「ヘラクレス」の版間の差分

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**セイバーが「ヘラクレス程の大英雄ならばそのパラメーターはのきなみAランクでしょう」と語っていながら、彼が狂化を解放した際に「あれほどの能力を誇りながら、まだ狂化していなかったのか!?」と驚愕していることも、上記の説の裏付けの一つになっている。
 
**セイバーが「ヘラクレス程の大英雄ならばそのパラメーターはのきなみAランクでしょう」と語っていながら、彼が狂化を解放した際に「あれほどの能力を誇りながら、まだ狂化していなかったのか!?」と驚愕していることも、上記の説の裏付けの一つになっている。
 
***彼女達がこの台詞を口にした際のヘラクレスの狂化解放前のパラメータが「B+・B・B・B・C」だった場合、セイバー達は<br>「既に強化されて『B+・B・B・B・C』に上昇済のヘラクレスの、本来のパラメータは『C+・C・C・C・D』である」と誤解していたことになる。<br>これでは最早、セイバーはヘラクレスを過小評価し、冗談を口にしていたことにすらなってしまう。<br>これらを考慮すると、やはり公開されているパラメータは狂化前のものと考えるのが妥当ではないだろうか。
 
***彼女達がこの台詞を口にした際のヘラクレスの狂化解放前のパラメータが「B+・B・B・B・C」だった場合、セイバー達は<br>「既に強化されて『B+・B・B・B・C』に上昇済のヘラクレスの、本来のパラメータは『C+・C・C・C・D』である」と誤解していたことになる。<br>これでは最早、セイバーはヘラクレスを過小評価し、冗談を口にしていたことにすらなってしまう。<br>これらを考慮すると、やはり公開されているパラメータは狂化前のものと考えるのが妥当ではないだろうか。
***『Grand Order』のキャラクエストにおいても完全には狂化されていない可能性が示唆されている。
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**一方でステータス画面ではパラメーターの目盛りが一つ分だけ違う色で表されており、後からの強化が含まれているようにとれる表記となっている。制作陣の間でも設定の混乱があったのかもしれない。
***後に[[Fate/strange Fake]]にて[[アルケイデス|アーチャークラス]]として召喚された際のステータスは、「A・B・A・A・B」と、プラス補正こそついていないものの狂戦士状態のヘラクレスとほぼ同じものであり、公開されていたパラメーターの数値は、ほぼ狂化前のものであることが確定した。
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**『Grand Order』のキャラクエストにおいても完全には狂化されていない可能性が示唆されている。
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**後に[[Fate/strange Fake]]にて[[アルケイデス|アーチャークラス]]として召喚された際のステータスは、「A・B・A・A・B」と、プラス補正こそついていないものの狂戦士状態のヘラクレスとほぼ同じものであり、公開されていたパラメーターの数値は、ほぼ狂化前のものであることが確定した。
 
*作中で過去にサーヴァントと融合したマスターがいたと語られたが、これは初期ではイリヤと命のストックを共用する予定だったという設定の名残だという。
 
*作中で過去にサーヴァントと融合したマスターがいたと語られたが、これは初期ではイリヤと命のストックを共用する予定だったという設定の名残だという。
 
**旧Fateの『十二の試練』は「11回目の戦闘まで絶対に負けない」という効果だったという。それを[[ギルガメッシュ (Prototype)|プロトアーチャー]]が「絶対に生き残る」宝具で破る……という構想だったが、さすがに無茶なので変更したとのこと。
 
**旧Fateの『十二の試練』は「11回目の戦闘まで絶対に負けない」という効果だったという。それを[[ギルガメッシュ (Prototype)|プロトアーチャー]]が「絶対に生き残る」宝具で破る……という構想だったが、さすがに無茶なので変更したとのこと。

2017年4月7日 (金) 19:43時点における版

バーサーカー (stay night)

  • 真名:ヘラクレス
  • 身長:253cm / 体重:311kg
  • 出典:ギリシャ神話
  • 地域:ギリシャ
  • 属性:混沌・狂 / カテゴリ:天
  • 性別:男性
  • イメージカラー:鉛
  • 特技:--(狂化している為なし)
  • 好きなもの:--(狂化している為なし) / 苦手なもの:--(狂化している為なし)
  • 天敵:ギルガメッシュ
  • CV:西前忠久

狂戦士」のサーヴァント

略歴
Fate/stay night』では第五次聖杯戦争において、彼を奉る神殿の支柱となっていた斧剣を触媒にイリヤスフィール・フォン・アインツベルンによって召喚される。アインツベルンが「バーサーカー最強!」と思ってしまっていることと、第四次聖杯戦争のことから手駒に余計な意思を持たせたくなかったためにバーサーカーとして召喚された。
神話中で何度も発狂する伝承があることから「狂戦士」のクラスへの適性はそれなりに高いが、「魔術師」以外の全クラスに当てはまるほどの武芸百般を極めた武人である。
Fate/Grand Order』第一部三章では西暦1573年の大海原に召喚されイアソンのサーヴァントとして行動している。原作同様の圧倒的な強さで主人公らを苦しめたが、主人公までもが体を張った決死の作戦によって「契約の箱」に触れさせられ消滅。イアソンに従ってはいたものの、彼の意思に反してエウリュアレを殺害しようとしており、密かに時代の消滅という惨事を避けようとしていた節があった。
第一部終章では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅢの座を統括する観測所フォルネウスと交戦する。
また序章においてもメインクエストには直接登場はしないもののセイバーに敗れ黒化したことが語られている。「黒化してもなおセイバーには御しきれなかった」とのことで、手を出さなければ動きはしないと言われていた。
本編からは外れたクリアすると消滅するフリークエストにて戦うことが可能だが、彼が動かずに留まり続けていたその場所とはアインツベルン城であった。
人物
巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。一人称は不明。
狂化しているためその人格をあらわすことはない。だが、その実クラス特性たる狂化に飲まれることの無い程の理性の持ち主であり、冷静な戦略眼すら持つ。
武人として高潔な人物であり、戦士として他の英雄としのぎを削りあえることを望んでいる。本来の性格はタイガーころしあむで見せた紳士風なようだが、コチラも虎聖杯の悪影響を受けてる疑惑があるとされ、本当に本来の性格なのかは不明。
アーチャーとの闘いでは自身に理性があれば互いに存分に剣技を競いあい、より素晴らしい闘いになっただろうにと惜しんだり、正気に戻った際に士郎の投影した「勝利すべき黄金の剣」を賞賛するなど、誇り高い人物である事が推察される。
生前を知っている人物の証言によると、自身の目的の為なら略奪や騙し討ちも躊躇わないが、効率などでそれらの行為に流されることなく自身の実力で正道を押し通した武人だったとのこと。アーチャーを初めとする三騎士で召喚された場合は武人としての側面が強調され、正道をよしとする他者に寛容な人格で召喚される。
能力
圧倒的な怪力と驚異的な体躯に似合わぬ素早さから白兵戦においては敵無しとされる。その能力から歴代最高峰のメンバーと評される第五次聖杯戦争のサーヴァントの中でも最強と言われている。
狂化されている為に技量は皆無だが、その剛力から生み出せる一撃と卓越した反射神経から最高のスピード及び攻撃回数を誇るとされ、ただ剣を振り回すだけでも他のサーヴァントを圧倒する。小手先の技術など彼の嵐のような攻撃の前には無力とされる。その剣圧は自動車は飛んでいき道路は穴が開く程。
一方、クラスの特質から理性を奪われており、せっかくのスキル「勇猛」や攻撃宝具「射殺す百頭(ナインライブズ)」が使用不可能。
防御面も本来は戦士としての経験と技術で一度視認した攻撃を見切る事が可能で「十二の試練」を更にフォローしていたのだが、宝具の特性のみに頼らざるを得ない状態となっている(ただしスキル「心眼(偽)」「戦闘続行」による危険察知や死に難さは健在であり、Aランクに相当する攻撃に対して迎撃したり、致命傷を受けても中々死なずあまつさえ反撃すら可能)。
この二点から、「狂戦士」ではなく、別のクラスならばより強力なサーヴァントとなったともいわれている。なお、最もヘラクレスの力を発揮できるクラスはアーチャーとのこと(ヘラクレスはレンジャーとしての能力を持つため)。
Fate/Grand Order』では使用する武器が、霊基再臨3回目で巨大な斧へと変化する。

黒化バーサーカー

バーサーカーが反転し黒化した姿。『Fate/stay night』HFルートで登場。また、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』でも別のカタチで登場している(後述)。HFルートでセイバーオルタに敗れ、間桐桜の操る泥に飲み込まれたバーサーカーが反転。新たに桜をマスターとして使役される。

全身が赤く変色し、黒い影のようなものが太い血管のように全身を覆った姿。士郎達がイリヤを救出して逃走している最中に、彼らを追う猟犬として放たれる。肉体は黒セイバーとの戦いで受けた傷がそのままな上にアンリマユの泥に侵食されたことで視力を始めとした五感全てを失っているなどボロボロだが、その強靭な意思までは侵食されておらず、今もイリヤを守ろうとし続けている。

聖骸布を外した士郎の「是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)」を受けてなお反撃で士郎を殺す直前にまで追い詰めたが、その直前に見えないはずの眼でイリヤを見つけ攻撃を止めたことで斧剣でトドメを刺され消滅した。

バーサーカー(クラスカード)

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
詳細は「クラスカード」を参照。

真アーチャー

偽りの聖杯戦争に現れた2人目の「弓兵」のサーヴァント

略歴
バズディロット・コーデリオンによって召喚されるも、召喚直後に令呪とそれを通して流れこむ膨大な魔力、聖杯の「泥」の力に侵蝕される。
その侵蝕に聖杯戦争に召喚された他の英霊たちにまで波及しかねない危険さを感じ取った彼は、通常の英霊ならばとうに発狂していてもおかしくないほどの精神汚染の中でもその高潔さを保ち、自らの保身のためではなく他の英霊や現代に生きる人々を守るためにマスター殺しの汚名を背負う覚悟でバズディロットの殺害を決意する。
しかし、その直前に三画目の令呪を使用されてしまい、アルケイデスへと変質させられてしまう。
人物
2メートル半ばを超える身長を持つ筋骨隆々の偉丈夫。
三騎士として召喚されたため「非の打ち所のない大英雄」として語り継がれた叙事詩的側面が強く出ており、高潔で紳士的な人格を持つ。
能力
「三回程度の自害など問題にならない」としているため、バーサーカー時と同じく「十二の試練」を所有していると思われる。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
バーサーカー イリヤスフィール・フォン・アインツベルン A+ A A A B A 狂化:B 戦闘続行:A
心眼(偽):B
勇猛:A+
神性:A
作中の描写から狂化がステータスにどう影響しているのか不明。
主人公 (Grand Order) A+ A A A B A 狂化:B
神性:A
勇猛:A+
心眼(偽):B
戦闘続行:A

宝具

十二の試練(ゴッド・ハンド)
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人
由来:ヘラクレスの十二の偉業。
生前の偉業で得た祝福であり呪い。Bランク以下の攻撃を無効化し、蘇生魔術を重ね掛けすることで代替生命を十一個保有している。更に既知のダメージに対して耐性を持たせる効果があり、一度受けた攻撃に対してよりダメージを減少させる。
ただし、余りに大きいダメージを受けると一撃で複数の命を失ってしまうことがある。実際、投影魔術による「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」を受けて七つ分の命を失っている。
「命」と表現されるが、正確には「蘇生魔術」であるので、マスターの魔力供給によってストックは回復可能。ただし、この回復にはかなりの魔力を消費するらしく、イリヤ以外の並の魔術師であれば一生涯かけてやっと1個回復させることができるかどうかであるらしい。それでも聖杯戦争という状況に限って言えば、敵となるのは自分以外に6騎のサーヴァントであり、12回殺されないと死なない、という性能は破格と言える。
そのため彼を倒すためには「イリヤによって回復される機会を与えずに、12回分殺す」必要があり、戦闘と撤退を繰り返して徐々にストックを消耗させるという戦法は短期的に実行しなければ通用しない。
この宝具は逸話が宝具という形になったものだが、能力自体は死後からでなく生前から持っていたもの。試練を潜り抜けた直後にこの不死身の肉体を与えられ、以後ヘラクレスの肉体は攻撃を受け付ける事はなく、傷付けた者は自害した彼自身を除けば一人としていない。
なお、『stay night』原作の作中では六個分の命を失ってお三日経過すれば完全回復できると言う趣旨の発言があるが、原作者監修のアニメ『UBW』では「3日に1回分回復」と言う発言がある。これはアニメ版における設定変更との事。
奈須氏はこの宝具について、「格闘ゲームで言うならば、スーパーコンボ以外の全ての技にスーパーアーマー+ノーダメージ」とコメントしている。実際に格闘ゲーム化した『Fate/unlimited codes』では、ゲームバランスの問題で11回分のスーパーアーマー効果を得るだけに留まり、バーサーカーの体力は他に比べて多めという程度。
『Grand Order』では第三章で敵として登場した際は効果を発揮しているが、主人公のサーヴァントとして召喚された際は効果が発揮されていない。とはいえ、やはり彼の象徴と言える宝具であるためか、絆Lv10礼装が3回分のガッツ効果であったり、「ネロ祭再び」の超高難易度バトルではまさに原作通りの「11回分のガッツ効果が掛かった状態」で登場したりと、ゲーム上でも再現要素が度々現れている。
射殺す百頭(ナインライブズ)
ランク:C〜A+
種別:不明
彼の持つ万能攻撃宝具。一つの兵装ではなく、生前の偉業「ヒュドラ殺し」で使った弓の能力を元にヘラクレスが編み出した、言わば「流派・射殺す百頭」。その本質は、攻撃が一つに重なる程の高速の連撃にある。
長い戦いを繰り広げてあらゆる武具を使いこなし、様々な怪物・難行を乗り越えた、状況・対象に応じて様々なカタチに変化する「技」であり、剣であれば剣の最大手を、槍であれば槍の最大手を、弓であれば弓の最大手を発揮していた。
公式で明言されたものは対人用の「ハイスピード9連撃」、対幻想種用の「ドラゴン型のホーミングレーザーを9発同時発射」の二者。剣や槍や斧や弓といった武器はおろか防具である盾でさえも使用可能であり、複数の名のある宝具候補のうち、クラスに対応して所持する兵装としての宝具が変化しても、この技の性能は変わること無く宝具級の威力を発揮する。
しかし、狂戦士クラスで召喚されたため、その卓越した武技とともに、この宝具も使えない状態となってしまっている。作中で放ったのは、バーサーカーから斧剣ごとこの秘剣を投影した士郎。対人用「射殺す百頭」の剣技の投影による「是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレードワークス)」を使った。
これら以外に、『射殺す百頭』の原型となったヒュドラ殺しにおける100頭同時殲滅を行った弓矢(プリズマ☆イリヤでは巨大な弩が原典として描かれた)自体もステータスの詳細欄などで触れられており、ヘラクレスの所持する最高の宝具と記されている。
他にも、遠坂凛も言及したヘラクレスの象徴たる「ヒュドラの毒矢」や、「名剣マルミアドワーズ」等、高名な宝具候補は複数ある。
ナインライブズとは「九つ命を持つ」という意味だが、これは彼が相手にした怪物たちが尽く「何度殺しても蘇る」特性を持っていたことから“何度蘇ろうと鏖殺する”闘法に至った、という意味合いである。
格闘ゲーム『unlimited codes』ではバーサーカーの聖杯必殺技として使用。斧剣を用いて百連撃を行うという技。『Grand Order』は大剣による最大手を放ち、一息のうちに百撃を加える神速の猛撃を繰り出す。
回転して突撃する蒼い槍兵(ブーメランサー)
ランク:B+
種別:対軍宝具
レンジ:1~∞
最大効果:∞
カーニバル・ファンタズム」で登場した宝具…と言うより、単にランサーを武器代わりに投げつけただけ。
解説文によれば『槍兵を投擲武器として使用する武具。本来、一つしか宝具を持たない英霊バーサーカーが、槍兵を用い編み出したイレギュラー的な宝具。弓兵に対してはクリティカル効果。蒼い光が高速回転しながら軌道線上の全ての対象に必ず命中する。刺し穿つ死棘の槍同様の効果を持つが、ブーメランのように投げた者の手元に戻ることはない。』とのこと。

真名:ヘラクレス

ヘラクレス。メドゥーサ退治などで知られるペルセウスと並ぶ、ギリシャ神話における二大英雄の一人。
ペルセウスの孫にあたるミュケーナイの王女アルクメーネーとオリンポスの主神ゼウスの間に生まれ、幼名をアルケイデスといったが、デルポイの巫女から「ヘラの栄光」と言われたことからその名を名乗るようになった。
神々や数多の怪物を倒した、半人半神の英雄「ヘラクレス」。その名は世界に知れ渡るほど有名な存在となったが、その人生は苦難に満ちたものだった。
ヘラクレスはゼウスの不貞によって生まれた為、それを憎悪するヘラは彼と双子の妹イピクレスの眠る揺り篭に蛇を送り込んだり、長じて剛力無双の英雄になったヘラクレスに狂気を吹き込んで、自分の子と妹の子を手にかけさせた。
狂気に駆り立てて手をかけた償いとして、ミュケナイ王エウリュステウスの下で十の勤めを果たすようアポロンからの神託を受けた。
これこそが、「十二の功業」と呼ばれる冒険であるが、これ以外にもアルゴナウタイの一員となったり、ギガントマキアと称される巨人族とゼウスを始めとするオリンポスの神々との戦いにも、神々の側で参戦したという。

登場作品と役柄

Fate/stay night
その力から幾度と無くセイバーを窮地に追い込む。ルートによって役柄は変わるが、最後までイリヤの守護者であるということだけは変わることが無い。
Fate/hollow ataraxia
アインツベルンの森の入り口で厚い胸板として君臨する。
Fate/Grand Order
  • 〔バーサーカー〕キャラクターデザイン:Azusa、武内崇(原案) / 設定作成:奈須きのこ / レア度:☆4
Fate/strange Fake
真アーチャーとして召喚されるも、マスターであるバズディロットの手によって変質させられアルケイデスとなる。
フェイト/タイガーころしあむ / フェイト/タイガーころしあむ アッパー
いつものバーサーカーでは何を願っているのか聞けない。そこで虎聖杯の力でバーサーカーを喋れるようにすると、なぜか口調も性格も紳士に。
アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
クラスカードの一枚であり、黒化英霊として登場。一期におけるラスボスポジション。
Fate/unlimited codes
「怒涛の破壊者」。ゲームバランスのためか、見た目どおりの鈍重なパワーキャラにされている。
Fate/Ace Royal
英霊カードの一枚として登場。
ちびちゅき!
イリヤと一緒に通うために初等科所属。バーサーカー状態なので頭の出来も同程度。
カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。
コスト:1000 / 戦闘力:A+ / 突破力:EX / 移動力:E / 体力:A++ / 忍耐力:EX / リキャスト:E
スクールガールストライカーズ
スクウェアエニックス開発のスマホゲーム。『Fate/stay night』とのコラボイベントで出張した。
キャラクターとしての名義はイリヤであり、彼女の攻撃手段の演出とコラボストーリーにしか出演しないが、ゲームの性質上エイプリルフール以外のイベントで初めてモデル作成がされた男性キャラクターとなった。

人間関係

Fate/stay night

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
マスター。

Fate/strange Fake

バズディロット・コーデリオン
マスター。
戦略の方針で対立し、その危険さから汚名を被ろうとも抹殺しようとするものの、一手及ばず変質させられてしまう。

生前

ケイローン
生前の恩師。彼から弓技を初めとする多くのことを学ぶ。だが戦いの混乱の中でヒュドラの毒を塗った矢を当ててしまった。
『Fate/Grand Order material』によると、戦場に出た彼は覚悟あっての事だろうが、そもそもヒュドラの毒を持ち出した自分もやりすぎた、と後悔していた。
イアソン
アルゴー号の船長。彼からはある種の友情を寄せられていた。。『Grand Order』第三章では主従の関係となる。
『Fate/Grand Order material』によると、自らの運命の重さに翻弄されている姿が自分と重なったのか、放っておけなかったようだ。
メディア
アルゴー号に同乗した仲間。伝承ではコルキスに着く前にアルゴー号に途中で置き去りにされてしまい、そのまま帰ってしまったものと陸路を追いかけ合流したというものがあるが、型月内では後者が採用されたようで顔見知りとされている。
『Fate/Grand Order material』によると、あちらからはものすごく怖がられていたらしく、そのことで少なからずショックを受けた。
アタランテ
アルゴー号に同乗した仲間。弓の腕を競いたかったが、いつのまにか船を下りていた。
ペルセウス
曾祖父。
テセウス
遠縁の親戚。ヘラクレスの持っていた獅子の皮を目の当たりにしても逃げずに立ち向かった彼を見て彼が将来英雄となることを予感する。
イピクレス
双子の妹。

その他

アルケイデス
変質した自分自身。向こうからは「神に成り下がった愚者」として侮蔑と憎悪を向けられている。

名台詞

Fate/stay night

「■■■■■■■■■■■ーーー!」
無印Fateにおいて唯一ボイスが当てられている台詞。台詞というよりも咆哮。
「ソレはその男が作り上げた幻想にすぎん。所詮はまがい物。二度とは存在せぬ剣だ。だが、しかし――その幻想も侮れん。よもやただの一撃で、この身を七度も滅ぼすとはな」
本編中で唯一ヘラクレスが喋った意味のあるセリフ。士郎の渾身の『勝利すべき黄金の剣』で倒され、士郎を賞賛しつつ消えていった。

フェイト/タイガーころしあむ

「ふむ……まったく困ったレディーですな」
「しかし美しきレディーからの誘いを無碍に断るのも紳士の成すべき事ではありません。よろしいでしょう、ならばこのパーティのひとときを楽しむとしましょうか」
しゃべれるようにしてもらった結果がこれだよ!
基本的に紳士で相手を重んじるのはいいがいかんせん気障で、凛曰く「アーチャーみたいなしゃべり方」。まあ、ヘラクレスの父親の女性遍歴を考えれば血のなせる技と言えないこともないが。
「恥ずかしながら。実は『はいてない』キャラだったのです。」
え、えー……。
もうひとりもコレだし、TYPE-MOONの「はいてないキャラ」は何かおかしい。
「いえ違うのです王女。あれだけの悲劇にまみれた貴女が今こうして幸福で穏やかな日常を過ごしているという事実……
 ……私は、今、貴女にふりそそいでいる安息が嬉しくてたまらないのです!!」
『アッパー』イリヤルートにて、キャスターに。素晴らしいまでの紳士っぷりである。おかげでキャスターは直前の発言を撤回し、「元からこうだったに決まっている」とイリヤを責めることに…。
「少し、頭冷やそうか……」
同上。イリヤとはぐれた後、キャスターと共に魔法少女になって。確かにヘラクレスは多芸だが、キャスターの適性が無いのに魔法少女の資格があったとは驚きである。
元ネタは白い悪魔こと高町なのは(19)。余談だが、スピンオフでクロスオーバーしたり外部出演で共演したりと、彼のマスターとは何かと縁がある。

メモ

  • 身長253cmはサーヴァント中はおろか、TYPE-MOONキャラクターの中でも屈指の巨体となる。
  • 英霊として世界に名を知られる大英雄であり、その知名度の高さから、神話及び史実において影響を受けた者は多い。
    • セイバー曰く「高名さや武勇では、私は彼と比べれば数段ランクは落ちるでしょう」とのこと。ただし、サーヴァントとしての評価では、彼女もバーサーカーにひけは取らないと言及されている。
    • シリーズ中に登場した一部のサーヴァントも彼の影響を受けていた節がある。皇帝ネロは彼を真似て獅子の首締めを行い、史実の話になるがイスカンダルは自らをヘラクレスやアキレウスなどの子孫と名乗り、ヘラクレスのコスプレをしたという。欧州圏ならば最もメジャーな英雄な為に更なる知名度補正を受けれるという。
  • ギルガメッシュは文字通りの天敵。「十二の試練」による防御も最上ランク宝具の雨あられであっさり突破する上、高い神性が「天の鎖」で大きな枷に変わってしまう。また、アーチャーも無限の剣製による多種多様の宝具投影で「十二の試練」に対抗できるためあまり相性は良くないと言える。
    • 制作側の故意ではないだろうが、この最悪の相性は『unlimited codes』でも再現されている。
      王の財宝による飛び道具「冥府の門(エイルラガル)」に加え、中距離までを薙ぎ払う鎖による斬撃などを有する英雄王は、機動力が低く高性能の飛び道具を持たないバーサーカーにとっては最悪の相手である。
    • アーチャーは天敵に入っていないこと、Fateルートで命を大幅に削られたものの結局は勝利したことから考えると、ギルガメッシュほど最悪の相手ではなく、接近した状態での戦いなら苦戦する程度だと思われる。「天の鎖」の有無の差は実に大きい。また、アーチャーの場合は高ランクの宝具の投影は燃費が悪く、剣以外の投影では更に燃費が悪化する上、物によっては自滅するリスクがある事も要因と考えられる。
  • ギルガメッシュが「武装の質と量」で最強を博すならば、彼は「圧倒的な身体能力と武技」で最強。彼と純粋なパワー比べで勝てる英霊は存在しないらしい。
  • 彼が理性を取っ払われた理由は第四次で切嗣&セイバーが離反したことがアインツベルンに「完全な従僕」を望ませたからだが、彼らが裏切った原因はそもそもアインツベルン家が第三次で行なった反則のせい。
    要するに、自業自得のとばっちりを受けて狂化させられたわけである。
  • タイガーころしあむでイリヤから狂化呪文をかけるように頼まれたキャスターだが、紳士モードの彼に出会ってそれを拒否。イリヤを鬼だの悪魔だのと罵倒した。
  • 「狂戦士」以外の別のクラスならばさらに実力を発揮した、と言われるが、奈須氏によれば最も相応しいのは「弓兵」とのこと。
    彼に相応しいのは戦場の戦士たる「剣士」よりも、冒険家・レンジャーとしての「弓兵」であり、宝具「射殺す百頭」もヒュドラ殺しに用いた弓が原典とされるため。尤も「狂戦士」のクラスでも第五次聖杯戦争のサーヴァント中最強であることは揺るがないと発言されている。
    • 凛が「ヘラクレスの宝具といえばヒュドラの毒矢」と言っているので、「弓兵」だとこれも使えると思われる。
      伝承によれば、この矢は彼の師匠であるケンタウロス族の大賢者ケイローンの命を奪ったとされる。
      ケイローンは不死身だったのだが、生き返っては毒で苦しんで死ぬを繰り返すため、見かねた神々が不死を奪って介錯したほどの代物。人間の場合、生きたヒュドラに近寄るだけで、漂う毒で肺が爛れて死ぬという。
      後に彼自身もこの毒を盛られて命を落とすため、不死身の肉体を持つ者を2人殺したことになる。
    • 『Fate/stange Fake』では弓兵で召喚されていたが、変質後のステータス画面から推測すると、宝具はおなじみ「十二の試練」に加え、人間が作った武器の攻撃を無効化する「ネメアの獅子皮」と、必殺技「射殺す百頭」の最低3つに、「心眼:偽」「勇猛」「神性」「戦闘続行」の戦闘系スキル、さらに武器としての弓(宝具に統合されている可能性あり)という、特に防御系が凄まじいラインナップになる。
  • 彼の故郷であるギリシャでは知名度補正でさらなる強化がなされるため、各地で亜種聖杯戦争が行われている世界においてギリシャで聖杯戦争が開かれる場合、マスター間でヘラクレスの触媒の奪い合いが実質決勝戦になってしまい、聖杯戦争が成立しなくなってしまうという。
  • 生前、度重なる発狂で自らの子供を殺害した為か、イリヤとその子供を重ねていた節がある。
    • 『unlimited codes』で明かされた彼の内面によると、聖杯戦争に参加した動機は「生前に守れなかった小さき者とイリヤを重ねており、今度こそ守りきるため」である。エンディングでは自害し、天の杯になるイリヤを見ながら安堵しつつ消えていく。
  • 本来強化に使われる狂化が僅かに足を引っ張るものでしかない辺り、彼本人のレベルの高さがよくわかるというもの。
    また本来の力を発揮した場合、戦士としての力量はセイバーを遙かに凌ぐとコメントされており、正気ならば豪快にして精密な剣技を誇ったという。
    • 2014年版アニメ第4話では、豪快にして精密な剣技を本能のみで振るっている他、「射殺す百頭」を手放してからの回避に加えて更に高度な蹴り技、高さ10数メートルもの大ジャンプを披露するなど従来のバーサーカー像を覆す描写となっている。
    • 『unlimited codes』で、ライダーのvsバーサーカー勝利台詞は彼の狂化を惜しむもの。曰く、「彼が万全ならば自分など敵ではなかった」。
    • とはいえ、「狂戦士」のクラスと相性が悪いわけではない。伝承においてヘラクレスは何度も発狂・錯乱する逸話があるため、「狂化」は馴染みやすくBランクと高め。
  • その性質上、「狂戦士」クラスは魔力消費が激しく制御が難しい。
    先代狂戦士も魔力切れで敗退したが、彼の場合はイリヤ以外のマスターでは動かすだけで魔力が一気に枯渇する。
    かくいうイリヤも、制御のために特別製の令呪を施しており、魔力供給の聖杯が出現する二カ月前は召喚に成功するも命を削るほどの苦痛と自身の崩壊という危険を伴った。
    • 並の令呪を弾きかねないので特別製の令呪を施している。しかし、狂化Cのランスロットが最も拒絶する命令を一画で聞かせられた事実もある。よって、「狂化Bにもなると令呪への耐性が出てくる」のか、「彼程の高位の英霊になると令呪を弾き易くなるのか」このいずれなのかは判然としない。
      • 後に登場した、同じく神性:Aのカルナを判断材料とすると、後者の可能性が高いが、狂化:EXのスパルタクスが令呪を二つ重ねなければ命令を受け付けないことから狂化も影響していると考えられる。
  • 作中、「勝利すべき黄金の剣」に敗れた彼だが、それ以上の破壊力を持つ「約束された勝利の剣」を見た際に「万全ならば聖剣如きに屈しない」と内面描写で語られている。
    事実、HFルートでセイバーオルタに「約束された勝利の剣」の直撃を受けてなお存命していた。これらの点から、「約束された勝利の剣」でも殺しきるのは難しいと推測されている。
    • イリヤは「魔力が不十分のエクスカリバーなんて2回も殺せてるか怪しい」と発言している。
    • 奈須氏、武内氏の会談では「ライダーの「騎英の手綱」ならバーサーカーを確実に殺すことはできるが、殺している間に殺されてしまうので1回か2回しか殺せない」と言われている。同郷故かライダー本人は彼を見た際に一目で真名を看破、勝てる相手ではないと悟り、マスター狙いにシフトしたという。
  • 十二の試練の耐性は『stay night』作中といくつかの資料では「1度殺された攻撃は2度と通じなくなる」と語られているが、『hollow』での「斬り抉る戦神の剣」で1度殺された直後、2度目の攻撃で顔に穴を空けられている描写や、『Fate/complete material Ⅲ』でのセイバーオルタは「約束された勝利の剣」を連発する事で「バーサーカーとなったヘラクレスと正面から斬り合っても圧倒できるのだ」という記載があるなど混乱が見られた。現在ではあくまで「防御力上昇効果」ということになっており、奈須氏は「効かないとは言ったが無効化とは言ってない」と語っている。
    • 耐性を得るのに死ぬ必要はなく「火炎攻撃を貰えば、治癒した際に耐性を獲得し火炎攻撃に対して防御力が100上昇する」と解説している。
      BB「私が攻撃キャンセルに対して、筋肉さんは防御力が三倍化。何か違いでも?」
      バーサーカー「お前のようなチートとは違うのだ」との事。
  • イリヤでさえ狂化したまま制御するのは大変なので、普段は狂化のランクを大きくを下げている。戦闘時も基本的にはその状態のまま闘っているが、全力で闘う時のみイリヤが狂化のランクを上げてステータスを上昇させる描写がある。この為、作中で公開されているステータスは狂化前の可能性が高いと思われるが公式からの発言はない。
    • 冬木の聖杯戦争においてヘラクレスは「魔術師」以外のクラスの適性を満たしており、適正条件から大概のステータスがAランクかそれに次ぐレベルであるのは明白である。例えば、冬木で「槍兵」の適性があるということはすなわち「敏捷」に関してはAランク以上を意味し、単純な殴り合いなら英霊随一と言った情報から「筋力」もAランク以上、と言った次第。
    • 仮に公開されているパラメータが「狂化:B」により軒並み上昇した状態とした場合、本来のパラメータは「B+・B・B・B・C」となり、パスが繋がらず魔力不足の士郎がマスターの時のセイバーとさほど変わらないことになる。イリヤがマスターであるにも関わらずこのパラメータでは「ギリシャ最大の英雄」が聞いて呆れてしまう…
    • セイバーが「ヘラクレス程の大英雄ならばそのパラメーターはのきなみAランクでしょう」と語っていながら、彼が狂化を解放した際に「あれほどの能力を誇りながら、まだ狂化していなかったのか!?」と驚愕していることも、上記の説の裏付けの一つになっている。
      • 彼女達がこの台詞を口にした際のヘラクレスの狂化解放前のパラメータが「B+・B・B・B・C」だった場合、セイバー達は
        「既に強化されて『B+・B・B・B・C』に上昇済のヘラクレスの、本来のパラメータは『C+・C・C・C・D』である」と誤解していたことになる。
        これでは最早、セイバーはヘラクレスを過小評価し、冗談を口にしていたことにすらなってしまう。
        これらを考慮すると、やはり公開されているパラメータは狂化前のものと考えるのが妥当ではないだろうか。
    • 一方でステータス画面ではパラメーターの目盛りが一つ分だけ違う色で表されており、後からの強化が含まれているようにとれる表記となっている。制作陣の間でも設定の混乱があったのかもしれない。
    • 『Grand Order』のキャラクエストにおいても完全には狂化されていない可能性が示唆されている。
    • 後にFate/strange Fakeにてアーチャークラスとして召喚された際のステータスは、「A・B・A・A・B」と、プラス補正こそついていないものの狂戦士状態のヘラクレスとほぼ同じものであり、公開されていたパラメーターの数値は、ほぼ狂化前のものであることが確定した。
  • 作中で過去にサーヴァントと融合したマスターがいたと語られたが、これは初期ではイリヤと命のストックを共用する予定だったという設定の名残だという。
    • 旧Fateの『十二の試練』は「11回目の戦闘まで絶対に負けない」という効果だったという。それをプロトアーチャーが「絶対に生き残る」宝具で破る……という構想だったが、さすがに無茶なので変更したとのこと。
  • インタビューで作中では使われなかった剣の「射殺す百頭」におけるレーザー発射の解説があるが、それによると撃ち下ろした剣からレーザーっぽいのがマルチに広がるという、まさに川原で岩を叩いて魚を失神させるアレですとのこと。
  • なにげにアニメ(Unlimited Blade Works)でイリヤを狼から庇う場面では、狼に噛み付かれているバーサーカーが血を流している。宝具によってBランク相当の攻撃を無効化できるはずなのに、である。決して只者の狼ではないだろう。多分。
    • 後に語られた所によると、その時点ではイリヤとの魔力のパスが上手く通っていなかったために十二の試練が上手く機能しておらず、霊地であるアインツベルンの森に生息する狼も半ば悪霊化していたためにサーヴァントに傷をつけることが出来たとのこと。

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