「ランサー・プルガトリオ」の版間の差分

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;略歴
 
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:『屍山血河舞台 下総国』にて、[[宝蔵院胤舜]]がランサーとして召喚された後、下総国で同行していた主人公達を逃がすための殿となり敵の心臓を貫いたが殺せず、[[蘆屋道満|キャスター・リンボ]]によって「一切鏖殺の宿業」を埋め込まれ、七騎目の[[英霊剣豪]]に変貌させられた。
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:『[[屍山血河舞台 下総国]]』にて、[[宝蔵院胤舜]]がランサーとして召喚された後、下総国で同行していた主人公達を逃がすための殿となり敵の心臓を貫いたが殺せず、[[蘆屋道満|キャスター・リンボ]]によって「一切鏖殺の宿業」を埋め込まれ、七騎目の[[英霊剣豪]]に変貌させられた。
 
:英霊剣豪として宮本武蔵とカルデアのマスターに立ちはだかり、逃げる彼らを追いかけ、隠れると、近くの里の人間たちを虐殺していった。
 
:英霊剣豪として宮本武蔵とカルデアのマスターに立ちはだかり、逃げる彼らを追いかけ、隠れると、近くの里の人間たちを虐殺していった。
 
:武蔵たちを追う間に二つの里を鏖殺し、[[千子村正]]のいる庵にたどり着き、業物を借り受けた武蔵と立ち会い、敗れる。宿業を両断されてからは武蔵と本気の戦いを演じたことに感謝して消滅した。
 
:武蔵たちを追う間に二つの里を鏖殺し、[[千子村正]]のいる庵にたどり着き、業物を借り受けた武蔵と立ち会い、敗れる。宿業を両断されてからは武蔵と本気の戦いを演じたことに感謝して消滅した。
:幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」では主人公と胤舜の夢の中で復活し、宮本武蔵に復讐しようとしたが、胤舜に槍をダメ出しされた上で倒された。
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:宝蔵院胤舜の幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」では主人公と胤舜の夢の中で復活し、宮本武蔵に復讐しようとしたが、胤舜に槍をダメ出しされた上で倒された。
 
;人物
 
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:本来の快男児的な性格は一変。老若男女問わず生きた人の全てを屠り、赤子や幼子すらも殺そうとする悪鬼羅刹へと堕ち、衆生への虐殺を率先して行っていた。
 
:本来の快男児的な性格は一変。老若男女問わず生きた人の全てを屠り、赤子や幼子すらも殺そうとする悪鬼羅刹へと堕ち、衆生への虐殺を率先して行っていた。
:幕間の物語では対武蔵を想定した槍術を会得するほどに、宮本武蔵に敗北した事をずっと根に持っていた。
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:宝蔵院胤舜の幕間の物語では対武蔵を想定した槍術を会得するほどに、宮本武蔵に敗北した事をずっと根に持っていた。
 
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:埋め込まれた宿業は「一切穿通」。宿業が埋め込まれたことで強さも段違いとなり、通常の武器で首や胴体を斬られようとも再生する不死身となった。
 
:埋め込まれた宿業は「一切穿通」。宿業が埋め込まれたことで強さも段違いとなり、通常の武器で首や胴体を斬られようとも再生する不死身となった。
:だが、精錬を極めた槍は見る影も無くなってしまっており、幕間の物語では対武蔵を想定した槍術をずっと練り続けて対剣術の技を得たが胤舜からはダメ出しされまくっていた<ref group="注">「対剣術以外の全てが穴だらけ」「一つ勝る代わりに一つ劣る様になった」「槍の冴えと引き換えに槍兵として弱くなった」など。</ref>。
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:だが、精錬を極めた槍は見る影も無くなってしまっており、宝蔵院胤舜の幕間の物語では対武蔵を想定した槍術をずっと練り続けて対剣術の技を得たが胤舜からはダメ出しされまくっていた<ref group="注">「対剣術以外の全てが穴だらけ」「一つ勝る代わりに一つ劣る様になった」「槍の冴えと引き換えに槍兵として弱くなった」など。</ref>。
 
:挙句、自身の限界を超えた力を大量に浪費し、猫の様な手打ちの槍すら捌けない程の隙が生まれるなど、自分の体の把握すら出来ていなかった。
 
:挙句、自身の限界を超えた力を大量に浪費し、猫の様な手打ちの槍すら捌けない程の隙が生まれるなど、自分の体の把握すら出来ていなかった。
  
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==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
;朧裏月十一式(おぼろうらづきじゅういちしき)
 
;朧裏月十一式(おぼろうらづきじゅういちしき)
:ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~5<br />最大補足:1人
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:[[宝蔵院胤舜]]と同一のもの。詳細はそちらを参照。
:宝蔵院胤舜が極めた十文字槍の武芸が昇華した宝具。先代である胤栄が定めた表十五本の技に対し、胤舜が定めた裏十一本技を指す。
 
:「その槍神仏に達す」とまで謳われた胤舜が編み出した技の型であり、あらゆる敵、技への対応を可能にする。
 
:また、この宝具は初見の相手あるいは武器、武装、術の類がどれほど奇妙なものであったとしても、初見ゆえの不利を解消し、すべてを捌き、いなし、躱した上で必殺に一撃へと繋げることが可能。
 
:『屍山血河舞台 下総国』ではバーサーカー・衆合地獄の宝具を防いだ。
 
:『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>&自身のスター発生率を大アップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&自身のクリティカル威力を大アップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>&自身に即死無効状態を付与<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref>&自身に回避状態を付与<ref group = "注" name="1回">1回</ref>」という効果のArts宝具。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:ランサー・プルガトリオになった後は殺すべく付け狙い、討ち果たされた。
 
:ランサー・プルガトリオになった後は殺すべく付け狙い、討ち果たされた。
 
:倒された事を恨んでいたらしく、幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」で復活した際には対武蔵用の槍術を磨いていた。
 
:倒された事を恨んでいたらしく、幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」で復活した際には対武蔵用の槍術を磨いていた。
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;[[宝蔵院胤舜]]
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:宿業を埋め込まれていない自分自身。
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:彼の幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」で戦ったが、自身の槍の冴えが無くなっていたことなどを指摘され、敗北した。
  
 
==名台詞==
 
==名台詞==
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==メモ==
 
==メモ==
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*英霊剣豪の二つ名にはキリスト教の用語が用いられている。「プルガトリオ」とはカトリック教会において、悪人ではなくきちんと天国に行ける人間が死した後、実際に天国に行くために十分な清さを得るために魂を浄化するため一時的に苦しみを受ける世界のこと。
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**日本語で言うと「'''煉獄'''」。この単語は現在の創作界隈では物騒な名称の代表例かのようなイメージがあるが、本来の意味は上記の通りである。
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***余談だが、後に[[煉獄]]という銘を与えられた剣が『Grand Order』に登場する。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年3月3日 (日) 21:05時点における最新版

ランサー・プルガトリオ
真名 宝蔵院胤舜
読み ほうぞういん いんしゅん
外国語表記 Houzouin Inshun
性別 男性
身長 177cm
体重 78kg
出典 史実
地域 日本
属性 中立・中庸
副属性
声優 浪川大輔
デザイン 松竜
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

七騎の英霊剣豪の一人「ランサー・プルガトリオ」。

略歴
屍山血河舞台 下総国』にて、宝蔵院胤舜がランサーとして召喚された後、下総国で同行していた主人公達を逃がすための殿となり敵の心臓を貫いたが殺せず、キャスター・リンボによって「一切鏖殺の宿業」を埋め込まれ、七騎目の英霊剣豪に変貌させられた。
英霊剣豪として宮本武蔵とカルデアのマスターに立ちはだかり、逃げる彼らを追いかけ、隠れると、近くの里の人間たちを虐殺していった。
武蔵たちを追う間に二つの里を鏖殺し、千子村正のいる庵にたどり着き、業物を借り受けた武蔵と立ち会い、敗れる。宿業を両断されてからは武蔵と本気の戦いを演じたことに感謝して消滅した。
宝蔵院胤舜の幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」では主人公と胤舜の夢の中で復活し、宮本武蔵に復讐しようとしたが、胤舜に槍をダメ出しされた上で倒された。
人物
本来の快男児的な性格は一変。老若男女問わず生きた人の全てを屠り、赤子や幼子すらも殺そうとする悪鬼羅刹へと堕ち、衆生への虐殺を率先して行っていた。
宝蔵院胤舜の幕間の物語では対武蔵を想定した槍術を会得するほどに、宮本武蔵に敗北した事をずっと根に持っていた。
能力
埋め込まれた宿業は「一切穿通」。宿業が埋め込まれたことで強さも段違いとなり、通常の武器で首や胴体を斬られようとも再生する不死身となった。
だが、精錬を極めた槍は見る影も無くなってしまっており、宝蔵院胤舜の幕間の物語では対武蔵を想定した槍術をずっと練り続けて対剣術の技を得たが胤舜からはダメ出しされまくっていた[注 1]
挙句、自身の限界を超えた力を大量に浪費し、猫の様な手打ちの槍すら捌けない程の隙が生まれるなど、自分の体の把握すら出来ていなかった。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー - ? ? ? ? ? ? 宗和の心得:B
武の求道:B
先の先:B+

宝具[編集 | ソースを編集]

朧裏月十一式(おぼろうらづきじゅういちしき)
宝蔵院胤舜と同一のもの。詳細はそちらを参照。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』で敵として登場した。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

宮本武蔵
亜種並行世界にて、戦った相手。
ランサー・プルガトリオになった後は殺すべく付け狙い、討ち果たされた。
倒された事を恨んでいたらしく、幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」で復活した際には対武蔵用の槍術を磨いていた。
宝蔵院胤舜
宿業を埋め込まれていない自分自身。
彼の幕間の物語「自己との戦い(比喩でなく)」で戦ったが、自身の槍の冴えが無くなっていたことなどを指摘され、敗北した。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

戦闘[編集 | ソースを編集]

本編[編集 | ソースを編集]

「ふ―――はははははは!
 いい、いい叫びだ武蔵! その屈辱さけび、摩羅に響くわ!」
亜種並行世界にて、自身の剣が通じず絶望する武蔵に対して。
詳細はあえて省くが、18禁的な意味で若干危険な発言。おかげで、元になった宝蔵院胤舜の方にも風評被害が及んでいる。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 英霊剣豪の二つ名にはキリスト教の用語が用いられている。「プルガトリオ」とはカトリック教会において、悪人ではなくきちんと天国に行ける人間が死した後、実際に天国に行くために十分な清さを得るために魂を浄化するため一時的に苦しみを受ける世界のこと。
    • 日本語で言うと「煉獄」。この単語は現在の創作界隈では物騒な名称の代表例かのようなイメージがあるが、本来の意味は上記の通りである。
      • 余談だが、後に煉獄という銘を与えられた剣が『Grand Order』に登場する。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 「対剣術以外の全てが穴だらけ」「一つ勝る代わりに一つ劣る様になった」「槍の冴えと引き換えに槍兵として弱くなった」など。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]