カレン・オルテンシア

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カレン・オルテンシア

  • スペル:Caren Hortensia
  • 身長:156cm/体重:40kg
  • スリーサイズ:B75/W54/H77
  • CV:小清水亜美

言峰綺礼の後任として冬木教会に派遣されてきた代理司祭。

略歴
幼い頃に母と死別し教会で育てられるが、教育も洗礼も与えられず下働きの立場で幼年期を過ごす。8年の歳月が経ち、体に聖痕(スティグマ)が現れると、聖堂教会の手によりシトーという名門修道院に引き渡された。
そしてその体質が類い希な異能と認められ、代行者としての道を歩みだすこととなる。
「教会から修道院にたらい回しにされ、そこで天職を得たのです」とは本人の談。
登場当初は「hollow」4日目、無限の残骸とともに現れる。本編の彼女は「言峰綺礼」の位置にカレン・オルテンシアの情報をもぐりこませた存在。いわば「情報」だけであり、本体ではない。
人物
「他人の幸福は無性に潰したくなる」程のサディスト。さらに毒舌で、人使いも荒い。
しかし壊れているとはいえ、その信仰心は本物。その能力から傷ついていく体を、ただ在るがままに受け入れることが出来る程に無心の祈りを体現する。
遠坂凛間桐桜の二人には苦手とされているが、当の本人は彼女達を「先輩」として慕っている。ただし彼女の好意=悪意のため、結局は二人を困らせることになる。
衛宮士郎にも、困った際に頼る辺り好意はもっていそうだが、状況が状況だったため、実際のところどうなのかは不明。バゼット・フラガ・マクレミッツとは仲が悪いが、何故か結束はある。
能力
「被虐霊媒体質」と呼ばれる異能の持ち主で、「悪魔」に反応し、その被憑依者と同じ霊障を体現する。
悪魔祓いにおいて初手、そして最大の難関とされる「隠れた悪魔を見つけ出す」段階において、自らの傷を持って悪魔を探知するのである(いわば鉱山のカナリア)。
このため、常に生傷が絶えず、右目の視力はほぼ喪失。すでに走ることもできず、味覚は激辛・激甘など非常に極端なものでなければわからないほどに利かなくなっている。
更に暴走した被憑依者に自身の身体を差し出す事で暴走を抑える役目も担っており、性的暴行を受けた事も少なからずある。
「男性を拘束する」という特性を持った聖遺物である「マグダラの聖骸布」の使い手。襲撃者を拘束したり、公園で平和を満喫する青年を釣り上げたりする。

マジカルカレン

カレンがカレイドステッキの力で魔法少女に変身!「フェイト/タイガーころしあむ アッパー」限定。
杖の力で健康が回復し、通常のカレンよりも元気めに話す。お嬢系魔法少女。通称、「マジカル紙袋」。
武器はトゲ付き鉄球のモーニングスター。しかも敵に噛み付き、一部の技ではどこかで聞いたような声すら発する。恐らく「MELTY BLOOD」収録の際に中田譲治氏が「マジカルアンバー」を「まるかじりアンバー」と読み間違えた事が元ネタ。

登場作品と役柄

Fate/hollow ataraxia
4日間の中での導き手。序盤は残骸とともに4日目の夜に現れるだけであったが、4日目を越えるというピースが埋まってからは真相を究明しようとする士郎に助言を与える存在となる。
フェイト/タイガーころしあむ
言峰に教会を奪われたカレン。もちろん、死刑。
フェイト/タイガーころしあむ アッパー
望むまま、冬木を混沌とさせて楽しむカレン。そこで、邪魔者になりかねないマジカルアンバーを、他の魔法少女に手伝わせて退治する。しかしそれは、アンバーの後継者、魔法少女マジカルカレンの誕生でもあった!。
物語のキーパーソンで二重の意味での黒幕、かつ主人公。破壊された虎聖杯を秘匿・回収し「アヴェンジャーのサーヴァントの現界」という自身の願望を遂に成就させるが、消滅寸前と思われた父が「魔力供給がまだ不安定だったので不調だっただけ」と判明。動きを封じる為に切嗣一味を現界させるも、これらの悪巧みは悉く裏目に出る。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編とは異なる並行世界の存在。学校の保険医。サド気質と毒舌は健在。
アーネンエルベの一日
アーネンエルベの店員だが今日は休日、と言っている。ある意味黒幕。
カーニバル・ファンタズム
EXシーズンに登場。相変わらず黒いままである。3rdのラストのアーネンエルベのパーティでは一人で2段重ねのデコレーションケーキを平らげており、同席していた遠坂凛遠野秋葉黒桐鮮花を絶句させた。

人間関係

言峰綺礼
前任者。
ランサーギルガメッシュ
サーヴァント子ギルも度々酷い目に。
衛宮士郎
冬木教会にて邂逅を繰り返し、彼を真相に導く。
アヴェンジャー
???

名台詞

Fate/hollow ataraxia

「ポルカミゼーリア」
口癖。イタリア語で綴りは「porca miseria」。意味は「みじめな雌豚」。海外・特にイタリア語圏では使わないように。
「——————フィッシュ」
得意の聖骸布でバシューと釣り上げました。
士郎「なるほど。——最悪だな」
カレン「同感です。まったく、誰に似たのやら」
「他人の幸福は無性に潰したくなる」というカレンの嗜好を知り、今まさにその被害に遭った士郎の感想に同意する。この時、共通の敵を見つけたような親近感に包まれたとか。
「……駄犬の分際で主人に逆らうなんて。 去勢するところだわ、この早漏」
嘘偽り無い本心が漏れた、との事。
「前から思っていたけど。」
「貴方、ロックスターみたい」
全てを終わらせるために月に登る主人公に微笑む。年齢不相応な面しか見せなかったカレンが唯一、少女らしいセリフと笑顔を出した瞬間。

カーニバル・ファンタズム

「……世の中、金です」
アルバイトで大金を稼いだことで、ますます黒くなっている。

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

「暇ね。危篤状態の重病人でも運ばれてこないかしら」
本作の表向きの顔である保険医にあるまじき台詞。更にこの後気絶したイリヤに対しあやふやな医療知識の元いい加減な処置で済ませたあげく「健康で元気な人間を見てると吐き気がする」と言ってクラスメートたちを追い払う。
「これは、ファッションです」
例の衣装をイリヤに「スカートを履いてない」と指摘され、赤面しながらの返事。本人も恥ずかしいらしい。

フェイト/タイガーころしあむ アッパー

「…アヴェンジャー。売ってる花火よりも、打ち上げ花火の方が華やかで大きいですよ。
 わた……カレンと、見に行くといいです。出店もたくさんでるんですよ」
アヴェンジャールートより。「わたし」と言いかけてマジカルカレン(紙袋装備)である事を思い出し、あたかも他人のふりをしてそれとなくカレンを花火大会に誘うように仕向けようとしているが正体はバレバレである。

メモ

  • 彼女は「hollow」のおけるランサーとギルガメッシュのマスターではあるが、令呪の契約は結んでいない。サーヴァントを現世の座標に固定するための「依り代」となっているのみである。
    ……であるのに、サーヴァント二人を従えられているのは、「依り代」であることを楯にしていることもあるが、ほぼ彼女の性格のみの力による。
  • 衣装がとにかく話題になりました。法衣じゃない方(「商品情報」の項目を参照)。
    履き忘れたんじゃないんです。ああいう服なんです。
    • なお彼女がこの衣装を着ているのには「肉欲に憑かれた男性を興奮させた上で自分の身体を提供するため」、という割と洒落にならない理由がある。
  • キャラクターデザインはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物「綾波レイ」を、武内崇氏なりに解釈したものが元になっている。件の法衣じゃない方の衣装も、同作でのパイロットスーツである「プラグスーツ」をモチーフにしている、らしい。
  • 埋葬機関第六位のミスター・ダウンの相棒に共通点が多いが、明言はされていない。
  • 母親は「病魔に憑かれやすい」在り方であり、彼女には「被虐霊媒体質」という形で受け継がれてしまった。
  • 父親は「秘蹟を再現する資格」(要は魔術回路のこと)を持って生まれたが、彼女にはそれは受け継がれていない。
  • 「CCC」および「EXTRA」には直接的な登場はないが、「CCC」において名前のみ登場。桜の話によれば『自分が消えた場合の健康管理上級AIの後任はカレンという名前』らしい。
    アルゴリズムに問題があるAIであり、マスターの命を優先せず、試練を良しとする性格をしている。桜曰く、彼女が保険委員として活動を始めたら主人公の生存率が著しく低下するとか。
    そのためEXTRAシリーズの次回作への登場が期待されている。

話題まとめ

言峰綺礼の娘説
作中、言峰綺礼の娘であることが示唆されている。
その性格や精神性、味覚を一端に「傷を開く」魔術特性にも類似するものがあり、母親に纏わるエピソードでも言峰の過去と重なる部分がある。
さらに「スパイラルラダー」のシーンではアヴェンジャー(士郎としての知識を有する)が「オレ、あんたの父親の事を知ってるかもしれない」と発言している。
しかし、言峰が妻を亡くしたのは第四次聖杯戦争の3年前であり、その時点で連れ添った時間は2年であった。娘であったなら作中登場するカレンは13歳〜15歳と推測される。
よって言峰がよほど聖職者にあるまじき事をしていない限り、カレンはアダルトゲームの不文律的に『hollow』のヒロインであってはいけない。
  • 「カレン」という名前は父の国の言葉であると彼女は言っており、『綺麗』と『可憐』をかけているという共通点もある。
  • なおTYPE-MOONの公式見解では「カレンと綺礼は出会ったことがない」となっている。
    • 『カーニバル・ファンタズム』のEDで二人が目を閉じて視線を合わせていないのは、「出会ったことがない」という点について指摘があったため。
    • 『アーネンエルベの一日』では、共演はしているものの、顔を合わせてはいない。カレンは一方的に綺礼を邪魔者として認識している。
  • フェイト/タイガーころしあむ アッパー』のセイバーライオンシナリオにおいて、セイバー&セイバーライオンとカレン&言峰が対決する場面のタイトルが「第7話 姉妹対親子」となっている。
    • 同シナリオのEDでも、仲睦まじく食事をとるセイバーとセイバーライオンに対し、お互いに嫌がらせをしながら食事をとる二人の姿が描かれた。嫌い合うのは仕方ないにしても、それを本来他人の衛宮邸で食事を頂きながらすることでは当然ない。流石の士郎も「こっちは本当に仲悪いな!お前らもう帰れ!」とツッコミを入れている。
  • TYPE-MOON Fes.のパンフレットに掲載された「タイプムーン10周年記念一問一答」ではカレンが綺礼の娘であるという前提の質問に対し、奈須氏は彼女が綺礼の娘であることを肯定した形で回答している。

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