「氷室の天地 Fate/school life」の版間の差分
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:歴史に強い蒔寺楓が考える史上最強の偉人(実在した人物に限る)は、舩坂弘、シモ・ヘイヘ、ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの三人の内の誰かとのこと。いずれも第二次世界大戦時の枢軸国側の軍人であり、文字通り一騎当千の活躍をした「現代の英雄」。 | :歴史に強い蒔寺楓が考える史上最強の偉人(実在した人物に限る)は、舩坂弘、シモ・ヘイヘ、ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの三人の内の誰かとのこと。いずれも第二次世界大戦時の枢軸国側の軍人であり、文字通り一騎当千の活躍をした「現代の英雄」。 | ||
:凛は蒔寺の普段の言動から、発言を鵜呑みにしては不味いと考えたため、最強アーチャー(シモ・ヘイヘ)召喚のフラグを失ったとのこと。あくまで「蒔寺が強い偉人として選んだだけ」であるので、サーヴァントとして召喚された場合本当に最強であるかどうかは未知数(知名度の恩恵や、選出の範囲が実在した人物に限定しているため)。このネタはギャグの一環であることをお忘れなく。また奈須氏は「近代兵器をメインとする者は英霊のカテゴリーには含まれづらいです」とかつて述べているため近代の戦争における偉人である彼らがFate世界で英霊となりうる可能性は乏しいと考えられる。 | :凛は蒔寺の普段の言動から、発言を鵜呑みにしては不味いと考えたため、最強アーチャー(シモ・ヘイヘ)召喚のフラグを失ったとのこと。あくまで「蒔寺が強い偉人として選んだだけ」であるので、サーヴァントとして召喚された場合本当に最強であるかどうかは未知数(知名度の恩恵や、選出の範囲が実在した人物に限定しているため)。このネタはギャグの一環であることをお忘れなく。また奈須氏は「近代兵器をメインとする者は英霊のカテゴリーには含まれづらいです」とかつて述べているため近代の戦争における偉人である彼らがFate世界で英霊となりうる可能性は乏しいと考えられる。 | ||
− | :'''と言うか、舩坂氏はstay | + | :'''と言うか、舩坂氏はstay night発売時点で存命中だったので呼び出せる訳がない'''(まあそれを言うなら実際に遠坂が呼び出した[[アーチャー|英霊]]も[[衛宮士郎|存命中]]ではあったのだが)。 |
※注 以下の逸話の内容は、作品中で言及されているわけではありません。 | ※注 以下の逸話の内容は、作品中で言及されているわけではありません。 |
2014年4月27日 (日) 02:28時点における版
氷室の天地 Fate/school life
- 著者:磨伸映一郎
- 掲載誌:まんが4コマKINGSぱれっと
- 連載期間:Vol.2~連載中
- 単行本:既刊6巻
Fate/stay night本編から9ヶ月前(作品スタート時)の穂群原学園、生徒達の日常を描いた4コマ漫画作品。
本編ではプロローグの端役として登場し、hollowではコミカルに活躍した陸上部三人娘を主役に進められる、聖杯戦争とは全く関係ないFate世界のお話。
「公式」なFateの外伝作品であるものの、Fate本編の主役級キャラが台詞も一切無い脇役だったり単行本のおまけ漫画にしか登場しなかったりするなど、本作の内容とFate本編のストーリーとはあまり関係がない。そのため内容を理解するのにFateの知識は殆ど必要がない。もちろん一応知っていればキャラのバックボーン等を理解できることもあるが、知らなくても何ら不都合はない。
その一方でFateと全く関係ない漫画、アニメ、映画、ゲーム、マニアックな歴史的事実などを元にしたパロディネタが満載となっており、それらの知識を有していた方がより深く理解できるという、本当にこれを「公式」と定義してよいのか意見の分かれる作品である。
ただし、作品自体に対する評価は各巻とも幾度も重版を重ねている点から判断してかなり高く、「Fateの知識が無くても理解できる」という点から、この作品に使用されているネタ元の作品のファンがこの作品を通してFate自体にも興味を抱くようになるという、ある意味においてFateの入門的立ち位置の作品になっている。
登場人物
- 氷室鐘
- 主役。文武両道の完璧超人だが自己主張は少なく、周囲に埋没気味。
- 蒔寺楓
- 準主役。人呼んで「穂群原の黒豹」。トラブルメイカーなボケ役。氷室曰く、「彼氏が出来たら尽くすタイプ」。
- 三枝由紀香
- 準主役。本作の影の番長。ツッコミ役。常識人代表として常に奮闘する。昭和の香り漂う昔懐かしい「おかん」ポジション。自覚は無いが霊が普通に見える。
- 美綴綾子
- クラスメイト。いじられ役。色々と残念美人。趣味はゲーム。格闘ゲームが専門であったが最近は隠れて乙女ゲにハマり気味である。
- 沙条綾香
- クラスメイト。Fate/Prototype主役。
- 遠坂凛
- クラスメイト。本編ヒロインとしては珍しく準レギュラー扱い。基本的にはうっかりキャラ。
- 柳洞一成
- 同級生。色々と対立する仲。だが実は……?
- 間桐慎二
- 同級生。体を張ったボケをする(結果的)。本編登場キャラだが出番は非常に多い。基本的には噛ませ犬。殆ど出オチキャラとしてぶっ飛ばされるためだけに登場する。
- 後藤劾以
- 同級生。体を張ったボケをする(積極的)。何事からも非常に影響を受けやすい性格であり、視聴した対象の映画やアニメのキャラに「なりきり」してしまう。
- 衛宮士郎
- 同級生。番外編以外では台詞が一切存在しない。修学旅行編でモブキャラのように悲鳴を挙げる場面が1コマだけあるのみ。
- 間桐桜
- 後輩。表記は終始『間桐妹』。既に黒化の片鱗を見せている。
- 藤村大河
- 武闘派教師その1。英語教師として蒔寺の補習監督をしたり、英語とは全く関係ない科目の自習授業時に臨時担任をしたりする。
- 葛木宗一郎
- 武闘派教師その2。氷室達のクラス担任。蒔寺の暴走を止めるため容赦なく謎格闘技を喰らわせる。大河に比べると出番は少ない。
- ???
- オリジナルキャラクター。鐘らの同級生で陸上部に所属する円盤投げのホープ。作者の趣味をそのまま具現化したような容姿をしている。なお正式な名前は存在せず、コミックス第6巻の奥付によれば、作者と担当者は打ち合わせの際には「円盤投子(えんばんなげこ)」という仮称を使用している。
本項では『氷室の天地 Fate/school life 番外編 マキジ大作戦』に記載されている仮称を引用。
コミックス第7巻特装版付録のドラマCDにて、正式名称が発表されることがtwitterにて語られている。
- 生徒会長・副生徒会長
- オリジナルキャラクター。一成が生徒会長に就任する前の生徒会トップ達。会長が男(眼鏡)で副会長が女(眼鏡)。
なぜかテキサススタイルのコスプレをしている。その場のノリで会を運営しているため、生徒受けはいいが一成とは反りが合わない様子。退任時の挨拶で婚約発表した。(元々イチャついてはいた模様)。
- 副生徒会長(新)
- 一成が生徒会長に就任する際、同時に選ばれた。姓は「角隅(つのくま)」で下の名前は未公開。外見は「EXTRAの主人公(男)」。よく寝ているが覚醒すると有能であるらしい。ただし通常は半睡眠状態でフラフラ夢遊しているため、周囲からは「ムーンウォーカー」「月見の角隅」と呼ばれている。
- 生徒会役員(新)
- 一成の生徒会長就任後、度々一緒に登場。役職は書記。名前は未公開。外見は「EXTRAの主人公(女)」。なお、『hollow』の時点、一成が三年生の頃には「霧島」という後輩の女生徒が副生徒会長になっている。
この両者が同一人物かどうかは不明。おそらくは同一人物で、選挙で一成が留任した際、副生徒会長だった角隅は引退、書記だった彼女が(本来は一成の代わりに生徒会長となるところを)副生徒会長になったと思われる。
英霊の座
TV番組の撮影という体で英霊たちが寸劇を繰り広げる。主に単行本カバー裏で展開される謎のコーナー。メタ発言が飛び交う魔窟。
- セイバー、ライダー、キャスター
- 女性芸能人。「空腹・眼鏡・人妻の おなじみ英霊様」担当。4巻・5巻カバー裏ではセイバーが謹慎中。6巻ではライダー以外が入れ替わった。
- アサシン
- 「話題のイケメン剣豪」として「おなじみ英霊様」に招かれるが……
- アーチャー、ランサー、ギルガメッシュ
- 局の職員だが、セイバー謹慎中は番組に出演することも。
- バーサーカー
- 局長。このコーナーでは普通に人語を話す。
- セイバー (EXTRA・赤)
- 5巻では大道具(舞台装置)担当として、6巻ではセイバーの代役として登場。
- キャスター (EXTRA・青)
- 6巻でキャスターに代わって登場。
英雄史大戦
学生達の間でブームとなっているオンラインカードアーケードゲーム。元ネタはセガの「三国志大戦」。
プレイヤーは任意で5枚のICカードを選び、自軍を編成。テーブル型読み取り筐体の上に乗せ操作する。敵プレイヤーのカードを殲滅しても勝ちだが、基本的には相手陣地を落城させることが目的。戦闘不能になったカードも、自軍陣地に回収することで回復が可能。
古今東西の英雄や偉人などがカードとなっている。英雄史大戦と銘打ってはいるが、英雄や偉人に限らず政治家、学者、文化人、果ては妖怪など、有名であればなんでも良い様子。
各カードはウォリア(近距離で戦う)、アーチャー(遠距離で戦う)、ライダー(乗り物で戦う)の三クラスに分類され、三すくみの関係になっている(ウォリア>ライダー>アーチャー>ウォリア)。
カードは1~10の数値で『武力』と『防御力』、そして『特殊能力』が設定されている。特殊能力は基本的にそれぞれの逸話に基づいたものだが、「地震学者の能力が『地震を起こす』」など往々にして逸話を極端に拡大解釈した変な能力になっている事もある。
特殊能力を発動させるためには「士気」を消費する必要があり、対戦中に攻撃を行うなどすると徐々に溜まっていく。デッキのカード構成で、同一地域の英雄が複数いる場合は士気の初期値にボーナスが受けられる。このため、個々の能力は強くとも、出身地がバラバラのカード構成にした場合、士気の面で不利になる。
純粋なカードシミュレーションゲームではなく、カードを筐体上で操作するアクションゲームとしての側面もあり、カード同士の接触やカードの位置を利用して有利な判定を得るテクニックも存在する。
その戦いはさながら卓上の聖杯戦争。他のFateシリーズでサーヴァントとして召喚された英雄のカードも登場している。ただし、キャラクターデザインや特殊能力はサーヴァントに似せていたり(メデューサ、玉藻の前)、全くの別物(アーサー王)だったり、とカードによって様々。
スターターパック(構築済みデッキ)は少なくとも三種類あり、中国は古代武将が強く、欧州はバランスよく初心者向け、地中海(ギリシャ神話)は特殊能力が多い玄人向けの模様。500円で販売。
登場カード
- 氷室鐘の使用カード(地中海デッキ→妖怪デッキ)
- オルフェウス(武:3/防:5/特殊能力:『アポローンの竪琴』自軍の攻城の速度と力を倍にする)
- アタランテ(武:2/防:4/特殊能力:『徒歩競争』自軍の移動速度を倍にする)
- カストュール(武:7/防:8/特殊能力:『侵透突破』敵部隊をすり抜け進軍できる)
- ポリデュークス(武:8/防:7/特殊能力:『素手の時代』)
- メーディア(武:5/防:5/特殊能力:『強制停止(アトラス)』敵軍全体を一定時間移動不可にする)
- エウメネス(武:2/防:8/特殊能力:『鳥籠』目標の付近一帯を柵によって封鎖する。ただし移動を制限するのみで、封鎖したカードの特殊能力等は無効化できない)
- メデューサ(武:8/防:4/特殊能力:『石化の魔眼』)
- 玉藻の前(武:7/防:7/特殊能力:『殺生石』周囲の敵を毒状態にする)
- ランダ(武:?/防:?/特殊能力:『物理反射』)
- キキーモラ(武:?/防:?/特殊能力:『労働賛歌』自軍特殊能力の効果時間を2倍にする)
- 見上げ入道(武:3/防:5/特殊能力:『見越し』敵の強化系能力に反応し、その1.5倍の強化を自軍に付与)
- 間桐慎二の使用カード(イギリス(ナイト・オブ・ラウンズ)デッキ)
- ランスロット(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
- ガウェイン(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
- ギャラハッド(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
- アーサー王(武:10/防10/特殊能力:『騎士王の号令(エクスカリバー)』自軍全体の対人攻撃力を3倍にする)
- ジャック・ザ・リッパー(武:?/防:?/特殊能力:『潜伏奇襲』)
「円卓の騎士団」なら「ナイト・オブ・ラウンズ(Knight of Rounds)」ではなく「ナイツ・オブ・ラウンド(Knights of Round)」では? とか言ってはいけない。コードギアスネタである。
- 柳洞一成の使用カード(日本デッキ)
- 佐々木小次郎(武:10/防:7/特殊能力:『つばめ返し』)
- 柳生十兵衛(武:?/防:?/特殊能力:『水月刀』)
- 成田長親(武:?/防:?/特殊能力:『田楽おどり』自軍陣地の城の防御力をアップ。ただし発動までに時間がかかる)
- 忠犬ハチ公(武:?/防:?/特殊能力:『忠義の死』自軍士気一定時間MAX)
- 森宗意軒(武:?/防:?/特殊能力:『魔界転生』自軍戦闘不能カードを強化復活)
- 加藤段蔵(武:?/防:?/特殊能力:『?』敵の足止め能力を無効化)
- 松尾芭蕉(武:?/防:?/特殊能力:『?』自軍全体の移動力強化)
- 吉田松陰(武:?/防:?/特殊能力:『?』自軍全体の通常戦闘力を一定時間強化)
- 美綴綾子の使用カード(アメリカデッキ)
- ビリー・ザ・キッド(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
- ニコラ・テスラ(武:?/防:?/特殊能力:『電磁の王』全体攻撃)
- トム・ソーヤ(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
- アームストロング船長(武:?/防:?/特殊能力:『偉大なる一歩』全体攻撃)
- アル・カポネ(武:?/防:?/特殊能力:『血のバレンタイン』全体攻撃)
- コハッキーの使用カード(科学(ケミカル)万歳!デッキ)
- パラケルスス(武:2/防:7/特殊能力:『?』)
- ラヴォアジェ(武:3/防:3/特殊能力:『?』)
- ノーベル(武:5/防:2/特殊能力:『?』)
- London☆STARの使用カード(完全にバラバラ)
- アレキサンダー(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
- 厳白虎(武:5/防:5/特殊能力:『?』)
- 建築王ラムセス2世(武:5/防:5/特殊能力:『?』)
- ノートン1世(武:?/防:?/特殊能力:『皇帝勅令』何が起きるかわからないランダム効果)
- ナイチンゲール(武:1/防:10/特殊能力:『?』回復と士気向上。ただし、毒・ウィルスの状態異常を起こしているユニット限定。しかも毒・ウィルスの状態異常を回復するわけではない)
- その他のカード
- 孫悟空(武:10/防:10/特殊能力:『如意棒』)
- ハヌマーン(武:10/防:10/特殊能力:『仏敵必滅』)
- 豊臣秀吉(武:10/防:9/特殊能力:『小田原攻め』)
- ワイアット・アープ(武:6/防:5/特殊能力:『牧場の決闘』)
- アルキメデス(武:1/防:1/特殊能力:『憎しみの光』巨大な凹面鏡による太陽光収束攻撃)
- ヘラクレス(武:10/防:10/特殊能力:『?』)
- サラ・ベルナール(武:?/防:?/特殊能力:『至高のメニュー』敵軍の士気MAXを半減、一定時間上昇率を激減)
- 芥川龍之介(武:?/防:?/特殊能力:『ドッペルゲンガー分身』)
- 雪舟((武:?/防:?/特殊能力:『?』描いたネズミを実体化させる)
- ジョン・モンタギュー(武:?/防:?/特殊能力:『?』サンドイッチを作れる)
- アンドリア・モホロビチッチ(武:?/防:?/特殊能力:『不連続面』地震を起こす)
- ロジャー・ベーコン(武:?/防:?/特殊能力:『?』メイドロボを作る?)
- フランツ・カフカ(武:1/防:1/特殊能力:『?』巨大な虫に変身できる)
- ルーデル(武:?/防:?/特殊能力:『?』)
メモ
- TYPE-MOONの監修を受けているため、ここで登場する設定は一応公式のものとなる。だが、作者によれば「非公式なアンソロジー作品で書いたネタが公式にフィードバックされた事があるのに、一応公式なこの作品で登場した設定は公式・非公式(同人誌なども含めて)問わず使用されたことがない(3巻発売時点で)」とのこと。
- パロディの元ネタは非常に広範囲にわたる。恐らく、全ての元ネタを把握できる読者は非常に稀で、また幸福であるだろう。出典を逐一あげていってはきりがないので、一部の参考にとどめる。
- 「キン肉マン」「闘将!!拉麺男」「ジョジョの奇妙な冒険」「北斗の拳」「グラップラー刃牙」「シグルイ」「孤独のグルメ」「ガンダム」「コードギアス」「三国志」「水滸伝」
話題まとめ
- 蒔寺が選んだ最強偉人
- 歴史に強い蒔寺楓が考える史上最強の偉人(実在した人物に限る)は、舩坂弘、シモ・ヘイヘ、ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの三人の内の誰かとのこと。いずれも第二次世界大戦時の枢軸国側の軍人であり、文字通り一騎当千の活躍をした「現代の英雄」。
- 凛は蒔寺の普段の言動から、発言を鵜呑みにしては不味いと考えたため、最強アーチャー(シモ・ヘイヘ)召喚のフラグを失ったとのこと。あくまで「蒔寺が強い偉人として選んだだけ」であるので、サーヴァントとして召喚された場合本当に最強であるかどうかは未知数(知名度の恩恵や、選出の範囲が実在した人物に限定しているため)。このネタはギャグの一環であることをお忘れなく。また奈須氏は「近代兵器をメインとする者は英霊のカテゴリーには含まれづらいです」とかつて述べているため近代の戦争における偉人である彼らがFate世界で英霊となりうる可能性は乏しいと考えられる。
- と言うか、舩坂氏はstay night発売時点で存命中だったので呼び出せる訳がない(まあそれを言うなら実際に遠坂が呼び出した英霊も存命中ではあったのだが)。
※注 以下の逸話の内容は、作品中で言及されているわけではありません。
- 舩坂弘
大日本帝国陸軍の軍人で、最終階級は軍曹。射撃と武道全般に習熟していた。パラオ諸島にあるアンガウル島の戦いで鬼神の如く戦い、その姿から「不死身の分隊長」「生きている英霊」と呼ばれた。
味方部隊が壊滅した後、全身に重傷・致命傷を負いながらも単独で米軍司令部への自爆攻撃を敢行するも失敗し、昏倒して捕虜となる。しかし捕虜となった3日後に瀕死の重傷から蘇生、移送されたペリリュー島収容所から抜け出して1km先の弾薬庫を爆破したという。
戦後は戦没者の慰霊と遺骨収集に尽力し、著書の印税収入は全て赤十字に寄付した。2006年死去。享年85。ちなみに、復員した時に自分の墓が建てられていた事に驚き、その墓標を自ら引っこ抜いたとのこと。更に故郷では一時幽霊だと思われていた。
- シモ・ヘイヘ
冬戦争(フィンランドとソ連の間で行われた戦争)で活躍したフィンランドの狙撃兵。最終階級は少尉。白いカモフラージュスーツを纏っていたので、「白い死神」と呼ばれた。確認戦果505人(未確認も含めると800人以上と言われる)の射殺記録は現在も破られていない。
コッラー河の戦いでは僅か32人の守備兵で4000人ものソ連軍を撃退しており、彼がいた拠点は「殺戮の丘」と呼ばれた。サブマシンガンの扱いにも秀でており、確認戦果だけでも200人を超えている。なお、これらは参戦したわずか100日間での記録であり、しかも開戦当初は記録を取るつもりすらなかったという。
冬戦争後は戦場に出る事なく、元の猟師生活に戻った。2002年死去。享年96。戦後、多くの人命を奪った事に後悔の念はないかとインタビューされた時は「やれと言われた事を、可能な限り実行しただけだ」と述べている。- 冬戦争時点の階級は兵長だったが、その功績を讃えられ異例の五階級特進を果たし少尉となった。
- ハンス・ウルリッヒ・ルーデル
ドイツ空軍に所属していたハイパーエース。最終階級は大佐。史上最も多くの戦車を航空機で破壊した「戦車撃破王」。生涯出撃回数2530回で戦車撃破数519輌(この数は戦車部隊一個軍団を撃滅したのに相当)、航空機9機(通常5機で『エース』と呼ばれる)、戦艦・嚮導駆逐艦・駆逐艦各1隻、装甲列車4両、上陸用舟艇70隻以上、装甲車・トラック800台以上と、人智を超越した公式スコアを記録している。
他にもまた被撃墜回数30回、戦傷回数5回にもかかわらずいずれも生還した「不死身の被撃墜王」でもある。主にJu-87スツーカを愛用していたので「スツーカのルーデル」と呼ばれ、スターリンをして「ソビエト人民最大の敵」と言わしめた。
ドイツ軍最高位の勲章である「黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章」はルーデルの為に創設されたもので、唯一の受章者。
「重傷を負ったのに、すぐ出撃しようとした」「高額の賞金が掛けられていたのでソ連兵に何度も追われたが帰還した」「病院を抜け出して無断出撃する事が多かった」などなど、数多くの逸話が残されている。
戦後はアルゼンチン空軍に対地攻撃の技を伝授する傍ら、片足でありながら南米最高峰のアコンカグアに登頂するなどスポーツ界でも逸話を残した。また、米軍のA-10攻撃機の技術アドバイスも行っている。
1982年死去。享年66。著作でナチスを擁護する記述を行った為、葬儀にはネオナチ関係者が大挙して押しかけた他、西ドイツ空軍機2機が(上官に無断で)追悼飛行を行っている。- ちなみにルーデルが受章した『黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章』は剣と柏葉部分は18金で、しかも50個ものダイヤモンドが散りばめられている非常にゴージャスなものであった。ナチスドイツは世界的な記録を持ったエースを多数擁していたが、ルーデルに続いてこの勲章を授与される者はついに現れなかった。
- ルーデルから対地攻撃を伝授されたアルゼンチン空軍はフォークランド紛争で存分に暴れ回り、イギリス海軍に大打撃を与えている。なお、フォークランド諸島の沖合いでは第1次世界大戦の時にイギリス艦隊とドイツ艦隊との間で海戦が行われた結果ドイツ艦隊が全滅しており、フォークランド紛争はある意味、ドイツが形を変えてイギリス軍に仕返しをしたとも言える。
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