「クー・フーリン」の版間の差分
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:槍の持つ因果逆転の呪いにより、真名解放すると「心臓に槍が命中した」という結果をつくってから「槍を放つ」という原因を作る。つまり必殺必中の一撃を可能とする。心臓を穿つため、仮に「約束された勝利の剣」に耐える者でも確実に相手を死に至らしめることができる。それでいて、魔力消費も少なく、一対一ならば六連戦しても魔力を補充しなくてよいことから、対人戦に非常に効率がいい。 | :槍の持つ因果逆転の呪いにより、真名解放すると「心臓に槍が命中した」という結果をつくってから「槍を放つ」という原因を作る。つまり必殺必中の一撃を可能とする。心臓を穿つため、仮に「約束された勝利の剣」に耐える者でも確実に相手を死に至らしめることができる。それでいて、魔力消費も少なく、一対一ならば六連戦しても魔力を補充しなくてよいことから、対人戦に非常に効率がいい。 | ||
:ちなみに、発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後で彼が死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。芸達者なアーチャーですら、発動体勢になったら発動されないよう必死に下がるしかないという。 | :ちなみに、発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後で彼が死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。芸達者なアーチャーですら、発動体勢になったら発動されないよう必死に下がるしかないという。 | ||
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:なお、因果操作の判定を回避しても、槍を完全に避けなければ負傷と回復阻害の呪いを残される。因果を逆転させる「原因の槍」であるため、余程の幸運が無ければこの世にこの槍が存在する限り、これによる傷を癒す事は出来ない。セイバーが緒戦で受けた傷は、その後士郎と会話している最中に大して戦闘に支障が無い程には傷が癒えているが、一晩では完全に癒えておらず、三日後に[[アサシン]]と戦う時点まで傷を負ったままだった。 | :なお、因果操作の判定を回避しても、槍を完全に避けなければ負傷と回復阻害の呪いを残される。因果を逆転させる「原因の槍」であるため、余程の幸運が無ければこの世にこの槍が存在する限り、これによる傷を癒す事は出来ない。セイバーが緒戦で受けた傷は、その後士郎と会話している最中に大して戦闘に支障が無い程には傷が癒えているが、一晩では完全に癒えておらず、三日後に[[アサシン]]と戦う時点まで傷を負ったままだった。 | ||
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2014年9月17日 (水) 21:04時点における版
ランサー
- 真名:クー・フーリン
- 身長:185cm/体重:70kg
- 属性:秩序・中庸
- イメージカラー:青
- 特技:魚釣り、素潜り、山登り
- 好きなもの:気の強い女、無茶な約束/苦手なもの:回りくどい方針、裏切り
- 天敵:ギルガメッシュ、アーチャー
- CV:神奈延年
「槍兵」のクラスのサーヴァント。第五次聖杯戦争において、神出鬼没の行動を見せる。
青い装束と紅の槍を手にした戦士。
- 略歴
- 真名は光の御子クー・フーリン。ケルトの大英雄である。
- 魔術協会からの派遣魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツによってフラガ家伝来のルーン石の耳飾りを触媒に召喚される。暫くの間はバゼットをマスターとして前哨戦や戦場の把握に努めていた。
- しかし召喚から7日目、バゼットは旧知であった言峰綺礼により騙し討ちに遭い令呪を奪われ、令呪の強制力を以て言峰をマスターとすることに賛同させられる。さらに令呪によって諜報活動としてサーヴァント全てと一回以上交戦し、緒戦は必ず自ら撤退することを命じられた為、初見の相手とは全力で戦えないハンデを負っていた。
- 人物
- 戦いにおいて非常に冷徹で、背後からの不意打ちも厭わず、命令とあらば「口封じ」として一般人でも殺害する非情な人物だが、その反面さっぱりした気質で奔放ながらも面倒見がよく兄貴肌。
- 例え相手が親友であろうと、敵陣に回ったならば星の巡りの悪さを共に笑いながら命のやり取りをし、例え相手が親の敵であろうと、味方であるのならば誓約の限り守り通すというケルトの戦士特有の考え方に従って生きている。
- 名の由来および生前のゲッシュ(誓約)から犬を特別視しており、侮蔑の意味で「狗」と言われることを嫌う。
- 聖杯に託す望みはなし。死力を尽くし、強者と戦うことを望んでの参加である。
- 能力
- 高い白兵戦の技術とサーヴァント中でも最速とされる敏捷性を持ち、神速の如き槍さばきは猛者でも躱しづらい。
- 卓越した技量の持ち主でその槍さばき故に、アーチャーは「これほどの槍手は世界に三人といまい」と評価している。また、その敏捷性は「『槍兵』のクラスに選ばれる英雄の中でも選りすぐり」と評されている。
- 武器戦闘を好むため滅多に使わないが、原初の18のルーン魔術も修得しており、作中で使うルーンは探索のゲーナスと炎のアンサス。また全ルーンを使用する事で発動させた結界は上級宝具すら防ぐ代物。探知される事無く唐突に現れるのもルーンの一つだという。他にも『hollow』ではアトゴウラの四文字。ライダーの石化の魔眼も防ぐ事や能力を1ランク上げる事でバーサーカーの「十二の試練」を突破する事も可能。その為に「魔術師」のクラスにも該当する。
- また、用語辞典によると「戦闘時では雄たけびと共に体が盛り上がり、悪鬼の如く振舞った」とあり、「狂戦士」のクラス適正も持つとされる。
宝具
- 刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:2~4
- 最大捕捉:1人
- 由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。
- 彼が編み出した対人用の刺突技。
- 槍の持つ因果逆転の呪いにより、真名解放すると「心臓に槍が命中した」という結果をつくってから「槍を放つ」という原因を作る。つまり必殺必中の一撃を可能とする。心臓を穿つため、仮に「約束された勝利の剣」に耐える者でも確実に相手を死に至らしめることができる。それでいて、魔力消費も少なく、一対一ならば六連戦しても魔力を補充しなくてよいことから、対人戦に非常に効率がいい。
- ちなみに、発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後で彼が死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。芸達者なアーチャーですら、発動体勢になったら発動されないよう必死に下がるしかないという。
- 回避に必要なのは敏捷性ではなく幸運の高さだが、その回避難易度は幸運のランクが高くて、ようやく稀に外れる程とされる。幸運Bかつ「直感」のスキルを持つセイバーの場合は、心臓からややズレた場所に命中して致命傷は免れた。
- なお、因果操作の判定を回避しても、槍を完全に避けなければ負傷と回復阻害の呪いを残される。因果を逆転させる「原因の槍」であるため、余程の幸運が無ければこの世にこの槍が存在する限り、これによる傷を癒す事は出来ない。セイバーが緒戦で受けた傷は、その後士郎と会話している最中に大して戦闘に支障が無い程には傷が癒えているが、一晩では完全に癒えておらず、三日後にアサシンと戦う時点まで傷を負ったままだった。
- 権能の一歩手前とされる。
- 突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)
- ランク:B+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:5~40
- 最大捕捉:50人
- 由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。
- 魔槍ゲイ・ボルクの本来の使用方法。渾身の魔力と力を持って投擲して放つ。
- 速度はマッハ2。「刺し穿つ死棘の槍」が命中を重視したものならば、こちらは威力を重視している。一人一人を刺し貫いていくのではなく、炸裂弾のように一撃で一軍を吹き飛ばす。
- 因果を歪ませる呪い及び必中効果は健在であるものの概念的な特性や運命干渉などは無く(必ず心臓に当たるわけではない)、あくまで単純威力系宝具に分類される。それでも何度かわされようと標的を捕捉し続け、「熾天覆う七つの円環」と衝突した際は一度静止したにも関わらず最終的にはその結界を完全破壊し、標的であるアーチャーの片腕をズタズタにした。
- アーチャー曰く、その威力はオリジナルである「大神宣言」を超えているとのこと。また「Fate/side material」によると槍は分裂しながら敵に襲いかかるとされているが、英霊化の影響で生前より更に分裂数が増加され強化されたという。
ランサー(EXTRA・青)
- 真名:クー・フーリン
- 身長:185cm/体重:70kg
- 属性:秩序・中庸
- イメージカラー:青
- 特技:魚釣り、素潜り、山登り
- 好きなもの:気の強い女、無茶な約束/苦手なもの:回りくどい方針、裏切り
- 天敵:ユリウス、レオ
- CV:神奈延年
『Fate/EXTRA』における「槍兵」のクラスのサーヴァント。
マスターは遠坂凛で、存分にその呪いの朱槍を振るう。
主人公の選んだ選択によって、凛と共にその動向は変化する。凛ルートでは凛を主人公に託して消滅するが、ラニルートでは六回戦の対戦相手として登場する。
『stay night』と真名も変わらず、性格にも大きな変化はない。ムーンセル調べでは、「兄貴になってほしい英霊」ナンバーワンに選ばれたらしい。
衣装は相変わらずの青いボディスーツ風のデザインだが、より未来的なものになっている。
ゲームの仕様上ゆえか、宝具は「刺し穿つ死棘の槍」のみ。耐久値が凛によってブーストされている代わりに、スキルの「戦闘続行」がAからCへ一時的にランクダウンしている。
続編『Fate/EXTRA CCC』では、空間の歪みの中で言峰のサーヴァントとして登場。
ランサー(クラスカード)
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。
冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
- 黒化英霊
- クラスカード・ランサーが一時的に実体化した姿。確たる意思はなく、ただ本能的に敵を排除するために動く。
- 基本的なデザインはサーヴァント・ランサーを踏襲し、黒化の影響によるアレンジを加えたもの。黒化英霊の中でも例外的に形態が変化するタイプ。「人間形態」では両眼はバイザーで隠され、鎧の上から首に毛皮を被り、より野性的な外見になっている。「獣形態」では狼に非常に近い外見となり、頭部、手、脚が狼のソレに変化。四足歩行ではなく二足歩行で、槍を持った狼男に変貌する。
- 『プリズマ☆イリヤ』本編開始前に、バゼット・フラガ・マクレミッツに倒されて回収され、クラスカードは後任の遠坂凛とルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトに託されることとなる。
- 限定展開
- カレイドステッキが、宝具「刺し穿つ死棘の槍」に変化する。
- 番外編では「突き穿つ死翔の槍」にも変化。ただしこちらの使い方はコミックスの解説コーナーに載っておらず、現在のところ番外編限定。
- 真名解放すると、直角的な飛行をしながら複数の敵を追尾・貫通する動きをした。
- 夢幻召喚
- 英霊クー・フーリンと一時的に同化し、ランサーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- 敏捷に優れ、的確に槍を捌く、野性を秘めた動きを得る。バーサーカーの素質も有するという。
- 刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
- 宝具。心臓穿ちの魔槍。真名解放すると「槍を放つ」よりも先に「心臓を穿つ」という結果が作られるという、因果を逆転させる必殺必中の槍。宝具ランクはB。
登場作品と役柄
- Fate/stay night
- プロローグで士郎を口封じに殺し、セイバーが最初に交戦する相手。
- Fate/hollow ataraxia
- 港で釣りを楽しんだり、冬木市中でバイトしている姿が目撃されたりと現代社会にかなり適応している模様。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- クラスカードの一枚であり、黒化英雄として登場。
- フェイト/タイガーころしあむ/フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 言峰が「死ぬまでホットドッグを食べ続けろ!」という虎聖杯への願いを思いつく。それを阻止するため、逃げた言峰を追跡する。
- アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
- Fate/unlimited codes
- 「疾風の蒼き槍兵」。原作同様の槍を振るう。自身のシナリオではキャスターの「破戒すべき全ての符」を使うことで言峰に反旗を翻す。
- Fate/EXTRA
- 凛のサーヴァントとして、存分に呪いの朱槍を振るう。
- Fate/EXTRA CCC
- 空間の歪みの中で、言峰のサーヴァントとして登場。
- Fate/Ace Royal
- 英霊カードの一枚として登場。【先制】を封じる「矢よけの加護」、ダウン状態にならない「戦闘続行」によって非常に防御力が高い。また全ステータスの合計値が全英霊中最高で、何とヘラクレスより上。クラス適性もアサシン以外の全てのクラスに適性を持ち、どのクラスにしても弱くない。更に「刺し穿つ死棘の槍」によって相手にダメージを与えれば、大抵の相手は一撃で即死する。
- ちびちゅき!
- 他の皆が自由気ままに過ごしている裏で、相変わらずカレンに酷使されている。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- カーニバル・ファンタズム
- 交通事故に巻き込まれたり犬のエサにされたりバーサーカーによって未知の宝具にされたりと、よく死ぬ。
人間関係
冬木
- バゼット・フラガ・マクレミッツ
- 召喚者。召喚から3日間でバゼットの英雄幻想を木端微塵にした。
- 言峰綺礼
- Fate/stay nightでのマスター。外道麻婆に苦しむ。
- カレン・オルテンシア
- Fate/hollow ataraxiaでのマスター。悠々自適にやりつつもたまに捕縛され、こき使われてる模様。
- 遠坂凛
- Fate/stay nightではルート次第では士郎を介して共闘する。
- アーチャー
- 犬猿の仲。
- ギルガメッシュ
- 組む気など一片も湧かない、気に入らない奴。
- 子ギル
- 一緒にカレンに酷い目に遭わされる苦労人仲間。大人の時と違ってとても仲がいい。
Fate/EXTRA
- 遠坂凛
- Fate/EXTRAでのマスター。「うっかり」な凛をよくからかうが、主従としての相性は良い模様。
- バーサーカー (EXTRA・赤)
- 月の聖杯戦争における、三回戦の対戦相手。
- 半人半機であるため「刺し穿つ死棘の槍」の効果が薄いというあまり相性の良くない相手。サーヴァント同士はほぼ互角の戦いを繰り広げるもマスターである凛のすぐれた判断能力及び連携によって戦いを有利に進めるが……。
- アーチャー (EXTRA・赤)
- ラニルートにおける、六回戦の対戦相手。
- 互いに平行世界の記憶があるらしく、両者の因縁は月で終止符をうつ。
- 主人公 (EXTRA)
- 凛ルートにおいて、途中退場することになった自分の代わりに、マスターの凛を託す。
- 言峰綺礼(EXTRA)
- 『CCC』において組まされ、主人公たちの前に隠しボスとして現れる。
- 外道な命令に苦しめられているのは相変わらずだが、こちらは雰囲気がややコミカル。
その他
- ランサー (Prototype)
- 自分のオリジナルである、平行世界の「クー・フーリン」。
- セイバーとギルガメッシュは自分のオリジナルと会ったことがあるのだが、彼らはまだ会ったことが無い。
名台詞
Fate/stay night
- 「その心臓、貰い受ける———!」
- 刺し穿つ死棘の槍を繰り出す前、絶対の自信を持って告げる宣誓。
- この宣告を受けたものは二人、敵サーヴァントであるセイバー、そして元マスターのバゼットである。
- 「行くぞ。この一撃、手向けとして受け取るがいい———!!」
- 凛との共闘、教会前でのアーチャー戦にて。この後ランサーは突き穿つ死翔の槍を使用する。
- 「この程度でくたばれるんなら俺は……英雄になんぞなってねぇ!」
- 劇場版『Unlimited Blade Works』で言峰に「刺し穿つ死棘の槍」による自害を命じられてもなお生きていたランサーが、背後から言峰の心臓を貫いて一言。なお、この後にも死んでおらず、凛を狙って現れた慎二に槍を投げつけて追い払う活躍をし、自ら火のルーンを書いて教会ごと己を焼くことでようやく死亡する。
- 「テメェと一緒にするな。もとよりな、オレは二度目の生なんぞに興味はない。
……いや。英霊なんて連中はな、どいつもこいつもそんな物に興味はねえんだよ。
オレたちはこの世に固執してるんじゃない。果たせなかった未練に固執するのみだ。
まあ、テメェみてえに欲の皮がつっぱった怨霊には分からないだろうがな」 - ギルガメッシュに向けた言葉。
Fate/hollow ataraxia
- 「バーカ、それとこれとは話が別だ。敵でも好きなヤツぁ好きでいいんだよ。敵だから憎まなきゃいけねえ理由なんてないんだから」
- 仲が良いサーヴァントでも敵なのかと尋ねるシロウに対して。
- 気風の良いランサーらしい回答である。現代でも通じる考え方だが、これは同時に「仲が良くても肉親でも敵なら殺す」という怖い意味を含んでいる。
- というか、ランサーの生前からしてそういう事態が多々ある。
フェイト/タイガーころしあむ
- 「なっ!マジか!?マジなのかー!?」
- 「死ぬまでホットドックを食べ続けろ!」と願おうとする言峰を止めるため追いかける。
- 「オラァッ、ここまで来てやったぞ言峰!努力とか評価しながらとっと出てこい!あと、ホットドックは止めて下さい!」
- 同上。追い詰められているためか、敬語でやめてくれるよう頼んでいた。
- 「はっはっは、おいそりゃ犯罪だぜ♪よく考えりゃオレは今からバイトだった。
なんと今日は虎グッズの販売ノルマ50個!これは大変だぜー…そんじゃ!!」 - カレンルート。巻き込まれる前に逃げようとするが……。
- 「なんかな…誰かと血の繋がりを感じるねぇ…」
- 同上。エセ神父から教会を取り戻すため真祖と竜牙兵ぐらいの戦力差を集めようとするカレンを見ての感想。
- 「……あー、なんつーか。」
「店、どこよ?今度ひやかしでからかいに行ってやっから。」 - キャスタールート。キャスターの制服姿を見て、ランサーなりに気遣い言葉を選んだ上での発言なんだろうが、その発想にキャスターは呆れた。
- 「いいね! アンタの様な男と戦える………まさに本懐だ!」
「息も絶え絶えの人間を姑息に攻撃する下らない任務かと思ったが、どうして、これがなかなか!」
「どっちが正義でどっちが悪かじゃねぇ。どっちが清くてどっちが汚いかでもねぇ」
「この後どっちが倒れているかだ!!!!」 - 葛木ルート。居並ぶ敵、ついにはバーサーカーすら倒した葛木に対して、赤枝の騎士は過去最大の闘志を募らせる。
- 本編どころかスピンオフを通しても不本意な戦いが多いランサーにとっては間違いなく最高に心躍る戦いであろう。たとえ、相手がただの人間だったとしても。
Fate/unlimited codes
- 「別にぃ? 今のオレに望みがあるとしたら、この場でテメェの首を取ることだけさね」
「さあ、赤枝の騎士を舐めてかかったツケ、揃って返してもらおうか!」 - ランサーシナリオでの言峰戦での台詞。途中でキャスターと遭遇した事で「破戒すべき全ての符」を使い、まんまと言峰を出し抜いてバゼットの仇討ちに挑む。
- ここでの「赤枝の騎士」は、自分自身のみならず騙し討ちされたバゼットとのダブルミーニングと思われる。
- 「英雄なんてのはな、二度目の生なんざに興味はねぇんだよ。」
「……まぁ結局、いずれお前とはこういう成り行きになる筈だったんだろうさ。やれやれ、清々したぜ」 - ギルガメッシュに勝利した際のセリフ。サバサバとした彼らしいセリフである。
- 「噂以上だったぜ麗しの若武者さんよ。
しかし、マックールの小僧も魔が差したもんだ。これだけの男を私怨で取りこぼすとはね」 - Zeroランサーに勝利した際のセリフ。遠い後輩の武勇を素直に讃えている。
Fate/EXTRA
- 「―― チ、しゃあねえなあ。バカらしいが、他にできる面子がいねえし。オレがやるしかねぇようだ……!」
- 凛VSラニの三回戦、SE.RA.PHの障壁ごとこちらを吹き飛ばさんとするラニの自爆行為をみて、一人覚悟を決める。そして…。
- 「気にすんな、戦場じゃあよくある話だ。できるヤツができるコトをする。そんないい話でもねえだろ、坊主。
「しかし……ま、マスターが生き残れるのはありがたい。格好悪い話だが、無傷で守れる算段がついてなくてな。
もっとも嬢ちゃんは起こるぜぇ、絶対。なだめるのはそっちの仕事だ。おまえ、ちゃんと責任取りやがれよ?」 - 両断されながらも決死の一撃で自爆装置を遠ざけ、自らのマスターと主人公を守って。赤枝の騎士の人懐っこい笑顔は、光の中に消えていった。
- 「おお?なんだよ、いきなり青春じゃねぇか!敵ながら話がわかるねぇ!
「減るもんじゃあるまいし、ケチケチしねぇで戦歴くらい答えてやったらどうだ?
コナかけてくる相手にゃコトかかなかっただろ、お嬢ちゃんなら?」 - 六回戦決戦前、恋愛話がしたいと言った主人公にくいついて。決戦前の敵との会話でこの軽さ、いかにも彼らしい。ちなみに他の話題を振るとほとんど口を出してこない。
- 「ぬかせアーチャー、そりゃこっちの台詞だぜ…!」
- 同じく六回戦、アーチャーに「腐れ縁もここまでだな」と言われての返答。世界を超えて因縁の対決が始まる。
Fate/EXTRA CCC
- 「アンタ、そいつのマスターかい?いやあ、マジ同情するわ。ソイツと組んでると頭いてえだろ。」
- ギルガメッシュのマスターである主人公に対しての発言。経験者は語る。
- 「ちょ、待て待て待て!おまえ、幻とはいえオレのマスターだろうが!」
- ギルガメッシュに敗れた後、言峰に「英雄王に剣を向けるなど、そんな莫迦はそこの犬で十分だろう。」と言われた際の台詞。
- これに言峰は「あ、すまない。つい本音が漏れた」と素直に謝り、健闘した褒美を与えると言うが……。
- 「ふっざけんなああああああ!
嫌がらせにしか令呪を使えない病気にでもかかってんのか、テメエは!」 - 健闘の褒美として「泰山の麻婆豆腐を10皿、1分で完食してくるがいい」と令呪で命令されての一言。
- 兄貴の不幸伝説は別世界の聖杯戦争でも健在であった。合掌。
その他
- 「しれっとアイルランドをUKに含めんなよ 殺すぞ」
- 読み切り『炎のストライカー』にて。セイバー率いるチームに「同じイギリス代表」としてランサーを入れた際の返答。
- 普段の陽気さからは想像もつかない剣呑な表情である。細かいことを気にしているだけに見えるが・・・後述する背景を考えると、いろいろと洒落にならない。
メモ
- 殺すことに長けた宝具持ちなのに、Fateで宝具を使って絶命に追い込めた相手はいなかったりする。
- 本来の伝承では、ゲイ・ボルクには「心の臓を喰らうもの」もしくは「雷の投擲」という呼び名がある。
- ちなみにゲイ・ボルクには友人、愛犬を誤って刺殺し、そして息子を殺め、最後に自身を貫いてしまうという呪われし一面がある。
- 『CCC』で自サーヴァントが「刺し穿つ死棘の槍」に耐えると、言峰に「毎度毎度、お前の槍はなぜ外れるのか」とまで言われる始末。
一応『EXTRA』では爆発寸前のラニ=VIIIの心臓を摘出し、ムーンセルの破壊を未然に防ぐという快挙を成し遂げているのだが。 - 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で美遊・エーデルフェルトが「刺し穿つ死棘の槍」を使用した時には、ライダーのクラスカードの化身をきちんと一撃で仕留めている。それどころか、番外編やドラマCDまで含めても、発動した場合の致死率は100%である。一回は壁抜きに使っただけだが。
- どんな死地からでも生還する「生き残る」事に特化したサーヴァント、と言われているが、むしろ自給自足サバイバーとしての活躍が多い。
本人や凛によるとセイバーとアーチャーを同時に相手をしても守りに徹すれば充分に持ちこたえる事が出来る。
またギルガメッシュを相手に半日以上戦い抜き、それなりに消耗させたと語られている。- 原典においてもその生命力・タフネスは突出している。最期の時は半身が麻痺した状態でゲイ・ボルクで心臓を貫かれながらも、溢れた自らの内臓を水で清めてから腹の中に戻し、石柱に自らを括り付けて立ったまま息絶えたとされる。
「戦闘続行:A」のスキルはここに由来すると思われる。
- 原典においてもその生命力・タフネスは突出している。最期の時は半身が麻痺した状態でゲイ・ボルクで心臓を貫かれながらも、溢れた自らの内臓を水で清めてから腹の中に戻し、石柱に自らを括り付けて立ったまま息絶えたとされる。
- 伝承では恋多き男として伝えられているかなりの女好きであり、実際『hollow』ではナンパの常習犯となっている。
- …とは言え、TPOを弁えない求愛は御免蒙るらしく、伝承の一つ「クアルンゲの牛捕り」のエピソードでは、女神モリガンから告白されるも戦いの真っ最中であったために「恋愛をしている暇はない」「女の手助けは受けない」とにべも無く一蹴。結果彼女から敵の如く付け回され襲撃を受ける羽目に。
もっとも、それらの襲撃を悉く返り討ちにした後手ずからモリガンの傷を手当てしたため、以後ちゃっかり彼女の加護を授かるあたりは色男の面目躍如というべきだろうか。
- …とは言え、TPOを弁えない求愛は御免蒙るらしく、伝承の一つ「クアルンゲの牛捕り」のエピソードでは、女神モリガンから告白されるも戦いの真っ最中であったために「恋愛をしている暇はない」「女の手助けは受けない」とにべも無く一蹴。結果彼女から敵の如く付け回され襲撃を受ける羽目に。
- 伝承で竜や魔物と戦った逸話が豊富にあるからか、ライダーなどの魔物としての属性を持つサーヴァントには有利に闘えると説明されている。
- 宝具の性質上、巨大な図体を誇る怪物や異様なまでタフネスさを誇る相手とは相性が良いとされ、「約束された勝利の剣」に耐えられる程にタフな相手でも仕留められる点から死徒二十七祖を相手にしても圧勝出来るメンバーに数えられている。
- 『hollow』では女性陣を差し置いて着替え最多。アロハ、ギャルソン、Tシャツ、花屋のエプロンと実に多彩。
- 禁戒(ゲッシュ)の中に「犬を食べない」というものがあるが、ホットドッグすらアウトらしい。
無論、ホットドッグに犬の肉など使われておらず、食べたところでゲッシュを破るわけではないのだが……
ちなみに、伝承ではゲッシュである「犬を食べない」と「目下の者から勧められた食事を断らない」の二つの矛盾により受けた呪いが死につながっている。- 後輩であるランサー (第四次)も含めて、ゲッシュによる誓約は死の原因にもなった明確な弱点と言える。サーヴァントとしての彼にどこまで適用されるかは不明だが、冬木の聖杯戦争における早々の真名バレはかなり致命的。完全にマスターの綺礼のせいだが。
- 3DS版プリズマイリヤでは黒化英雄として獣人形態に変身するようになり、本当に犬になってしまった。
- ゲッシュには、カラドボルグに対し、その使い手がアルスターゆかりの者であった場合、一度は破れなければならないというものもある。
これゆえか、TVアニメ版(2006年)でギルガメッシュがランサーに止めを刺す際、カラドボルグを用いる演出がされている。
- バーサーカーの正体であるかの大英雄に匹敵するほど芸達者で、魔術師、狂戦士のクラスでの召喚も十分にありえた。とはいえ、「やはり彼にはランサーが似合っていよう」とは用語辞典での奈須きのこの言。
- 聖杯戦争の開催地が知名度が低い日本だった為に能力が劣化してしまったが、もし知名度が高い欧州が舞台だったのならヘラクレスやアーサー王に並ぶ存在になったとの事。
更に彼の母国アイルランドならパラメーターの上昇と、城、戦車(チャリオット)の宝具に、スキル(不眠の加護)が追加されるという。
舞台がアイルランドならセイバーを凌ぐ力を発揮しただろうが、逆に彼女の母国イングランドで闘えば彼女に譲ると発言されており、国境の境目で闘えばクルクル力関係が逆転する程に知名度補正の影響があると説明されている。- この戦車は伝承によると、灰色のマハ、黒色のセングレンという二匹の名馬が引いている。この宝具を備えるのであれば、「騎乗兵」として現界していた可能性もある。
ただし、この戦車にはレーグという御者がいて、彼がこのチャリオット専任の部下だったらしい。用語辞典等でも「騎乗兵」のクラス適正について触れられたことはない。ランサーが全く戦車を扱えないなどということは考えられないが、どの程度の適正を備えているかは公式の発言がないため不明瞭である。 - ムーンセルにおいては、情報、つまり伝承そのままの力を発揮出来る筈なので、極めて高いステータスになる筈である。が、彼のステータスに関しては、冬木のそれと大差無い。加えて、宝具の追加が無いどころかむしろ減ってしまった。
- この戦車は伝承によると、灰色のマハ、黒色のセングレンという二匹の名馬が引いている。この宝具を備えるのであれば、「騎乗兵」として現界していた可能性もある。
- カーニバル・ファンタズムでほとんどの回に登場している。また、登場してる回では全て死亡する。その際、サウスパークをオマージュしたと思われる「あ、ランサーが死んだ」「この人でなし」というやりとりが半ばお約束となっている。
- 「突き穿つ死翔の槍」は「大神宣言」を超える威力と評されるが、この「大神宣言」はセイバー (Apocrypha・黒)が有するランクA+の宝剣バルムンクの原典でもある最強の魔剣、グラムをただの一撃で粉砕したという伝承もある。「大神宣言」がこの通りの性能だと正直な所、神造兵装等の最上位の宝具との序列関係が滅茶苦茶になる。
- そう評したアーチャーは英霊になった後には記憶はないものの知識は蓄積出来るが、北欧の主神と巡り合う可能性は低いので、生前にギルガメッシュが保有するゲイ・ボルクの原典を見て比較している可能性が極めて高い。いずれにしろ凄まじい威力と性能である。
- ギルガメッシュの蔵の宝物以外では、同一の宝具でもキャスター (EXTRA・青)のように状態によってランクや効力が変動したり、バゼットの「斬り抉る戦神の剣」のように伝承の担い手以外の者が使用している例もある。本来の持ち主であるオーディン以外の人間が同名の宝具を使用した現場を目撃したケースも考えられる。
- アーチャーが言及したのは「威力」についてであって、オーディンの槍は伝承において敵に向けただけで勝利が確定する等の神が持つに相応しい能力を数々取り揃えており、そちらが肝という可能性もある。だが、その場合はわざわざ「威力」を比較する意味が無い(例えば、キャスターの「破戒すべき全ての符」の切れ味のみを比較して、武器としての優劣を語るようなもの)。
- そのしぶとさ、情報収集力の高さから諜報役としては天才的と称された。本人に取っては不満もいいとこだが、言峰の戦略を行うにはうってつけのサーヴァントだった。
- 幸運Eがネタにされるランサーの初代。『EXTRA』では幸運Dとなっている。(「Fate/EXTRA material」では幸運Eと記載されていが、ゲーム内の情報とビジュアルファンブックに記載されているデータとは違うので、間違いなく誤植と思われる)
- 『unlimited codes』のエンディングでは、聖杯を手に入れるも使うことなく消えていく。同作では元々戦うこと自体が目的である事に加え、「バゼットが召喚したサーヴァントが一番であることを証明する」という動機が付け加えられている。
- 同作の「刺し穿つ死棘の槍」は、原作設定と異なり他の超必殺技の2倍の魔力を消費するが、特にガード不能というわけではない。なお、ランサー自体のキャラ性能は最強クラスといわれている。
各マスターごとのステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | 備考 |
言峰 | B | C | A | C | E | B | 軒並みのパラメータ、只しバゼットの時はこれを基準に上昇する可能性はある。( EXでのステータスをみる限りあくまで可能性だが) |
EX凛 | B | A | A | C | D | B | 幸運と耐久の強化は凛がマスターとなったことによるブースト効果。 |
保有スキル:対魔力;B、戦闘続行:A、仕切り直し:C、神性:B、ルーン魔術:B、矢避けの加護:B
EXTRAでは戦闘続行:A→Cとなっている。これは凛がマスターとなったことで耐久が上がったことによる一時的なランクダウン。
話題まとめ
- アイルランドとイギリス
- セイバーとは同じイギリス出身であり仲が良いように見えるが、文化的背景を考えるとかなり剣呑である。
- クーフーリンが所属するアルスター神話はケルト系であり、主な地域は北アイルランドであるが、アイルランドはブリテン島を含めた当時のケルト系住民が後に入ってきたアングロサクソン系に押し込められる形で住人が形成されているため、文化的・人種的背景が大きく異なる。
- また、後にイギリス国教会が成立し、プロテスタントが主流となるまでの過程でカトリック系の住人もアイルランドに入ってきたため、宗教的背景も大きく異なるようになってしまった。
- これに対しセイバーの出典であるアーサー王物語は、ケルトを支配しながらも共存していたローマ系国家ブリテンがサクソン人を撃退する物語である。本来はケルト側に近いウェールズの伝承ではあるが、後にイングランドは支配民族の入れ替わりと融和が繰り返され、伝承もキリスト教や諸々の伝承を取り込みイングランド(現代へと続くアングロサクソン+プロテスタント)へ同化していった。
- ランサーに代表されるケルト系の物語は対イギリスの物語としてアイルランドの文化的支柱になり、中でもクーフーリンは「アイルランド文化の象徴」としての側面まで持つようになる。
- 現代でもこの対立は尾を引いており、北アイルランドでのIRAによる爆弾テロなどがニュースでも知られている。
- 先に挙げたように、民族抗争の側面もあるサッカーの試合などでアイルランドの象徴をイギリス代表呼ばわりしたら、良くてもぶん殴られるし、最悪の場合本当に殺されかねない。
- そういう意味では、「アイルランドの象徴クーフーリンがアングロサクソンの象徴アーサー王に手も足も出ずかませ犬扱い」というFateシリーズは非常に危険ともいえる。