時 |
読み | さかた きんとき |
外国語表記 | Sakata Kintoki |
性別 | 男性 |
身長 | 190cm |
体重 | 88kg |
好きな物 | 子供[注 1] |
苦手な物 | 難しいこと |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 人 |
一人称 |
オレ オイラ/オレっち(時折) |
二人称 | アンタ/○○(呼び捨て) |
三人称 | アイツ |
声優 | 遊佐浩二 |
デザイン | 本庄雷太 |
設定作成 |
|
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Apocrypha(企画版) |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンにて、狂化スキルの付与により暴走するニコラ・テスラに対する抑止力として召喚される。自身の召喚にくっ付いてきた[注 2]玉藻の前と一時的に手を組み、霊核に亀裂を走らせながらも活性魔霧を全部引きはがすという活躍を見せる。だが金時自身も魔霧に魔力を吸われながらの戦闘により主人公一行が駆けつけた際には既にボロボロであり、主人公らに後を託して玉藻の前とその場に残った。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、玉藻の前と共にⅣの座を統括する管制塔バルバトスと交戦し、ライダークラスへと変身して交戦を続行した。
- 2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』では生前の金時が登場。天覧武者の一人であり、主人公と共にリンボの企みを阻止すべく行動する。
- 人物
- 金髪碧眼で派手な格好の筋骨隆々とした青年。
- 「狂化」ランクがEと極めて低いため、正常な思考力を保っており意思疎通どころか普通に会話できる。暴れん坊で傍若無人ながら情に厚い正義漢であり、常にヒーローであろうと心がけている。特に母子には優しく、こどもやその母親を守るためには、命すら惜しまない。
- ガキ大将がそのまま大人になったような印象の為か、精神年齢は小学生男子並。召喚された途端あっという間に俗世に染まってしまい、平安時代の人間とは思えないほどカジュアルな服装をしている。
- 派手好きで、光る物大好きで、特に金色を好み、多数のゴールドのアクセサリーを身に着けている。決め台詞は「ゴールド」、「ゴールデン」。好きなものもゴールデンウィークや金星など、それにまつわるものばかり。
- 強いものやデカいものとかカッコイイものとか可愛いものとか、特に熊も好き。テディベアの人形にも一目ぼれ。なんというかこどものセンスで、酒飲みの癖して甘党であり金太郎飴をバリボリバリボリ食うこともある。
- ハーレーダビッドソンのバイクを所有しており、「ベアー号」と名付けている。その由来は、生前よく熊に乗っていたことによる。
- 好きな女の子と目を合わせられない程奥手で、精神年齢の低さも相まって色恋沙汰には徹底的に弱い。露出の高い女性に対しては不機嫌そうに目を逸らしているが、怒っているのではなく単に恥ずかしくて直視できないだけである。
- 聖杯への願いは「酒呑童子を甦らせること」であり、自身の正義に反する騙し討ちで仕留めてしまった彼女とは正面から正々堂々戦いたいと思っている。
- 能力
- 「狂化」の影響は少ないが、ダメージを負うごとに幸運判定を行い、失敗すると魔力と幸運を除くステータスが上昇する代わりに感情を制御できなくなり暴走する。この際、全身が真っ赤になる。
- スキル「動物会話」によって言葉を持たない動物との意思疎通が可能。動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。それでも金時の精神構造が動物に近いせいか、不思議と意気投合してしまう。これと関係してるかは不明だが、狂化の影響で言語能力を失った狂戦士のサーヴァントの通訳もある程度可能。
- 固有スキル「天性の肉体」によって、生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。このスキルの所有者は、一時的に筋力をランクアップさせることが出来、鍛えなくても筋骨隆々の肉体を維持できる。
- 雷神の子という出自から神霊適性を持ち、雷神系のルーツ、伝説を保有する英霊からの攻撃に対して、稀に耐性として発動することがある。ただ母が人食いの山姥である所為でランクはDと低い。
- 腕には赤龍の尺骨が宿っている。生まれつきの碧眼も浄眼だと伊吹童子が指摘しているが、それも赤龍の遺伝かは不明。
別クラス / バリエーション[編集 | ソースを編集]
ライダー[編集 | ソースを編集]
『Fate/Grand Order』では「騎兵」のサーヴァントとしても参戦。
詳細は「坂田金時〔ライダー〕」を参照。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーサーカー | ? | A+ | B | B | C | C | C | 狂化:E | 天性の肉体:C 動物会話:C 神性:D |
企画段階。 |
主人公 (Grand Order) | A+ | B | B | C | C | C | 狂化:E 神性:D |
怪力:A+ 動物会話:C 天性の肉体:A[注 3] |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 黄金喰い(ゴールデンイーター)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人 - 雷神の力を宿すマサカリ。金時の怪力なくしては扱えない重量を持つ。
- 雷を込めたカートリッジが15発装填されており、その爆発で破壊力を高める。カートリッジの使用量に応じて威力は変化するが、たまにジャムる。
- 恐らく真名は別にあるのだが、金時はこの名前で発動させられる。元々はこんな形をしていないと思われる。誰が言ったかゴールデン理不尽。
- 黄金衝撃(ゴールデンスパーク)
- ランク:C-
種別:対軍宝具 / 対人宝具
レンジ:5~20/ 1~4
最大捕捉:50人 / 1人 - 『黄金喰い』から稲妻を放出して周囲の敵を薙ぎ払う。
- 15発装填されているカートリッジのうち、3発分を使用して発動する。真名が怪しいのに発動するのは、「黄金喰い」と同じ。
- 黄金喰いは「威力:中」(ランク:B)、黄金衝撃は「威力:小」(ランク:C-)となっており、範囲が広い分、破壊力そのものは黄金喰いよりは落ちる模様。
- 対軍、対人の二種が存在しているが、『Grand Order』では対人宝具のみ使用している。
- ゲーム内では「敵単体に超強力な防御力無視攻撃[Lv]&中確率でスタン状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで確率アップ>」という効果のBuster宝具。
- 強化クエストクリアでCランクに上昇し、宝具威力倍率が上昇する他「敵単体のBuster攻撃耐性をダウン(2ターン)」という効果が追加される。
真名:坂田金時[編集 | ソースを編集]
- さかたきんとき、さかたのきんとき、とも。平安時代最強の神秘殺し、源頼光四天王の一人である。また、幼名の「金太郎」は日本における知名度は桃太郎に並び立つ。
- 雷神である赤龍の子で、母親は足柄山の人食い山姥。金時もまた怪物としての力を受け継ぎ、山の獣を相手にしてはそれを殺す生活を続けていた。
- やがて鬼女である母は碓井貞光に討ち取られるが、金時自身は引き取られ、源頼光の元で人の道を教わり家来となった。
- 家来となってからは頼光四天王として数々の鬼退治に参加。特に大江山の酒呑童子退治で山伏に変装し、毒酒を飲ませて酒呑童子を討つエピソードが有名。
- しかし、酒呑童子を騙し討ちにした彼はその後の生涯に大きなわだかまりを残したまま過ごす事になる。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 400万ダウンロード記念に際して、期間限定サーヴァントとして実装。
- 『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』の開催に際してバトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
- 第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』の開催に伴い、生前の半身鎧姿の霊衣「平安武者装束」が実装された。
- ストーリーでは第四特異点に登場するが、ストーリーパートのみの出演であり戦闘には参加しなかった。後に上記の『地獄界曼荼羅 平安京』では生前の姿で登場し、シナリオ上のメインキャラクターとして戦闘にも参加した上で活躍した。
- Fate/Grand Order Arcade
- 「2019年お正月キャンペーン」の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
- 後にライダー霊基の時のようなオールバックになる転身霊衣「疾風迅雷オールバック」が実装されている。
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- 4時間目の題材。「金太郎」の絵本を勝手に改変したが、中身は非常に大雑把で3ページしかないという代物になった。
尤も、実際の『金太郎』の話も大体そんな感じの内容なのだが。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- コストが非常に高く移動が遅い反面、攻撃力と攻撃速度が速い。
その他[編集 | ソースを編集]
- コハエース
- 琥珀さん(というか作者の経験値氏)が彼の小説版『Apocrypha』リストラを惜しんだのか端役として登場させていた。
- ちびちゅき!
- 端午の節句の縁起物・金太郎であることを主張するが、例のゴールデンな見た目のせいで子供たちには信じてもらえない。
- ネロ・カオスの動物ランドからパクった熊のクマ五郎に「真・ベアー号」と名付け、乗り逃げする。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。主君というより友達のように接しているが、金時が主君やそれに相当する一団のリーダー格だと認めた相手に対する呼称の「大将」をあてられているあたり、サーヴァントとマスターの関係であるとの認識は持たれている。
- 『地獄界曼荼羅 平安京』ではレイシフトしてきた後に「生前の金時」と出会い、リンボの話を聞いて以降はずっと共闘することになった。なお、当シナリオでは金時もまたマスターに当たる天覧武者に選ばれており[注 4]、最後まで心の片隅で自分が召喚したサーヴァントだと思っていた。[注 5]
- 酒呑童子
- 美少女の姿をした鬼。龍神の子であるという点で金時とは共通の背景を持つ。惹かれあいながら殺し合った関係だが、彼女を騙し討ちで殺したことを悔やんでいる。
- 一方、本人への人物評自体は「ステンノと同じタイプの悪女」「男の夢をぶち壊すことにかけては天才」となかなかに辛辣。
- また、彼女の幕間の物語「酒に酔い、酔に狂い、狂に滾って」では、主人公 (Grand Order)の部屋にいた彼女と鉢合わせになるや否や、踵を返そうとした事も(結局捕まったが)。
- 酒呑童子〔キャスター〕
- 上記の酒呑童子の別霊基というか変装。茨木童子や望月千代女同様、やっぱり正体には気が付いていないようである。
- 源頼光
- 主君であり、師であり、金時の母親が死んでからは義母でもある女性。
- 彼女への人物評は、「普段はだらしないが、飯時の行儀だけは厳しい」「肩肘でも立てたら鬼の形相で打ち込む」との事。
- ただ、自分がもういい大人なのに相も変わらず子供扱いしてくることとあの豊満な胸で迫られること、さらに主人公への過剰な世話焼きについては少々辟易している。
- 牛若丸
- 主君の家系の子孫。彼女からは大変尊敬されており、金時も好意的に接している。
- ただし、彼女の破廉恥な格好はやはり彼にとって色々と刺激が強過ぎたらしく、格好そのものと源氏の子孫がそんな恰好をしていることで二重に衝撃を受けていた。
- 玉藻の前
- 顔はイケメンだが心がイケてないケモノである「イケモン」の一種として彼女に名前を挙げられている。
- 酒呑童子と交流があり、金時と彼女が会うのは「人のバカップルぶりを見るのは御免」と嫌がっているためか。余談だが金時は玉藻の前の事を「フォックス」と呼んでいる。
- フランケンシュタイン
- 雷神と電気の関係で、無駄に雷をまき散らす自身に少々苛ついているとか。
- 「怪物の少女」「異端の愛」という部分で、酒呑童子の面影を見るかもしれない。
- ニコラ・テスラ
- 第四特異点にて対峙した好敵手。性格的にノリがかなり合うようで、二コラも金時の事を「Mr.ゴールデン」と呼び、人の希望を背負って立つ英霊だと賞賛していた。
- 何かと因縁をつけてくるらしく、それ自体は力比べには丁度いい相手だが、何度も突っかかられると面倒に感じるとか。
- ギルガメッシュ
- 全身金ピカなためか超クールと評しており、最終的には「真のゴールデンキング」と呼んでいた。
- アルトリア・ペンドラゴン
- 彼女の持つ宝具「約束された勝利の剣」の黄金の輝きに感動している。そして感動のあまりか、最終的に彼女を「ナイト・オブ・ゴールド」と呼ぶ。
- チャールズ・バベッジ
- イベント『セイバーウォーズ』にてテスラ共々トリオを組む。新しいものが好きなアメリカ脳なために最大限にリスペクトしている。
- 風魔小太郎
- 小太郎側は伝説に聞く坂田金時と出会って光栄だと述べていた。
- そしてその畏まりっぷりを見た金時が理由を尋ね、オナ山(同じ足柄山出身)の後輩である事が判明すると、「早く言ってくれよ」と金時側も一瞬で打ち解けた。加えて宝具名も「超クール」とベタ褒めしている。
- ベオウルフ
- 同じパワー系バーサーカーで会話も通じる点で気が合ったのか、「ウルフ」と呼んで仲良くしている。
- 蘆屋道満
- 生前に縁のあった陰陽師。
- 2部5.5章では世の平和を乱そうとする彼に毅然と立ち向かい、勝利を収めた。
- カルデアでは彼に声を掛けようとして取り止めている。彼が水着霊衣を着た際には「随分丸くなった」と評しつつもそっちが素と判断し、マスターの夏休みをめいいっぱい盛り上げてくれと言葉を掛ける。
- アシュヴァッターマン
- 期間限定イベント『ナイチンゲールのクリスマス・キャロル』にて共演。
- 同じヒーローキャラ同士でウマの合う相手。
- オデュッセウス
- 「木馬」に乗せてもらいたいようで、子供たちと一緒にお願いしているらしい。それも複数回。
- エウロペ
- タロスと力比べしたいと望んでいるが、自分の事を「おばあちゃま」と呼んでもいい件については「リアリィ?」と聞き返している。
- エイリーク・ブラッドアクス
- 同じ斧使いのサーヴァント。
- 期間限定イベント『ミスティックアイズ・シンフォニー』では清少納言の余計なちょっかいで暴走した(ふりをした)彼に斬りかかられ、あまつさえ場を収めるためにちょっと斬られてくれと無茶振りされてしまうことに。
Fate/Grand Order Arcade[編集 | ソースを編集]
- ギルガメッシュⅡ世
- 第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』で共演。
- 特異点を統べる金ピカな王様だが、バビロンの退廃っぷりにノットゴールデン認定していた。
- ランスロット
- 第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』で共演。
- 一応王を打倒する仲間なのだが、見境なく暴れる彼に攻撃されてキレて逆襲したりとあまり相性はよくない。
- ラーヴァ/ティアマト
- 第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』で共演。
- 何かと母親アピールしてくるため、源頼光を思い出してしまうのか苦手な相手。
生前[編集 | ソースを編集]
- 渡辺綱
- 同じ頼光四天王の一人。イスカンダルのような兄貴分であり、「綱の兄貴」と慕っていた。
- 卜部季武、碓井貞光
- 同じ頼光四天王の残り二人。
- 碓井貞光については綱同様に兄貴呼びだが、卜部季武については相当に年配なのかオッサン呼びであった。
- 丑御前
- 頼光から分かたれた半身。
- 頼光や他の四天王とともに敵対したが、彼女を殺すことは頼光を殺すことになると気づき、彼女をかばって頼光の中に封じさせることで「生かしたまま殺す」形で決着させた。
- 清少納言
- 足柄山を出て平安京に来た頃にいろいろと世話になっていたとか。
- 坂田金平
- 息子。江戸時代の人形浄瑠璃などでしばしば題材になり、「金平牛蒡」の由来になったとされている。
- 創作上のキャラクターである可能性が非常に高く、実際に金時にとっては妻同様に「実感がない」とのこと。
- 伊吹童子
- 酒呑童子の同一存在。
- 彼女を見ていると昔馴染みを見ているような気分になってくるようで、彼女の匂いにも僅かながら覚えがある模様。また、自身の親父である赤龍についても触れられた様子。
- 実は足柄山で生活していた際に彼女の幼体と出会っており、獣同然の自身に「おまえと同じカタチのモノを喰うな」という言祝ぎを残し、どうしても喰いたければ余を探すようにと言いつけられていた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
コハエース[編集 | ソースを編集]
- 「へぇ、コイツが『CCC』か。楽しめそうじゃねぇか」
- 彼が李老師とタッグを組んで『CCC』に参加したら……というコハエースでのウソ予告。
- 表向きのボスであるBBちゃん曰く「こんなの来たら勝てる気がしない!」
- 「コハエース? オレの公式初参戦はカプさばだから」
- コハエースの忘年会で言い放った暴言。というか、カプさばの説明文で「公式初参戦」と本当に言い切った。
- コハエースはともかく、先に登場したはずの「ちびちゅき!」まで巻き添えを食らっている。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
戦闘[編集 | ソースを編集]
- 「吹き飛べ、必殺! 『
黄金衝撃 』ッ!!」 - 宝具解放。雷を纏った規格外の一撃が敵を粉砕する。
マイルーム[編集 | ソースを編集]
- 「好きな物? そりゃあガキだろ。 子供は守ってやらなくちゃな」
「女の子を泣かせるのは、ちっともゴールデンじゃねぇ」 - マイルーム会話「好きなこと」、マイルーム会話4。ヒーローを心がける快男児らしい台詞である。
- 「なん…おおっとと!顔が近ぇよ……」
- マイルーム会話6。呼ばれて答えたらどうやら主人公の顔が予想外に近くて驚いてしまった様子。
- 色恋が苦手なのに異性の顔が近くにあれば頬を染めて驚くのも仕方ないが、何故か主人公が男でも照れる。
- 「金時じゃねぇ、ゴールデンと呼んでくれ。別に名前に不満は無ぇが、フィーリングの問題なんだよ、わかるか? 道義とか礼節の話じゃなく、魂の話なワケ」
- マイルーム会話「絆Lv1」。現世に染まりきったせいかやたらと横文字を使いたがる印象も。
- 「ライダーで現界してりゃあ最高にクールゴールデンなベアー号を見せてやれんだけどな。
アイツはとんだデビルモンスターマシンだ……ったく、クマ公のくせに変形すんだぜ?どこのトランスするフォーマーかっての!」 - マイルーム会話「絆Lv2」。なにそのKUMA超見てみたいんですけど!
- 「良い夜だ、そうともクソッタレな程、良い夜だ。こんな夜は大江の山の白い月を思い出す」
- 最終再臨時に聞ける台詞。大江の山とはかつて酒呑童子が本拠として扱った山である。
- サーヴァントとして召喚された今も、金時は彼女の事を悔んでいるのだろうか。
本編[編集 | ソースを編集]
- 「雷電を、受けて輝く
黄金 ――」
「誰かオレを呼びやがる。魔性を屠り、鬼を討てと言いやがる。」
「うるせぇなァ—―
うるせぇうるせぇ、耳元であれこれ言うんじゃねぇ!いつだってオレァ、オレの斧を振るうまで!」
「悪鬼を制し羅刹を殴り!―――輝くマサカリ、ゴールデン!」
「名乗りたくはねえが名乗らせてもらうぜ。英霊・坂田金時―――只今ここに見参だ」 - 世界の危機に颯爽と駆けつける金時の名乗り口上。その姿はまさしく彼が憧れていたヒーローそのものである。
- ……というか、前口上がなんとなく某電撃使いのカブトムシライダーに似てない気がしなくもない。などと言っていたら本当にまんまな形態が登場してしまった。
- 「顔―――
顔が近ぇんだよ―――いや、アンタはできりゃ援護に専念してくれ。オレが殴る」 - ずずいと顔を近づける玉藻の前に対して。やはり色恋が苦手な彼にとって露出が多い彼女は気になる様子。玉藻の前には「はい?」と疑問に思われていた。
- 「顔近ェって! ……ッたくよ!フォックス、大いに頼りにしてッから頑張れ!」
「今はアンタが頼みの綱だ!南無八幡ッ!」 - テスラと激突中に金時が玉藻の前に送った激励。
- ちなみに南無八幡の南無は身と心を委ねる、八幡には武神と言う意味合いが有り、この言葉を贈られた玉藻は自分に対する信仰か?と後々まで金時に確認を取っていた。
- 「
悔しくてやりきれない ってな。ありゃあ世界が焼かれた瞬間、無数の誰かが叫んだ声だ。
やりたい事がどんだけあったろうな。飯をこさえる母がいた。明日も遊びたいガキもいた。
……オレにはてんで分からねぇ。奥歯をかみ砕くぐらい分からねぇ。
そういうものがよ、どんだけ大切か分からねぇってヤツの頭ん中が分からねぇ!」
「人理だ未来だ言う前に、この馬鹿共の性根をたたき直す!
こいつらが焼き尽くしちまった何でもない毎日と、そんなモンを、手に入れたくても手に入れられなかった奴らの為にブン殴る!」 - 終局特異点で参戦した時のセリフ。
- 一見ただのヒーロー足り得るセリフだが、その裏には嘗て忌み子とされた(後述)事と親代わりの人との確執が見え隠れしている。
- 「オレは!想う!
明日を遊びたいガキどもを想う!飯をこさえる母を想い、あくせく働く父を想う!
みんなさ、みんな。働く母でも飯こさえる父でも遊びたい爺婆でもいい!
そういうもんが……どんだけ大切か分からねぇってヤツを打ち倒す!」
「何でもない毎日を生きる、数多の連中のために!
オレは!オレの戦を続けてやらあ!」 - 2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』にて。道満と対峙し、ようやく見つけられた戦う理由を問われた際の回答。皆を想い、皆のために悪を打ち倒す。それが彼の見つけた正義の在り方。ちなみに、5.5章のテーマ曲である「The Golden Path」の歌詞にもこの回答と似た部分がある。
イベント[編集 | ソースを編集]
- 「こいつはご機嫌だぜバベッジの旦那! 正真正銘の宇宙船だ!」
「スミソニアンで見たから知ってる知ってる!月まで飛んでカグヤ姫とご対面としゃれこむかぁ!」 - 『セイバーウォーズ』にてドゥ・スタリオンⅡ号を指して。
- いつ見に行ったんだスミソニアン博物館。まさか一緒にいたテスラ、バベッジと行ったんじゃあるまいな。
メモ[編集 | ソースを編集]
- ファンからの愛称は「ゴールデン」。奈須きのこ氏の発言や『Fate/Grand Order』の作中でも散々使用されており、ほぼ公式のものと化している。
- 金時の代名詞とも言える「ゴールデン」だが、意外な事に当人はマイルームの「好きなこと」でそれについて触れていない(言及していないだけでゴールデンに関連したものは好き)。ライダー霊基でも同様に「好きなこと」でゴールデンについては触れない。本人としても周知の事実と思っているのだろうか。
- 好きなものもゴールデン揃いで、好きな犬はゴールデンレトリバー、好きな祝日はゴールデンウィーク、好きなリンゴはゴールデンデリシャス、好きな惑星は金星、好きな小説家は金庸、好きな急所は金的……と細かに設定されている。なおこの情報は全てゲーム内マテリアルで明かされていて、
どんな内容がメインであろうと一項目に一つ好きなものが書かれている。
- 幕間の物語「足柄の山、金時の熊退治」をクリアすると見られるマテリアルによると「対等な関係を求めるタイプとは滅法相性が良く、逆に女子供を傷つけるタイプとは致命的に相性が悪い」と見事なまでの主人公属性。
- ちなみに奈須きのこ氏が金時でやりたかった設定として「自分のことが大嫌いで、西洋文化に傾倒したサーヴァント」というものがある。「金太郎」という名前にコンプレックスがあるため「ゴールデン」を主張しているようだ。
- いつもサングラスをかけているが、酒呑童子曰く、「金髪碧眼の小僧」とのことなので、サングラスの下の目は青い。『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でも頼光が「青い瞳をキラキラさせていた」と述べている。
- 金髪は染めている訳ではなく、最初からこの色であり、幕間の物語『夜回り!ジャガ村先生!』でも金時自身がその事に触れていた。このため、生前は忌み子扱いされていたとか。
- 後に実装された霊衣「平安武者装束」ではサングラスをしていないので、青い目が確認できる。
- 女性からモテており、バレンタインデーではカルデアの女性職員からチョコをプレゼントされた他、酒呑童子と源頼光が金時を巡ってサンダーな喧嘩を繰り広げたそうな。
- なお、バーサーカーの金時当人はバレンタインデーのことを主人公から教わるまで知らなかったようであり、二人が喧嘩をしているのも自分ではなく大将に渡すチョコのことだと思っている事から色恋沙汰の疎さが垣間見える。
- ライダーの金時は頼光からのプレゼントを「ガキじゃねえんだからいらねえ」と断った時に、丑御前に成りかけるくらいの眼光で追い回されていた。
- 小説版『Apocrypha』で彼が没になった理由は、プロット上味方側のバーサーカーがフランケンシュタインであるという点は変更できず、かといって主人公側と敵対するにはあまりに気持ちの良い男すぎたというもの。奈須氏、東出氏共に彼が企画段階で没にされたことを非常に惜しんでいた。
- ライダーの適性もあり、そちらで召喚された場合はゴールデンベアー号を宝具として引っさげてくる。「トランスするフォーマーのように変形するクマ公」という言葉通り、自動車形態と熊形態の二つに変形している。
- 『Grand Order』第四特異点で登場した時に発した台詞が、同じく電撃を武器とするヒーローである仮面ライダーストロンガーそっくりであったためネタにされていたのだが、後にライダーとして登場した際に彼に類似する点が激増したため更にネタにされている。おかげで多くのファンから「仮面ライダーゴールデン」などと呼ばれることに……(本人的には喜ばしいのだろうけど)
- ゴールデンの口癖に反して、両腕が赤く染まったり、暴走時に全身が真っ赤になるのは、古くから金太郎が赤い肌で描かれていることに由来すると思われる。
- この赤い肌は、壮健で血色の良い「赤子」の象徴、赤龍の子の証としての破魔の朱色、転じて流行り病(魔)を祓うための子供への願掛けという説などがある。
- Fateにおいては「腕に赤龍の尺骨が宿っている」という独自の理由付けがなされている。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- ゴールデンな性能
- 『Fate/Grand Order』でバーサーカークラスの金時は、全サーヴァント中トップクラスの攻撃力と、強化倍率の異常に高いスキル「怪力」、NPを大量に補填できるスキル「動物会話」、そして三枚のBusterカードと超高威力の単体宝具を有する。
これらにバーサーカーのクラス相性・補正とを乗せて放たれる一撃は凄まじい威力を叩き出し、条件を整えれば数十万~百万単位の体力を誇るボスすらワンターンキルできてしまう恐るべき火力特化型サーヴァント。
その分防御力は特に低いため、普段は控えに置いておき、ボス戦になった直後に控えから呼び出して渾身の一撃を叩き込んでもらうといった運用が基本となる。 - 比較的サービス最初期から使用が可能だったため、お手軽高火力サーヴァントとして「どうしてもボスが倒せないで困ったら金時頼み」というのが登場から一年近い期間鉄板戦法として定着していた。その基本火力もさることながら「相手を選ばない」「一度宝具を撃ちやすい」といった部分は、瞬間火力に偏重する傾向の強かった初期のFGOにおいてそれだけ強力だったのである。
- 天地人属性問題
- 『Fate/Grand Order』には「天地人」と呼ばれていた副属性が存在し、第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』において、ニコラ・テスラが金時を人の英霊と見定めて対話するシーンがある。坂田金時は歴史上実在した人物「下毛野公時」がモデルと言われている[出 1]が、様々な脚色が加えられた結果「坂田金時」の伝説として成立した物語上の人物であることから地の英霊、あるいは雷神の子という説から天の英霊に分類されるはずで、実際ゲームシステム上でも「天」属性に設定されていた。この矛盾を解消するため、2016年1月20日のゲームアップデートにて「天」から「人」属性に変更されたという異例の経緯を持つ。元々基準が曖昧と言われていた天地人の属性についてプレイヤーに解説するために設けられたようなシーンであったが、かえってプレイヤーの混乱を助長するという結果になった。
- 後に実装されたライダークラスの坂田金時は「地」属性に変更されており、同一人物で「天」「地」「人」の3属性を経験した英霊となる。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 若さという邪気 -『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』 津留崎優 (C)TYPE-MOON / FGO PROJECT