ゼノビア
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アーチャー | |
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真名 | ゼノビア |
外国語表記 | Zenobia |
性別 | 女性 |
身長 | 175cm |
体重 | 60kg |
好きな物 | デーツ[注 1] |
苦手な物 | 愚かで無能なローマ皇帝 |
出典 | 史実 |
地域 | パルミラ帝国 |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 人 |
一人称 | 私(わたし)/(よそいきのときには)女王(わたし) |
二人称 | 貴様/貴公/貴方/おまえなど |
三人称 | 彼/彼女/○○(呼び捨て) |
声優 | 庄司宇芽香 |
デザイン | 西田ケンゴロー |
設定作成 | 水瀬葉月 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 期間限定イベント『ハロウィン・ライジング!』で登場。
- かつてのパルミラ王国に召喚されたはぐれサーヴァントだったが、展開されているチェイテシンデレラ城の有様に驚愕し、原因を探し回っていた。
- その渦中で出会った主人公とシンデレラエリザを黒幕と勘違いして襲い掛かってくるものの、誤解が解けた後は一行のメンバーとして最後まで行動していた。
- 人物
- 黄金と宝石で飾り付けられた、露出度の高い服装の女性。
- その外見とは逆に貞淑でモラルは高く、サバサバとした真面目な性格であるが、真面目過ぎて少々押しが弱い面もある。
- 統治の際には残酷さと寛容さを使い分けていたようで、ある意味合理的な部分もある。
- 「妊娠しようとした時のみ夫と関係を持った」という伝承が残っているように色恋沙汰にはやや疎く、カルデアのサーヴァントたちが奔放に過ごす様を見て顔を赤らめていたりする。
- 生前の記憶については「アウレリアヌスの軍に敗れ、金の枷を付けられてローマ市街を引き回された」ところまでしか覚えておらず、自身がその後どのような人生を歩んだのか、どのようにして死んだのか自分でも分かっていない。
- 腐ったローマ皇帝ならともかく、ローマだからといって毛嫌いするようなことはせず、真に優れているものは認めるという矜持を持つ。
- 能力
- 主に足技を用いた格闘術を使う[注 2]他、手持ちの剣や(見た目はほぼ槍の)矢、空中に浮いたバリスタ(設置式弩弓)からの攻撃も行う。投げ矢や火矢、石といった飛び道具も使用。
- 彼女がかつて率いていたパルミラ軍は、アウレリアヌス軍を苦しめたという記録が残っている。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーチャー | 主人公 (Grand Order) | C | A | B | D | A | D | 対魔力:D 騎乗:B 単独行動:B |
僭称のアウグスタ:B アウレリアヌスの攻囲(抗):A 栄行くパルミラ:A 東方の女王:EX |
幕間の物語クリアで「アウレリアヌスの攻囲(抗)」→「東方の女王」に変化。 |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 砕けよ黄金の枷鎖、黄金の恥辱(オーセンティック・トライアンフ)
- ランク:A+
種別:克己宝具
レンジ:0
最大捕捉:- - 自身の到達すべき姿である「かつての敗北と屈辱を跳ねのけて真の女王として覚醒した姿」を実現させる、極めて異色の宝具。
- 「現在の自分こそが理想の女王である」もしくは「この戦いに勝利すれば自分は女王として完成する」と心の底から確信できた場合に自身の持つ魔力・精神力・矜持などの全てを注ぎ込むことで発動可能という厳しい発動条件を持つ。
- 言ってしまうなら「自身のありえたかもしれない屈辱にまみれた可能性」をサーヴァントの側から否定する宝具であり、自らの存在そのものを書き換える概念置換に等しく、発動によって全ステータスが驚異的に向上する。
- 『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ(1ターン)+クリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&敵全体に強力な〔王〕特攻攻撃[Lv]」という効果のArts宝具。
真名:ゼノビア[編集 | ソースを編集]
- 3世紀のローマ軍人皇帝時代、シリア付近に存在したパルミラ帝国の女王。
- ローマ帝国に反旗を翻したが、当時のローマ皇帝だったアウレリアヌスに敗れて捕らえられ、凱旋式では黄金と宝石で飾り付けられた屈辱的な姿で歩かされたとされている。
- その後の裁判の席では命乞いをして以降はローマ市民として生活した……という伝承が残されているが、「女王としてのゼノビアは凱旋式の時に死んだ」と述べており、真相は本人すら知ってはいない。
- 彼女が「凱旋式の屈辱にまみれた姿」で現界しているのは、「戦士女王としてローマと戦った姿」はそれ以降の敗北と屈辱とセットで語られるため本人にとっては全盛期でも何でもなく、「その屈辱を跳ねのけて尊厳を取り戻した姿」こそが自分の全盛期であると認識しているためである。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 『ハロウィン・ライジング!』の開催に伴い実装。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 主人公 (Grand Order)
- カルデアにおいては、自身を召喚したマスター。
- 稀に「カルデアのアウグストゥス」[注 3]と呼称している。
- 自身の幕間の物語「私よ、どうか」では、自身を鍛えるのに彼/彼女の助力を乞うている。
- エリザベート=バートリー〔シンデレラ〕
- 『ハロウィン・ライジング!』で共演。
- 当初は特異点の元凶と疑っていたが、誤解が解けてからは共闘することに。
- 彼女(とハロウィン)のトンチキなノリには振り回されてばかりいる。
- スパルタクス
- 同じアンチローマの反逆者として、是非ともスカウトしたいと狙っている。
- 源頼光〔ランサー〕
- 風紀を守りたいもの同士。だが衣装が衣装なために警戒心を向けられている。
正直どっちもどっちだが。 - 幕間「私よ、どうか」では、主人公に放った言葉があまりにも誤解されそうな言い方だったために、彼女にご禁制の気配を感じ取られていた。
- 後にご禁制ではないと納得してもらえたものの、その後も自身は誤解を招きそうな言葉を主人公に言っていたため、そわそわとされている。
- ブーディカ
- 期間限定イベント『ハロウィン・リベリオン!』にて共演。
- 共にローマに因縁がある女王同士であるためか、気が合うか殺しあうかの関係を感じさせつつも意気投合していた。
- ネロ・クラウディウス〔キャスター〕
- 『藤丸立香はわからない』にて共演。
- 嫌っているローマの皇帝の一人だが、自分以上に露出度が高い上に自信満々な有様に反応に困っていた。
- ロムルス
- 『藤丸立香はわからない』にて共演。
- こちらも嫌っているローマの根本とも言える存在だが、やはり露出度と外見がヤバいため変な誤解をしてしまった。
- 女王メイヴ
- 幕間「私よ、どうか」にて、自身を鍛えるためのコーチとなったサーヴァント。
- 前から気にはなっていたようで、彼女からは「もっとワガママになっていい」とアドバイスをもらった。
- また、彼女からは男性との付き合い方についてもアドバイスをもらっていたが、内容が内容だったために顔を真っ赤にしていた。
- ラクシュミー・バーイー、秦良玉
- 幕間「私よ、どうか」で、共に戦術シミュレーターのゲームで遊んだサーヴァント。
- 自身は指揮官役を務め、一か八かの賭けに出て勝利を掴み取った。
- ネロ・クラウディウス、ガイウス・ユリウス・カエサル
- 幕間「私よ、どうか」にて、上記のロムルスと共にゲームの対戦相手となっていたサーヴァントたち。
- 彼らのローマ式軍隊運用を直感で感じ取り、上記の賭けを行っている。
- 戦闘後には彼らと感想を交わし、学びを得た。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕
- 幕間「私よ、どうか」にて、自身の鍛錬に協力してもらったサーヴァント。
- シミュレーターで「アウレリアヌスの軍門に下った仮想データのゼノビア」を構築してもらったが、彼女には心配もされており、「理想の姿ではない自分をあまり正面から見つめ続けないほうがいい」と言われている。
生前[編集 | ソースを編集]
- アウレリアヌス
- 反乱を起こし、敗れたローマ皇帝。
- 彼の凱旋式で与えられた屈辱がサーヴァントになってからも尾を引いている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- 命乞い周りの謎
- FGOにおけるゼノビアは、「凱旋式の屈辱でそれ以降を覚えていない」「その後の裁判で命乞いをした事を認めたくない」と言う設定になっている。だがこれは実は不自然であり、実際の記録は「捕まった直後の裁判で(つまり凱旋式のずっと前に)命乞いをした」、となっている。そのため、もし戴冠式までの事を覚えているのなら、本来は命乞いしたかどうかも覚えていなくてはならない。
- Fateにおいては「記録では○○だが史実では本当は✕✕だった」と言うサーヴァントは非常に多いが、彼女の場合は「記録自体が現実から改変されている」と言う事になってしまっており、こうした例は非常に珍しい。
- 敢えてそうしているのか、単なるミスなのかは不明。ミスでないとすれば、「戴冠式の姿をサーヴァントにしたい」「惨めに命乞いしたと言う設定では無くしたい」と言う事情による改変、と言うのが一番予想しやすい理由だろうか。
- 実際の所ゼノビアが捕らえられてから凱旋式までに関しては年を跨いでいる。その間、裁判を行わずにローマまで護送し、凱旋式で引き回し、その後ようやく裁判、と言うのは悠長にすぎる。
- 彼女一人ならともかく、部下の将兵に関しては「莫大な護送の手間と経費をかけて長期間生かした挙げ句、結局は処刑」と言う流れはあまりに不自然。そして部下の処遇は、女王の裁判によって決するはずである(だからこそゼノビアの伝承に「部下を売って命乞いをした」と言う物が残っている訳で)。
- こうした事情を考えれば、現地でゼノビアの裁判が行われている事はほぼ確実であり、彼女の主張する「戴冠式の後の裁判」はかなり無理があるのである。
- そして、現地で裁判が行われているなら、ローマへの護送を開始した時点で、彼女への刑罰や処遇は決している筈である。もし戴冠式の後に処刑されたとすれば、ゼノビアは「引き回されて処刑される事を知った上で、わざわざローマへの護送を受け入れた」と言う事になってしまう。
- もし彼女が誇りを重視しているなら、ローマへの護送中に自決する、などの手段を取れば良い(実際、主流ではないが「食を絶って自決した」「息子ともども病死した」と言う説はある)。にも関わらず、生きて凱旋式に参加させられている時点で、すでに命乞いしてしまった可能性は高いと思われる。
- 現在の歴史学者の研究としても、「凱旋式には連れ出されており、おそらくその後も命を長らえた」と言うのが主流の見解である。その事実を認めたくないサーヴァントの彼女にとっては、なんとも非情な話であるが……。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]