「カリギュラ」の版間の差分

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: 強力なデバフ宝具に加えて、保有スキルが全て攻撃力強化(ただし「皇帝特権」は不発の場合もある)である上にBuster攻撃を底上げする「狂化」ランクにも恵まれているため、瞬間的な打撃力であれば高レアリティにも匹敵するのが強み。
 
: 強力なデバフ宝具に加えて、保有スキルが全て攻撃力強化(ただし「皇帝特権」は不発の場合もある)である上にBuster攻撃を底上げする「狂化」ランクにも恵まれているため、瞬間的な打撃力であれば高レアリティにも匹敵するのが強み。
 
: 概念礼装で宝具をまともに使えるようにするか、あるいはより打撃力に特化するか、といった運用になる。
 
: 概念礼装で宝具をまともに使えるようにするか、あるいはより打撃力に特化するか、といった運用になる。
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===その他===
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: 所属不明。ローマ食堂の客として登場していた。
  
 
==人間関係==
 
==人間関係==

2018年12月8日 (土) 20:53時点における版

バーサーカー
真名 カリギュラ
外国語表記 Caligula
性別 男性
身長 185cm
体重 80kg
出典 史実
地域 欧州
属性 混沌・悪
一人称
二人称 お前/○○(呼び捨て)
三人称 奴/かの者/あの者/○○(呼び捨て)
声優 鶴岡聡
デザイン BLACK
設定作成 桜井光
レア度 ☆2
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

狂戦士」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』ではレフ・ライノールによって西暦60年のローマに召喚され、連合ローマ帝国の「皇帝」の一人として行動する。
狂気に陥りながらもネロに執着しており、初回の襲撃時にはレフからの命令を撥ね退けてネロへの攻撃を踏みとどまった。
その後はネロを追跡して地中海にある「形ある島」に侵入し、一同と交戦を繰り広げたが、敗れて消滅する。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅡの座を統括する情報室フラウロスと交戦する。
人物
黄金の鎧に、赤いマントをつけた男性。
嗜虐を好むサディストであり、目に付いた敵すべてが暴虐と悪行の対象となるが、サーヴァントの性質として基本的には自陣営には牙をむくことはない。
狂化スキルによって自制が効かない状態に陥っているが、ローマとネロは大好きで、引き合いに出して接触を図られると幸運判定を行い、成功すると暴走は止まる。
聖杯にかける願いは「狂気を消し去り、名君と呼ばれた頃の自分に戻りたい」。
能力
武器を一切使わず素手で戦う。
狂化スキルにより全てのステータスは強化される代わりに、理性の大半を奪われている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
バーサーカー 主人公 (Grand Order) A+ B+ B+ D+ D+ C 狂化:A+ 加虐体質:A
皇帝特権:A
在りし日の栄光:B

宝具

我が心を喰らえ、月の光(フルクティクルス・ディアーナ)
ランク:C
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:300人
空から投射される月の光を通じて自らの狂気を拡散する、広範囲型精神汚染攻撃。
彼の狂気の発露は月の女神ディアーナ(ギリシャ神話におけるアルテミス)の寵愛と加護であるという伝説が昇華された宝具。一軍を相手に使用すれば、おぞましくも惨憺たる状況が起きる。
性質上、アルテミスの縁者には通用しないという弱点がある。
ゲーム的には、敵全体に高確率でスキル封印付与+高確率で宝具封印付与(オーバーチャージで効果UP)。
宝具封印の持続は3ターンだが、全体攻撃宝具を使う敵に対しては3ターンの延命に等しいので非常に強力。ただし、本人がNPを貯めにくい上に打たれ弱いため、しっかりサポートしてやらないとなかなか使用できない。また確実に通ると言えるほどの成功率ではないので、当てにして失敗すると大惨事になるリスクも伴う。

真名:カリギュラ

カリギュラ。暴虐の伝説を有する古代ローマ帝国三代皇帝。一世紀の人物。
第五代皇帝・ネロの伯父であり、ネロと並び、後世に悪名高いローマ皇帝として知られる人物。
当初は精力的に政務に励み、名君として人々に愛されたが、突如として彼は狂気へと落ち果て暴君へと変貌する。
暴虐と淫蕩、悪行と倒錯の限りを尽くし、恐怖で帝国を支配していた。
だがそれも長く続かず、元老院をはじめとする勢力を中心とした多くの人々の叛意の刃によって暗殺される。
わずか四年の在位であったが、その名は数々の暴虐とともに人々の記憶に深く残ってしまった。
当時のローマの価値観に在って、狂気とはすなわち「月に愛された」とみなされるという。
そう、彼は自ら暴力を、鮮血を、悪逆を求めたのではなく、月の女神の籠愛を受けたのである。
帝国の暗部に蠢く悪しき格率をはね除けられぬまま権謀術数の渦に呑み込まれんとしたその身を、女神は反転させていた。


登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
強力なデバフ宝具に加えて、保有スキルが全て攻撃力強化(ただし「皇帝特権」は不発の場合もある)である上にBuster攻撃を底上げする「狂化」ランクにも恵まれているため、瞬間的な打撃力であれば高レアリティにも匹敵するのが強み。
概念礼装で宝具をまともに使えるようにするか、あるいはより打撃力に特化するか、といった運用になる。

その他

ちびちゅき!
所属不明。ローマ食堂の客として登場していた。

人間関係

ネロ・クラウディウス
姪。狂気に堕ちても彼女のことが好きらしく、キャラクエでは部屋一面にネロのポスターを貼っている。
(幸運判定しだいであるが)カリギュラの暴走を停止できる人物でもある。
アグリッピナ
妹。ネロの母親でもあり、彼女のこともネロと同じく愛していることが彼との会話の中から伺える。
ガイウス・ユリウス・カエサル
祖先ユリアの兄。
メインシナリオにおいては同じ連合ローマ帝国の「皇帝」同士であるが、互いの関係について言及することはなかった。
イベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』においては一緒に団子を食べながらコントの様な遣り取りを行う。
「EXTELLA」内のイベントによれば幼い頃のネロにはよく偉大なるカエサルの逸話を語っていたらしい。
アルテラ
『月の女神はお団子の夢を見るか?』においては彼女に殺害される。

名台詞

「――我が、愛しき、妹の子、よ。」
初登場時の台詞。妹の子であるネロに対する愛しさは狂化を受けていても消えることはない。
「余、の――余の、振る舞い、は、運命、で、ある。
 捧げよ、その、命。
 捧げよ、その、体。
 す べ て を 捧 げ よ !」
狂気に満ちた運命に囚われ、姪ネロに襲いかかる。
「美しい、な……美しい……! おまえは美しい……!
 奪いたい、貪りたい、引き裂きたい。女神が如きおまえの清らかさ美しさそのすべて……!
 余の全身で無茶苦茶に蹂躙してやりたいッッ! 余は、愛して、いる、ぞ、我が愛しき妹の子――
 ――ネロォオオオオ!!」
凶念に囚われ、獣の如く猛り吠えるカリギュラ。その情念は愛情を域を超えている。
「女神が……女神が見える……! 『我が心を喰らえ、月の光フルクティクルス・ディアーナ』ァ!」
宝具発動。「我が心を喰らえ、月の光」。月光により拡散する狂気の惨禍。
「余の……、美しき、姪を……。
 我が、美しき、宝を……、」
キャラクエにて。この時彼は主人公の部屋一面にネロのポスターを貼りまくっており、当然Dr.ロマンとマシュはドン引きした。
ちなみに主人公は…(選択肢次第ではあるが)カリギュラに便乗するノリの良さ(?)を見せていた。
「ウオオ、練ロォォオオオオオ!」
『月の女神はお団子の夢を見るか?』にて、カエサルと共に月見団子を食べながらの第一声。愛する姪をダジャレに使っていいのか。
「ウオオ、DEBUUUUーーーーーーウ!」
同上、カエサルを見て。彼からは「太ってるのではない!ふくよかなのだ!」と反論されたが、カエサルのあだ名が定着した瞬間でもあった。
「―? ローマでは……ない? ローマは……団子では……ない……
 だが偉大なるカエサルは……丸い…… これは……どういうコト……だ?」
同上、「その食料(団子)はローマのものではない」という指摘を受けて。どうもこうもない。
なお当人は「私と円形のものを重ねるな!」とご立腹であった。
「あり得んッ!」
同上、「噂に名高いローマの花、深紅の剣士・赤セイバー」と名乗ったカエサルに対して。彼としても赤セイバーといえば愛する姪のようだ。
「クゥオオオオオオオ……!どう見てもあちらが正しいが、ウォオオオオ!」
同上、カエサルの話術による丸め込み(というかカエサルだけが得をする説得)が失敗し、彼に戦闘を促されての一言。
実に正論である。
「嗚呼、ネロ―― 我が妹アグリッピナの生き写したる愛し子よ。」
「どうか、どうか。ささやかでも構わぬ、おまえだけは幸福であれ。」
「狂気も怒りも余が連れてゆく。 お前の行く道が祝福の薔薇で埋め尽くされん事を。」
『監獄塔に復讐鬼は哭く』にて。監獄塔 シャトー・ディフに魂を囚われた主人公の前での独白。
曰く、彼の狂気は月の女神の恩寵であるため、時に失われる事もあるとのことで、このイベントでは正気を保った彼との会話シーンが描かれた。
A+ランクの狂化スキルの影響下でも失われることない、ネロへの本心からの愛情を思わせる名台詞ではあるが、その直後「主人公に言葉を告げるはずが唇がひとりでに姪への愛を紡ぐ」ことを詫びるという狂化関係なく筋金入りな伯父バカっぷりを見せつけた。
ちなみに選択肢次第では、主人公は魂を囚われながらも心の声で(ネロ、いいよね)と某国民的長寿交番漫画の有名シーンのようなコメントを返し、カリギュラも「瞳を見ればわかる」と主人公の想いを察するという非常に高次元なコミュニケーションを繰り広げた。
なお、絆礼装Lv10のフレーバーテキストでは、これと同じモノがある。
「フッ……フッ、フッ、フッ……!(さりげなくシャドーに勤しむ野生のバーサーカー)」
「ウォォオオォオオ、セロォオオオオオ!」
「Anime Japan 2016 EXTRA」コラボイベントにて、新作出演枠に入ろうとこれ見よがしにシャドーをしながらフレームインしてくる伯父上。
しかしそもそもの出演枠がわからないのに加え、カリギュラが出ると当然アグリッピナの話にもなるため倫理的に厳しいとネロに言われてしまい、その怒りをCERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)にぶつけるのであった。
「戦えと……言う、のか……月の女神……よ……ディアーナ……私は……
 ネロ、我が愛しき妹の子……おまえの名を冠した、祭典にて、余は……
 ウオオオオ、メダルゥゥゥウウウ!!
 アツメルゥウウウウウ!!」
「ネロ祭再び」にて、ネロのメダルを集めようとする伯父上。

メモ

  • 彼の正体が正式に公開されたのはゲーム運営開始後だが、CM第一弾の時点から彼が「妹の子ネロ」というセリフを喋っているスクリーンショットが公開されており、その真名は早い段階から予想されていた。
  • 真名であるカリギュラは渾名であり、「小さな軍靴」を意味する。由来は子供のころから父に付いて戦地に赴いていたため。一般的には「カリグラ」と表記されることも多い。
  • A+ランクの『狂化』を持つバーサーカーは彼だけ。規格外のEXランクを除いた場合ではトップの『狂化』を誇る。しかしその割には、狂気に苛まれつつも言語機能は喪失しておらず、ネロやローマについて意志を伴った言葉を口にする機会も多い。
  • キャラクエにおいてそのネロのポスターを貼りまくったりする愛情面をDr.ロマンから「親バカならぬ伯父バカ」と評されている。
    • カリギュラにとって姪となるネロは、妹であるアグリッピナとその夫グナエウスの間に生まれた子である。しかし一説にはカリギュラとアグリッピナには肉体関係があったとされることから、「ネロの実の父親はカリギュラだったのではないか?」というかなりアレな説も存在している。姪ではなく「妹の子」という呼び方をするのはそういう…ウォォオオォオオ、CEROoooooooo!
  • キャラクターデザインを担当したBLACK氏によると、「とにかく見た目がローマとわかる感じ」「ネロのデザインを意識して」デザインした。なお、『Fate/Grand Order』では氏が最初にデザインしたキャラクターである。
  • 聖杯にかける願いは「狂気を消し去ること」。
    叶うのならば、名君と呼ばれた頃に、愛する妹の子であるネロを膝に抱いて物語を読み聞かせてやっていたあの頃に戻りたいという。
    • 史実においてネロは37年12月15日に出生しており、カリギュラは41年1月24日(満28歳)で暗殺されているため、愛する姪と一緒に過ごせた期間は多くても三年程度であったと思われる。それでも聖杯に望む願いが彼女に対するものであることから、ネロへの愛情の深さが感じられる。
  • カリギュラの宝具『我が心を喰らえ、月の光』はアルテミスの縁者には効果がないことがプロフィールより読み取れるが、アルテミスの加護を受けて育ったアタランテ、さらにはアルテミス本人にさえもゲーム中では普通に効果を発揮する。
    • 他に「アルテミスの縁者」に該当しそうな人物としては、アルテミスの神格自体を組み込んだメルトリリスが挙げられる。何の因果か、メルトリリスもカリギュラと同じ加虐体質:Aを有している。
  • 『Grand Order』のイベント、「ネロ祭 決勝 超級 栄光なりしローマ」のボスとして登場した際の名義は「まあ偉大なローマ」。ちなみに同じく「ネロ祭 決勝 超級 栄光なりしローマ」のボスとして登場した際のガイウス・ユリウス・カエサルロムルスの名義は「偉大なるローマ」と「偉大すぎるローマ」。実際、彼らとカリギュラでは比べるのもおこがましいくらいではあるが……。
    • 翌年の「ネロ祭再び 2017 Autumn 準決勝級 エンペラトール」もこのチームでのクエストとなったが、その際の名義はカエサルは「やはり偉大なローマ」、ロムルスは「もはやローマなローマ」、カリギュラは「ぴこ偉大なローマ」。…順当なカエサルと哲学に向かうロムルスのものはともかく、叔父上ェ…。
  • 生前の所業を考えると反英雄に近い存在であるが、人類史には英霊として刻まれた。マテリアルによると、「月を司る神霊の悪戯」だとも「狂気の陰に存在した理性、かつて名君と呼ばれた頃の精神が、人類史の終焉を前にして奮い立った」からだともしているが、彼本人は自身の中に狂気に囚われながらも僅かに残った愛が存在したためだと信じている。

脚注

注釈


出典


リンク