「アルクェイド・ブリュンスタッド」の版間の差分

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*資料により「エクストラの情報世界では伝説が真となるため、神霊が元となった自然現象以上の力を持つことが多々ある」との情報が発覚。</br>そして、アルクェイドの「自然現象の擬神化なんて誰得」発言は、“伝説はあくまで伝説”である“現実の物理世界における法側”に則ったものであることが分かる。
 
*資料により「エクストラの情報世界では伝説が真となるため、神霊が元となった自然現象以上の力を持つことが多々ある」との情報が発覚。</br>そして、アルクェイドの「自然現象の擬神化なんて誰得」発言は、“伝説はあくまで伝説”である“現実の物理世界における法側”に則ったものであることが分かる。
 
**公式資料においても、星を神と扱うのは格を貶められることとされている。<br />本編でも「星そのもの」と例えられ、「星の頭脳体」の側面を持つ彼女が前述のような意見を漏らしたのも当然といえる。
 
**公式資料においても、星を神と扱うのは格を貶められることとされている。<br />本編でも「星そのもの」と例えられ、「星の頭脳体」の側面を持つ彼女が前述のような意見を漏らしたのも当然といえる。
**マナやエーテルが濃かった太古においては、単なる人や魔術であっても人々の信仰が集えばその対象にマナが集中してより強大な存在となり得た。星の触覚たる精霊が信仰を集めて昇格した神霊も同様。</br>が、アルクェイドが誕生した現代、特に「マナが枯渇したEXTRAの世界」では地上の法則が全く異なる。</br>「人々の信仰のままに力を振るった神霊」と言うのは既に絶滅した存在に過ぎず、現代の物理法則の体現者であるアルクェイドにとっては、情報世界におけるそれらの再現は虚ろな影の類に見える、という話。
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**「Extra material」では矛盾点や疑問点が幾らか挙げられているが、これもまたその一つである。<br />まず、神霊とは「真祖とは人の想念が関わったという点で異なる、精霊に人の想念が集い上位の霊格となった存在」「神代には、物理法則は存在せず神がその『権能』を振るっていた」と作中や上記資料等でも度々言及されてきた。<br />つまり、規模に程度差こそあれど、「そもそも元となった単なる自然現象以上の力を持たない神霊なぞ、存在し得ない」。
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**マナやエーテルが濃かった太古においては、物理法則が存在せず神秘の力が遥かに強大だったので、単なる人や魔術であっても人々の信仰が集えばその対象にマナが集中し、より強大な存在となり得た。星の触覚たる精霊が信仰を集めて昇格した神霊も同様。</br>が、アルクェイドが誕生した現代、特に「マナが枯渇したEXTRAの世界」では地上の法則が全く異なる。</br>「人々の信仰のままに力を振るった神霊」と言うのは既に絶滅した存在に過ぎず、現代の物理法則の体現者であるアルクェイドにとっては、情報世界におけるそれらの再現は虚ろな影の類に見える、という話。
 
*Fate/EXTRAでは敗北後、空間に大穴を開けて何処かへと去っていく。アルクの規格外っぷりを表した演出であるが、何処に消えたのかが謎として語られることもあった。
 
*Fate/EXTRAでは敗北後、空間に大穴を開けて何処かへと去っていく。アルクの規格外っぷりを表した演出であるが、何処に消えたのかが謎として語られることもあった。
 
**しかし後年、アルクは他のサーヴァントのようなムーンセルのデータではなく、ガトーが地球から連れてきた同行者だという事が明らかになった。つまり、穴を開けた後は単に地球に帰っただけと思われる。
 
**しかし後年、アルクは他のサーヴァントのようなムーンセルのデータではなく、ガトーが地球から連れてきた同行者だという事が明らかになった。つまり、穴を開けた後は単に地球に帰っただけと思われる。

2013年8月30日 (金) 22:06時点における版

アルクェイド・ブリュンスタッド

  • スペル:Arcueid Brunestud
  • 誕生日:12月25日生(自称)
  • 身長:167cm/体重:52kg
  • スリーサイズ:B88/W55/H85
  • CV:柚木涼香(MELTY BLOOD) / 生天目仁美(真月譚 月姫)

月姫のヒロインで、真祖に区分される吸血鬼。

略歴
十二世紀頃、真祖たちによって人工的に抽出され、「最強の真祖」としてデザインされて生み出される。誕生した後、最高の性能を発揮できる段階になるまで眠りに付くことになるが、その際に魔導元帥ゼルレッチと出会い、その縁で彼が後見人になっている。
その性能からアルクェイドが朱い月の器となり朱い月が復活することを恐れた真祖たちにより、堕ちた真祖に対する執行者として運用され、記憶や感情などはほとんどが執行後に毎回リセットされていた。
堕ちた真祖を根絶した後は、死徒も狩り出すようになり、この頃からは真祖たちもアルクェイドに執行者としてのもの以外の知識なども学ばせることを検討し始めた。しかし、吸血衝動が芽生え始め、同時期に初代ロアの奸策に嵌って彼の血を吸ってしまい、暴走。
その場にいた全ての真祖を根絶してしまう。以後、ロアを終生の敵と定め、彼の転生に併せて目覚め、滅ぼすことを目的として行動。それ以外の時間は居城「千年城ブリュンスタッド」で自らを拘束して眠りについている。
以前、アルトルージュ・ブリュンスタッドに髪を奪われた。これを取り戻さない限り、彼女の髪が伸びることはない。アルクェイドの髪がロングで描かれているのは、過去の回想であったり朱い月の幻視であったりする場合のみである。
18代目のロアが現れたことで、彼女もまた活動を開始。潜伏先と思われる街に赴いたが、そこでとある少年に出くわして……。
人物
基本的に無邪気で天真爛漫。感情の起伏が激しく、わがままとも取れる行動をとる。
だが、それは社会経験が乏しいためで本人に悪いことをしたつもりはない。自由奔放な猫のように、明るくしなやかな女性。
しかし、本来は感情を排した状態で「運用」されていた。感情が生まれたのは、志貴に殺された影響で彼女のシステムが孕んだバグのようなものと形容される。
深層意識に「朱い月」と呼ばれる行動理念が存在するが、現在はあくまでアルクェイドの人格の影、生まれたままの人格を維持する空白に過ぎない。
能力
TYPE-MOON世界における最強生物の一人。真祖が持つ圧倒的身体能力から繰り出される爪と精霊レベルの「空想具現化」を有する。精霊種である真祖の特性として自然からエネルギーを引き出すことが可能で、星という無限のバックアップを有する。
オールラウンドに力を発揮できるため勝率は高いが、星の抑止力の一端である真祖は無駄なことが出来ないため、出力が相手の個体能力のやや上に制限される。このため個体能力以外(宝具などの武装や技術)が強力な相手には不利。
また、真祖の例に漏れず、吸血衝動の抑制に70%の力を回しているため、通常は30%までの力しか出せない。
30%アルクェイド(通常アルクェイド)はサーヴァント約2体分の個体能力で4倍の強さ。
原作者いわく、

アルクェイドの4分の1くらいかな?一人頭の強さは。サーヴァント一人だとアルクが勝つだろうけど、サーヴァント二人だとアルクがてこずってる間に後ろからプスッと……いけるかな。
(フェイト/ステイナイト・プレミアムファンブックより抜粋)

とのこと。月姫では志貴に17個の肉片に解体された上に、切断箇所を直死の魔眼の力により「殺されて」しまったため、大部分を新しく創り直す必要が生じた。このため一時的にだが星のバックアップすら追いつかないほど大きく弱体化している。
吸血鬼であるが、太陽の光を「なんかあつーい」で済ませる。昼間も気ままに町を闊歩するが、一応、活動のメインは夜。志貴が朝に部屋を訪ねても大概は昼まで惰眠を貪ろうとする。
弱点
心臓などの重要部位が破壊される場合や、相手の武装が相手自身より強大な場合。
奈須氏によれば

アルクェイドが能力値的にランサーを凌駕していようと、運次第でコロっと殺されますから。
(コンプティーク2006年10月号、Fate道場Q&Aより抜粋)


その他、「ギルガメッシュとアルクェイド(30%)はどちらが強いのですか?」という問いには、以下のように答えている。

アルクはオールラウンダーなので総じて勝率が高いだけであって、どうしても苦手な相手というのは存在します。
本人の能力はアルクと同格でも、その武装がとんでもなく多く、用途も多岐にわたる場合とか。
アルクが許される引き出し額は相手の『個体能力』に準じるので、ギル様のようなタイプには、ほら、ねえ?
あと、通常アルクェイドはサーヴァント約2体分の個体能力ってことでひとつ。
(コンプティーク2006年9月号、Fate道場Q&Aより抜粋)

空想具現化

マーブル・ファンタズムとも。空想の通りに自然を変貌させる能力で、自然・世界の触覚である精霊が持つ。反面、自然から独立しているモノ(人間など)には直接干渉できず、動物相手には限定的な効果になる。
『月姫読本』によれば、異界(「隠れ里」や「常春の国」など)はその異界の主である精霊が描いた空想世界である。故に、人間が迷い込むことが可能になる。アルクェイドが住んでいた山間の城は、この能力によるもの。

暴走アルクェイド

吸血衝動の抑制をやめ、100%力を解放した「魔王」アルクェイド。
ファンからはワルクェイド(ワルク、悪クェイド)とも呼ばれる。
前述のとおり、その能力は通常アルクの約三倍に跳ね上がる。
走れば時速360kmというスピードを叩き出し、通常アルクェイド(30%)とまだ勝負が出来ていたシエルを瞬殺。(因みにこの時は力の片鱗しか見せておらず全解放ではなかった)

MELTY BLOODにおける暴走アルクェイド

タタリが「志貴が会いたくないもの」をアルクェイドの姿に仕立てて具現化したもの。もしくはアルクェイド本人の持っていた吸血衝動に対する不安や吸血衝動そのものをカタチとしたモノ。
タタリに限界があったのか、本来の「暴走アルクェイド」の30%程度の出力しか出せない(つまり、戦闘能力は通常アルクェイドと同レベル)。

真祖アルクェイド(MELTY BLOOD)

真祖の姫。アルクェイドの真形。最高純度の真祖・星の触覚としての側面を表わしたもの。
星の頭脳体。夢見る石。最高純度の真祖、その素体と解説される。普段のアルクェイドとは別の行動理念が表に出たアルクェイド。
英語表記でARCHETYPE:EARTHと表記される。
本質は同じであるが、権限は通常のアルクェイドより上であり、シエルに「上位機種」「埋葬機関が全員でかかる相手」とも言われる。
本質は同じであると言われているように、星の内海より出た観光夢気分で世界を滅ぼそうとした。能力的には北極と南極の氷を溶かしたり、大陸でピンボールをしたり、地球の自転を止めて創世の地獄にすることも可能なようである。この為、シエルから「アーパーなものは、アーパーなまま」と酷評される。
遠野志貴には夢で会った以来と言うが、シエル曰く、ロアに堕とされる前のアルクェイドではなく、ロアのことは記憶にないらしい。
また起源覚醒ではなく、アルクェイドとは元は同じで姉妹のようなものである。
リーズバイフェ・ストリンドヴァリにはアルテミット・ワンと呼ばれる。
この状態であれば神代回帰は適用され、
神代回帰・質:B/神代回帰:A++/神代回帰・編成/擬神化される自然現象
となる。いずれもA+++やEXではなく、理屈の上では彼女以上の力を持つ精霊種が神代には僅かであれど存在したことが何とも恐ろしい。

白き月姫ファンタズムーン

空想具現化の力を応用し変化した、魔法少女(の真似事をしている)アルクェイド。
もともとは武梨えりの二次創作作品集「Take moon」に収録された短編のひとつ。
それが、TYPE-MOONの偉い人に気に入られ、「Character material」に収録、半公式化した。
志貴とのデートで見た魔法少女ものの映画に大ハマリしたアルクェイドが、自身の力を使って魔法少女(の真似事)をやっている状態。
魔法だなんだと言ってるが、アルクェイドであることに変わりはなく、性能は一切の変更点無し。結局の所、ただのコスプレ。
力の不足を感じ、柳洞寺の魔女から杖をかっぱらって、より強力になったネコ耳バージョン「ファンタズムーン・エクリプス」も。
そしてフェイト/タイガーころしあむ アッパーにまで出張することに。
さらに当然の帰結として、「Take moon」を原作とするカーニバル・ファンタズムにも登場。

バーサーカー(Fate/EXTRA)

  • 身長:167cm/体重:53kg
  • 誕生日:12月24日
  • 属性:秩序・中立
  • イメージカラー:白
  • 特技:ワールドブレイク
  • 好きな物:人間/嫌いな物:ガトー
  • 天敵:ギルガメッシュ

Fate/EXTRAにおけるアルクェイド。
狂戦士」のクラスのサーヴァント。ムーンセルの聖杯戦争において、臥藤門司によって召喚される。主人公の第四回戦の対戦相手。
いわゆるラニルートにて登場。凛ルートには登場しない。
衣装はいつもの格好で、髪は暴走アルクェイドに近い。魔眼がうまく機能していないためか、左右で瞳の色が違う虹彩異色(ヘテロクロミア)となっている。
その正体である真祖は、星の触覚、地震や台風といった自然現象の擬人化であり、ムーンセルの創作といわれる。が、マスターが彼女を「神」と勘違いしているため、その能力の殆どが使用できない状態になっている。
(但しこれは彼が無知だからというよりも、彼がある理由から、人間の意志や思惑等々不純物の絡んでいない「本物の神」に拘泥していた為、原始の自然崇拝における神という概念にかなり近しい彼女に対しそう「思い込もうとした」事による)
本来、能力アップの効果を持つはずの「バーサーカー化」がランクAからCへダウンし、単に理性を奪うだけにとどまっている。魅了の「魔眼」も同じくランクAからCへダウンしうまく機能していない。星のバックアップを受ける「原初の一(ランクEX)」に至っては、全く機能していないという状態。
それでもなお、基本能力の高さから、他のサーヴァントと遜色のない強敵として主人公達の前に立ちはだかる。
尚、本来の力を発揮されたら、パートナーサーヴァントは勝ち目が極めて薄いと評している(キャスターは「今の自分だとヤバイかも…」とのこと)。

所有宝具は「血の姉妹(プルート・ディ・シェヴェスタァ)」。血の姉妹による盟約。
厳密には英霊の象徴であるアイテムとしての宝具ではなく、彼女の真祖としての特性である空想具現化。
地球の触覚である彼女は周囲を地球環境化(テラフォーミング)する特性を有しており、月の法則の上に再現されている他のサーヴァントやマスターにとって、月の環境に比して地球の環境である六倍の重力負荷を与える。
ゲーム的には、強力な物理攻撃に加え、3ターン間、筋力・耐久力を低下させる。

もし正当のマスターによって召喚されたならば、クラスはバーサーカーではなくファニーヴァンプ。
血を吸うブラッド・ドリンカー、体力を奪うライフ・イーター、電子マネーを消費させるファイナンス・クライシスとして無邪気かつ天真爛漫に振る舞う。その様はまさに男を滅ぼす毒婦(ヴァンプ)。
狐耳のキャスターとは同類なので気が合うらしい。
ちなみに、彼女の正当マスターは「学生服姿の少年」なのだとか。

Fate/EXTRAでのステータス

マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸 運 宝具 備考
ガトー A+ B A C D E マスターの勘違いにより、保有スキルがうまく機能していない。「原初の一」に至っては全く機能していない。

保有スキル:バーサーカー化:A→C、魔眼:A→C、原初の一:EX→×

登場作品と役柄

月姫
ヒロインの一人。
歌月十夜
志貴の傍でのほほんと暮らしている。寝てばかりで出番は少なめ。
MELTY BLOOD
タタリの真実を知る一人。バージョンによっては志貴に出会う直前がストーリーモードになる。
Talk(月姫読本)
吸血衝動を抑えるため志貴がアインナッシュの果実を取りに行った。
フェイト/タイガーころしあむ アッパー
白き月姫ファンタズムーン、空気を読んで、冬木市に降臨! とりあえずワカメを倒して正義の味方を気取ってみたら、そこにいた衛宮士郎がダメ出しをして……。
Fate/EXTRA
ゲスト。サーヴァント・バーサーカーとして参戦。四回戦の敵。(いわゆるラニルートにて登場。凛ルートには登場しない)
能力的に色々と制限がかけられている。本来、EXTRAのサーヴァントはムーンセルが用意した、人類史に存在する英雄を「一時的に誇張・再現したもの」のはずだが……?
アーネンエルベの一日
志貴との待ち合わせで来店。三大ヒロインの一角。両儀式とはあまり馬が合わないらしい。

人間関係

遠野志貴
歩いていた自分を殺した人であり、ロア討滅の協力者。ルートによっては恋人。
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
後見人。天敵ながらお互いに好意的。
ミハイル・ロア・バルダムヨォン
死徒とその親。そして仇敵。
アルトルージュ・ブリュンスタッド
同じ目的で作られた姉。髪を奪われた。
レン
知人の使い魔。一時的に預かり手となる。
シエル
17代目ロアだった彼女を討伐。以後は好敵手。
シエル遠野秋葉
志貴を巡るライバル。暇さえあれば殺し合い。
臥藤門司
月の聖杯戦争での召喚者。彼の勘違い…もとい、『CCC』で明らかになった彼のある強い願望が原因の認識齟齬のため抜群に相性が悪い(しかしそれこそが、彼のサーヴァントがアルクェイドとなった理由でもある)。最後には「うん、ないわ」と一蹴した。
主人公 (EXTRA)
月の聖杯戦争で出会った、四回戦の対戦相手。
キャスター (EXTRA・青)
生まれが先なこともあってか、「何そのマイナー系創作暗黒神話」だのと吐き捨てていたが、アルクが正気を取り戻した後は気に入った模様。
ネコアルク
元はギャグシーンにおいてデフォルメ化されたアルク自身。現在ではほぼ独立した別の存在として扱われている。

名台詞

月姫

「私を殺した責任、とってもらうからね」
自分を解体した志貴と再会した時にいった言葉。
「好きだから吸わない」
自分の血を吸えばずっと一緒にいられるじゃないかという志貴の提案を断わり、「俺の血を吸うのは嫌なのか?」という問いに対して。優しくも切ない、月姫名シーンの一つ。

MELTY BLOOD

「楽勝〜!ぶいにゃのだ〜」
アルクェイド勝利セリフ。
「称えなさい……あの禍々しい朱い月を……!」
暴走アルク勝利セリフ。
「どうなってるのよ、軽く撫でただけで 裂きイカ になるなんて、貴方何様だっていうの!」
暴走アルク勝利セリフ。ご自身の腕力を顧みてからおっしゃっていただきたい。
「あはははははははは!さあ今度はアナタの番よ志貴!
 わたしと同じように、バラバラになってから蘇ってみせてよね……!」
暴走アルクの対志貴専用勝利セリフ。彼に復元能力はありませんよー
「あれ?何か私、負けてるんですけどーーー!!」
MBAAで姫アルクが敗北した時の台詞。
負けた瞬間「姫アルク」の意識が消えてしまったようでアルクェイド自身も記憶がない。姿も元通り。

Fate/EXTRA

「さようなら、純真なマスターさん?アナタの教義には輪廻転生って残ってた?なら、次の命で会いましょう!」
最後のセリフ。死闘の末に自らを負かした主人公を賞賛し、殺されかかるという懐かしい体験をさせてくれたお礼をいつかすると言い残し、空間に大穴を開けて去っていく。
「ショウジキナイワー」
『CCC』で別れ際、ガトーに送った言葉。でもガトー自身は全くへこたれていない。

メモ

  • アルクェイドの「相手の個体能力のやや上に出力制限される」という設定は、MBで彼女を使うための格ゲー補正とされている。
    というのも、TYPE-MOON世界最強に限りなく近いアルクェイドが月姫当初の設定そのままでは死徒二十七祖と渡り合えるレベルでなければ瞬殺してしまいかねないほど他キャラと実力に開きがあるため(秋葉クラスでも一方的に負けてしまうらしい)。
  • 月姫キャラ人気投票不動の一位。
    ルート展開の都合上、攻略ヒロイン中最も出番が少ないにもかかわらず、他キャラに一位を譲ったことはない。
    • まほうつかいの箱」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票では4位のアーチャーと15票の差でまさかの5位。
      月姫自体が結構古い作品であるため、これも時代の流れ故か。
  • デザインモチーフは学生時代の武内崇が読んだファッション雑誌の外国人モデル。
  • 名前がなかなか決まらず、最終的に「アルクェイド」という奈須氏考案の別キャラクターの名前を使うことに。
    ドラキュラの逆綴りではないか?と問われることもあるが、偶然。
  • 無印MBのみ、シエルの弱・弱・弱の3段目にアルクェイドのシールドを成立させると、二人がクロスカウンターを打ち合うイラストが表示される(歌月十夜の一枚絵と同じイラスト)。見るためには対戦相手の全面的な協力がないと難しく、色々な意味で「友情」溢れる技である。
  • 精神年齢及び肉体年齢は(人間で言えば)19〜20歳程度。志貴より年上なのは「相手をエスコートするお姉さんタイプだから」と奈須氏が『月姫読本』にて語っている。
  • MBAAでは所謂「姫アルク」がボス、及び隠しキャラとして参戦。
    高機動・高火力・重装甲で、隙も少なくガードゲージの削りも大きい、強力で理不尽極まりない高性能っぷり。
  • MBシリーズの暴走アルクェイドのアークドライブ及びアナザーアークドライブの名は、現在は正式には「ルート・ディ・シュヴェスタァ」である。ドイツ語で「Blut=血」。
    しかし、過去の段階では「ルート・ディ・シュヴェスタァ」となっていた時期があり、現在のものは修正された後の名前となっている。この技名が初登場となったRe・ACTの公式サイトのページでも未だ「ルート・ディ・シュヴェスタァ」となっている。
    このため、過去の作品は勿論、修正された今でも、色々な作品(MBシリーズも含む)で双方の名称が混同されている。
    • Fate/EXTRAのバーサーカー(白)に関しては「ルート・ディ・シェヴェスタァ」と、二文字の違いがある。主人公はこれを聞き、「ドイツ語を翻訳すれば『血の姉妹』……というコトになるのだろうか?」と、やや疑問系で訳している。
      この名称は、ゲーム全編を一貫してこの表記である(ある箇所ではプルート、他のある箇所ではブルート、と、表記がブレているということはない)ため、設定段階からこうであった可能性が高い。
      設定段階からのミスが未修正のままこうなったのか、それともミスではなく意図的に他の作品との差異を表そうとしたのかは明らかではない。
  • 資料「Extra material」で語られた彼女の設定には不明点が多い。
    『血の姉妹』の解説では「月に地球のルールを適用して、対象の能力を6分の1にする権能であり、地球では相手の一段階上の能力を獲得する権能へと変化する」と解説されている。つまり、『血の姉妹』はスキル『原初の一』が表す星のバックアップ能力の代替品であり、共存し得るものではない。
    にも関わらず、スキルとして存在し、「ガトーの勘違いさえ無ければ基本的には問題無く機能する」とも『原初の一』の解説項にて明記されており、真っ向から矛盾している。
    • 加えて、『血の姉妹』のベースである空想具現化とは「その星で自然現象として起こり得る可能性を連鎖的に紡ぎ合わせて、望む環境を作り出すという精霊共通の自然現象の一種」であり、星が相手の一段上の能力を与える効果ないし能力とは、本来全くの別物である。
  • 資料により「エクストラの情報世界では伝説が真となるため、神霊が元となった自然現象以上の力を持つことが多々ある」との情報が発覚。
    そして、アルクェイドの「自然現象の擬神化なんて誰得」発言は、“伝説はあくまで伝説”である“現実の物理世界における法側”に則ったものであることが分かる。
    • 公式資料においても、星を神と扱うのは格を貶められることとされている。
      本編でも「星そのもの」と例えられ、「星の頭脳体」の側面を持つ彼女が前述のような意見を漏らしたのも当然といえる。
    • 「Extra material」では矛盾点や疑問点が幾らか挙げられているが、これもまたその一つである。
      まず、神霊とは「真祖とは人の想念が関わったという点で異なる、精霊に人の想念が集い上位の霊格となった存在」「神代には、物理法則は存在せず神がその『権能』を振るっていた」と作中や上記資料等でも度々言及されてきた。
      つまり、規模に程度差こそあれど、「そもそも元となった単なる自然現象以上の力を持たない神霊なぞ、存在し得ない」。
    • マナやエーテルが濃かった太古においては、物理法則が存在せず神秘の力が遥かに強大だったので、単なる人や魔術であっても人々の信仰が集えばその対象にマナが集中し、より強大な存在となり得た。星の触覚たる精霊が信仰を集めて昇格した神霊も同様。
      が、アルクェイドが誕生した現代、特に「マナが枯渇したEXTRAの世界」では地上の法則が全く異なる。
      「人々の信仰のままに力を振るった神霊」と言うのは既に絶滅した存在に過ぎず、現代の物理法則の体現者であるアルクェイドにとっては、情報世界におけるそれらの再現は虚ろな影の類に見える、という話。
  • Fate/EXTRAでは敗北後、空間に大穴を開けて何処かへと去っていく。アルクの規格外っぷりを表した演出であるが、何処に消えたのかが謎として語られることもあった。
    • しかし後年、アルクは他のサーヴァントのようなムーンセルのデータではなく、ガトーが地球から連れてきた同行者だという事が明らかになった。つまり、穴を開けた後は単に地球に帰っただけと思われる。
    • つまり、彼女は月の法則が支配する電脳世界ムーンセルに赴き、普段の半分の能力や権限があるかすら怪しい状態で「単なる地球の自然現象でしか無い筈の空想具現化で、月の環境を強制的に変質させる」という相当な無茶をやっていたことになる。
    • これは、彼女の月の生物としての特性と地球の精霊としての特性が合わさった結果可能になったことである。
      とはいえ、他の天体の生物も固有結界等を行使しているので、天体の規模から逸脱した行為が必ずしもとれない、という訳ではない。

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